【空知英秋】銀魂 二百十四訓

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けれど、その顔を見るたび、燃える瞳を見るたびに、

その熱に、焼かれてしまう。燃えて、燃え尽きて、灰になってしまいそう。

いや、それならまだいい。

燃え尽きあぐねたら、燻ったままの火を持たされたら、耐えられない。たまらない。

きっと、いつまでも火種が残る。

どうせ、お前は消してくれない。

勝手に火を付けて、そのまま去っていく。

悔しさと苛立ちで気持ちが高ぶったせいだ、快楽のせいじゃない。きっと俺は泣いている。



吐息とも、呻きともつかぬ言葉を発して、高杉がきつく俺を抱いた。

瞬間、痛いくらいにこいつの存在を感じる。

どうして貴様は、また今日も、・・・繋がったまま。