行為に没頭していると、体も心も燃えてしまいそうだ。
体温の低いこいつが、俺の熱を冷ましてくれるかと思ったが、それは逆で高められる。
俺の熱が移ったのか、こいつも燃えるように熱い。熱いくらいの、熱と熱が合わさって、何とも言えない気持ちになる。
どうして、こいつはこんなに心地良いんだろう。
だから、どうにも加減がきかない。
じっとこいつが俺を見る。ああ、それだけで俺はもうとっくに限界を超えている。
今までの癖で、ここで抜けなきゃ行けないと頭で分かっていても、
どうしてもこいつから離れられない。
結局、最後の最後まで、こいつの中に捕らわれる。
そうして、俺が絶頂を迎えた時、極まったのかぽろぽろとまたこいつが泣いた。
たまらず、その身体を抱きしめる。