>>158 「お前はどうなんだ」と腕をぎゅっと掴んで高杉がきいてきた。
「どうって何がだ」
「嫌だったか」
「はあ?なぜそんなことを気にするのだ?俺がどうだったかなんてお前に関係ないだろう」
高杉が腕を放した。なんだというのだ、一体。どうせ貴様の良からぬ計画とやらのただの駒なんだろうが、俺は。
そして、貴様という奴はその駒がどう思おうと、どうなろうと知ったことではないはずだ。何を今更、殊勝な面持ちでそんな事を聞いてくる?何を気にしているというんだ。
「・・・・いいはずないだろうが」貴様がよく分かっているくせに。貴様が気持ち悪いというのなら、こっちはそれ以上にはるかに状況的に気味が悪いわ!!
「・・・だろうな・・・」
「・・・・だが」ひとつ、考えが浮かんだ。
「・・・・」
お前のやることを知ることが先だ。そうでなければ、俺がここにいる意味がないのだから。その為ならば、この身体とてどうなろうと構わない。
だから、必要とあらばあえて乗ってやろうではないか、お前の作戦とやらに。