>>107 なんとなく事情を察したお妙などが割ってはいってくる。
「まあ銀さん、妊婦さんに乱暴しちゃ行けませんよ。何してるんだ、ゴラア!」
「何で俺えええ???」
「ひどいわ、銀さん、わたしというものがありながらあああああ!!」と狂乱するさっちゃん。
「あの、すまない。誤解しないで欲しい。これは・・・銀時の子ではない・・・こ奴とはすぐ離婚するから許してくれ」
と、彼女らを傷つけまいと必死に(本当のところは言えないため)彼女らをなだめようとした。もともと、銀時を巻き込んだに過ぎない。
彼女らの恋路の邪魔は自分は出来る立場ではないのだ。
ここで、この子供を理由に離婚できたら、銀時にかける迷惑も軽減されるのではと考えていた。
ところが、
「何言ってるんだい。子供には親が必要だろ。誰の子でも、夫婦になると決めたからには、二人で育てていくって言うのが筋ってモンだろ。だいたい、
前の男のこともしらないであれだけ大げさな結婚申し込んでおいて、子供がいました、ハイさようならなんて、責任なさ過ぎるだろ、銀時!!!」
とお登勢が一括。
あまりの剣幕に、一同シーンとなり、銀時はがっくりと肩を落とした。
「花嫁は、幸せにならなくっちゃねえ」最後のお登勢のせりふも、一同を感動させた。