なかなか口ごもる桂に、
「何?覚えていないわけ?それとも、誰だか分からないくらい大勢の男としたわけ?」いらいらしてついキツイ口調になってしまう。
「・・・そんな何人もとなど、するか!!一人としか・・・」ぼそぼそと小声になる。
「で、だからそれは誰よ?」
「・・・鬼兵隊に一ヶ月近くいたのだ。・・・察してくれ」
これ以上は言えないと、貌を紅くしてそっぽを向く桂。女だから妙に可愛いと思えるが、
これが今までのあの桂だったらきっとボコボコにしてやっている。
・・・というか、桂の今の発言に、一人思い当たりすぎる人物が思い出されて、
「・・・・・まじかよ・・・・」
銀時の顔が引きつって、笑ったような顔になった。