>>139 「大体そんな理由だとしたら、俺などに手を出さずとも貴様は、昔から女には不自由していないではないか。不思議と女にはもてていたみたいだからな。
貴様のような男の何処が良いのか・・・その危険な感じがうけるのだろうか??俺のような誠実な男の方がよっぽど良いと思うが・・・・」
最後は、我ながらひがみっぽくなってしまったと思った。というか、別に俺だってもてなかったわけではないぞ。
うむ。国を救う大事に色恋などというものにうつつを抜かせなかっただけの話で・・・などと考えていると、奴がつぶやくように吐き捨てた。
「ほんとにな・・・お前は気持ち悪かった」
!!!なんたる暴言!!!!なんて男だ!!言うに事欠いて気持ち悪いとは!!!俺のせりふだ、それは!!!なぜか無性にカチンと来た。
「そうか?その割には随分良さそうな顔をしていたがな!!!」と言ってやった。
「・・・そっちの話じゃねえ」
どっちの話だ!!!全く意味がわからん!!こいつのこういう人を食ったところが、ああ、俺は本当に嫌いなのだと心底思った。
そして、もうこいつと話しても意味がないと思ったのでそうそうにその部屋を出て行こうと思った。ところが・・・・