【空知英秋】銀魂 二百十四訓

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(高杉視点)

その日、部屋に帰ると、どうやら桂が風呂に入っているらしい。

一瞬このままもう少し外にいれば、あいつに会わずに済むとも思ったが、

それも昨日のことをきにしているようでばかばかしいと思い直り、部屋に入った。

いつもその部屋でそうしているように窓枠に半分腰掛けた姿勢で煙管をくゆらせる。



昨日、何で俺ぁあんな事をしたのだろうか。

昔から桂は女のような顔立ちをしていて性格がねちねちしたところや保守的で女のようなところがあったが、

魂のありよう、生き様は男そのものだ。そのため、女を見るような目で見たことなど一度もない。

それなのに。