>>113 7.託したもの
桂のおなかの子供が臨月に入りそうな頃、
坂本が空から振ってきて、「ヅラ??!解毒薬を持ってきたぜよ!」と自慢げに行っていつものアハハ笑いをした。
坂本に、仕方がないので解毒剤をもらい、変わりに、これを鬼兵隊に届けて欲しいと荷物を渡した。そして、そっと坂本の耳元でなにやらささやくと、
それを言付けて欲しいと言った。銀時には聞こえていない。
それを見て、銀時がわざと大声で言った。
「高杉のとこに行くならさ??。いっといてくれねえ?俺、どうやらお前の弟になりましたって」
ぼかっ!とすかさず夫を殴りつけ、「すまんが、よろしく伝えてくれ」と坂本を見送った。