1巻 2巻 3巻
01訓 銀時新八初登場 07訓 お通初ライブ 14訓 春雨・陀絡
02訓 マダオ初登場 08訓 銀時vs近藤 15訓 おてがら真撰組
03訓 神楽初登場 09訓 銀時vs土方 16訓 マダオタクシー
04訓 キャサリン登場 10訓 定春初登場 17訓 花見
05訓 池田屋事件 11訓 綾乃のかんざし 18訓 河童の海老名さん
06訓 池田屋事件 12訓 春雨・陀絡 19訓 お通スキャンダル
だんでらいおん 13訓 春雨・陀絡 20訓 ペットグランプリ
しろくろ 21訓 め組の辰巳
22訓 め組の辰巳
4巻 5巻 6巻
23訓 そよ姫 32訓 ビーチの侍 41訓 クマー
24訓 キャサリン再び 33訓 幽霊騒動 42訓 煉獄関
25訓 ハム子再び 34訓 幽霊騒動 43訓 煉獄関
26訓 宇宙旅行 35訓 弁慶と木刀 44訓 煉獄関
27訓 宇宙旅行 36訓 タカチン奪還 45訓 松平片栗虎
28訓 パンツ泥棒 37訓 タカチン奪還 46訓 ナースのウッチー
29訓 源外テロ祭 38訓 かまっ娘倶楽部 47訓 ゴキブーリ
30訓 源外テロ祭 39訓 かまっ娘倶楽部 48訓 怪しい宗教
31訓 源外テロ祭 40訓 さっちゃん 49訓 怪しい宗教
7巻 8巻 9巻
50訓 記憶喪失 59訓 夜兎編(神楽過去) 68訓 ゴニンジャー(中)
51訓 記憶喪失 60訓 夜兎編(銀時立つ) 69訓 ゴニンジャー(後)
52訓 記憶喪失 61訓 夜兎編(神楽モツちら) 70訓 ギャンブラー
53訓 ジャンプ争奪 62訓 夜兎編(神楽覚醒) 71訓 定春編(前)
54訓 茂吉カッケェェェ 63訓 夜兎編 (神楽の手紙) 72訓 定春編(中)
55訓 幾松 64訓 ヒロインの座争奪戦 73訓 定春編(後)
56訓 エスカルゴじいさん 65訓 殺し屋13 74訓 ドンペリバー
57訓 夜兎編(パピー) 66訓 となりのヘドロ 75訓 銀時vs土方再び
58訓 夜兎編(もう帰れ) 67訓 ゴニンジャー 76訓 缶蹴り遊び
10巻 11巻 12巻
77訓 赤ちゃん騒動1 86訓 電車侍2 95訓 紅桜編7(銀時VS超似蔵)
78訓 赤ちゃん騒動2 87訓 魔破のりこ 96訓 紅桜編8(似蔵・鉄矢あぼん)
79訓 赤ちゃん騒動3 88訓 南ちゃんもどき 97訓 紅桜編9(決着)
80訓 赤ちゃん騒動4 89訓 紅桜編1(カツラはどこへ?) 98訓 あはん真中殿
81訓 せんぷうき 90訓 紅桜編2(銀時VS似蔵) 99訓 クリスマスとにくまん
82訓 肝試し 91訓 紅桜編3(神楽VSまた子) 100訓 鍋レオン
83訓 カブト狩り1 92訓 紅桜編4(新八突入) 101訓 一日局長お通1
84訓 カブト狩り2 93訓 紅桜編5(カツラ復活) 102訓 一日局長お通2
85訓 電車侍1 94訓 紅桜編6(銀時到着) 103訓 雪祭り
13巻 14巻(全編柳生編) 15巻
104訓 母ちゃん1 113訓 皿割り合戦 122訓 柳生編13(決着)
105訓 母ちゃん2 114訓 vs西野 123訓 柳生編14(ゴリラの結婚式)
106訓 母ちゃん3 115訓 土方vs北大路 124訓 全蔵と阿国
107訓 万事屋グラちゃん 116訓 真選組過去 125訓 自動車教習所
108訓 ワイドショー桂 117訓 紙をくれ 126訓 定春の片思い
109訓 団子大会 118訓 トイレ心理戦 127訓 キャバクラ(九ちゃんミニスカ)
110訓 柳生編1(九ちゃん) 119訓 銀vs爺・土方vs九 128訓 キャバクラ(上様登場)
111訓 柳生編2(姉上返せ) 120訓 九ちゃん過去 129訓 ミツバ編1(ミツバ登場)
112訓 柳生編3(柳生100%) 121訓 銀・新vs九・爺 130訓 ミツバ編2(土方vs沖田)
16巻 17巻 18巻
131訓 ミツバ編3(ゴリラパンチ) 140訓 芙蓉編(卵割り機) 149訓 OWee編(ドラクエ)
132訓 ミツバ編4 (辛ェ) 141訓 芙蓉編(くりんちゃん) 150訓 洞くん
133訓 マユゾン編1 142訓 芙蓉編(定春脱糞) 151訓 スペちゃん
134訓 マユゾン編2(辛ェ) 143訓 芙蓉編(たま過去) 152訓 スナイパー亀
135訓 小銭形編1(ハードボイルド登場) 144訓 芙蓉編(醤油) 153訓 マダオバスター
136訓 小銭形編2(家族コンベア) 145訓 芙蓉編(乳こねくり) 154訓 マダオバスター
137訓 小銭形編3(カミュじゃねェ) 146訓 芙蓉編(拾った) 155訓 マダオバスター
138訓 バベルの塔 147訓 OWee編(0時売り) 156訓 ダイエット編
139訓 合コン 148訓 OWee編(ゲーム勝負) 157訓 ダイエット編
19巻 20巻 21巻
158訓 動乱編(伊東登場) 167訓 動乱編(土方VS伊東2) 176訓 竜宮城篇(銀時桂老化)
159訓 動乱編(焼きそばパン) 168訓 動乱編(犬の葬式) 177訓 竜宮城篇(牢屋脱出)
160訓 動乱編(トッシー) 169訓 ギンタマン 178訓 竜宮城篇(スカウター)
161訓 動乱編(万斉登場) 170訓 星海坊主 179訓 竜宮城篇(乙姫過去)
162訓 動乱編(バイク) 171訓 星海坊主 180訓 竜宮城篇(竜宮城浮上)
163訓 動乱編(土方復活) 172訓 神楽と傘 181訓 竜宮城篇(寿老砲発射)
164訓 動乱編(土方VS伊東) 173訓 山崎攘夷潜入 182訓 竜宮城篇(笑顔)
165訓 動乱編(伊東過去) 174訓 竜宮城篇(亀梨盗撮) 183訓 たまさん 再び
166訓 動乱編(銀時VS万斉) 175訓 竜宮城篇(無人島) 184訓 ヤクザと鬱蔵
22巻 23巻 24巻
185訓 ヤクザと鬱蔵 194訓 獄門島 203訓 新八文通
186訓 ヤクザと鬱蔵 195訓 旧万事屋 204訓 新八文通2
187訓 マダオ寿司 196訓 幽霊旅館1 205訓 新八文通3
188訓 タマ菌 197訓 幽霊旅館2 206訓 新八文通4
189訓 ドライバー 198訓 幽霊旅館3 207訓 老人と犬1
190訓 ドライバー 199訓 幽霊旅館4 208訓 老人と犬2
191訓 ドライバー 200訓 幽霊旅館5 209訓 老人と犬3
192訓 ドライバー 201訓 幽霊旅館6 読み切り 13(サーティーン)
193訓 獄門島 202訓 土方禁煙
25巻 26巻 27巻
210訓 吉原炎上編1 219訓 吉原炎上編10 229訓 新+神特訓
211訓 吉原炎上編2 220訓 吉原炎上編11 230訓 マダオ引っ越し
212訓 吉原炎上編3 221訓 吉原炎上編12 231訓 床屋1
213訓 吉原炎上編4 222訓 吉原炎上編13 232訓 床屋2
214訓 吉原炎上編5 223訓 吉原炎上編14 233訓 地愚蔵1
215訓 吉原炎上編6 224訓 吉原炎上編15 234訓 地愚蔵2
216訓 吉原炎上編7 225訓 吉原炎上編16 235訓 地愚蔵3
217訓 吉原炎上編8 226訓 吉原炎上編17 236訓 九誕生日
218訓 吉原炎上編9 227訓 吉原炎上編18 237訓 神楽不眠
28巻 29巻 30巻
238訓 ぐちり屋 247訓 たまクエ 256訓 吉原麻薬編3
239訓 お通FC決定戦1 248訓 たまクエ2 257訓 吉原麻薬編4
240訓 お通FC決定戦2 249訓 たまクエ3 258訓 吉原麻薬編5
241訓 お通FC決定戦3 250訓 たまクエ4 259訓 吉原麻薬編6
242訓 お通FC決定戦4 251訓 たまクエ5 260訓 吉原麻薬編7
243訓 お通FC決定戦5 252訓 屯所で尋問 261訓 吉原麻薬編8
244訓 お通FC決定戦6 253訓 エレベーター 262訓 吉原麻薬編9
245訓 お通FC決定戦7 254訓 吉原麻薬編1 263訓 歯医者1
246訓 インフルエンザ 255訓 吉原麻薬編2 264訓 歯医者2
31巻 32巻 33巻
265訓 人気投票1 274訓 マダオ観察日記 283訓 陰陽師2
266訓 人気投票2 275訓 猫の祟り1 284訓 陰陽師3
267訓 人気投票3 276訓 猫の祟り2 285訓 陰陽師4
268訓 人気投票4 277訓 猫の祟り3 286訓 陰陽師5
269訓 蜂の駆除 278訓 猫の祟り4 .287訓 陰陽師6
270訓 六角事件1 279訓 猫の祟り5 288訓 陰陽師7
271訓 六角事件2 280訓 料理教室 .289訓 陰陽師8
272訓 六角事件3 281訓 ハナクソ 290訓 サンタ決定戦1
273訓 ラジオ体操 282訓 陰陽師1 .291訓 サンタ決定戦2
34巻 35巻 36巻
292訓 サンタ決定戦3 301訓 四天王5 310訓 春雨内部抗争
293訓 あんぱんあんぱんあんぱん 302訓 四天王6 311訓 春雨内部抗争
294訓 年賀状 303訓 四天王7 312訓 洞爺湖再び
295訓 バレンタイン .304訓 四天王8 313訓 野球デート
296訓 キャサリン美化 305訓 四天王9 314訓 猿と九ちゃん1
297訓 四天王1 306訓 四天王10 315訓 猿と九ちゃん2
298訓 四天王2 307訓 四天王11 316訓 お葬式1
299訓 四天王3 308訓 四天王12 317訓 お葬式2
300訓 四天王4 309訓 四天王13 318訓 さっちゃんとメギネ1
37巻 38巻 39巻
319訓 さっちゃんとメギネ2 329訓 松平父娘1 335訓 銭湯2
320訓 さっちゃんとメギネ3 330訓 松平父娘2 336訓 六股不祥事1
321訓 さっちゃんとメギネ4 331訓 パトリオット1 337訓 六股不祥事2
322訓 プール1 332訓 パトリオット2 338訓 六股不祥事3
323訓 プール2 333訓 殴られ屋 339訓 六股不祥事4
324訓 イボ1 334訓 銭湯1 340訓 プリズンブレイクU1
325訓 イボ2 読み切り ばんからさんが通る 341訓 プリズンブレイクU2
326訓 イボ3 342訓 プリズンブレイクU3
327訓 蟹鍋1 343訓 ブルー霊子
328訓 蟹鍋2
5 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/11/24(土) 10:36:59.23 ID:eqfq2b/J0
月詠厨の自爆タソが流したくて仕方ないみたいなんでもう一回貼っときますね^^
11 名無しかわいいよ名無し sage 2012/11/21(水) 18:24:52.31 ID:45GdtgIs0
ああなるほどね
テンション高い特攻信者のレスに似てたから今回もそうかと
はいこれ
ちょっと前のだけど集計期間はほぼ同じ
師匠篇は29と30巻
│270743 (4)│368553│405379│******│455408┃*,592,537 (354)┃2008/12|銀魂 26
│306488 (5)│400945│436477│461162│478105┃*,587,464 (292)┃2009/02|銀魂 27
│229223 (3)│387015│429753│453537│471583┃*,561,582 (234)┃2009/04|銀魂 28
│204432 (3)│343102│384247│412709│432340┃*,511,070 (143)┃2009/07|銀魂 29
│203750 (3)│334682│376356│404750│420119┃*,463,124 (*80)┃2009/09|銀魂 30
│264895 (5)│348232│383700│409151│425154┃*,436,535 (*40)┃2009/11|銀魂 31
│311062 (7)│371522│397590│412226│422411┃*,487,694 (140)┃2010/01|銀魂 32
│191268 (3)│329638│368626│392841│412137┃*,440,078 (*52)┃2010/04|銀魂 33
│223675 (3)│359882│393272│412136│425074┃*,434,836 (*38)┃2010/05|銀魂 34
│280185 (5)│369985│404644│422141│------┃*,422,141 (*26)┃2010/08|銀魂 35
│285607 (7)│351815│380079│398116│------┃*,398,116 (*28)┃2010/10|銀魂 36
14 名無しかわいいよ名無し sage 2012/11/22(木) 09:58:39.93 ID:RMt5L9Pv0
>>1乙
>>11乙
29巻から順調にw落ちてた売り上げが32巻で久しぶりに回復してるのには泣けるわ
月詠が全然出てこない巻なんだよ、これw
15 名無しかわいいよ名無し 2012/11/22(木) 10:06:51.14 ID:N5NiB09X0
32巻のメインて銀桂猫回だしなぁ
そりゃあ銀魂の公式カプつがい編は人気回復するわぁ
これだけで銀魂のヒロインが誰かなんてわかりそうなものだけどなw
16 名無しかわいいよ名無し 2012/11/22(木) 10:08:00.16 ID:d1i+5/cD0
>>15 スッゴク桂さんです
17 名無しかわいいよ名無し 2012/11/22(木) 10:11:02.05 ID:eDlffvVp0
思えばレンホウ編も高アンケだったしレンホウ巻は最近の下降コミック売上の中でもいい感じに売れてたしな
世間が銀さんと桂を公式カプとしてみていて桂さんがガチヒロインNo.1人気な証拠だな
40巻 41巻 42巻
344訓 スキー遭難1 353訓 蓮蓬編1 361訓 ジャンプ持ち込み
345訓 スキー遭難2 354訓 蓮蓬編2 362訓 夜神編1
346訓 スキー遭難3 355訓 蓮蓬編3 363訓 夜神編2
347訓 ラブチョリス1 356訓 蓮蓬編4 364訓 夜神編3
348訓 ラブチョリス2 357訓 蓮蓬編5 365訓 見廻組1
349訓 ラブチョリス3 358訓 蓮蓬編6 366訓 見廻組2
350訓 ラブチョリス4 359訓 蓮蓬編7 367訓 見廻組3
351訓 神楽とメル友1 360訓 蓮蓬編8 368訓 見廻組4
352訓 神楽とメル友2 特別訓 スケダンコラボ 369訓 見廻組5
370訓 見廻組6
43巻 44巻 45巻
371訓 マダオネア 381訓 サタン祭り 390訓 一国傾城編5
372訓 金魂1 382訓 お年玉 391訓 一国傾城編6
373訓 金魂2 383訓 こたつ 392訓 一国傾城編7
374訓 金魂3 384訓 山崎見合い1 393訓 一国傾城編8
375訓 金魂4 385訓 山崎見合い2 394訓 一国傾城編9
376訓 金魂5 386訓 一国傾城編1 395訓 一国傾城編10
377訓 金魂6 387訓 一国傾城編2 396訓 一国傾城編11
378訓 金魂7 388訓 一国傾城編3 397訓 一国傾城編12
379訓 金魂8 389訓 一国傾城編4 398訓 一国傾城編13
380訓 まんたま 399訓 一国傾城編14
46巻 47巻(仮)
400訓 定春家出1 410訓 先生と鯱
401訓 定春家出2 411訓 そよ姫とスイカ
402訓 恒道館復興1 412訓 懺悔1
403訓 恒道館復興2 413訓 懺悔2
404訓 恒道館復興3 414訓 懺悔3(リーダー1)
405訓 恒道館復興4 415訓 懺悔4(リーダー2)
406訓 恒道館復興5 416訓 ポスター
407訓 恒道館復興6 417訓 年号
408訓 恒道館復興7 418訓 さっちゃんの鏡
409訓 恒道館復興8
7 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/11/24(土) 10:38:01.06 ID:160THzji0
糞ツッキー()発狂死
_ /.:゙、 、ヽ i l , / ノ /_`ヽ.___
,ゝ''''7¨ヾ≠ヽ ゙、゛l !,.'/ /ノ=ヘ¨¨'''テ'ヾ.ミ、
ノハノ,'i: i/ ・ \ヾ、j'/〃イ ¨・ ∨ノ.:゙. ヾハ
'´ ト、/ ¨ ∧、゙、;.,、' 、 、・ ∨ ノ!
l、,' ・ i l i ! ・ \、:. ヽ 、\!
.У , l ・|、、l!ヽ _,_,__\、ヾ:. ゙、 ゙、 .ィ
ノ/,' ::::i:!ヾi ′ ′ ヾ、:.ヾ .、ヽ\ /./
ソl!! .:;、::ト-リ-、 ・ ¨ ・ _,ィ'´_,\、:.、゙、:.\ヽ /.:::/
ヾ!: ::l |ゝ弋●>´ '代●゙ ∧:.、゙.`ヽ.ヾ\. /.:::::::/
ヘ::.::l!|| ´¨・¨・ ・ ¨ ・ ┼ ,'メノ!、::.、 ヽ.`ヽ. /.::::::::::/
{:::iLlト、. / 。 。 / 干 /'´ !ハ:、} ヽ /.:::::::::::::/
ヘヾ、ヽ`・ ¨ 、 , ・ ¨ .ナ'′ ノ' リl! )イ::::/.::::: /
\゙、 ヽ. ゜゜゜゜゜゜ ィ′ ,' ! ´!:::>.:、.::::::::/
`ヽ. |> . <.| メ、.::::::::::::、/
| `¨ ! ノ`ヽ/、/'´ ̄ ´
/`ヽ ノ | ./ ィ'ヽ/
/;;;;;;;;;;\-‐´ ヽ.r‐/ メ、/ .)
_,/;;;;;;;;;;;;;;;;;;\ ,.//′ `´ ,/ }
_ノ;;;;;;;`ヽ.;;;;;;;;;;;;;;;;;\ー- 、 , ―.//'′ ' ,イ\
´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\:;;;;;;;;;;;;;;;;;\ /;;;/ ' /;;;;;;;゙、
、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\:;;;;;;;;;;;;;;;;;\ィ';;;;;;;;{ ノ;;;;;;;;;;;;;;;ヽ.
半年以上スタンばってもらった出番は
モンブラン買い出しに追っ払われるギャグ回ぬしもし月詠
11 名無しかわいいよ名無し sage 2012/11/21(水) 18:24:52.31 ID:45GdtgIs0
ああなるほどね
テンション高い特攻信者のレスに似てたから今回もそうかと
はいこれ
ちょっと前のだけど集計期間はほぼ同じ
師匠篇は29と30巻
│270743 (4)│368553│405379│******│455408┃*,592,537 (354)┃2008/12|銀魂 26
│306488 (5)│400945│436477│461162│478105┃*,587,464 (292)┃2009/02|銀魂 27
│229223 (3)│387015│429753│453537│471583┃*,561,582 (234)┃2009/04|銀魂 28
│204432 (3)│343102│384247│412709│432340┃*,511,070 (143)┃2009/07|銀魂 29
│203750 (3)│334682│376356│404750│420119┃*,463,124 (*80)┃2009/09|銀魂 30
│264895 (5)│348232│383700│409151│425154┃*,436,535 (*40)┃2009/11|銀魂 31
│311062 (7)│371522│397590│412226│422411┃*,487,694 (140)┃2010/01|銀魂 32
│191268 (3)│329638│368626│392841│412137┃*,440,078 (*52)┃2010/04|銀魂 33
│223675 (3)│359882│393272│412136│425074┃*,434,836 (*38)┃2010/05|銀魂 34
│280185 (5)│369985│404644│422141│------┃*,422,141 (*26)┃2010/08|銀魂 35
│285607 (7)│351815│380079│398116│------┃*,398,116 (*28)┃2010/10|銀魂 36
14 名無しかわいいよ名無し sage 2012/11/22(木) 09:58:39.93 ID:RMt5L9Pv0
>>1乙
>>11乙
29巻から順調にw落ちてた売り上げが32巻で久しぶりに回復してるのには泣けるわ
月詠が全然出てこない巻なんだよ、これw
15 名無しかわいいよ名無し 2012/11/22(木) 10:06:51.14 ID:N5NiB09X0
32巻のメインて銀桂猫回だしなぁ
そりゃあ銀魂の公式カプつがい編は人気回復するわぁ
これだけで銀魂のヒロインが誰かなんてわかりそうなものだけどなw
16 名無しかわいいよ名無し 2012/11/22(木) 10:08:00.16 ID:d1i+5/cD0
>>15 スッゴク桂さんです
17 名無しかわいいよ名無し 2012/11/22(木) 10:11:02.05 ID:eDlffvVp0
思えばレンホウ編も高アンケだったしレンホウ巻は最近の下降コミック売上の中でもいい感じに売れてたしな
世間が銀さんと桂を公式カプとしてみていて桂さんがガチヒロインNo.1人気な証拠だな
>>1乙
前スレ
>>993 そもそも金時の子どもって妊娠できるのか?
精子的な意味で
>>13 出来ないかも
じゃあ桂のお腹の子の父親はやっぱり銀さんで確定だな
>>14 桂さんは淫乱で男がいっぱいいるからわからん
高杉とか土方とかの可能性もある
16 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/11/24(土) 13:26:41.05 ID:9+HhOdFX0
週刊少年ジャンプ52号は11月22日に発売されました。情弱の皆さんは現実を見ましょうね。
クサナギって天人じゃなかったらとんでもない妖刀にしか見えない
今週面白かったが
もうひとりのエクスカリバー星人絡んでくるんだろうか
これはシリアス長編の予感
ていうか誰だあれはもう一つの剣もってるやつ
SMOPネタはやばい、マジやばい。年末年始に酒飲み過ぎてまた全裸事件起こしたりしたらさらにやばい。
>>19 229 名無しさんの次レスにご期待下さい sage 2012/11/21(水) 23:43:03.30 ID:7vlD6TmV0
シリアスだな
デコにキズがある男は三羽の一匹で朧の仲間と予想
次週信女と桂辺りが出てくる
天人に一服盛られて女になってしまった桂。
解毒剤を快援隊に頼んでいるが、数ヶ月かかると言われてしまった。党に戻ることも出来ず、
身の置き場のない桂は、万事屋にお世話になることに。
名前を、“和田月子”と名乗ることにした。
桂の正体を知らないお登勢の好意で、スナックお登勢で働くことになり、万事屋の家計をやりくりしたりと、平和に暮らしていた。
そんなある日、スナックにお忍びできた将軍から縁談をもちかけられる。
その数日後、鬼兵隊によって拉致監禁されてしまう。
鬼兵隊は桂を、高杉の企てる計画のひとつの駒と考えていた。
その計画を察した桂は、それを阻止しするため、高杉に説得を試みるが、討論の末、高杉と体を重ねることになってしまう。
その後、銀時が、快援隊のはからいで鬼兵隊から桂を連れ戻すことに成功。
鬼兵隊も計画を断念した。
万事屋に戻ってきた桂は、皆の反対を押し切って将軍家へ嫁ぐことを決意。
嫁入り行列の日、銀時は桂に大々的にプロポーズをする。それは桂を救うための演技だったが、将軍の承諾を得たため、
後戻りすることも出来ず、そのまま結婚することに。
銀時と桂の祝言の日。
桂の妊娠が発覚。高杉との子であることが分かる。
形だけの結婚をしてすぐ離婚するという銀時の計画は崩壊。
銀時は一人納得できないまま、夫婦生活を続けることになった。
しかし、形だけの夫婦だったはずが、二人は何時しか惹かれあい、本当の夫婦になっていく。
そして、桂と高杉の子が生まれ・・・。
桂は、快援隊から入手した解毒剤で男に戻ろうとしたのだが・・・。
26 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/11/26(月) 15:57:23.86 ID:eJ1bCnSJO
流動生物ってクライヴみたいだな
空知は最近レベルEにはまってんの?
1.万事屋への依頼者
万事屋に、客が来た。
扉を開けた新八は、固まってしまう。すごい美人だった。「あ、あの・・・」と見ほれて言葉が出ない。
なかなか戻ってこない新八を気にして銀時が来た。「なに???お客さん?」とだらしなくやってきた男も珍しく驚いた顔をした。
後ろから神楽がやってきて「どうしたアル?・・・すごい美人アル!」
「依頼に来たのだが、あがっても良いだろうか?」
当の本人は、なんとも凛とした声で言った。まるで武士のようなしゃべり方だ。
お茶くみは本来新八の十八番であるが、このときばかりはなぜか銀時が入れた。「ささ。ど??ぞ!粗茶ですが!」
この男が緊張しているなんて珍しい。
「何処かで見たような顔アル。女優か何かアルか?」
そのとき、すかさず言った美女の言葉に、一瞬にして空気が凍り付いた。
「女優じゃない!桂だ!」
なんとも、不思議な話もあるものだ。
天人の雌化薬とやらを盛られて、どうも雌化・・・女になってしまったらしい。
種の保存のため、絶滅危惧種に本来使われる薬だそうで、雄が増えるよりも雌が増えた方が繁殖しやすいことからそれを目的として使われている。
どうやら子供を産むとやがて元に戻ると言うが、そんなこともしていられない。
そんな馬鹿な・・・と銀時たちは思いながらも、今の桂を目の当たりにしては否定できない。
当の本人は、もう状況把握を嫌というほどしているのだろう、落ち着いていた。
「なんとかしてほしいのだ。できたら、1ヶ月以内くらいに」
「無理だろ??・・・つーかホントにヅラ?ホントに女?」ちょっと見せてよ、と言って桂の胸元に手をかけようとしたとき、
懐かしいアッパーカットが飛んできた。
「ぐはあっ!!」同時に、
「ヅラじゃない!桂だ」とすかさず返す、その話っぷりは桂そのものだ。
29 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/11/26(月) 16:01:23.25 ID:oTmuxee10
「ったたたた・・・」
あごを押さえて、引きつったような笑いを浮かべる銀時に、新八が確信する。
「どうやらホントみたいですね、銀さん」
「う??ん、どうすっかなあ。何とかって言われてもねえ。坂本に聞いてみれば?詳しそうじゃん」
「とっくに聞いた。調べてはくれるそうだが、・・・時間がかかると言われた。あいつも忙しい身のようだからな」
「ま??ね」
「お前は・・・幕府の犬と親しいだろう。阿奴らの手を借りるのはしゃくだが仕方ない。なにかきき出してみてくれんか」
「真撰組に聞けってかあ?めんどくせ??な??!」全くやる気を見せない万事屋主人。しかし、
「金は払うぞ!」その言葉に、
「引き受けました!」万事屋の三人が、一致団結して、声をそろえて立ち上がった。
クサナギメンバーはタチってことですね。
刀だけに。
2.将軍の申し出
ということで、真撰組に探りを入れたが全く分からない。
そうこうしているうちに日にちだけがたち、2週間過ぎた。何とも奇妙な光景だった。
「行く当てがない。党に戻るわけにもいかんし、(しばらく留守にすると言ってある)かといって泊まり歩く金もない。泊めてくれんか」
最初こそ銀時は渋っていたものの、桂は朝が早く、意外にも家事が得意だった。
朝起きたら、キッチンから良いにおいがしていて、泊めてもらう変わりに、と、食事の支度や洗濯をしてくれていた。
「そういや、こいつ、あんときも何か料理当番だったよな・・・」と、過去を懐かしく思いつつ、まるでお母さんのような桂を見ていた。
いそいそと食事の準備をする妙齢の美女。しゃべらなければ、桂じゃないと思えば、何とも様になっている。
銀時は、これで二人っきりだったら、まるで夫婦みたい・・・と甘い考えが浮かぶのを振り払い、いやいや、でもこれ電波野郎だから!と思う。
だが、不思議なことに、悪い気はしなかった。
神楽も、「楽で良いアル??ずっといて良いよ、ヅラ」と言ってごきげんに受け入れていた。
しかし、万事屋ののんきさとは裏腹に、桂は焦っていた。なにより、これ以上かかるようなら金もいる。稼がねば・・・
「銀時、何か分かったのか?」
「ん??、まだなんも」
「・・・はあ・・・」
と、下の階の大家が家賃を取りに来た。
キッチンにいる、美しい女をみて、あからさまに驚く。そう言えば伝えていなかった。
「いつのまに嫁さんもらったんだい?」と心底驚いた様子のお登勢に、
「気色悪いこと言うな」と銀時はうんざりしたような顔をした。
言えないけど、これ、ヅラだから。テロリストで、天然で、電波な男だから!
だが、何を思ったか、桂は突然お登勢に
「下のスナックのオーナーさんですよね?俺を働かせてもらえないだろうか」と頼みだした。
「おいおいおい!何言い出すの!!」と、銀時は驚いたが、すかさず、お登勢が
「あんた、甲斐性ないにも程があるよ!嫁さん働かせてどういうつもりだい!」と、煙草片手にすごい剣幕で詰め寄る。
それを、間に割ってはいるように、
「いや、俺は嫁じゃない。依頼人だ。依頼料を作るためにも、働かせてもらえると助かる」 と、桂が言った。
「ああ、そういうこと・・・そうだねえ。ちょっと人手が足りないから、お願いしようかねえ」
気の良いお登勢は快諾してくれた。
その日の夜から桂はスナックお登勢で働くこととなった。
「ヅラ??、夕飯ちゃんと作ってから働きにいくあるよ??」
神楽が、そんな心配だけをしていた。
桂がスナックお登勢で働きだして、上手く生活バランスが出来てきた。
朝方、帰ってきた桂は朝食を作り、みんなが食べた後、寝る。
今まではソファーで寝ていたのだが、銀時が起きた後なので気兼ねなく布団で眠れて存外よかった。
なぜソファーで寝起きしていたかというと、最初、「寝室に予備の布団があるのだから貸せ」と桂が言うのに対し、
銀時がどうしても嫌だと言ってきか無かったからだ。
それで、仕方なくソファーで寝ていた。まあ、戦時中のことを思えば、何処ででも寝ることなど出来るのだが、布団で寝れるに越したことはない。
この生活の方が、万事屋にやっかいになる以上、桂には合っていると思えた。
銀時は、銀時で、「お前はあくまでおまけなんだからソファーで十分」と言っておきながらも、一緒の部屋で寝るのを拒んだのには本当は大きな理由があった。
どうにも、桂と思っていても、女である。変な気分になってしまいそうだったのだ。
いや、いやそれはない!
・・・と、頭で否定できても、身体が否定できるかは別だ。これ以上ややこしいことになりたくなかったので、
目だけがあって形が変わるのって寄生獣を参考にしてるのかと思った。
尻に寄生したし。
>>35続き
(そして、自分は布団で寝たかったので) 女性であるにもかかわらず、桂を追い出した。(というか、男だ、あいつは。)
そんな生活が続いていくうちに、事件が起きた。
スナックお登勢に、なんと将軍が来たのである。
例の、おっさんが“しょうちゃん、場末のスナックも知っておいた方が良いよ”と連れ出したのである。
というのも口実で、実は最近有名になったお登勢の新人がものすごい美人とのウワサを聞きつけて、どうしてもおっさんが見に来たかったのである。
実際、桂を目にして「すげ??????きれいだなあ????ね??ちゃん、こっちこいやあ」と声をかけたが、
桂はものすごく嫌そうに「ねーちゃんではない、か・・・月子だ」と、源氏名を告げて素っ気ない。
月子というのは、とっさに桂がお登勢に言った名だが、それをそのまま源氏名として採用している。
驚くことに、一番月子に釘付けになっているのは、かくゆう将軍であった。無口で無表情のいつもの調子とは違って、今日はほおを赤らめ、熱い目をしている。
お登勢は、こりゃまずいねえ。と内心思った。
にらみ返す月子の目もまた熱い。だが、その熱さは将軍とは違う。憎しみ、怒り、悲哀、色々なものが混ざったような目だ。
「お登勢殿・・・すまぬが、今日は気分が悪い。早退しても良いだろうか」
将軍が来たときから、月子に何処か影のような、剣呑な雰囲気を感じていたお登勢には、騒ぎを起こさないためにも、了解することが最善に思えた。
「ああ、いいよ。ゆっくりやすんどいで」
だが、月子が去ろうとしたとき、将軍がたまりかねて手を掴んだ。
「本当の名前だけでも、聞かせてもらえないだろうか」
その瞬間、あろうことか、将軍の左ほほがゆれた。パン!と高い音がした。
「触るな!無礼な」
その瞬間、さすがの松平のおっさんも、外にいた真撰組も飛んできた。
「おい、ね??????ちゃん、なにしてくれてんの????」
「月子!」さすがの、お登勢も焦る。
月子は土方に取り押さえられた。
「離せ、芋侍!」
しかし、女の力では、それをふりほどくことは出来ない。
「ああ?上様叩いておいて、俺たちまで侮辱たあ、ちっと気が強いだけじゃあ、すまねえぜ」
鬼の副長の目がぎらり、と光った。まるで、抜きたての刀のようだ。
だが、桂もひるまない。きっと、将軍をにらみ据えた。
「俺は、貴様が嫌いだ。国を守ろうとした侍を見捨てた輩だ!そんなものに名乗る名など無い!貴様は・・・」
「・・・!!」
店のすぐ外でも、真撰組の隊士たちのどよめきが起こる。
「おいねーさん」低い声で桂の腕を掴んでいた副長が言う。
「言い過ぎやしねえか?あんたまるで言うことが攘夷志士だ。ちょっと屯所まで来てもらおうか。こりゃ重罪だぜ」
桂を外に連れ出そうと、その腕を引っ張った。
「はなせ、芋侍の分際で!」と、桂が声を張り上げたとたん、
「待った待った??、この人、俺の依頼人なんだ。ちょっと頭がおかしくてね。勘弁してやってくれないか?」
騒ぎを聞きつけて、あわてて飛んできた様子の銀時が割って入ってきた。
てめえの出る幕じゃねえよ、と、副長がまさに鬼のようにすごんだが、それにのらりくらりと言いくるめようとする銀時。いつもの小競り合いが始まった。
「いいから、つれてけや??」松平の声がした。そのとたん、震える手で左ほほを押さえていた当の将軍が、動いた。凛とした、いつもの声で言う。
「はなしてあげなさい。たたかれたのは、突然触れてしまった私が悪いのだ。・・・すまなかった」
と、なんと将軍が月子に深々と頭を下げたのだった。
「う、上様!!」真撰組がどよめく。
「貴方の言う、侍を見捨てた件、先代の将軍、父の所行だとしても、私も実は心を痛めている。償うためには、
この平和を守ることしか私には出来ないが、きっと、それをしてくつもりだ。」
将軍の目は、真剣だ。そして、真摯に桂を見据えていた。
その顔には、本当に確固たる、決意がみなぎっている。
桂と、将軍の視線は絡んだまま。他の誰もが、それを見て、何も言えない。二人が、言葉を発さず、目で語り合っているような気がしたからだった。
にらむように、将軍を見続けていた月子の身体から力が抜けた。銀時も、事の成り行きを悟り、嫌に冷めた目で将軍を見た。心中は、複雑だ。
「・・・」その場に、沈黙が流れる。土方は、ついに掴んでいた腕を舌打ちと共に離した。
そのとき、桂の顔が歪んだ。それから、かくん、と、俯いた。うつむいて表情は見えないが、ぽたりと月子の足下にしずくが垂れた。
「月子殿」・・・将軍が、何か言おうとしたが、それをあえて、銀時は遮った。
「すいませ??ん、こいつちょっと具合悪いみたいなんで・・・」と、そのまま抱えるようにして万事屋へ桂を連れ帰った。
「大事に、してください」と、将軍の声が聞こえる。
「しっかり管理しとけや、万事屋」土方の声もした。
スナックお登勢では、お開きにならず、飲み直しになったらしい。
日付が変わる頃まで、下はうるさかった。
そんなことがあって、スナックお登勢にはしばらく行かないのかと思っていたら、翌日からまた働いているから、さすがに女になっても
桂は桂だと銀時は感心したような納得したような気持ちだった。
それでも、気落ちしている桂を見かねて、何となくその日は柄にもなく紅い簪を買った。まあ、スーパーで安売りしていたし?
あいつはうざい長髪を緩く縛っただけで家事をしている。料理の時にでも、髪の毛でも入れられないように用心のために。
帰って、簪を渡せば、驚くほどとろりとした笑顔で「ありがとう」と桂が言った。
そのとき、胸の奥がグサッと痛んだ。・・・なんだ?銀さん病気にでもなっちゃった??
そういや、桂になんかやるって、すごい久しぶりかもしれないと思う。あんまり男同士でプレゼントなんてしないからだ。
それから、桂はそれが気に入ったのか、常にその紅い簪で髪を結っている。不思議としっくり合っていて、なんか色っぽいというか、
女前(男前みたいなもん)があがっているようだ。・・・可愛い、と、思えないこともない。黙っていれば。
今回の話アニメまんたまに触発されたんかねえ
銀さん切れ痔になったんかの
>>44 実はポケットに刺さってるだけなんだなあ
懺悔回と一緒だからヒロイン桂さんでてくるね
銀さんの鞘の
>>43続き
それから、ややあって下のスナックに顔を出してみたら、うれしそうな将軍と、やんわりと微笑む月子の姿があった。
なんとそれから、将軍が三日と明けず(暇なのか??!!)来ていると言うこと。おかげで常連さんに申し訳ないわ・・・と苦い顔をするお登勢。
それはそうだ。貸切料金を払っているとは言え、将軍がいる席では一般の客を入れることが出来ない。儲かるけれど、常連を大事にするお登勢は複雑だ。
(だが、キャサリンだけは、「モウカリマ??ス」と、黒い笑いを浮かべて上機嫌だった。)
だが、もっと複雑なのは、将軍のお目当てが月子にあることだった。
それはもう見え見えで、自分達しかいない席で月子を独り占めしている。話している内容はくだらないとおもうが、何を話しても、将軍は嬉しそうなのだ。
また、密かに贈り物ももらっている。だが、あまりに高価な物のため、桂がいちいち断っているようだ。
(もらっておいて、売ればいいのに・・・などとも思ってしまうが。)
最近は慣れた物で、松平が店の中、外には数人の真撰組隊士がいるだけになっている。戦車のような物で武装することはもう無かった。
まあ、この道通りは、元々そんな広くもないし。物々しい武装では、逆にここに重要人物が居ますと言っているような物なので、無いに越したことはない。
たまたまその日。
銀時がスナックお登勢に立ち寄ったら、またしても将軍来店だった。
「銀時、今日は貸切だよ」と、お登勢に言われたが、
一回目の時に顔見知りになっていたせいか、
「かまわぬ。のんでいてくれ」と、快い将軍のお言葉をもらった。
苦笑いしながらも、「ありがとうございま??す」と、銀時がカウンターに付く。
ちら、と、将軍の席を見ると、微笑みながら酌をする桂の姿。頭には、自分のやった赤い簪。奇麗に結い上げている項は白く、色っぽさを感じる。
おいおい、なんでそんなうれしそうなんだ・・?と、疑問に思うのと同時に、なんだか面白くない。まあ、あいつ黙ってりゃただの美人だしな・・・。
将軍と何の話をしているかと思ったら、酒の席だというのにこの国の未来やら、天人の横暴を許さないようにする制度のことなど、なんだかな??と言う話をしている。
それで、嬉しそうな顔してんのか。あいつも、革命だのなんだの、好きだねえ??。ああ、でも、これはこれで平和な攘夷の一環と言うことか。などと、妙に納得した。
そして、その日の営業、お開き・・・って感じになった頃、
将軍が、「手を握っても良いだろうか?」と、ひどくまじめな顔で月子に聞いた。通常、お触り禁止だ。スナックだし。
でも、このときの将軍の顔が酷く真剣だったからか、今までのやり取りで好意を持っていたのか、不思議そうな顔をしながらも、月子はうなずいた。
すると、将軍は両手でその手を握り、その手を自分の胸に当てた。そして、頬を赤らめ、嬉しそうな顔をした後、また、ひどくまじめな目をして、言った。
「私の御台所になってもらえないだろうか?大奥へあがってほしい」 と・・・・
「は・・・」
その場にいた、一同、皆凍り付いた。
さて、その場ではてんぱった月子が、どうにも無理だと言っていたが、
将軍もさすがはというか、がんとして「返事は待つので考えてくれ」と言って聞かなかった。
そのため、返事は保留にされてしまったのだ。
そこから、桂はさすがに焦りを見せ始めた。「だから、早く貴様が元に戻す方法を見つけないから!!!」とどなり始めた。
「なんで??もういいんじゃね??の。将軍の子供を産めば直るんだし、玉の輿だし、一石二鳥じゃん」などと軽くあしらえば、
さらに怒り狂って「そんなこと、できるわけなかろう!!」ああああ??????と絶叫、悶絶。
そんな桂を横目に、どうしたもんか・・・と銀時もまじめに考えていた。
後から考えれば、危険な奴がいたのを俺は忘れていた。と、銀時は後悔することになる。
抜き身の刀ぶっ刺さっても「痛い」くらいですむとか銀さんの肛門どんだけ丈夫なんだよw
“草薙が全裸で徘徊”もすげぇ笑った
相変わらず全方向に喧嘩売ってるなあw
最近空知調子いいんじゃないか?
52 :
昼間ライト点灯虫マニャデチ性欲性知識欠落アスペ同性愛シャロシ池沼番長2.7重ハンデ:2012/11/26(月) 21:43:46.51 ID:HUUjkU5P0
扉絵出てくるの遅すぎなのはなぜ
>>50 流体金属なんだし変形してんだろ。アームストロング砲とかに。
>>50 ポケットに刺さってるんだろ
銀さんの臭いチンコは桂のマンコに刺さってるが
>>49 続き
3.獣たちと過ごす日々
将軍からの使いに、「もう少しまて」だのと何度か桂が伝えたころ、買い物に一人で行ったときにふいに後ろから声をかけられた。
気づかなかったのは、常に将軍のことに費え考えていたことと、女の身体になって、感覚が鈍ってしまったからかもしれない。
ふと、振り向くと、ヘッドフォンをした男がいた。放つ気がただものではない。そうとうの手練れのようだ。
「もし、そこの美しいお方。拙者と遊びませんか」
そう話すやいなや、・・・身構えるより早く、いきなり桂のみぞおちにパンチを食らわせた。桂の記憶はそこでとぎれた。
目を覚ませたとき、そこは見慣れぬ和室だった。
「気が付きましたか?手荒なことをして住みませんね、月子さん」表情のない声がかかる。それは、武市だった。
「はあん。こいつっすか、将軍のごひいきってのは。まあ、キレイだけど、私の方が若いっす!」偉く高飛車な態度でいう、この女は、来島・・・
ということは、ということは・・・桂の脳裏に、嫌な影がよぎった。
「随分、べっぴんになったモンだなあ、ヅラァ」
フーと煙を吐きながら言った、その言葉の主は・・・ 「高杉!」
しかも、自分の本性まで知っている。恐るべき諜報能力。
「ヅラじゃない・・・和田 月子だ」
「へえ・・・そういや、お前、旧姓は和田だったか・・・なるほど、昔に戻ったと言うことか」クク・・・といやな笑いを浮かべた。
鬼兵隊の計画はこうだ。
将軍の婚約者(?)を幕府は血眼になって探すだろう。
鬼兵隊は、月子を盾に身代金を要求する。そして、将軍自らに取引に来させ、将軍もろとも消してしまおうということだ。
もちろん、桂は犠牲になるだろうが、そんなことは高杉の知ったことではない。
大事な人質である、三食昼寝付き、何の不自由もない暮らしを桂は堪能していた。
というのも、高杉は桂に、「男だけでなく、女の姿でも追われる身とは根っからの犯罪者じゃねえか。」と皮肉った上で、
「ここなら、幕府も追っては来ない。将軍のほとぼりが冷めるまでいていいぜ」と申し出をした。
とってつけたような高杉の物言いに、桂は「何を考えている?」と怪しんだが、高杉はいつものいやな嗤いを浮かべながら、
「ただ、将軍の恋路の邪魔をしたいのさ」 と言った。
何処まで本気か分からないし、次にあったら斬ろうと思っていた相手だが、このままこいつらが何か企んでいるのであればそれを探って阻止することも、
今の自分にできる精一杯のつとめの気がした。
将軍の命を狙っていることも、その為に自分を駒にしようとしていることも容易に想像が付いたからだ。
ここで騒ぐのは得策ではない。様子をうかがうのが先決だと思えた。
それに、あれだけの別れ方をした割にひょうひょうとした態度の高杉に、昔の高杉の鱗片を見た気がして、
(そして、刀もないので)斬るのは後回しにして、その申し出を受けることにしたのである。
来てすぐのことだが、風呂に入りたい・・・と言った桂に、来島が女湯を案内した。鬼兵隊は結構な人数で、女性も僅かながらいた。
しかし!もともと男であった桂はどうにも女湯になんて入れない!どうしても男湯にはいると言って、男湯で脱ぎかけたとき、大騒ぎになった。
万斎があわてて止めに入って連れ戻したが、男湯にはいると聞き入れない桂に高杉の私室の風呂を貸りるよう進めた。
おどろくほどあっさりと、高杉は「いいぜ」といって風呂を貸した。
洞爺湖主人の血を欲してるって随分黒くなったんだな
必殺技覚えないのがいけないんかな
>>62 ヅラたんがカラダで慰めてないのがいけないんじゃないかな
>>61続き
こうして、一日に一度だけだが、通り抜ける程度に高杉の私室に桂は出入りした。
そのとき、高杉がいることもあるし、いないこともある。しかし、いつも桂のことなど気にしてはいない。
高杉の私室には僅かな人間しか入ることを許されておらず、来島ももちろんなくて、いつもいいっすね??とうらやましがった。
それを聞いて月子は(来島は桂だと知らない)「そうか?なんの変哲もない部屋だが、そんなに見たいのなら今度写真捕ってきてやろうか」
などと、とぼけたことをまじめに言うものだから、来島のツボに入ってしまった。
それ以来、来島はなにかと月子について回っている。
月子が、料理をしているのを見つけては、来島は料理を習ったりした。
まるで、そうしていると普通のお嬢さんのようで、月子はこのまま血なまぐさいことを辞めたらいいと言ったのだが、
来島は「あの人のためにしか生きれないっす」と言って寂しそうに笑った。
「来島殿は、きっといい奥さんになれるぞ」といった時には、うれしそうに笑ってくれたのに・・・。
高杉、お前には大切にするべき仲間がいるじゃないか。その隻眼でちゃんと見ろ。
桂というのは、噂通り、礼節を重んじ、義理堅く、非常にまじめな性格なのだと万斎は思いしることになる。
世話になりっぱなしでいるわけにはいかないと、率先して鬼兵隊の食事を作ったり、洗濯をしたりと家事をこなす。
作る料理がどれもまたお袋の味・・・といったような質素なもので、しかし、手間のかかる煮込み料理などを作るところが育ちを伺わせる。
紅い簪でくるりと結い上げた黒髪、小さな輪郭に整った顔立ち。長いまつげ。船員達に手料理を配りながらにこりとほほえめば、大抵の男は虜になろう。
それも、自身を利用し、犠牲にしようと企んでいるもの達に向けているのだ。
天然とは聞いていたが、こんな警戒心もなくてよくあんな戦場を生き抜いてきたものだと万斎は感心する。
せめて、あの顔で、とろりとほほえむのは辞めて欲しい。
何か間違いがあっても困るし、志気に影響が出そうなので、月子には配膳を辞めてもらい、食事も鬼兵隊の主要メンバーと一緒に取ることにしてもらった。
来島はとても喜んだ。まあ、食卓に花が加わるのは悪いことではない。武市も心なしかうれしそうである。
まさか、女とは言え、桂とこうして食事を共にするなど・・・予想だにしなかったことだ。本音を言えばかなり複雑である。
まあ、一番複雑なのは、はっきりと袂を分かった当の二人だろうが。どちらも表情からはその心情はうかがい知れなかった。
4.混乱と決断
時折、風呂を借りたときに高杉がいても、別段話をすることはしなかったが、この日は少々事情が違った。
風呂に入る前は、いなかった部屋の主が、あがってみると戻ってきていて、桂が机に置いておいた簪をもてあそんでいた。
何の気なしにしたことかもしれないが、なんとなく嫌な気分になり、「勝手に触るな」と言った。
高杉は、「てめえにしちゃあ、趣味が良い」などと言って手放そうとしない。
「もらい物だからな。くれた奴の趣味が良かったんだろう」と言えば、さもつまらなそうに手荒に机上に置く。
「将軍は、てめえのどこがよかったんだろうなァ」などと言いながら、桂の方に近寄ってくる。
不思議な話だが、この船に来てから、まともに高杉を見たのは、このときが初めてだったような気がする。
いつも、桂にあっても素っ気なく、余りこちらを見ようとしなかったからだ。だから、今まで、話すきっかけもつかめず、話すこともなかった。
もしかして、今がチャンスではないか。と、桂は思った。
そして、説得してみても良いかなと思った。
だが、それは、後から考えれば間違いだったにちがいない。
67 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/11/26(月) 21:59:53.15 ID:g864Xgil0
>>66 将軍が替わっているのだから今の幕府にケンカを売るのは筋違いだの、お前のしようとしていることは先生は望んでいないだのとつらつら言葉を並べたが、
高杉は全く応えない。聞いているのかいないのか。
しかし、無言なのは苛立っていたからのようで、今の将軍は存外いい人だった・・・と言ったところで、高杉の怒りは頂点に達したようだ。
突然、「てめえは何にも分かっちゃいねえ!」といってつかみかかってきた。
が、はだけた桂の着物からのぞいた素肌を見て、一瞬とまどうような表情を見せた。
そこで、その隙を逃さず桂が顔面にパンチを食らわせたところで、高杉の中の何かが切れた。
翌日、起きてきた高杉の顔を見て、万斎は大げさに驚いた。
「晋助、どうしたでござる、その顔は・・・」
「ちょっところんでなァ」
顔には青あざがあり、腫れている。短い袖からのぞく腕には幾本のひっかき傷があった。ただごとではないと思ってはみても、口に出せない。
「月子殿とケンカでも?」じろりと高杉が万斎をにらんだとき、
来島が駆け込んできた。
「万斎!月子さんみかけなかった?いつもこの時間には朝食の準備で食堂にいるはず何だけど、いないっす!
寝室にも行ったけどいなくて・・・あつっ!晋助様、ど??????したんですか?その顔!誰にやられたっすか!!!
刺客がいるっすか??!晋助様を襲撃するなんて絶対許さないっす!」
「・・・きんきんとうるせぇな。転んだだけだ。どうもねえ」不機嫌にそう高杉が応えた。
そこへ、いつものメンバーが揃ったところで、いつものメンバーの欠けていた一人が現れた。「済まない、寝坊してしまってな・・・」
と、偉くこぎれいな月子がやってきたのだ。だが、違和感があるのは、いつも結い上げている髪が下ろされて、後ろで結ばれているところか。
男の時の桂を思わせる髪型だ。とたん、「大丈夫っすか??寝室にいなかったみたいっすけど?」のぞき込むように来島が駆け寄る。
やんわり曖昧な笑みで「嫌な夢を見て寝汗を掻いたので風呂を借りていたのだ。心配させて済まない」と月子が軽くお辞儀をした。
そのとき、あっと来島が声を上げた。首筋にぎりぎり紅い出血斑がみえた。
「虫に刺されたっすか?この時期、もうでるんすね。かゆいっすか?薬あるっすよ」
その言葉に、月子ははっとして首に手をやり、
「ああ、そういえば悪い虫に刺されたようだ。痛くも痒くもないがな」と笑った。
納得したのか、来島は話を変えた。晋助様が大変なんっすよ??と青タンのある高杉を示す。「転んだっていうんですけどね」と。
月子は、高杉の方をちらりと見た程度で、「おおかた、奴の部屋にも虫がでて、格闘して転んだんじゃないか」とさらりと言った。
その日の朝食ほど、重苦しい雰囲気だったことはない。高杉の苛立ちが半端ではないからだ。ひしひしとその不機嫌なオーラを感じた万斎は、
はてどうしたものか、とかんがえていた。これは、思っているより早く桂を売った方が良いのではないかと。
万斎の不安は、杞憂に終わらずその日の昼過ぎに確信に替わった。
桂が水菓子を作ったのだ。来島と。
そして、それは吉田松陰から教えてもらったものだという。
「高杉はあまり甘いものを食べないが、これだけは好きでな」と、来島に教えた。
来島は、自分の知らない高杉の話を聞きたくて仕方ないようだ。
「今日、元気なかったから、これで晋助様に元気を出してもらうっす!」と大はりきり。
そこへ、本人登場。高杉の前へ、自慢げに来島が水菓子を差し出した。「これ、月子さんと作ったっす!」どうぞ、と。
その瞬間のこんな表情の高杉を見たのは、おそらく、この場にいた桂以外全員はじめてだったろう。
懐かしそうな、寂しそうな、うれしそうな顔をした。
「お前、好きだったろう」と月子が言うと、「甘いものはすきじゃねえ」と素っ気なく応える。そのわりに、じっとその菓子を見つめているから、なんだか可愛い。
気をよくしたのか、月子が得意げにしゃべり出す。
「銀時の家にやっかいになったときも作ったんだ。うまいと言って・・・」と桂が言い終える前に高杉が、ドン!!と、机に水菓子をたたきつけた。
そして、そのまま無言で去っていってしまった。
ぽかんとするのは、みんな一緒だ。
万斎は、そのあと、ゆっくりと邂逅する。
あの反応、白夜叉の名前が出たタイミング。あれではまるで・・・(嫉妬ではないか?)
その日の夕方、西日がまぶしい時に、一仕事終えた高杉がデッキにたたずんでいる。
万斎は、たまたま通りかかったのだが、はて?と、違和感を感じた。
高杉がいる場所は、船の先端近くの端。手すりを越えれば空、と言うところにいる。
これは、いつも煙管をふかして悠々としている高杉の定位置だ。だが、おかしいのは、煙管を持っていない。かわりに、なにやら紅い・・・簪を持っている。
“あれは確か・・・月子殿の?”その表情は、ちらりと横顔しか見えなかったが、なんとも、つらそうな、切なそうな表情に見えた。
時折、手すりの向こうへ簪をかざしてみては、また手元へ戻す。そんなことを繰り返している。ただ、もてあそんでいるようにも見えるし、
捨てようかどうするか、悩んでいるようにも見えた。どちらにしても、その悲壮感あふれる光景は、万斎に見ては行けないものを見てしまったような気にさせた。
それから、二人の間に溝が深まるかと思っていたが、これまた意外なことに、そうではなかった。高杉にその後傷は出来なかったが、
月子が高杉の私室に泊まることが多くなっていたのだ。昔話に花を咲かせているのか、はたまた・・・
月子が来て、三週間が経ち、江戸はついに幕府が一人の女のために懸賞金をかけて捜索を開始した。もちろん、月子には伝えていない。
そろそろ頃合いかと万斎は高杉に話を持ちかけた。そして、どうしても気になった事も確認したかった。
「予定の変更もあるのでござろうか」
「万斎。もし、将軍がめとった女がすでに孕んでいたとしてよぉ・・・知らずに、幕府がその子を時期将軍にしたとしたら、面白いとおもわねえか?」
「・・・それが狙いでござるか」恐ろしい男だ、と万斎は思う。
「だが、それじゃあ、この世界をぶっ壊すことにはならねえよ。俺はそんなに気が長い方じゃねえ」
あえて確信を言わない話し方はこの男特有のものだ。もし、高杉の言った面白いこと、が、事実であったとしても、この男の望む形ではないだろう。
むしろ、桂のとく、体制を替えるだの、中から替えていくだのの方法に近い。ここ数日の、二人の関係が双方納得の上だったと仮定すると妙に現実味がある話だ。
同時に、幼なじみでかつての仲間であった関係を飛び越えてまで手に入れようとするものの為に動く、攘夷志士の奇妙な絆にぞっとする。
「折を見て、将軍に使いを出すが、今はまだその時期じゃねえ」クク・・・と高杉が低く嗤った。
今日は、何かの記念日だとかで、鬼兵隊の主要メンバーで宴会が行われた。万斎と高杉で三味線を弾く。そうしたら、月子が踊ると言い出した。
「てめえが踊りたあ・・・どうしたい?えらくあか抜けたじゃねえか」などど馬鹿にする口調なわりに楽しそうな高杉。
「事情合って、西郷殿に教えて頂いたのでな。」と、センスを片手に舞出す。元々が美人なだけに、立ち姿も舞姿も見事だ。みな、見ほれた。
万斎さえも。消すのは惜しい存在でござる・・・などと思ってしまった。
まるで、花のようだ。
すこしして、高杉が、歌を替えた。
突然、調子を変えた。
そして、詠んだ歌は・・・「あだしのの、たとえこの身は くちるとも・・・」
「とどめおかまし大和魂・・・」
月子の手から、ぽろりと扇子が落ちた。
その様子さえ、美しかった。
そして、くるりと高杉を振り返ったときの顔は、一生忘れることが出来ない。
悲しげで、寂しげで、儚い笑顔・・・
美しすぎて、この世の者とは、思えなかった。
交わし合う二人の無言の視線の中に、一度は切れたであろう絆が見えた気がした。
>>62 カップラーメンの重しにされる日々に耐えられなかったんだろ
かわいそうに…
>>53 その形態でカタカタ震えるとかまるっきりアレじゃねーか!w
>>74 なんで銀時腐はそんなに連投に必死なの
ああこの公式小説を流したいのかあ
>>75 銀さんの臭いチンコ
クサナギはただの紙
刺さってるのは銀さんのポケット
ID:ebC+AG+30必死過ぎてフくwwwwww
>>73 呼ばざる客が来たのは、この翌日のことだ。
「ヅラいる???」
ご丁寧に、配達の海援隊の船でやってきた白夜叉。帯刀していないことを大げさにアピールしながら、のんきそうにやってきた。
考え抜いたあげく、自分を積み荷として、鬼兵隊に届けて欲しいと坂本に交渉したのだ。
血眼になって探している幕府のところへ、数日前鬼兵隊に月子がいる旨の報告が入った。
真選組を始め、幕府軍はいきり立ち、総出で鬼兵隊を捜す動きを強めていたのだ。親友?の沖田達から聞いた情報だった。
桂が万事屋にもどらず消えてから手がかりが何もなかったことから、早くも高杉に目を付けていた銀時であったが、確信がなかったのと、
相手が何処にいるか全くつかめない状況であるのとで動けずにいた。また、面倒なことになると言う覚悟も必要だった。何とか坂本に連絡を付けて、
ようやくたどり着いたのが、この鬼兵隊のデッキである。
「迎えに来ました??。うちの依頼人なんでね」
「帰るかどうかは、月子殿が決めることでござる。・・・もっとも、白夜叉殿がどんなに衣ツバメの巣を持ってきたところで、かぐや姫が帰るところはひとつであろうが」
いつも死んだような目をしている銀髪の男の、その目が鋭い光を帯びたのを万斎は見逃さなかった。
高杉は、私室で桂に言った。
「お前が決めろ」
「銀時のところへ戻るかどうかか?・・・ずいぶんと世話になってしまったし、お前にもみんなにもこれ以上迷惑をかけるわけにいかんしな・・・」
「そうじゃねえ。将軍をお前が殺るかどうか、決めろ」
「な・・・」
高杉は、桂に短刀を見せた。
「大和魂、まだあんのか」
「高杉・・・」
「将軍のとこへ嫁げば、その無防備な首に一番近くなる。お前もそれが望みだったはずだ」
「それが俺を抱いた理由か・・・」僅かに、桂の目に陰りが見えた。
「お前なら、大丈夫だ。どんな男でも夢中になるさ。俺が保証するぜ。一番無防備なときに側にいるんだ、確実にしとめられる」
桂は、勢いよく首を横に振った。
「だが、あの人は・・・先生を弾劾した将軍とはちがうのだ」瞬間、
「関係ねえ!!!」ぴしゃりと言った。
「いいか、ヅラァ・・・将軍の血は将軍の血よ。血統をつぶさなきゃならねえ」
「高杉・・・」
「できないってんなら・・・」俯いた高杉の表情は読めない。だが、狂気を感じる。
「・・・預かろう」
桂は、おとなしくその短刀を高杉の手から奪った。
「そのかわり、お前はもう江戸に近づくな。守れるか?」
「・・・てめえが成功した暁にはな」
後は、お互い無言だった。それは、暗黙の了解を得るようにも思えたし、お互いの本心をはかり合うかのようでもあった。
銀時と、高杉が会うことはなかった。
桂だけがその後姿を見せ、いなくなったときと同じ出で立ち、同じくはにかむような笑顔で銀時を迎えた。
結い上げた髪には、あのときの紅い簪が着いている。無事な姿を確認して、ほっとする。見送りに、来島が来ていたが、寂しそうに月子を見ていた。
桂が「来島殿、色々世話になった」とお辞儀すると、何か言いかけたが、「・・・この方が良かったのかもしれないっす・・・」と、銀時と月子にだけ聞こえるような声で言った。
銀時が、「じゃましたなあ」と言って、桂とともに去っていった。
尻の割れ目にポケットがあるパンツか…斬新なデザインだなw
つか銀さんが自分で「誰の肛門が鞘だ!」って言ってるんだけど
違法にアップロードされたバレしか見てないから知らないんだろうな
時々ツボに入る
今週笑った
そろそろ銀魂も終盤に入って来たかな
あと真撰組編のシリアスが1つくらい出てきてギャグが少し続いたら戦争始まるでぇ〜
ちなみに月詠編はもうありません
ナンパシーンがシュールすぎて何度見ても吹くw
>>82 ふつうに知ってるが
ポケットに刺さってるのを隠してるだけなんだなあ
そして銀さんの鞘は桂だという台詞もあるんだなあ銀時腐お顔真っ赤www
ID:ebC+AG+30は銀時腐で違法にアップロードされたバレしか見てないから知らないんだろうな
ID:ebC+AG+30銀時腐自演に必死()
>>84 糞月詠はもう出番ないからな
もうまえらもないぞ
あとは銀桂攘夷戦争篇のみ
>>85 銀さんが桂という鞘を求めているシーン
つーかうまい棒=桂さん
>>81 5.幸せな花嫁
さて、殺気立っていた江戸の街は一転、お祝いムード一色である。
桂が万事屋に戻ったところで、真撰組にもそのことがしれたためだ。
鬼兵隊の捜索は緩くなり、変わりに桂が将軍家へ嫁ぐための準備に大忙しとなったのである。
帰ってきた桂は一転して、結婚を承諾した。
銀時には釈然としないところが多かったが、まあ、コレで悩みの種も消えてめでたしめでたしなのかという気持ちもあった。
誰よりも、さっちゃんがなぜがこれを祝賀していた。(その話をしていたときも、突然天井からやってきて、「そうよ、それがいいわよ!」と大絶賛したのであった。)
新八と神楽はどことなく不満そうな顔で、
「それでいいんですか、銀さん」
などと言うのだが、お尋ね者より良いでしょうがと銀時が軽く返すので、それ以上何も言わなかった。
たが、その実、銀時の心情は複雑だった。
別に、ヅラがどうなろうと、俺の知った事じゃない。あいつがやりたいようにやり、生きたいように生きれば良いだけだ。
俺たちは、元々昔からそうやって生きてきたじゃないか。それは、男であっても、女になった今も替わらない。
ただ、そうやって生きてきた中で、たまたま交わるところがあったと言うだけの話だ。これから先、交わることがないとしても、それはそれで仕方のないことだ。
だが・・・なんだろう、この釈然としない思いは。
あいつがまっすぐ生きていくことに、俺は立ち入ることはしたくない。あいつが曲がったときに俺が叩き斬るだけだ。そう言う関係だ、俺たちは。
なのに・・・何でこんなにもやもやするんだろう。
嫁入り前夜、なんだかよくわからないが、そう言うものだと思ったのか、桂は万事屋の面々の前で三つ指ついて深々と礼をした。そして、
「長らくお世話になりました・・・」と言った。
「おおおおおい!ヅラ君、気持ち悪いよ!やめてやめて!お父さんじゃないからね、俺たちは」
「ヅラ、ふつつか者だったけど、将軍によろしくしてもらうヨロシ。あ、そよちゃんにあったらこの酢昆布渡して欲しいアル!後、手紙も!」
「桂さん、本当に良いんですか?」新八だけは、最後まで確認している。
「いいんだ。もう、きめたことだ。きっと逃れられないだろうし、これはこれで・・・ひとつの生きる道だ」
その夜、珍しく銀時が一緒の部屋で寝て良いからと、ソファーじゃなく自分の寝室に二組の布団を引いた。
「最後に、ずいぶんと優しいんだな」
「お前、本当は何企んでるんだ?」
「何も企んでなどいないさ」
ふう、とため息をついて銀時が正面から桂を見据える。
「お前、嘘つくとき、鼻の穴広がる癖があるぞ」
「まじでか!?」って、鼻を押さえてしまったという顔をする桂。
「・・・鬼兵隊に迎えに行ったとき、偉くお前は馴染んでいたな。あの高杉相手に、つかまって、逃げようとせずにいたのも、考え合ってのことなんだろ」
「今の将軍は・・・茂茂どのは、誠実でいい方だ。この国の未来を、あの方なら本当にいい方向へ導いて下さるやもしれぬ。
だが、高杉は、そんなことは関係ないと言った。その血筋に責任を取らせると。説得できればよいかとも思ったが、あやつ相手には無理な話だ。
そうそう、人の考えなどは変わるわけもない。」
「そりゃそうだ。人の考えなんかかわらねえよ。特に、頭の固いお前らはな。・・・なのにどうだ、おまえは。もどって来るなり結婚にあっさり承諾。
一体、あいつのところで何があったんだよ。」
お前の考えを変えるほどの、なにがあったんだ。
銀時がこういう目をしたときは、言い逃れできないことを桂は知っている。
ある種の確信の元で聞いてきているからだ。
ジャニに喧嘩売るのはさすがにヤバいんじゃね?しかもSMAPw
>>95 もうSMAPなんてジジイじゃん
by 銀桂ファン
>>94 「女になれば、考えも変わる・・・ということか。お前も、一度女になって見ろ。世界が替わるぞ。物事の見え方が替わってくる。新しい発見の連続だ。
そう言う意味では、この経験も悪くはなかったかもしれぬ。もちろん、戻れるのであれば今すぐにでももどりたいが」
「答えになってねえだろ」
「そうか?」
「俺は、高杉と何があったかって聞いてるんだよ」
「しつこいな、貴様は・・・何もなかったと言っているのに。さては嫉妬か?男の嫉妬は見苦しいぞ」
「嫉妬じゃねえええええ!!!気持ち悪いこと言うな!!!!」ぽかっと桂の頭を殴った。しかし、以前に比べるとその威力はすこぶる弱い。
「ともかく、もう遅い。輪は回り始めたのだ。止めることなどできぬよ。・・・もっとも、結婚などと考えたことはなかったが・・・
というか、自分が嫁ぐ立場でなんて全く考えたことはなかったが」
「当たり前だああアアア!」
「こんな俺をもらいたいだなどと、あの方も奇特な方だとおもわんか」フフと、桂はさもおかしそうに笑った。その顔を見るのは、ああ、久しぶりだと思った。美しいとも。
「なぁ、銀時。俺たちは俺たちだ。それ以上でも以下でもない。昔も今もだ。替わらぬ関係があるのではないか。たとえ、もう二度と会えないとしてもだ」
大奥の御台所なんてたいそうな地位、ちょっとやそっとでは外に出ることはかなわない。
一度入ったら、ツレが死ぬまで(将軍が死ぬまで)、いや、死んだ後だってそうそうでれないだろう。
「いやいやいやちょっとまって。お前さ、子供産んだら男にもどっちゃうんじゃなかったっけ??何でずっと大奥ですみたいな事言ってンの??」
「う??ん。そうだな、まあ、今のはもののたとえだ。子供がいつ出来るか分からないし、もし出来なかったら一生このままか・・・。
いや、俺は男にもどらねばならないし、もどったらまた攘夷活動をするだけだ。和田月子がこの世からいなくなるだけだな」
「よく考えたらさ、・・・それってマジやばくね????もし、子供が出来ても、お前、置いてくの?それともつれて?どっちにしても両親いない子になっちゃうよ!
っつーか、将軍の子連れて行ったらお前ただの誘拐犯だからね!男にもどった暁には、切腹なんてモンじゃないよ、コレ」
「・・・血など関係ない。生みの親より育ての親がしっかりしていれば、子は育つ。それはお前がよく知っているじゃないか」
「そうだけど・・・って、おいいいいいい!!!そういう問題じゃない!お前、ダメだわ。全然ダメ!男として、女としてか?無責任すぎる!!
そして、なにより将ちゃんがかわいそうすぎる!!!」
といったところで、いきなりふすまが飛んできた。
「うっさいある!!!ねろ!!!!」
神楽がつり上がった目をしてふすまごとけっ飛ばしてきたのだった。
まあ、銀時の言うことには一理あるが、もとより、目的は違うところにあるわけで・・・なんとか桂は銀時をなだめて、落ち着かせようとした。
「も??銀さんはしりません。」銀時の最後のせりふはそれだった。
その日は、いきなりの、歌舞伎町からの嫁入り行列。
見物人も、警備員もすごかった。
見送りに銀時の姿はない。朝桂が起きたときからいなかった。
そんなものだろうな。と、昨日のケンカを思い出す。
そして、そっとみんなに笑顔で手を振ってからかごに乗った。
屋根の上で、その様子を見ながら、銀時は考えていた。
・・・あいつは、分かってるはずだ。
この結末がどういうものになるか。あいつは、子供を見捨てられるような薄情な奴じゃない。孤児だった俺のことさえ、あいつが一番気にしていたのだ。今でも。
なぜ、あいつがあっさりと結婚を受けたのか。
なぜ、あいつはこっそり腰に懐刀を差していたのか。
答えはひとつじゃねえの?
>>95 大丈夫かどうかはともかく、アニメになったらカグヤ消しでハッキリ言うんだろうなw
>>101 もうこの頃にはアニメ打ち切られてるんじゃねw
>>100 俺は、どうしたらいい?
お前を止めればいいのか?
それとも、知ってて見ぬふりをすればいい?
・ ・・・
あ??もう!
「がらじゃねえんだよ・・・」がりがりと頭を掻いた。
俺はお前の考えなんか知らない。
俺は俺のやりたいようにやるだけだ。
華やかな花嫁行列。きっと高杉も見ていることだろう。
行列が、大通りに出たところ。
人混みの中をかき分けて、籠に走り寄る銀髪の男がいた。
大声で、叫んだ。
「ヅラ??????!!!!やっぱ、俺のところに来い!!!」
なんとも、大胆なプロポーズ?であった。
「お前がいないと生きていけない??????!!!おれと結婚の約束したじゃないかあああ??????!!!」
取り押さえられながらも、一歩も引かない。
なんなのだ、一体。どういう設定になっているのだ。と、考えを巡らす桂。
「好き合っているのに、俺たちの愛は、権力にまけるのか?」
くそ恥ずかしいことを大声で言うな。
「お前がいれば俺はそれだけで良いんだアアア!!!」
そういうことか・・・
まったく。
どいつもこいつも肝腎なところは変わらない。
俺だって、
変われなかったよ。
高杉。
ようやく、その声に反応して籠から顔をのぞかせた桂は笑って言った。
「私も、貴方を愛しています!!!貴方となら、何処へでも!!!」
大げさな、茶番だった。
正式に、桂と銀時は将軍にごめんなさいと謝罪をした。
あろうことか、将軍は、「好きな方がいたから、迷っていたのですね。正直に打ち明けて下されば良かったのに・・・」と笑顔で祝福してくれた。
それどころか、それはそれは金の刃履きと留め具のある立派な刀を持ってきて、「これは私が元服した折り、先代から頂いたものです。
これをふるうことは今後ありますまい。その誓いとして、貴方に祝いを兼ねて贈ります。もし、誓いが破られるようなことあらば、
この剣で私を斬るのも良し、金策に困ったら売って下さっても構いません」と付け加えて。
なんとできた人だろうと、桂は感服した。
それを聞いていた銀時は、最後の“売って金にする”という言葉に思いをはせていた。
そうした事情合って、何週間か経った頃、万事屋で結婚式が開かれることになった。(というのも、そうしなければ納得されなかったためだ)
まあ、形式上の結婚式であったが、万事屋に何人かがお祝いに来てくれた。
事情を知らない万事屋以外の面々は、(特にさっちゃんの攻撃はすごかった)非常に驚いていたが。
なんやかんやとにぎやかな祝いの席で、桂が突然、気分を悪くしてトイレに立った。
それを見たお登勢がすかさず
「おやまあ、銀時、あんたって人は、結婚前になにやってんだい」
と言ったので、「はあ?何言ってンだ、ババ・・・」と言いかけて、
突然その言葉の真意に思い当たったところがあったのか銀時は、青ざめてトイレに駆け込んだ。
案の定、うずくまった桂は吐いていた。・・・・・・・
「ヅラく??ん、ヅラ君・・・どういうこと?」
「あ・・・すまない。どうやら何かにあたったらしくて・・・」
「いやいや、みんな同じもの食べてるからね、コレ。っつーか、昨日もその前も同じモン食べてるからね!!!!」
「そうか・・・?」
とぼけたような桂の肩を掴み、ゆする。
「ていうか、なんだそりゃ??????!!!!てめえ、結婚式当日に誰の子を身ごもってるの???!!ひどくない??!!
コレって何、成田離婚じゃなくて結婚式離婚かああああ!!!!」
ドカーッ 蹴り倒された銀時。
「うるさいアル!」
今週の銀魂読んだ
刀にそれを収める鞘を長年探してるって
これまんままんたまだろw
>>108 うまい棒の袋でいいということは
その鞘とは桂さんのことなのだよ
>>107 なんとなく事情を察したお妙などが割ってはいってくる。
「まあ銀さん、妊婦さんに乱暴しちゃ行けませんよ。何してるんだ、ゴラア!」
「何で俺えええ???」
「ひどいわ、銀さん、わたしというものがありながらあああああ!!」と狂乱するさっちゃん。
「あの、すまない。誤解しないで欲しい。これは・・・銀時の子ではない・・・こ奴とはすぐ離婚するから許してくれ」
と、彼女らを傷つけまいと必死に(本当のところは言えないため)彼女らをなだめようとした。もともと、銀時を巻き込んだに過ぎない。
彼女らの恋路の邪魔は自分は出来る立場ではないのだ。
ここで、この子供を理由に離婚できたら、銀時にかける迷惑も軽減されるのではと考えていた。
ところが、
「何言ってるんだい。子供には親が必要だろ。誰の子でも、夫婦になると決めたからには、二人で育てていくって言うのが筋ってモンだろ。だいたい、
前の男のこともしらないであれだけ大げさな結婚申し込んでおいて、子供がいました、ハイさようならなんて、責任なさ過ぎるだろ、銀時!!!」
とお登勢が一括。
あまりの剣幕に、一同シーンとなり、銀時はがっくりと肩を落とした。
「花嫁は、幸せにならなくっちゃねえ」最後のお登勢のせりふも、一同を感動させた。
6.この道の行方
二人きりになったとき、銀時がぽつりと、力無く言った。
「これで、俺はお前と当分離れられねえよ・・・分かれたら、俺、最低男のレッテル張られちまうもの。はは・・・」
「す、すまない・・・」
「でも、これで結局子供産んで、おまえが男にもどったときに俺は捨てられた亭主を演じればいい訳ね。バツイチな訳ね。マダオな訳ね。
どっちにしても、マイナスイメージじゃん!!!俺!!!!どうすりゃいいの!ちょっと、責任とってもらうからなアアア!!」
「すまない・・・」
このときばかりは、神妙な面持ちで頭を下げる桂に、もうしょうがないかとため息をついた。
元はと言えば、こうなることと分かっていながらも、桂と将軍の結婚を阻止した自分の責任でもある。
「しかし、こんな尻軽女だと分かってたら、俺は絶対嫁にもらってやン無かったね!
ていうか、将軍とこ行くの助けてやっただけだし??関係ないけどね・・・で、相手誰??」
知らずに問いつめてしまうのは仕方がない。
なかなか口ごもる桂に、
「何?覚えていないわけ?それとも、誰だか分からないくらい大勢の男としたわけ?」いらいらしてついキツイ口調になってしまう。
「・・・そんな何人もとなど、するか!!一人としか・・・」ぼそぼそと小声になる。
「で、だからそれは誰よ?」
「・・・鬼兵隊に一ヶ月近くいたのだ。・・・察してくれ」
これ以上は言えないと、貌を紅くしてそっぽを向く桂。女だから妙に可愛いと思えるが、
これが今までのあの桂だったらきっとボコボコにしてやっている。
・・・というか、桂の今の発言に、一人思い当たりすぎる人物が思い出されて、
「・・・・・まじかよ・・・・」
銀時の顔が引きつって、笑ったような顔になった。
・・・そして、沈黙が始まった。
その夜、初夜だからと、気を遣って?神楽がお妙の道場に泊まりに行った事も手伝って、ことさら静かに万事屋の夜は更けていった。
なんとも、夫婦になった割に、最初と同じ暮らしが始まって、
まあ、これはコレで良いかもしんないと思いつつ、
子供産んだら、桂ってお父さんなのかお母さんなのか、はたまた、本当の父はどうするんだろうかなどと色々考えては悶々とする銀時だった。
・・・ああ、生まれてくる子が、どうか桂に似ていますように。もし、あいつに似て獣みたいな目の子供だったら、俺は愛せる自信がないです。
しかしまたシリアスライバルキャラ増やすのか
最近はゴリラ、さっちゃん、マダオ、ツッキー、九ちゃんとか準レギュの出番あんまり無いからちょくちょく出してくれ
真選組は久しぶりに来週みんな出そうだけど
>>114 ツッキー()()()
ハイキューのキャラですか
負け豚ツッキー腐はすっこんでろ
来週出るのはヒロイン桂さんですし
>>113 7.託したもの
桂のおなかの子供が臨月に入りそうな頃、
坂本が空から振ってきて、「ヅラ??!解毒薬を持ってきたぜよ!」と自慢げに行っていつものアハハ笑いをした。
坂本に、仕方がないので解毒剤をもらい、変わりに、これを鬼兵隊に届けて欲しいと荷物を渡した。そして、そっと坂本の耳元でなにやらささやくと、
それを言付けて欲しいと言った。銀時には聞こえていない。
それを見て、銀時がわざと大声で言った。
「高杉のとこに行くならさ??。いっといてくれねえ?俺、どうやらお前の弟になりましたって」
ぼかっ!とすかさず夫を殴りつけ、「すまんが、よろしく伝えてくれ」と坂本を見送った。
鬼兵隊は、坂本からの積み荷を受け取っていた。
「ほいから、どうしても、総督に手渡したいもんがあるんじゃあ。どうにか来てもらえんかのう」
との坂本の懇願に、相変わらず煙管片手に高杉がやってきた。万斎も、来島も共に来た。
「これ、桂から。おまんに贈りモンじゃと。」
ずしり、と重い、ことさら立派な一降りの剣だった。
「なんで、桂から・・・????」
不振そうに、その剣と坂本を交互ににらむのは、事情を知らぬ来島だった。
「身代金がわりじゃと。計画失敗で、とりそびれた鬼兵隊への賠償金だそうじゃが」
お見通しという訳か。・・・やはり桂殿は侮れぬ御仁でござる。一体何処までが計画で、何処までが運なのか。計り知れぬお人でござった。
白夜叉同様、あの御仁も美しい音色を奏でるものだ。興味は尽きぬ。と、万斎は思った。
月子の嫁入り事件の一部始終はもちろん全員知っている。今現在、月子が万事屋に嫁に行ったというばかげた茶番も。
「この程度で、賠償とは笑わせる」と高杉は一笑に付したが
「将軍の刀で、“この世が乱れた際にはこれで斬ってかまわん”と言って桂に渡したそうじゃ。今の上様は、なかなか出来たお人よ」坂本の言葉に
ギロリ、と、睨み付けた。が、坂本はアハハそんな怖い顔せんでいいきに。といつもの笑いをしてその場を和ませた。
「桂が、“時にも世にも 乗るも乗らぬも あだしのに揺るる 松の風”と伝えてくれと」
(時代の流れに乗っても逆らっても、きっとあの地には変わらぬ風景があるはずで、あの人(針葉樹)の魂もそこに、季節を問わず永遠にあるのだろう。
だから、事を起こそうが起こすまいが、あの人を取り巻くものは、変わりようがないのだ)
「・・・・」
「確かに伝えたきに!じゃ、わしはいくでの!元気にしとっせな??」とのんきに坂本はきびすを返した。
それから、ああ、そうそう、忘れちょった、と、くるりと高杉を振り返って、
「金時がの??、“どうやら俺はお前の弟になった”って伝えてくれって言っとったぜよ!」
そんだけじゃ、アハハと去っていく坂本に、万斎は苦笑いをしながら高杉をちらりと見た。
珍しく、動揺する高杉の姿があって、
「どういう意味っすか?マジよくわからないっす!何で晋助様の弟に白夜叉が・・・??ずうずうしいっす!ねえ晋助様?」
と、説明を求める来島とのやり取りがやけに面白い。
ここで笑ったらまずいと思いつつも、“白夜叉と兄弟” ・・・ウケる。万斎は肩を揺らした。
8.これからの道
すこしして、男の子が生まれた。
まだ桂が男にもどる気配はないが、「乳が必要なうちはもどれぬ」といかにも桂らしいことを言うので、
そのまま、まだ万事屋にいる。
生まれた子供は、あまり夜泣きもせず、手がかからなかった。周りが冷やかしに来たり、世話をしに来てくれるので助かっている。
お父さんに知らせなくて良いのかな?と銀時は思うが、いやいやいや、何かもうそれ考えると気分悪くなるから辞めようとも思う。
子供が三ヶ月になった頃、桂が息子を胸に抱きながら、買い物に行った。
夕暮れ時。一人の浪人風の男が橋のたもとに立って夕日を眺めている。その風情が、やけに情緒的で、不覚にもじっと見つめてしまった。
男が、こちらに気づいて自分を見る。傘ごしに視線を感じる。
この気配、たたずまい、間違いない。
----高杉。
いつもの派手な着物ではなく、ごく普通のなりだったので一瞬分からなかった。
つっとこちらに近づいて、「よう」と言った。
胸の子に気づき、「奴の子か」と聞く。
なんと返事をしてみようもないのでこたえあぐねていたら、肯定と受け取ったらしい。
「お前さんもずいぶんと趣味が変わったモンだなぁ」と、小馬鹿にしたように言う。その言いぐさにカチンと来たので、
「貴様に言えたことか」と言えば「・・・ちげえねえ」と笑った。
そして、ふと思い出したように言った。
「ガキ産んだ割に、その姿とは、がせだったようだな。」
「解毒剤も持っているのだが、この子に乳もやらねばならぬのでな」
「・・・へえ」
高杉の気配を感じてか、子供がもぞもぞと動くので、奴もそれに注意をやる。
親子というのは、やはり見えぬ絆があるのだろうか。
「男か?名前は・・・」
「松に助けると書いて・・・・松之助(しょうのすけ)だ」
「けったいな名前付けやがって・・・銀太郎とかで十分だろうによ」顔は笑っているのに。
安穏な空気が漂う。一種殺気のようなものを奴から感じる。
つ・・・と、また一歩高杉が静かに近寄ってきた。間合いを計っているかのように。
「そういや、お前さんにはでけえ貸しがあったっけなァ」
完全に奴の間合いに入った。
思わず、腰巻きの短刀を確かめる。奴の渡した刀だ。貴様はこの子供ごと、斬るつもりなのか。自分の子とは気づかずに?
いや、気づいた上で、邪魔な存在を消すつもりか?どちらにせよ、貴様はきっと知らずに殺したことにするのだろうな。それならそれで。
「貸しなど元からない」
「そうかい」
「それに、この子の名前とておかしくなかろう。縁の者から一文字づつ頂いたのだからな」
どうする?高杉。これで言い逃れは出来まいよ。
お前が今消そうとしている命は、間違いなくお前の血を引く者なのだ。
とたん、高杉の殺気が嘘のように消え、変わりに驚きと、とまどいを感じた。
まさかの鉄子再登場
こうやって旧キャラにいきなりスポット当たるところが好きだなー
鉄子はもうまさかでもなくないか?
>>123 「お前は・・・」すたすたと近寄って、子供の顔をみやる。
「しけた面してやがる」
「まだ生まれて三ヶ月だからな。お前とてこんなものだったのだぞ。今では見る影もないが」
驚いたことに、そっと高杉が息子の頭をなでた。その様子が妙にしっくりいっているようでもあり、たどたどしいようでもあり、見ているこっちが気恥ずかしいような、
何とも表現しがたい感情におそわれる。きっと端から見たら、ただの夫婦に見えたことだろう。
ふと、高杉と目があった。
・・・こいつは、こんな顔をする男だっただろうか。
なんて目をするんだ。
その隻眼に、何か亡くした大切なものでも写すかのように俺を見る。切ない。一言で言えばそうだが、もっともっと複雑な何かが混在している。
胸の奥に、忘れていた熱いものがこみ上げてくるのを感じる。
---ああ、何で貴様はいつもそうなんだ。
大事なところで、いつも、裏切られる。
嫌な男のままでいてくれればいいのに。嫌いな奴のままでいてくれればどんなにか。
>>127 そっと、抱き寄せられた。
結い上げていて見えている項に唇が押し当てられたのが分かる。
ちりっと、鋭い痛みがした。・・・こいつの行動はおおよそ理解できない。
文句を言おうかと思ったそのとき、奴が耳元で、本当に小さくささやいた。
「大事にしてやってくれ」
それだけ言うと、俺の顔も見ずに、くるりときびすを返して歩き出した。呼び止めようと思ったが、ここで高杉の名を出すのもどうか。
逡巡ののち、「おい、待て!」と声をかけた。
顔だけ半分振り返った奴の、顔はいつもの憎たらしい顔で。
「今日のお前は、・・・存外悪くはない」
なんと言ってみようもなかった。
最後に、奴がいつものように、ニヤリと嗤ったのがかすかに見えた。
そうこうしているうちに、半年が過ぎ、そろそろ男に戻ろうか・・・と桂が思い始めたとき、また事件が起きた。
・ ・・まさか・・・
今度は、こっそりと自分一人で病院に行ってみる。
結果、
「おめでとうございます」と言われた。
めでたくなーーーーーーい!!!・・・わけでもないけど、手放しで喜べない!
帰って、新婚よろしく神妙な面持ちで銀時に言った。
「話がある」
苺牛乳を注ぎながら、こっちを見もせずに銀時が応える。
「なんだよ」
「・・・子供が、できた」一呼吸置いて、言った。これではまるで。(本当の夫婦みたいだ)
銀時を見れば、牛乳がテーブルの下まで垂れている。注ぎすぎだ!
「え?・・・何?」
「だから、子供が出来たのだ」
「は!!!???俺の???!!!!マジで・・・・・・!!!!」
うわ??????と銀時は頭を抱えてのけぞった。そのため、表情が分からない。
「どうする?」
「え?いや、どうするって何???産んでどっちが育てるかって事?それとも、なんて名前にするかとかそう言う相談???」
「いや・・・産むか産まないか」
その瞬間。
ダン!!と銀時が机を拳で叩く。
「どういう意味?」
「・・・もう一年、男に戻るのが遅れる・・・」
「だから、その子を犠牲にするってのか??」
本当に怒っている銀時の目を見るのは久しぶりだ。どうにもつらい。
「男に戻りたいから、殺すのか?!」
「そう言う意味ではない」
「じゃあなんだ!あいつの子は産めても俺の子は産めないってか?!」
何でそんなつまらないことを言うんだ。
「ただ、これ以上は迷惑になるかと思ってだな」
「もういいよ」
銀時が近づいてきた。殴られるかもしれない。さっと桂は身構えた。だが、
次に銀時が言った言葉は。
「迷惑じゃないから、産んで欲しい・・・」
・・・懇願だった。じっと桂の顔を見て言った。
!!!!!!
この男、こんな事を言うような男だったのか???!!!
あまりの衝撃に何も言えないし、何も出来ない。
女になったら、物事が違うように見えると言ったが、本当にそれは嘘ではない。
子供の頃から知っていて、
喜怒哀楽も知っていて、
戦い方も、性格も知っている。
友として過ごした時間は長い。
それなのに。
男としてのあいつらのこと、初めて知った。・・・それはそうだ。
ああ、きっと自分だってあいつら相手に見せたことのない自分がいただろう。当然だ。
いままでの幼なじみの、知らなかった面を知ることで、より深く理解できた気もしたし、
大切な何かを失った気もした。
こうして、長かった月子生活が終わり、“今までの生活”が戻るのはそれから一年後のこと。
いろいろあって、月子がいなくなった後に、銀時の評判が堕ちることは(それほど)なかった。
坂田さん逮捕歴けっこうあるなァ
ほとんど自分のせいだけど
ヅラたんの為に捕まった前回
3.5名前のない感情
(桂視点)
その日の夜、風呂を借りに高杉の部屋へ行くのが、何だか億劫で仕方なかった。かといって、行かなければ入りあぐねてしまうし・・・と、
葛藤の後、高杉の私室のドアを開けた。そこには、主の姿はなくて、ほっとする。そして、机の上に置いてある紅い簪を見つけて、また安堵した。
やはり高杉が持っていたらしい。贈り主を聞いてきたのは自分のくせに、銀時にもらった、と言ったことが気に障ったのか、朝起きると何処にもなかった。
お陰で、今日は髪が結えずに結んでいた。
主が戻ってくる前に風呂に入ってしまおうと、そそくさと風呂場に向かう。
そこにある、小さな鏡には既に見慣れた女の身体と、見慣れぬ紅斑が写っている。
まさか、こんな事になるとは・・・と、ため息をつきながら、身体を洗い流した。
突然、自分に押し入ってきてかき回し、嵐のように通り過ぎた奴のことを思い出す。訳の分からない奴だ。ほんとに。
昨日、あいつのしたことの目的が測りかねる。俺の言ったことにかっとなったことが発端であろうが、だからといって殴る蹴るの暴力ならいざ知らず、
まさかこんな暴力をする奴だとは正直思っていなかった。
風呂から出ると、いなかったはずの主が戻ってきており、いつもその部屋でそうしているように窓枠に半分腰掛けた姿勢で煙管をくゆらせている。
無意識に乱れてもいない襟を正した。
「そんな、おびえんなよ」クク、と、高杉がこちらを見もせずに笑うのが分かる。反射的に、「怯えてなどいない」と言い返していた。
「そうかい。昨日は随分ふるえていたみたいだったが」
「武者震いという奴だ。貴様相手に俺が怯えるわけがなかろう」
「そうだったな、痛くも痒くもねえんだろ」と、いつになく饒舌な風情に苛立つ。
「お前の考えていることは、昔からわからん。俺は貴様のそう言うところが嫌いだ」
と言えば、
「嫌いな男に」と何か言いかけて、また煙管を吸い始めた。気にはなったが、その場から立ち去りたいと思う方が強かった。
部屋を出て行こうとすると、珍しく呼び止める声がある。「何で責めねぇんだ?」と言った。
回りくどい言い方はこの男の特徴だと思うが、言いよどむのは珍しいことだ。この男なりに、罪悪感を感じているのかもしれない。
「きにしていないと言ったろう。昨日のこと、俺は別に怒っていない。ただ、不思議に思っていただけだ」
振り向いたとき、今日初めて高杉と目があった。
「貴様は、昔から、派手で一見して無茶な戦い方をする男だ。だが、それは無鉄砲で考えなしというわけではない。
貴様なりの緻密な計算合ってのものだったことを俺は知っている。お前は、無謀に見えて、その実誰よりも計算高い。
だから、俺とは戦略方法で衝突することも多かったが、半面、お前のすることに間違いないと信頼もしていた。
けれど、一方で貴様は目的のためには手段を選ばない男だ。ひどく言えば、自分の目的、計画のために仲間をも平気で自分の駒に出来る奴だ。
俺は、貴様の、そう言うところが本当に嫌いだ」
「・・・フン」にやりといつもの笑い方をする。
「紅桜に飲まれたあの男のことも、お前の計算のうちなのだろう。・・・哀れなものだ」
「あれは、奴が望んだことだ」
「そういうもっともらしい理屈付けをするところも嫌いなんだ」
「嫌いなとこばっかりだな」クク、と、楽しそうに高杉が笑った。
「昨日は、・・・俺のことも、あやつと同じなのだろうと思った」
「・・・・」
「貴様はそう言う男だ、昔から。だから、別に怒ってはいないし、責めるつもりもない。だが、なんの目的なのかが釈然としない。
俺と身体を合わせることで」何の得があるのか。そう言おうとしたら、最後まで言い終わる前に、話の腰を折られた。
「お前は、相変わらずなんだなぁ、ヅラ」
「人はそうそう変わらぬよ・・・狂ってしまう奴もいるようだが」じろりと奴を見ると、
何がおかしいのかクククと、また笑った。
「男が女に興味を示すのに、理由なんかありゃしねぇだろうが」
「得意の理屈付けか。そんな甘いものではなかったと思うがな」
キッと睨み付けると、高杉が嫌に真剣な面持ちで見据えてくる。なんだというのだ、一体。おおかた、俺をかくまったのは幕府にでも高額で売りつける気だろう事は予測していた。
しかし、俺に対してああいった行動に出る意図が今ひとつわからない。俺の理解を超えている。
超えているところで、こいつが良からぬ事を考えていて、その為に俺を利用しているのだとしたら、その計画を暴いてやりたい。
そして、阻止せねばならない。
140 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/11/27(火) 19:13:03.59 ID:rOJeGZNmO
このシリアス編が終わったら戦争かな
桂の本気が見れる!
確実に桂よりも名が売れてるよなww
桂の数倍強いし。
>>140 このシリアス篇から戦争だろ
銀さんと桂の本気が見れる
143 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/11/27(火) 19:29:53.35 ID:aL8J46Pc0
>>141 はあ?誰がだ
桂より名が売れてて桂より強いやつなんているわけないじゃん
頭おかしいのか月詠厨は
144 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/11/27(火) 19:32:00.49 ID:prLGi6qu0
>>141 つか相変わらず、ゴミ付き月詠厨www
月詠厨は銀さんと桂さんの強さに嫉妬してないで紅桜100回みて万斉の台詞でも聞け。雑魚
145 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/11/27(火) 19:33:19.30 ID:HQmoyoAw0
なんかすごいのがきてるな
普通に見てる限りただの信者の擬態にしか見えん
飴のことは知ってる様子なのに自爆を桂ファン扱いしてるのもちぐはぐ過ぎるだろ
大体これでどのへんの人間なのか想像つく
言ってることも月詠嫌いって言いながら庇って戦ってるだけ
日本語できないって言いながらもできないフリしてる書き込みの仕方に見えるし
これは本来海外の人が日本語で書き込んでるのとの比較だからわからんけど
文章がかなりわざとらしい
これでまじもんの信者だったら相当痛いな
アンチスレでこれだけやらかすのってスレチすぎだろ
もう何回か言われてるけど
小説の爆死から信者発狂しすぎ
もう全方向から見てて不快・見る価値もないと
避けられて買われてないだけなんだからどうしようもないって
銀魂って作品自体は好きって人は
銀魂って名のつくものはなんでも取りあえず買ってる人も居るんだからそっちを有難がっとけ
嫌われてるの気にしてるくせに敵作るような事ばっかやって
なんでこんな嫌われてるのってまた被害者ぶるんだからまじでタチが悪い
人の事ぶったたきながら「何で私のこと嫌うの!!この人ひどい!」って言ってるレベル
146 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/11/27(火) 19:33:44.00 ID:HQmoyoAw0
おまえ、松陽先生の教えも剣の強さも攘夷戦争での功績でも
銀時、高杉>>>>>坂本>>>>>>桂
なのは認めろよ。
事実だぞ。
桂に比べて雑魚ならいくらでも思い付くけどな
高杉とか高杉とか高杉とか月詠www
あとわけのわからない創作やんなら
自分のブログででもやれや。
ここで銀魂ファンに迷惑かけんな
>>147 おまえ、松陽先生の教えも剣の強さも攘夷戦争での功績でも
銀時、桂>>>>>坂本>>>>>>高杉
なのは認めろよ。
事実だぞ。
そもそも松陽先生の教えになんで坂本入ってるんだよ原作読めよ高杉月詠厨。
>>151 伝説の攘夷志士呼ばわりされてたのも銀さんと桂だけだしな
高杉雑魚www
153 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/11/27(火) 19:40:22.79 ID:aEOqqBhC0
>>152 高杉誰だっけそれネットの掲示板に悪口書いて終わり言われるのも当然だなぁ
>>150 はあ?
銀時、桂>>>>>坂本>>>>>>>>>>>>>>>>>>>高杉
なのは認めろよ。
事実だぞ。
>>149 高杉腐は空知作の小説に嫉妬ばかりしてないで原作読めよ。
桂に嫉妬丸出しわろろろろ。
わけのわからない妄想ならブログででもやれや。
ここで銀魂ファンに迷惑かけんな
156 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/11/27(火) 19:45:04.81 ID:aEOqqBhC0
原作で雑魚でキモキャラ設定だから桂に嫉妬する高杉厨()
それに比べて銀さんと桂は伝説の攘夷志士で二つ名もち
桂は攘夷志士の暁
高杉誰それwwww
現実
銀さん、桂>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>高杉
>>156 はあ?
銀時、桂>>>>>坂本>>>>>>>>>>>>>>>>>>>高杉月詠
なのは認めろよ。
事実だぞ。
>>139 「大体そんな理由だとしたら、俺などに手を出さずとも貴様は、昔から女には不自由していないではないか。不思議と女にはもてていたみたいだからな。
貴様のような男の何処が良いのか・・・その危険な感じがうけるのだろうか??俺のような誠実な男の方がよっぽど良いと思うが・・・・」
最後は、我ながらひがみっぽくなってしまったと思った。というか、別に俺だってもてなかったわけではないぞ。
うむ。国を救う大事に色恋などというものにうつつを抜かせなかっただけの話で・・・などと考えていると、奴がつぶやくように吐き捨てた。
「ほんとにな・・・お前は気持ち悪かった」
!!!なんたる暴言!!!!なんて男だ!!言うに事欠いて気持ち悪いとは!!!俺のせりふだ、それは!!!なぜか無性にカチンと来た。
「そうか?その割には随分良さそうな顔をしていたがな!!!」と言ってやった。
「・・・そっちの話じゃねえ」
どっちの話だ!!!全く意味がわからん!!こいつのこういう人を食ったところが、ああ、俺は本当に嫌いなのだと心底思った。
そして、もうこいつと話しても意味がないと思ったのでそうそうにその部屋を出て行こうと思った。ところが・・・・
また、ゴミ月詠とゴミ高杉の厨が
銀さんと桂の強さと絆に嫉妬しているのが明らかになったなwww
160 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/11/27(火) 19:49:38.81 ID:aEOqqBhC0
>>158 「お前はどうなんだ」と腕をぎゅっと掴んで高杉がきいてきた。
「どうって何がだ」
「嫌だったか」
「はあ?なぜそんなことを気にするのだ?俺がどうだったかなんてお前に関係ないだろう」
高杉が腕を放した。なんだというのだ、一体。どうせ貴様の良からぬ計画とやらのただの駒なんだろうが、俺は。
そして、貴様という奴はその駒がどう思おうと、どうなろうと知ったことではないはずだ。何を今更、殊勝な面持ちでそんな事を聞いてくる?何を気にしているというんだ。
「・・・・いいはずないだろうが」貴様がよく分かっているくせに。貴様が気持ち悪いというのなら、こっちはそれ以上にはるかに状況的に気味が悪いわ!!
「・・・だろうな・・・」
「・・・・だが」ひとつ、考えが浮かんだ。
「・・・・」
お前のやることを知ることが先だ。そうでなければ、俺がここにいる意味がないのだから。その為ならば、この身体とてどうなろうと構わない。
だから、必要とあらばあえて乗ってやろうではないか、お前の作戦とやらに。
「必要ならば、別にかまわん」
喜ぶか、予想通りだとあの嗤いをするだろうと思っていたら、意外なことに、高杉は驚愕の表情を見せた。
演技などではない。これは、こやつが心底驚いたときの表情だ。
「?!」
「その代わり、貴様の目的を正直に話せ」これは案外、交渉としては上等ではないか。
「・・・・お前は」
そこまで言って、また高杉は口をつぐんだ。
あきれたように、だが、何か考える様子でしばらくすると
「後悔、すんなよ」と言って近づいてきた。
俺の肩を両手で掴んで、引き寄せる。髪をとめている紅い簪を、どうやらくわえて、落としたらしい。カチャンと、床に高い音が響いて、長い髪が散らばった。
気障なことをする・・・と思った瞬間、
「もう少ししたら、教えてやる」
耳元で、高杉が低くささやいた。その吐息と、声音にぞっとする。今まで聞いたことのない声だ。まるで、男が女を口説くようじゃないか。
俺相手に・・・好きにするが良いと言って覚悟を決めている俺相手に・・・なぜそんな声を出すんだ。
着物の袷をそっと開かれた。妙な気恥ずかしさがあって、高杉にこの行為の必要性の念押しをしなければと思う。お前の計画を知るためなんだ。ちゃんと、分かっているんだろうな。
「そうか・・・正直にはな」せよ、と言いたかった。
ところが、最後まで言えなかった。あろう事か唇を合わせてきた。
!!!!!!何をするのだ、貴様は??!!嫌がらせにも程がある。昨日そんなそぶりもなかったじゃないか。理解できない。俺相手に、貴様は一体何をしているんだ。
と、驚いていると、感触が変わった。どうやら、高杉が嗤ったらしい。
昨日の高杉とは別人ではないかと思うほどに、今日の高杉は俺にそっと触れてきた。まるで、こわれ物でも扱うかのように。
・ ・・なぜ、こんな抱き方をするのだろう。この男は。昨日のように、貴様らしく獣のように組み敷けばいいじゃないか。
自分の快楽のためだけに勝手に突き上げて、俺にはいっそ痛みだけ与えて、何も考えられなくしてくれればいいのに。
何故、そんな優しくするのだ。なぜ、そんな熱い目で俺を見るのだ。これでは、まるで・・・
勘違いしてしまいそうな、女々しい自分に哀しくなる。
昨日とは違った、感情、感触、そして、感覚。
優しくも激しい律動の中、やるせない思いだけが募る。
なんなのだ、一体・・・理解できない。
>>157 おまえ、松陽先生の教えも剣の強さも攘夷戦争での功績でも
銀時、桂>>>>>坂本>>>>>>高杉
なのは認めろよ。
事実だぞ。
原作読めよバカ。
165 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/11/27(火) 19:57:16.20 ID:aEOqqBhC0
なんにしろ原作読んでない高杉月詠厨が
白夜叉×淫乱の貴公子に嫉妬してるのは明らかになったなww
>>163 自分が快楽を感じていることは、せめて奴には知られたくない。
それが、奴の目論見のひとつであるのなら尚更。そこまで、思い通りにさせたくはない。
なけなしのプライドを奮い立たせて、絶対に声だけは出さないようにする。
最中、ずっと、こやつの視線を感じる。
そんなに、おかしいのか?俺のこの姿が・・・
貴様ごときに、組み敷かれて、反応してしまっているイカレたこの身体を嘲笑いたいのか。
そうだろうな、貴様はそう言う男だ。他人の弱みを握って喜ぶ男だよ。
どんなにか、さげすんだ目をしているだろうと、確認しようと目を開けると、思っていたより間近に奴の顔があって危うく悲鳴を上げそうになった。
・・・ああ、恥ずかしいのはお互い様か。
貴様のそんな顔、初めて見たぞ・・・
いつもの余裕綽々の高飛車な態度はどうした。
必死な顔で、そんなすがるような目をして。
何でそんな苦しそうな、つらそうな顔をしているんだ。
貴様にとっては作戦の一環だろうが。もしくは、ゲームみたいなものなんだろう。
この関係を、楽しんでいるんだろうが・・・。
限界が近いのか、
眉間に深くしわを刻み、隻眼を細めてやけに熱く、真摯に俺を見る。
せめてもの、仕返しだ。お前のその顔を見届けてやる。達するときの顔を見てやる。
普通男同士では見ることのない、知られたくないであろう顔。
けれど、その顔を見るたび、燃える瞳を見るたびに、
その熱に、焼かれてしまう。燃えて、燃え尽きて、灰になってしまいそう。
いや、それならまだいい。
燃え尽きあぐねたら、燻ったままの火を持たされたら、耐えられない。たまらない。
きっと、いつまでも火種が残る。
どうせ、お前は消してくれない。
勝手に火を付けて、そのまま去っていく。
悔しさと苛立ちで気持ちが高ぶったせいだ、快楽のせいじゃない。きっと俺は泣いている。
吐息とも、呻きともつかぬ言葉を発して、高杉がきつく俺を抱いた。
瞬間、痛いくらいにこいつの存在を感じる。
どうして貴様は、また今日も、・・・繋がったまま。
おかしな行為(だと思う)が終わった後
決まって奴は一服する。申し訳程度にざっと寝間着を俺に羽織らせ、とっとと窓の方へいってしまう。
こっちを見ているのかもしれないし、外の月でも眺めているのかもしれない。
俺はそれを見て確認する気力も興味もなく、目を閉じた。静かだ。
江戸上空を浮かぶこの船は、鳥のさえずりさえ聞こえない。
俺は、この時間が苦手だ。
だから、早く寝てしまおうと思う。
貴様の戦略を暴くために、利用されているふりをするだけなのに、あの熱いまなざしが頭から離れない。
まるで愛しいものを見るかのような・・・そんな錯覚に陥ってしまう。
訳の分からない感情を植え付けないでくれ。変な熱を残すな。
たちの悪い男だ。貴様は、なんて・・・
「ずるいやつだ、貴様は・・・」
あいつはどんな顔をしただろう。きっと気にもとめていないだろう。
貴様のせいで、俺はどうかしてしまいそうだ。
他人の心は分からない。
でも、自分の心も分からないときがある。
だから、この感情に、名前など付けられない。
戦争か
絶対次郎長とぴらこ戻って来るだろうね
>>171 俺たちが混ざり合うことのない水と油だとしたら。
火を付けたとたん貴様は簡単に燃えてしまう。
いや、貴様自身が既に熱された油だから、勝手に火がつくのかもしれない。
そんな油に、水が触れたら、蒸発して消えてしまうだろうか。
それとも、少しはその熱を冷ますことが出来るだろうか。
どちらにしても、放っておけば、貴様は燃えて、燃え尽きて、
勝手にいなくなってしまうだろう。
そうなる前に、俺が火を消した方が良いのか?
それとも、お前は燃え尽きることを望んでいるのか?
油は一体、水に何を望むのだ。
(高杉視点)
その日、部屋に帰ると、どうやら桂が風呂に入っているらしい。
一瞬このままもう少し外にいれば、あいつに会わずに済むとも思ったが、
それも昨日のことをきにしているようでばかばかしいと思い直り、部屋に入った。
いつもその部屋でそうしているように窓枠に半分腰掛けた姿勢で煙管をくゆらせる。
昨日、何で俺ぁあんな事をしたのだろうか。
昔から桂は女のような顔立ちをしていて性格がねちねちしたところや保守的で女のようなところがあったが、
魂のありよう、生き様は男そのものだ。そのため、女を見るような目で見たことなど一度もない。
それなのに。
今の桂は、見ず知らずの女だと思えば、確かに美しい。
今まで見たどんな芸子よりも艶やかだ。だが、桂だ。かつて共に闘った仲間だった奴。幼なじみ。
自分は元来性的には淡泊なものだ。あのとき、男として、飢えていたわけでもない。別に女に不自由しているわけでも。
それに、何より、勢いだけで行為に及ぶほど、若くはないのだ。自分も桂も。
それなのに。
机の上に置いておいたはずの紅い簪がないことに気づく。いやに大切にするんだな。
銀時にもらったという簪を俺に触らせることすらいやがる。
昨日は、そんな奴の仕草が妙に頭に来た。昔から、あいつは銀時と共にある。どんな混乱の中も、信頼して、背を預けるのは決まって奴だ。
まあ、彼奴に着いていけるのは銀時くらいだったろうが。
俺は、そういう戦い方は好みではない。てめえの背を誰かに預けて、誰かを守り闘うなんざ、はっきり言ってうっとおしい。
自分の進みたいように進み、闘いたいように闘った方がどれほど良いか。足手まといになられるくらいなら、いない方が良い。
だが、奴らはそんな俺を単独行動だとか無謀な行動だとか言っていたな。
以蔵の奴を斬った後で、あいつらは揃って刀を向けて俺を斬ると言った。ああ、止められるものなら止めてみればいい。
狂っているのは俺か、世界か。そんなことも分からない奴らに俺が止められるはずも無かろうが。
そんな桂が、女になったという。会ってみれば、なるほど元来優男だっただけのことはある。華奢な身体、高い声。抑えつければ、簡単に組み敷かれる。
単純に興味があった。昨日は、あいつの説教めいた戯言にむかっ腹がたったこともあり、ちょっとからかってやろうと思った。
もう二度と、煩わしいことを喚かぬよう脅してやろうと。
あのとき、きっと桂は初めてだった。(女として)
>>172 全然そんな展開にはなってないだろ
あの烏の羽?の羽織りを着た侍が普通の奴ではなさそうだが
>>178 三羽の鴉の一匹で桂さん関わって戦争になるだろ
>>177 震える身体、俺に触られて、なれない刺激にとまどう瞳。あの気位の高い奴が、どうにもかなわない俺に対して感じる絶望。悔しそうに、流した、涙。
それを目にして、今までないほどに興奮する自分がいた。どう抑えようも出来ない情動、征服欲。結局、そのまま、自分勝手に蹂躙してしまった。
しかも、抱けば抱くほど、自分の熱は上がっていく。どうにも止められないその熱のまま、行為を知りたてのガキのように何度も何度もその中で果てた。
その度に見せる桂の潤んだ目に見える困惑の光と淫猥な色に釘付けになった。
あの高ぶり、気持ちは一体なんだ。皆目見当が付かない。自分の感情をもてあます。
だが、一方で知りたくはないと思う。この葛藤自体が腹立たしい。
・・・それに、不思議なのはそれだけではない。
桂の態度。
あれだけ、最初は抵抗し、殴りつけてくるわ、蹴り上げようとするわしていたものを、一度行為が始まってからは、その最中も、後でも、怒るでもなく、
責めるでもなく、恨み言を一つも言わなかった。観念したからか、その潔さは桂らしいといえばらしいが、それだけでは納得いかないものがある。
なにしろ、あいつの気位の高さは半端じゃない。激高してもおかしくない状態なのだ。
・・・一体なんだってんだ。自嘲気味に嗤う。
どうでもいいことに、今日は振り回されすぎだ。ばかばかしい。
そこまで考えたところで、当の本人が風呂から上がってきた。頭には例の簪がついている。
俺にいることに気づいて、無意識に乱れてもいない襟を正した。
思わず、おかしくなってしまい、
「そんな、おびえんなよ」と、嗤ってやった。それをきいて、即座に「怯えてなどいない」と桂が偉くむっとした様子で言い返してきた。
その反応に気分が良かったので、
「そうかい。昨日は随分ふるえていたみたいだったが」いつになく返答してしまった。
「武者震いという奴だ。貴様相手に俺が怯えるわけがなかろう」などと負け惜しみめいたことを言う。愉快だ。そこで、さらに
「そうだったな、痛くも痒くもねえんだろ」とい言えば、桂が、低い声で
「お前の考えていることは、昔からわからん。俺は貴様のそう言うところが嫌いだ」と言った。
高揚した気分はそれで消えて、一つの疑問に思考が戻る。
「嫌いな男に」と言いかけて、さて、なんて切り出したものかと迷う。
考えをまとめようと煙管を一口。すると、桂が部屋を出て行こうとするので、呼び止めた。回りくどい聞き方はこいつに通用しねえ。
「何で責めねぇんだ?」
「気にしていないと言ったろう。昨日のこと、俺は別に怒っていない。ただ、不思議に思っていただけだ」
桂が振り向いたとき、今日初めて目があった。
「貴様は、昔から、派手で一見して無茶な戦い方をする男だ。だが、それは無鉄砲で考えなしというわけではない。貴様なりの緻密な計算合ってのものだったことを俺は知っている。
お前は、無謀に見えて、その実誰よりも計算高い。だから、俺とは戦略方法で衝突することも多かったが、半面、高杉のすることに間違いないと信頼もしていた。
けれど、一方で貴様は目的のためには手段を選ばない男だ。ひどく言えば、自分の目的、計画のために仲間をも平気で捨て駒に出来る奴だ。
俺は、貴様の、そう言うところが本当に嫌いだ」
「あはん真中どの電気を消してくだされ」
そんな西野の言葉も無視して真中はおもむろに西野にまたがり獣の如く…
まで読んだ
277 名無しかわいいよ名無し 2012/11/27(火) 23:02:26.94 ID:+bH021Ah0
高杉の子供を孕んだヅラたんに嫉妬したんだね(笑)月詠高杉腐タン(笑)
「あはん高杉電気を消してれ」
そんな桂の言葉も無視して高杉はおもむろに桂にまたがり獣の如く…
まで読んだ
>>182 あたらずとも遠からず。こいつは俺のことをそれなりに理解しているのだろう。
「・・・フン」
「紅桜に飲まれたあの男のことも、お前の計算のうちなのだろう。・・・哀れなものだ」
「あれは、奴が望んだことだ」
「そういうもっともらしい理屈付けをするところも嫌いなんだ」
「嫌いなとこばっかりだな」自嘲気味になる。
「昨日は、・・・俺のことも、あやつと同じなのだろうと思った」
「・・・・」なるほどな。だからか・・・。桂の行動に妙に得心がいく。
こいつは、こういう奴だ、昔から。自分の身のことなど何とも思ってはいない。以蔵に斬られたときですら、自分の斬られたことに怒ったのではない。
俺がしようとしていることに怒り、阻止しようとしてきた。大切なものを守るためならば、自分がどうなろうと関係ないのだ。国でも人でも。
目的のために手段を選ばない、という意味では、こいつは俺と似ている。ただ、犠牲にするのが他人であるか、自分自身であるかだけの差だ。
だが、その差は大きい。だから、いつも相容れない。
「貴様はそう言う男だ、昔から。だから、別に怒ってはいないし、責めるつもりもない。だが、なんの目的なのかが釈然としない。俺と身体を合わせることで」
「お前は、相変わらずなんだなぁ、ヅラ」最後まで言い終わる前に、言っていた。
「人はそうそう変わらぬよ・・・狂ってしまう奴もいるようだが」
お前は分かってるようで分かっていねえよ、ヅラ。何でもかんでも計画通り行くわけがねえだろう。他人もそうだが、自分自身さえ。思い通りにならねえことがある。
「男が女に興味を示すのに、理由なんかありゃしねぇだろうが」
「得意の理屈付けか。そんな甘いものではなかったと思うがな」
確かに、和姦じゃねえからな。
「大体そんな理由だとしたら、俺などに手を出さずとも貴様は、昔から女には不自由していないではないか。不思議と女にはもてていたみたいだからな。
貴様のような男の何処が良いのか・・・その危険な感じがうけるのだろうか??俺のような誠実な男の方がよっぽど良いと思うが・・・・」
どうでもいい話をしながら、なにやら考えている様子の桂。
そんなことは承知の上だ。承知の上で事に及んだのだ。それがどういう意味か、お前には分かるめえよ。
俺ですら分かりかねている。お前の言う、戦略の元でしか動かないだろう俺が、なんの考えもなくお前を・・・・ああ、ホントに。この感情は。
「ほんとにな・・・お前は気持ち悪かった」うんざりだ。
独り言のように呟いたのを、ちゃんと桂には聞こえていたらしい。
「そうか?その割には随分良さそうな顔をしていたがな!」と、意気込んで言ってきた。
ああ、勘違いすんじゃねえよ。
「・・・身体(そっち)の話じゃねえ」
桂は、気分を害したのか益々怒りだし、ずかずかと出ていこうとする。
まただ。
無意識に俺は奴の腕を掴んでいる。
「お前はどうなんだ」
「どうって何がだ」
「嫌だったか」
「はあ?なぜそんなことを気にするのだ?俺がどうだったかなんてお前に関係ないだろう」
確かにな。掴んだ腕を放す。ああ、本当に昨日から俺はどうかしている。
「・・・・いいはずないだろうが」ややあって、ぽつりと桂が言った。予想通りの答えだ。
「・・・だろうな・・・」
「・・・・だが」
「・・・・」
「必要ならば、別にかまわん」
「?!」一瞬、耳を疑った。何を言っているんだ、こいつは。
「その代わり、貴様の目的を正直に話せ」
「・・・・お前は」・・・そう言うことか。馬鹿正直でくそ真面目な桂。納得できないから、
あくまでも、理由を付けたいのか。あの行為に。
俺自身ですら付けようのない理由を。
だとしたら、
お前の望み通りにしてやろう。
その理由を知ったとき、お前はなんて顔をするだろうな。
その顔を見るのもまた一興。
そのために、
もう少しつき合ってもらうぜ。理由探しにな。お前が知りたいと言ったんだ。
「後悔、すんなよ」
奴の肩を両手で掴んで、引き寄せる。奴の髪をとめているあの紅い簪を、触るなと言った簪を、思い切り噛んで、抜き落とした。
カチャンと、床に高い音が響いて、桂の長い髪が散らばる。
あの、匂いがした。
「もう少ししたら、教えてやる」
耳元で、低くささやく。奴が小さく身震いするのが分かった。それだけで、俺は簡単に興奮するんだ。桂、お前は知っているのか?
着物の袷をそっと開く。そこには、紅い跡がいくつもあって、滅多にしない自分の愚行にあらためて驚く。
と同時に、妙な熱がこみ上げてきて止まらない。
「そうか・・・正直にはな」
最後まで言わせない。口づける。
驚いたのか、なんなのか、桂は見開いたまま目を閉じない。その不慣れな様子がまたおかしくて、笑みがこぼれる。
この日は、今までのどの女にもしたことがない程に、そっと、丁寧に桂に触れた。
ばかばかしい話だが、昨日の乱暴な行為が自分の全てだと思われたくなかった、
何とも複雑なプライドだったのかもしれない。(同じ男としての沽券に関わるからだ)
桂は終始とまどったような表情を見せたが、存外、感じているのではないだろうか。(そう思いたいだけか)
昨日もそうだが、目を潤ませて、やるせない表情をする割に声の一つも上げないのは、奴のプライドのなせる技か、他の目を気遣ってのことか。
はたまた・・・。
行為に没頭していると、体も心も燃えてしまいそうだ。
体温の低いこいつが、俺の熱を冷ましてくれるかと思ったが、それは逆で高められる。
俺の熱が移ったのか、こいつも燃えるように熱い。熱いくらいの、熱と熱が合わさって、何とも言えない気持ちになる。
どうして、こいつはこんなに心地良いんだろう。
だから、どうにも加減がきかない。
じっとこいつが俺を見る。ああ、それだけで俺はもうとっくに限界を超えている。
今までの癖で、ここで抜けなきゃ行けないと頭で分かっていても、
どうしてもこいつから離れられない。
結局、最後の最後まで、こいつの中に捕らわれる。
そうして、俺が絶頂を迎えた時、極まったのかぽろぽろとまたこいつが泣いた。
たまらず、その身体を抱きしめる。
名残惜しいが、体を離した後、
奴にざっと着物を着せると、煙管片手に窓へ向かった。
どうにも、さめない熱を風に晒して落ち着かせたい。
頭を冷やしたい。明るい月夜に、あいつの肌がやけに白く光る。奇麗だ、と思った。
今宵は満月。
満月は人を狂わせると言うが、じゃあ狂ってしまうのは人だという証か。
寝ているのか、起きているのか、桂は身動きひとつしない。そのうち、
「ずるいやつだ、貴様は・・・」
小さく呟いた。その言葉は、やけに響いた。部屋にも、心にも。
そんなことは、言われなくても知っている。
だが、今、この行為に理由を付けられないのと同じように、
この感情に、名前を付けることは出来ない。
桂よお、どんなにあがいても、混ざり合おうと思っても、俺とお前は所詮水と油。相容れない存在だ。共通点は、液体と言うことだけ。
だとしたら、銀時の奴は、氷だよ。液体じゃないが、水とは融点さえ合えば解け合える。お前らは、そんな関係だ。
ただ、今まで、融点の折り合いが付かなかっただけだろう。
俺と銀時は・・・似ても似つかない。
たとえ俺が凍ったとしても、あいつが解けたとしても、決して混ざり合うことはねえ。
けれど、
きっとお前達も、これから先、混ざり合うことはないと俺は思っている。
なぜなら、水、油、氷。それぞれのその形が、俺たちのありようなのだから。
それぞれの、人生そのものだから。
なにより、俺たちは。
そうでなくては、生きていけない。
桂って何者?
ジャ○ーズ行っちゃったね。
もう終わらせ方が分かんないから終わらせられようとしてんのかと思ってしまうぜw
余談:蜜月
桂(月子)が鬼兵隊に来て何日か経った頃、万斎にそろそろ桂を売る時期じゃないかと持ちかけられた。
おそらく、俺と桂の中を察しているのだろう。こいつは騎兵隊の中でも一番聡い。その上で、あえてこう聞いてきた。
「予定の変更もあるのでござろうか」
桂共々、迎えに来るであろう将軍を爆破。
それでいいのかと言っている。
「万斎。もし、将軍がめとった女がすでに孕んでいたとしてよぉ・・・知らずに、幕府がその子を時期将軍にしたとしたら、面白いとおもわねえか?」
と、冗談めいて言えば
「・・・それが狙いでござるか」と返してきやがった。
お前には分かるまいよ。俺たちのことなんざ。
「だが、それじゃあ、この世界をぶっ壊すことにはならねえよ。俺はそんなに気が長い方じゃねえ」
万斎、聡いお前のことだ。ここまで言えば、きっと桂側に考えが合っての情事と納得するんだろう?
いや、今一番そう思いたいのは、俺の方かもしれねえが。
桂との関係に、何でも良いから理由を求めているのは、万斎、てめえより俺の方なんだよ。
「・・・折を見て、将軍に使いを出すが、今はまだその時期じゃねえ」と言って、話を終わりにした。これ以上、こいつといると痛くない腹を探られそうだったからだ。
毎晩のように、桂を抱いた。
何度か身体を重ねても、奴が声を立てることはない。
「この部屋には誰もちかよりゃしねえよ」と言っても、何の反応も示さない。
だが、俺には分かる。
徐々にこの身体に馴染んできているお前は、もうとっくに快楽を知っている。
知っていて、認めまいと、俺に悟らせまいとしているんだ。
桂、今日ばかりは俺の我が儘につき合っちゃくれねえか。
もう、時間がないんだ。
何度も何度も角度を変えてはその身体を探る。
お前の反応するところ。
「っ!!!」
探り当てた、そこをしつこく責めれば、お前は泣きそうな顔をする。
「やめろ!高杉」
「あァ?もっと、の間違いだろ」と言ってやれば、その顔に絶望の色が浮かぶ。
残念だったな、聞きてえんだよ、こっちは。
お前の声を。心の声を。本音を。
奴が、耐えようと自分の腕を噛もうとしたので、その腕を捕った。させねえよ。
その腕を俺の背中に導き、さらに激しく揺さぶる。
心底悔しそうな顔をした一瞬、あいつは堕ちた。
「!!ああああ・・・!!!」
心の叫び。
ギリッと、俺の背中に爪が食い込み、奴の身体が痙攣する。俺をぎゅうぎゅう締め付ける。
くっ・・・俺も耐えるので精一杯だ。
ああ、その顔。見たくて見たくてたまらなかったモノが、やっと見れた。
一度あふれたものは止まらない。ぽろぽろ涙を流しながら、何度も喘ぐ。
「ああ・・・」そんな切ない声がとにかく聞きたくて。だが、夢中になればなるほど、自分の首をも絞めている。
もっと、この時間が続けばいいのに、自分の熱に耐えられない。
俺が達したとき、こいつは震えながら俺に「変態」と吐き捨てて、気絶した。
その様子が、おかしくておかしくて。知らず笑いがこみ上げる。
最高だ、てめえはよ。
俺なんかに逝かされて、喘がされて、さぞかし悔しかったんだろ。
気位の高いお前のことだ、刀でもあれば簡単に腹でも切ってしまいそうだな。
俺を変えたあの日・・・あの人が居なくなってから、こんなに気分が良い日はない。
安っぽいが、これが征服感というモノなのかもしれねえ。
眠る桂の胸もとにそっと顔を埋めて口づける。そのまま、きつく吸えば、紅い跡が付いた。
肌が白いから、余計に紅く見える。奇麗だ。
そう。
あの、簪よりも、きっと紅い。
(桂視点)
何度目かの同衾を経た夜、
「この部屋には誰も近寄りゃしねえよ」と奴が言った。
その時はどういう意味か測りかねていたが、この日の奴の行動でその言葉の真意を察した。
やけにしつこく、俺の反応を伺っている。
「っ!!!」
突然、変な感覚を覚える。いやだ、この感覚は怖い。思わず、今までしたことのない懇願をする。屈辱的だが仕方ない。
「やめろ!高杉」
それに対して、奴はやはり無慈悲だった。
「あァ?もっと、の間違いだろ」
そういって、さらに激しく俺を揺さぶる。・・・ああ、もう、ダメだと思った。
せめて、と思って自分の腕を噛もうとしたら、あっさりあいつに捕まれ、その手を背中に回させられる。
瞬間、
「!!ああああ・・・!!!」
何とも言えない感覚に襲われ、達した身体がのけぞる。声を抑えることも出来ない。
つらくて悔しくて、ギリッと、奴に爪をたてる。身体が痙攣するのを止められない。
「ああ・・・」言いようのない達成感と、恥ずかしさのなかで、知らず涙があふれる。
くやしい、こんな男に・・・俺は。負けた。
それからは、奴が律動を繰り返すたびに快感が襲ってきて、変な声を上げていたと思う。
繋がったまま、低く呻いて、奴の動きが止まった。
だから、荒い息の中で、恍惚とする奴に言ってやった。
「変態」・・・。
自分でも分かるほど、ひどくかすれた声だったから、伝わったかどうかは分からない。
でも、言い直す気力もないし、
なにより、
そこで意識を失ってしまった。
白濁した意識の中で
こいつが女にもてるのが、少しだが分かった気がした。
あんなにも横暴で、荒々しく、燃えるような身体と情熱を流し込むくせに、
いつもどこかに、優しさと哀しさを垣間見せる。
こんなに、切ない気持ちにさせる男はそういない。
どうにも、たまらない。
つなぎ止めたくて、たまらなくなるんだ。
それが、なんて言う感情なのか、
考えたくもないけれど。
銀時が、迎えに来てくれた日。
高杉が、俺に将軍を寝所で殺せと、短刀を押しつけてきた。
今までの行為が、その為だったのかとそこで悟った。
貴様は、俺を男に馴染ませるために抱いたのか。だとしたら、ずいぶんと見くびられたものだ。だが、いかにも貴様らしいよ。
駒の気持ちなどどうでもいいのだろう。貴様の世界は貴様中心に回っているのだろうからな。
だがな、高杉。
そうだとしても、俺にはひとつ解けない疑問があるんだ。
ただただ男を教え込むための行為ならば、なぜ貴様は・・・
あえて子供が出来るようなことをする?
色町でも、街娘でも、女に不自由しなかった貴様がそんなヘマをするとは思えない。
将軍を俺が殺したとき、俺は確実に死ぬだろう。
将軍を俺が殺せなかったとき、腹に子供がいたら堕ろされるかもしれぬし、将軍家から出されるかもしれない。
どちらにしても、お前にメリットはないはずだ。
どう考えても、俺にお前の子を宿す理由が分からない。
??????高杉、お前は一体何を考えているんだ?
6.5 夫婦の絆
(銀時視点)
夫婦として暮らすことになった手前、以前のように桂をソファーに寝かせるわけにはいかない。
なにより、妊婦にそんなことをした暁には、周辺の女共に殺されかねない。
というわけで、例の寝室に二つ布団を引いて寝ている。
桂は、当然のごとく夜の仕事をしていない。つまり、のんきな専業主婦というわけだ。いいですね??コノヤロ??!
しかし、妊娠にも驚かされたが、その相手にもまたびっくりだ。一体全体どういう経緯でそう言うことになったのか、桂はともかく、あの高杉が!!
聞きたいことは山のようにいっぱいあるが、何となく聞けずにいる。どうせ聞いてもあの調子じゃぁ、応えてくれないだろうしな。
この桂にねえ????。
たまたまこちらを向いて寝ていた奴の顔をちらりと見た。ちゃんと目を閉じて寝ている顔は、まあ、可愛いと言えないこともない・・・って、おいおいおい!!
別にやましいこと考えている訳じゃないからね!!!
でも・・・
でも、もしも。
こいつが見ず知らずで出会った女だったら。自分はどうだろうとちょっと考えてみる。最初、依頼に来たとき、「やべ??、超好み!」って不覚にも思ってしまった。
でも、後にこれが電波野郎だと分かったら俄然そんな気持ちは萎えたわけで・・・。
っつ??か、高杉と桂がねえ・・・とまた思考が戻る。
お互いを知りすぎているだけに、どうにも想像しそうになる。いやいやいや、ナイナイナイ!!ないから!!気持ち悪いから!!マジで!!!
・・・う????ん。どうしたもんかねえ。
再度、桂に目をやる。相変わらずよく寝ている。
ていうか、子供が出来るってどんだけよ??
一回や二回じゃないよね?
もう毎日って感じなの?
そんなに桂っていいわけ・・・・って、だから、ないから!!ナイナイナイナイ!!
再々度、桂を見る。うっすら唇が開いた。
なんなの。あんた。隣にこんないい男がいるのに、何の危機感もなく、熟睡ですか。そうですか。
一発ぶん殴ってやろうかとも考えたが、女でしかも妊婦なので、思いとどまった。
ていうか、何で俺があいつらの子を育てなきゃなんないわけ?
あいつが男に戻って子連れで党に戻ったら(恐らくそうなる)
俺は奥さんと子供に逃げられた、ただのマダオだよ?!
俺があの獣の子の面倒を見ないと責められて、
当の野郎はおとがめなしのやり逃げですか?!
納得できねえ??????!!
いや、そういや、それ以前にあいつは、こいつの妊娠知ってるの?
しらね??だろうな。知ってても、きっと俺の子だとか思いそうだよな!
んだよ??????!無責任なマダオじゃねーか、あいつの方が!
くっそ????、何で俺ばっかりこんな外れくじ引かなきゃならないわけ??
だって、だってさ、この先 結野アナとかさ、きれいなお姉ちゃんと知り合ったとしてさ、もしかしたら交際・・・ってなことになるかもしんないじゃん!!
それなのに、そんなことしようもんなら、“不倫”になっちゃうんだよ!!
手も握っちゃいない、この電波な奥さんがいるせいで!!!
あ????やってられね??よ!
と、桂を再び見た。
「何をさっきからぶつぶつ言っているのだ、うるさい」
ギャッ!!!と、あやうく悲鳴を上げてしまうところだった。
桂がしっかり起きていて、あの黒い目でこっちを凝視している。
「貞子か!!!お前は!!」
「貞子ではない、桂だ」
「今は坂田でしょ」
「あ、そうだった、坂田だ。あほではない。」
「アホは余計だ、ボケ!!」
「言いたいことがあるなら、俺にはっきり言え。ぶつぶつ文句を言われながら俺の顔を見られるのは耐えられん」
いつの間に起きてたの!!マジで気持ち悪いこいつ!!
心底嫌そうな顔を桂がするので、誰のせいだ!!!と、正直はったおしたくなったが、偉い俺はぐっと耐えた。
「じゃあさ、言わせて頂きますけど、」
と言ったら、桂が、うむっと偉そうに相づちを打つので、
「高杉と何発やったの?」と言ってやった。そしたら、
ものすごい剣幕で殴られた。
「てめ????、言えって言ったのてめえだろうが!!この借りは、男になったら倍返しだかんな!!いや、十倍返しだな!!!」
「ああ、男になったら好きなだけ殴りかかってこい。返り討ちにしてくれるわ。大体、貴様は無粋なことをづけづけと・・・」
「だってさあ。気になるじゃん。夫としては」
うっと桂が言葉に詰まる。
一応、迷惑かけているという自負は、義理堅いこいつには人一倍だ。
「そんな回数が知りたくて、文句をたれていたのか・・・仕方のない奴だ。そんなの聞いてどうする」
「気になるって言っただけです??。別にどうするもこうするも」あれ?いやいや、どうするつもりだったんだ、俺は。そもそも何でこんな話してんの?
確かに、どうでも良いことだよな・・・。うん、どうでもいい。なのに、なんで。
と、考えていると、なにやら横で桂が眉間にしわを寄せながら指折り数えている。
「いち、にい、さん・・・」
「はっ、ちょ、辞めて辞めて辞めて!!!いい、そんなん知らなくて良いから!!お願い、辞めて!!!」とあわてて止める。焦った??!やだこいつ。
くそまじめな奴はこれだから困る。マジ、リアルな数教えられてもどうしていいかこまるだろ??がああ!つーか、思い出されるのもいやだっつーの!!
「なんだ、貴様が教えろと言ったのではないか」と、むっとする桂。
マジこいつ、何なの。
天然とか言うレベルじゃないんですけど。
「しかし、お前相手に・・・高杉もすごいね!尊敬しちゃう!ある意味クララが立つよりすごいことだよ、これは!!」
「さっきから、やたら高杉、高杉と・・・お前は、一体何を言いたいんだ」
・ ・・たしかに。俺は一体何を言いたいんでしょう。で、どうしたいんでしょう。
「文句がないなら、もう寝ろ」
といって、布団をかぶり直す桂。
くそ??、俺がこんなにもやもやしているというのに、こいつは気にもとめず熟睡しやがるんだよな、と思うと無性に腹立たしい。
「まてい!!」
俺は桂の布団に滑り込んだ。
まーた沖田の活躍か…
ふぅ
「何なのだ、一体」自分の後ろにいる俺に振り向きもせず、うんざりしたような声を出す。その細い身体を、初めて抱きしめた。何とも言えない匂いがする。
「確かめさせて」
「何を?」
「・・・夫婦の絆?」
「はあ??」
いや、実際。
こいつの布団に入った俺は、やばかった。
自分でも信じられないと思う。
でも、これが真実だ。
なんでこんなに高杉のことが気になったのか。
なんでこいつに腹立たしさを感じていたのか。
こんな俺もいたってことなんか知りたくもねえ。
なのに、その半面、ものすごく知りたいんだ、お前のこと。
馬鹿正直で、くそ真面目で、電波野郎なのに、
まっすぐな魂を持つ、自己犠牲型の理想家。
昔からひとつも変わってない強い意志と、生き様。
それでいて、なんだか支えてないと倒れちゃうんじゃないのと思うくらい華奢で。儚げで。それなのに、一人でいろんな事全部抱え込む。
俺も高杉も知ってた気の抜き方を、こいつは知らない。いつも走り続けている。
いつか、倒れちまうんじゃないの?っておもってた。
もっと、周りに頼って良いのに。
そんな不器用さが、女になっても変わらなくて、なんだか妙に感心してしまう。
こんな女が本当にいたら、たまらないよなあ。
「俺も、クララが立つ気持ち、分かったかも」
「だから、クララっていったい何のはなしだああああ!!!」
桂は、仕方ないと思ったんだろう。
それとも、お詫びにとでも思ったのだろうか。驚くほどまったく抵抗しなかった。
どころか、なんだかうっすらと笑ったような気がする。なんだか、これって。
(本当の夫婦みたいじゃないか?)
桂の裸を初めて目の当たりにして、沸騰しそうになる意識の中で、前に進もうか、やっぱりよすか、巡回する。
こんなに迷ったことは生まれて今までないって言うくらい。
何度も、その白い身体を指や唇でなぞる。細くて、壊れそうな女の身体。触れて、その感触を確かめる。反応を見逃さない。
途中で、あの片目のニヤリ顔がちらついた。男だったときの桂の顔も浮かぶ。子供の頃のあいつらや、あの人の顔だって。
少し離れたところに神楽だっているし、ストーカー忍者もいないとは限らない。
こんなに、今まで頭の中がゴチャゴチャになったことなんかないってくらいに、いろんな事が頭を巡る。何してんだろう、俺、というさめた自分もいて。
でも、それを、全部ひっくるめても、
なんだかこの腕の中の細いからだが大切なもののように見えて、
ああ、何でこいつの身体知ってるの俺だけじゃないんだろうなんて訳の分からない嫉妬まであって、たどり着く結論はいつも同じ。
やっぱり、こいつとつながりを持ちたいと思う。
そして、この頭が沸騰しそうなほどの熱が、一体どこから来るのかも確かめたい。
だけど、俺はどうしてもここから先に進めない。
どうしても、あと一歩が踏み出せないでいる。
口づけすら、戸惑って出来ないでいる。
今まで築いてきた、何か。関係?絆?友情?
何かが壊れてしまいそうで。
それで、壊れた後はきっと元には戻らない。
でも、・・・・それでも。
この先を、知りたくて、知りたくて仕方ない。
どうする、・・・どうしたら?
あいつも、こんな事考えたんだろうか。
多分、長い沈黙の後、桂が儚い声で
「銀時」俺の名を呼んだ。
そのとき、俺は心を決めた。
初めて、その唇に口づける。
でもどうしても、そこから先は、
一人よがりで進みたくない。
いやならいやって言って欲しい。いいなら、いいって確認が欲しい。
だから。
「・・・いい?」と聞いてしまった。こんな状況で、ひどく間抜けだと思ったが。
コクリ、と、桂は頷いた。
ごめん、ずるい俺は、共犯にしてしまった。
ながい困惑の末に、
たどり着いた桂の中は、恐ろしいほどに熱くて、
本当に解けてしまいそう。
それとも、俺がずっと冷たかったから、そう感じるのだろうか。
どうしようもない、熱が引かない。
あいつの熱が伝わって、どんどん体中が熱くなって、本当に沸騰してしまううんじゃないかと思う。
こんな気持ち、初めてで、なんだかよく分からない。
すがるように奴の腕が伸びてきて、俺の腕を掴む。
なんてこった、・・・繋がっているんだな。どこもかしこも。
心までひとつになって、このまま解けてしまえたらいいのに。そうだ、俺を溶かしてくれよ。そして、お前の一部にしてくれよ。
解け合ってひとつの物質になってしまったら、もう、離れることもないんだから。
体中が沸騰して、
ああ、おかしくなってしまいそう。
いや、実際、既に俺はおかしくなってまったかもしれない。
このまま。
こいつと、本当の夫婦になるって言うのも、案外悪くないと考えるほどに。
ああ、きっと、ずっと、俺は家族が欲しかったんだな・・・・と頭の片隅で僅かに思う。
“大切なものは、亡くしてから気づいても遅いんですよ。だから、大切だと思ったら、そのとき、大切にしなくてはいけません”・・・あの人の言葉が浮かぶ。
熱くて、熱くて。
奧にしまいすぎて、凍てついていた心が溶かされていくようだ。
溶けて、溶けて、俺の顎から滴がぽたぽた流れ落ちた。
だからか、桂は、うっすらと目を開けて俺を見た。
その、瞬間
ぼろり、と桂の目からしずくが伝う。
・・・なんだ、俺が流していたのはきっと汗じゃない。
お前と一緒だよ。
それがうれしい。
いや、これが、幸せという感覚なのかもしれない。
翌日。
すでに寝室にあいつの姿はなく、
なんかきっと、怒られるか、嫌みを言われるんだろうな??なんてちょっと気まずい思いをしながら起きると、いつものように桂は既に朝食を作っていて。
いつものように俺と神楽を起こしに来て。
「おはよう」いつもと変わらず、凛とした笑顔を見せた。
一瞬、あれは夢だったのか?と思ってしまうほど、変わらないいつもの光景だった。
なんかちょっと・・・・
少しくらい、照れて俺の顔見れない????!みたいなそぶりがあって欲しいような・・・
俺だって・・・昨日のことを思い出したら、恥ずかしいよ!久しぶりだったから・・・イヤイヤ、そう言うわけでもない(わけでもない)けど、
ちょっと余裕なくて、あんまり、いや相当、かっこわるかったんじゃないかと思う。あいつ相手にかっこつけるのも気持ち悪いが、何か・・・
あの、普段は僕こんなんじゃないんで!!!って、もっとすごいから!!って言ってやりたいくらいだけど。いや、相手が男だった奴なだけに、
なんか男としてのプライドがね・・・・・て。
ああ、ばかばかし。何考えてんだか。
「あ??新聞・・・」と、取りに行こうかと思ったとき、丁度桂が捕ってきてくれて、手渡してくれた。「ど??も」と、
何気なく(本当に何気なく)奴の顔を見たら、ばっちりと目があった。
その瞬間、
なんと、奴の顔が、かあーーーーーっつと、真っ赤になったのだ。
えええええ????どゆこと???!!!
幸い、神楽は定春に気を取られていて見ていなかったようで幸いだった。
よかった。つられて、俺の顔まで紅くなったところ、見られてないだろうなぁ・・・
ああ????高杉君、ごめんなさい。もう、俺、こいつは誰にも渡さないわ。
お前にも絶対渡さない。
残念だったな。あとで、やっぱ大切なんで返してくださいっつっても無理だから。
銀さんは、一度守ると決めたら守るから。お前も知ってると思うけど。
それに、俺は独占欲強いからね。
「おはようございま??す!」と新八が入ってきて、また、桂はいつものやんわりとした笑顔に戻った。
この日、
みんなにとってはいつもの朝かもしれないが、俺にとっては、特別な朝になったんだ。
桂。
もし、俺たちが、水と氷なら。
解け合えなくとも、お前の上に浮かばせて。
そうしたら、半分はお前に包まれて過ごせる。
残りの半分は、俺が俺であること、曲げられない生き方だけど。
半分は、お前と共有できるんだ。
もし、高杉が油だったら。お前とは絶対に混ざり合わない。
俺と混ざり合うこともないだろう。
でも、知ってるか?
水と油と氷を一緒にしたらどうなるか。
水と油の合間に、氷が浮くんだよ。
不思議な関係だよな。
お互い、その形を保ったまま
水、氷、油の順で静止する。混ざらずに。
俺たちは、三人とも相容れない。
誰の生き方にも誰も沿えない。
今回は、神のいたずらか気まぐれか
めちゃくちゃに攪拌されたけど、
少し立てばまた元通り。
おれたちは、それでいい。
それがいい。
277 名無しかわいいよ名無し 2012/11/27(火) 23:02:26.94 ID:+bH021Ah0
高杉の子供を孕んだヅラたんに嫉妬したんだね(笑)月詠高杉腐タン(笑)
6.5 夫婦の絆
(桂視点)
さっきから、隣の夫が、なにやらぶつぶつ独り言を言っている。
たまに、“高杉は”・・・というような単語が聞こえるが、話の内容は分からない。ただ、
何事か考えてはこちらを見ている気配がする。
さすがに、見かねて
「何をさっきからぶつぶつ言っているのだ、うるさい」
声をかけると、あからさまにびくっとなって驚いた。
「貞子か!!!お前は!!」
「貞子ではない、桂だ」
「今は坂田でしょ」
「あ、そうだった、坂田だ。あほではない。」
「アホは余計だ、ボケ!!」
失礼な奴だ。
「言いたいことがあるなら、俺にはっきり言え。ぶつぶつ文句を言われながら俺の顔を見られるのは耐えられん」といえば。むっつりとした顔で。
「じゃあさ、言わせて頂きますけど、」
何を言うかと思ったら、「高杉と何発やったの?」
はあああ?????
気づいたら、奴の頭を思いっきり殴っていた。
「てめ????、言えって言ったのてめえだろうが!!この借りは、男になったら倍返しだかんな!!いや、十倍返しだな!!!」
「ああ、男になったら好きなだけ殴りかかってこい。返り討ちにしてくれるわ。大体、貴様は無粋なことをづけづけと・・・」
「だってさあ。気になるじゃん。夫としては」
なんだそれは!!!!形ばかりの夫婦であるのは百も承知だろう。そのために自分の生活を犠牲にしてくれたお前には感謝しているが・・・それは、これとどういう関係があるのだ!!!!
「そんな回数が知りたくて、文句をたれていたのか・・・仕方のない奴だ。そんなの聞いてどうする」
「気になるって言っただけです??。別にどうするもこうするも」などと言う銀時。お前の考えることはイマイチわからん。
そんなことくらいでお前が眠れないほど悩んでいるようにも思えないが、言えば納得するんだろうか。おとなしく寝てくれるのだろうか。
・・・そんな数など正直覚えていないが・・・
「いち、にい、さん・・・」
応えるからには、正確な情報でないとだめだ。記憶を頼りに、思い出してみる。と、
「はっ、ちょ、辞めて辞めて辞めて!!!いい、そんなん知らなくて良いから!!お願い、辞めて!!!」とあわてて止める。
「なんだ、貴様が教えろと言ったのではないか」その勝手さに、おもわずむっとする。
「しかし、お前相手に・・・高杉もすごいね!尊敬しちゃう!ある意味クララが立つよりすごいことだよ、これは!!」
はあああ????何なのだ、こいつは。
「さっきから、やたら高杉、高杉と・・・お前は、一体何を言いたいんだ」
自分でも、同感だったのか、銀時は引きつった笑いを浮かべて応えない。
「文句がないなら、もう寝ろ」
布団をかぶり直して寝ようと思う。
そしたら、
「まてい!!」
俺の布団にやつが滑り込んできた。
「何なのだ、一体」自分の後ろにいる銀時を振り向きもせず、とがめる。と、急に後ろから抱きしめられた。で、奴特有の、すねたような、甘えたような声を出す。
「確かめさせて」
「何を?」
「・・・夫婦の絆?」
「はあ??」
絆?
って、疑問系なのも良くわからん。
なんだか、密着したところが熱い。
しばしの沈黙の後、奴が
「俺も、クララが立つ気持ち、分かったかも」と言った。
「だから、クララっていったい何のはなしだああああ!!!」
後ろから、ぎこちなく服を脱がせてきた。
ええええ??どういうことだ。
クララの話はどうした。
それとこれは関係あるのか?
思考が奴の行動についていけない。
言いたいことは山ほどあるのに。聞きたいことも山ほどあるのに。
いざ、言葉に出来ない。
でも、今までのことを考えると、
俺は抵抗できる立場じゃないと思った。
それどころか、
おそるおそる上を向かせて俺をのぞき込んでくる、お前のその顔がおかしくて。
自然と笑顔になる。
抵抗しないでいると、あっさり全部脱がされた。
だが、俺ばかりこんな姿で、恥ずかしいというのに、
どうしたわけか、俺の上に跨ってきて、じろじろ見るばかりで何をするわけでもない。
ああ、銀時、
そうか、お前は迷っているんだな。
進むか、引くか。
選択を誤ったら、どうなるか分からない。
お前は昔から、計算で動くことがない。
いわゆる勘のようなもので、行動を決める。
だが、その決断は、無鉄砲なわけではない。そして、おおよそ間違いはない。
だから、俺はその背に自分の背を預けた。
お前は、自分の命も、他人の命も平等に大切にする奴だから。
俺にも、高杉にもない、
何も犠牲にすることを望まない、お前のそんなところが好きなんだ。
そのうち、そっと触れてきては、俺の反応を伺う事を繰り返す。
一体何処まで、
何処までだったらいいの?
そう言っているかのようだ。
お前には分からないのか?
もう、何処までだって俺は良いんだ。
お前が決めてくれ。
この関係を変えるのか、そうじゃないのか。
選択権はお前にある。拒否権は俺にはない。
長い沈黙だった。
いつも軽口を叩く奴が、全く言葉を発しない。
ただただ、俺の身体をなぞるだけ。
そんなに戸惑うなら、迷うなら、辞めればいい。
この関係を、壊すのが怖いのは俺とて同じだ。
俺だって、もう、何かおかしな感情を抱え込む余裕が正直言って、ない。
だから、
「銀時」やめにしようか、と。
けれど、
そのとき、こいつがやけにきらめいた目をしてやんわり口づけてきた。
別に不慣れな訳じゃないのだろうが、
遠慮がちな仕草に何とも言えない気持ちになる。
俺ごときに、気を遣わなくても良いのに。
そしたら、
「・・・いい?」
久しぶりに、聞いた様な気がする、その声。
お前は、最後の最後に、承諾を得る。
おれは、頷くしかない。
よく知っているはずの男の、
初めて知った感触。
どうにも、
こいつの孤独、寂しさ、強がり、
さめた心が突き刺さるようで、切ない。苦しい。
そっと、銀時の腕を掴んだ。
数え切れないものを守って、守れずに、傷ついてきた腕だ。
俺と同じ。
身体と一緒にゆれる意識の中で、あの熱を思い出す。
高杉に付けられた火は、やっぱりこの身に燻っている。
銀時、お前は、この火を消してくれるだろうか。
この火が消えない限り、俺は自由になれない。
溶けそうな、快感を感じたとき、
熱い体に、滴がぽたぽた流れ落ちた。
なんだろうと、目を開けて確認したら。
ああ、銀時が泣いている。
こいつは、どんなに苦しくても、哀しくても、痛くても泣いたことがない。
こいつが泣くのは決まって、・・・自分を責めているときだ。
死んでゆく仲間を助けることも出来ず、どうにもならない歯がゆさを感じたときに、
声も出さずに泣いていた。
こんな風に。
だから、気づくと、俺も泣いていた。
銀時が、それを見て笑ったように見えた。
くすぐったい気持ちになる。
ああ、もしも、俺がお前を少しでも癒せるのなら、
それがうれしい。
お前は一人じゃない。
案外、これは幸せという感覚なのかもしれない。
翌日。
いつもの時間に、目が覚めた。
と、驚くほど身近に奴の寝息を感じた。
こいつ・・・はずかしげもなく、腕枕なんぞしおって・・・!
こっちが照れる。
起きあがり、男の自分の腕より、筋肉の着いたたくましい腕を見る。
なんかむかつく。
寝汚いこいつはほっといて、
さっと、着替えて、いつものように食事の支度に向かった。
二人を起こして、
「おはよう」いつもと変わらず、挨拶する。
「あ??新聞・・・」と、銀時が取りに行く前に、渡す。「ど??も」と、言って受け取ったやつと、ふと、目があった。
昨日の、こいつの泣き顔を思い出す。
え????気まずい。見るな!照れる!!
あいつの顔が赤くなってると言うことは、俺もきっと紅いのだろう。
「おはようございま??す!」と新八君が入ってきて、ほっとする。
いつもの日常が始まった。
*** 数日後 ***
困った。
どうしても、腑に落ちないことがある。
ヅラと何度か身体を重ねて思ったが、奴はなんでか声ひとつあげない。
・・・まあ、いろいろ気を遣ってくれているのだろうが、
ちょっとというか、だいぶ男としては寂しいものがあるだろう。
あいつに対してもそうだったのか?
それとも、おれじゃあ、その程度なの?
なんだかたまらなく問いつめたくなったが、そんなの俺のプライドが許さない。
まあ良い、今日は、
鳴かぬなら、鳴かせて見せよう・・・*** ですよ。
「ヅラァ・・・覚悟しろよ、」
・・・
だが、しかし。今日もまた、桂の声を聞くことは出来なかった。
あ??あ。
なんか男として敗北した気分だ。たまらない。
寝間着を整えた桂は、うとうとと俺の腕の中でまどろむ。
このまま、いつもは無言でねるくせに、この日ばかりは、なにやら俺に抗議してきた。
「お前は、しつこい・・・・」
ぼそっと言って、そのまま寝てしまう。
はあああああ?????
ちょ、ちょっと・・・まって!!!
「ちょっと、それどー言う意味??!!誰と比べたの??今!!ねえ!!ねえええ???」
慌ててヅラに詰め寄れば、
ドカ!!っと、ふすまが外れて、神楽が
「うるさいアル!!!!」と寝ぼけ眼で怒ってとんできた。
ぎゃあああ!!!心臓が飛び出すかと思ったよ、銀さん!!死んだらお前のせいだからな!!化けて出るからなぁ!!神楽!!
外れたふすまをなおしながら、心で悪態を付くのが精一杯だ。
桂も、あれから一言も話さない。
あ??これから先は、神楽ちゃんがいない時じゃないとダメだなあなどと考えたりして。
・・・生活は、続いていく。
***数ヶ月後***
子供が生まれて、三ヶ月くらい経った頃だろうか。
桂が買い物から帰ってきてから少し様子がおかしい。
松之助を預かりながら、
「どうした?」と聞けば、
「なにも?」と応える。
俺の腕の中で、松坊が暴れる。
「そういや、出かけるとき、髪結ってなかったっけ?」
どうでも良いことなのに、妙にそのときは気になった。
「風が強くてな」妙といえば、こいつも妙だ。
「何かあったろ」俺の追求に、観念したのか口を割った。
「・・・高杉に」
廃人だれか捨ててくれ
廃人月詠腐誰か捨ててきてくれ
>>255 「はあ?あいつ、最近おとなしいみたいだったけど、江戸にいんの?」
「ああ、今日会った」
逢い引きですか、オイ!!きっと俺はものすごく嫌そうな顔をしたのだろう。
「会って、ただ立ち話をしただけだ。それ以外何もない」と、俺の目をしっかり見て言う。
ふーん。と、興味ないようにそっと桂の髪を上げる。
「・・・」
「・・・」
ピキッ。
「ヅラく??ん、ヅラ君。この跡なあに?」
「なにかあるか?ではきっと虫にでも刺されたのだろう」わざとらしく奴が言う。
「うそつけやああああ??????!!!!何したの、あんた達!!??まさか浮気したんじゃねえだろうなあ!!!!ちょっと、これは問題ですよ??!!
夫婦の危機ですよ!!!俺、元彼とまだ会う彼女とかも絶対許さない方だから!」取り乱す俺を見ても、ヅラは動じない。
「あいつは元彼でも何でもない」しれっと言い切る桂を、ぽかっと殴った。もう妊婦でもないしね。頭を抑えてなにやら文句を言っていたが無視した。てめえが悪い。
嫌々ながらも、あの隻眼の男を考える。
高杉よぉ。
何コレ。どういう事?
宣戦布告って奴?
それとも嫌がらせ?
どちらにしても、この子のことを知ったって事だよな。と、腕の中の松坊を見る。
でも、残念。うちの子ですから!!あいつも、俺のモンですから!!
そうなんだ。ずっと疑問に思ってた。あの計算高い奴が、子供を作るなんて芸当、考えなしにやるとは思えない。だったら、答えはひとつだ。
どうしても、欲しかったんだろ?桂との子供が。絆が。それを自覚しているにしろしていないにしろ、お前は望んだんだ。
そのくせ、桂には合意を得ていない、いや、それ以前に気持ちすら伝えていないんだろうから手に負えない。
高杉、俺はお前の気持ちが分かるよ。認めたくない気持ちが。
こいつ相手に、本気になるなんて自分、恥ずかしすぎて穴に入っちゃいたいよ。豆腐の角に頭ぶつけて記憶喪失になりたいよ。
でも、穴に入ろうが記憶喪失になろうが、こいつを無くすよりははるかにましだ。
桂は、元々頭の切れる男だ。変なところ鋭いし、聡い。だが、半面、
疎いところはとことん疎い。特に恋愛に関しちゃ、中学生レベルだよ。だから、
てめえの気持ちなんかも、桂は気づいちゃいねえよ。
「元彼でも何でもない」ってさあ。ざまあみろ。
ああ、それは幸いか。
むしろ、お前はそれが望みなのかもしれないな。
だがよ、だったら認めちまえよ。
計算高いあまりに、負けるとわかってる戦に出るのがいやだったんだって。
怖かったんだって。
それが出来ない奴に、俺たちの関係に割ってはいって欲しくない。
やっと手に入れた家族なんだ。
もう、誰にも、奪わせない。
俺は、夕食の支度を始める桂の方に向かった。
「なあ、桂」
「・・・なんだ?」
ばっと、大げさに身構える。なにしろ、おれが“桂”なんて呼ぶときはそうそう無い。
「お前と俺ってどういう関係?」
「夫婦にきまってるだろ」
「期限付きの?」
「・・・決まっている」
そうなんだ。そうなんだけどね。
「でもさあ、」
桂は不審そうな顔をしている。多分、何が言いたいか分からないんだろう。
「俺、お前のこと好きだよ」
「!!!!!」
かあーーーっと、奴の顔が紅くなる。超驚いているに違いない。
こいつには、これくらいストレートに言わないとダメなんだ。
「もちろん、月子が、だけどね」
「俺は、俺だ」
「そうなんだけどね??・・・」
桂が男に戻る日は近い。ということは、この、ままごとが終わる日が近いと言うことだ。
そんな間際になってこんなこという俺は、ずるいんだろうか。
「今更だな・・・」
「ん?」
「俺だって、好きだぞ。知らなかったのか?」
「マジ・・・!!!!」
ああ、やられた。
今度は俺が紅くなる番だ。
そんでもって、こういうときに限って余計な奴らが帰ってくる。
「ただいまある????!!」
「あれ、銀さん、顔赤いですよ。熱でもあるんじゃないですか?」
うるさいうるさい。
今、俺はいいところなの!
人生で、一番、いいところなんだから!
*** さらに一ヶ月後 ***
ところが、人生で一番良いところは、さらにその後やってきた。
ヅラに俺の子供が出来たのだ!!!
深刻な顔しちゃってさ、「話がある」だって。
苺牛乳を注ぎながら、聞いてたら「・・・子供が、できた」
だなんて!!うは!!
「は!!!???俺の???!!!!マジで・・・・・・!!!!」
うわ??????!!!信じらんねえ!!!うれしすぎる!!!キャッッホウ!!
ヤバイ、神様、いたとしたら、感謝します!!!生まれて、はじめて!!もう立ち上がってアルプス踊りを子ヤギの上でしたいくらい!!
いや、自分で思うくらいだから、そうとう、このときの俺はだらしなくにやけていたと思う。でもしかたない。
三日後 小田原市内で 記憶喪失状態の 眉毛のつながった桂を発見
話をきくと 宇宙人にさらわれた などとワケのわからん証言を……
まで読んだ
銀さんには桂が酒井法子みたいに見えてるんだよ!!
まで読んだ
銀さんと美人な桂に、子供が出来たんだよ!
まで読んだ
>>264 だが、そのすぐ後、低い声でヅラが言った言葉で、高揚した気分が吹き飛んだ。
「どうする?」
一瞬、意味がわかんなかった。
「え?いや、どうするって何???産んでどっちが育てるかって事?それとも、なんて名前にするかとかそう言う相談???」本当に、分からなかったんだ。
まさか、
「いや・・・産むか産まないか」そんな選択肢を言っているなんて。
思わず、というか、一瞬でかっとなった。同時に、ダン!!と大きい音がした。
「どういう意味?」自分でも怖い声だと思うが抑えられない。
「・・・もう一年、男に戻るのが遅れる・・・」
「だから、その子を犠牲にするってのか??」
こいつの言っていることが理解できない。こればかりはさすがに頭に来る。本気で怒る。
「男に戻りたいから、殺すのか?!」
「そう言う意味ではない」
「じゃあなんだ!あいつの子は産めても俺の子は産めないってか?!」
「ただ、これ以上は迷惑になるかと思ってだな」
「もういいよ」
本当に、もういい。こいつは最悪な天然野郎だ。
お前は、産みたくない訳じゃないんだ。
ただ、これ以上万事屋に迷惑をかけたくないと言っているんだ。そうだよな?
こいつには、はっきり言わなきゃ分からない。
どんなに俺が、うれしくて、喜んでいるかも。迷惑なんて思っているはずもないことを。
つっと奴に近づく。怯えたような顔をする桂。
なあ、桂、頼むから。拒まないで。
「迷惑じゃないから、産んで欲しい・・・」
お願い、お願いだから。
俺に家族をちょうだいよ。
俺に、幸せをちょうだいよ。
きっと、同じだけ、返すから。
この、凍てついた氷のような心を、
溶かしてくれるのはお前しかいないんだよ。
昔の俺を知っていて、今の俺を知っている。
そして、側にいて、分かり合える奴は、家族のいない俺にはお前しかいない。
だから、お願い。
一緒にずっといれないのも分かってる。
この夢がいつか終わるのも。
お互いの道が違うのだから。
でも、だからこそ、夢が終わるその最後の一瞬までのお前は、
俺にちょうだい。
月詠と桂がageます
(桂視点)
***数日後***
たまに、銀時が思い出したように俺の布団に入ってくるようになって、何回か過ぎたとき、
やけにしつこく絡んでくる日があった。
すぐ近くに、リーダーもいるというのに、あの忍者の娘とているかもしれないというのに。
「ヅラァ・・・覚悟しろよ、」
にやりといたずらっぽく(ああ本当にこれはいたずらするときの顔だ。子供の頃からこればかりは変わらない)笑って言った。
そうして、俺が反応するところばかり責め立てて、俺を追いつめる。
でも、そのうち、結局自分の良い行為に没頭していく。
だから、ギリギリのところで、俺は助けられるんだ。
お前の求めてることは何となく分かってる。
でも、俺は女であって女ではない。
だから、女のように振る舞うのだけはごめんなんだ。
きっとお前が同じ立場だったらそうする。
ここが、もし二人だけだったら、百歩譲ってお前の期待に添ってやることも出来たかもしれないが、生憎そうじゃない。
寝間着を整えると、さも当然のように右手を差し出してくるので、その上に頭を置く。
その体温が心地よくて、眠気におそわれる。
それにしても。
一言言ってやらないと気が済まない。
お前は忘れているのかもしれないが、俺には子供がいるんだ。
こんな事が続いたら身が持たない。というか、子供が心配だ。
「お前は、しつこい・・・・」
それだけ言うのが精一杯だった。後は眠りに落ちるだけ。
・・・・
夢か、それとも願望か。
俺が本当は本当に女で、
こうやって一生送っていくのも悪くない・・・なんて思った気もする。
それはそれで気持ち悪いか・・・やっぱナシ。
***数ヶ月後***
子供が生まれて、三ヶ月くらい経った頃。
高杉にあった。
久しぶりにあったあいつは全く変わっていなかった。見かけは。
本当のところはどうなんだろう、計りかねている。
そんなことを悶々と考えながらかえると、敏感にそれを察知したのか
(その勘の良さは動物並だ)
「どうした?」と聞く。
「なにも?」
「そういや、出かけるとき、髪結ってなかったっけ?」
「風が強くてな」
「何かあったろ」でた。しつこい。
こう言い出したときの銀時をはぐらかすのは無理だ。
「・・・高杉に」
「はあ?あいつ、最近おとなしいみたいだったけど、江戸にいんの?」
「ああ、今日会った」
そう言えば、予想通り、ものすごく嫌そうな顔をした。
「会って、ただ立ち話をしただけだ。それ以外何もない」
本当に何もないのだから、と、奴の目をしっかり見て言う。
ふーん。と、興味ないようなそぶりで、だが、確かめるように俺の髪を上げる。
「・・・」
「・・・」
「ヅラく??ん、ヅラ君。この跡なあに?」いつもの、怒り爆発寸前の声色。
「なにかあるか?ではきっと虫にでも刺されたのだろう」
「うそつけやああああ??????!!!!何したの、あんた達!!??まさか浮気したんじゃねえだろうなあ!!!!
ちょっと、これは問題ですよ??!!夫婦の危機ですよ!!!俺、元彼とまだ会う彼女とかも絶対許さない方だから!」
と吠えたてるので、
「あいつは元彼でも何でもない」
しれっと言ってやった。そしたら、あろう事か、殴ってきた。
貴様!!!!それこそ、DVだかんな!!!こっちこそそんな暴力夫は願い下げだああああ!!!
何にもないと言っているのに、浮気ってなんだ!!!
貴様こそ、ろくに稼いでもないくせに、束縛はしまくりだし、俺の携帯たまに見てるのも知ってんだかんな!!!
離婚結構、なんなら、これから市役所いこうか!!!さあ来い!!
もう土曜だが、まともな奴居るか?
ふと思ったんだけど銀さんが攘夷戦争やってた時って、真選組は何やってたんだ?
京都でのんびり?
>>281 真選組は京都にはいた事がない
年齢がよくわからないから微妙だが武州で近藤の道場にいた頃か
江戸に出ていってまだ真選組を結成してない頃じゃないか
真選組自体は攘夷戦争が一応終わって攘夷志士がはっきり政府にたてつくテロリスト
という扱いに変わった後でないと成立しない組織だと思うし
廃刀令&幕府が天人側について戦争終結→残った不満分子が江戸に流入して散発テロ
→それを収めるために真選組発足という流れかと
>>281 真選組はおぼっちゃん集団だから戦争終了後にできたゆとり組織
>>282 攘夷組と比べてなんの戦争も経験さてない真選組はまさに雑魚
見廻り組も出てきたしもうお役御免かもな
>>280 まくし立てても、聞いていない。
こっちを見もせず松之助と遊んでる。
だから、貴様はもてないんだ、この天パー。
歯がみしながら、でももう仕方がないので、夕食の支度に向かう。
「なあ、桂」
桂じゃない、坂田だ。いや、いや、それより何より、何で俺をちゃんと呼ぶんだ。
怖い怖い。
「・・・なんだ?」
思わず、身構える。
「お前と俺ってどういう関係?」
は?何かと思ったら、そんなことか。何だというのだ、決まり切ったことを聞いて。
「夫婦にきまってるだろ」
「期限付きの?」
「・・・決まっている」
「でもさあ、」
まったくこいつは。何が言いたいのか分からない。と、突然。
「俺、お前のこと好きだよ」
「!!!!!」はああああ?????
何だ、その発言???何だ、この展開????何処のドラマを見たのだ??今度レンタル屋に行かねばああ!!ってそんなことじゃなくて。
「もちろん、月子が、だけどね」と、付け加える。
何を言っている。
「俺は、俺だ」
「そうなんだけどね??・・・」う??んと頭をかしげる銀時。
まえらは所詮芋侍だから
明らかに桂より各下だしな
>>286 お前・・・俺だって、お前が嫌いではないに決まっている。
だからこそ、戦争が終わった後だって、遊びに来ていたし、なにかと協力したり、してもらったり。
・・・できたら、また共に攘夷活動をしたいと考えているのだ。かなわぬ事と知っていても。
「今更だな・・・」
「ん?」
「俺だって、好きだぞ。知らなかったのか?」
「マジ・・・!!!!」
あり?今、ものすごく紅くなってるぞ。お前。俺変なこと言ったか。
「ただいまある????!!」リーダーが帰ってきた。
「あれ、銀さん、顔赤いですよ。熱でもあるんじゃないですか?」
新八君も。ああ、食事の支度しなければ。
なんだか慌てる銀時を横目に、
こんな時間が、もう少し長く続くといいな、・・・などと不覚にも思ってしまった。
余談: 父親
幾月か過ぎて、江戸にとある目的でぶらりと立ち寄ったら。
本当に偶然、桂に会った。
買い物かえりか。何だか買い物袋をぶら下げて、
胸に、生まれた子供を抱いていた。
そう言えば、銀時が“弟になった”だのと抜かしていやがったな。
笑わせる。
ままごとのような芝居夫婦も伊達じゃなかったのか。
名を聞けば「松之助」だとか。
偉く上等な名をやったもんだ。
あの人の名を付けるなんて、
何だか無性に苛立った。
一瞬、切り捨ててやろうかとも思ったが、
そんなことに意味はねえ。
だが、俺の一瞬はなった殺気に、
ちゃんと桂は反応していた。
まだ、一応錆び付いちゃいないようだな。
それが、何だか妙に楽しい。
あいつが、「縁のものに名をもらった」と言ったので
ああ、こいつは俺の子だったのか、ということを知った。
驚かなかったと言えば嘘になるが、疑惑が確信に変わっただけの話だ。
そっと、まだ毛の生えそろってないような頭をなでれば、
ガキがぽっかりと目を開けて俺をみやがる。
きりっと髪を結い上げて、あの紅い簪を付けて、なんだか得意げな桂の様子に、
面白くなくて
そっと抱き寄せれば、抵抗しない。ふんわりと、懐かしい匂いがした。
だから、
相変わらずの白い項に吸い付いてやった。
案の定、簡単に跡が付く。
・・・
ざまあみろ。
悔しがるであろう、銀髪頭の男を思い浮かべた。
あいつの独占欲は半端じゃねえ。
そっと桂の耳元で、
言おうか言うまいか迷っていた言葉を告げた。
そのあとは、とてもじゃないがお前の顔が見れない。
>>281 だいたい>282の言う通りだと思う
銀さんと初めて会ったあたりのセリフから考えても結成はつい最近だったと思われる
>>284 だいたい>287の言う通りだと思う
銀さんにも桂さんにも全く及ばないあたりから考えても結成はつい最近だったと思われる
総合にこんなの貼られてびっくりしました
デブな土方って嫌われてるんですね
505 fusianasan 2012/12/01(土) 17:35:35.46
土方腐がこれで発狂して沖田腐に噛みついてるんじゃね
895 名無し草 sage 2012/12/01(土) 12:50:53.92
土方みたいなデブ基地おっさんに魅力感じないわぁ
896 名無し草 sage 2012/12/01(土) 12:51:55.76
土方腐って土方って名前ついてたらどんなでもいいんでそ
897 名無し草 2012/12/01(土) 12:53:44.06
>>896 もともとこんなキャラじゃん
864 名前:ぼくらはトイ名無しキッズ 投稿日:2012/07/12(木) 21:28:09.75 ID:39xeeovV0
ト、__ト、_
ァ ̄  ̄`ト、
ヽ、 ヾ
ヽ、/ィリソソヘ ト、ト、ヘ、ミ、
/ ⌒ ⌒ \
| ,ノ(、_, )ヽ |
\ トェェェイ /
\ _ ヽニソ, /
- 、 , -‐'7ハ
898 名無し草 sage 2012/12/01(土) 12:54:19.36
>>897 ちょwwwwwww首チョンもってくんなwwwwwwwwww
>>291 桂、
次にお前に会う時が、
俺が死ぬときだったらいい。
そうだ、
有言実行のお前のこと。
宣言したとおり、俺をぶった切ってくれよ。
お前の剣で一寸違わず、心臓を突き刺して、
熱くて熱くて仕方ない、この熱を
一滴も漏らさず流してくれ。
そうしたら俺は
・・・きっと。
298 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/02(日) 01:36:01.03 ID:bX0l1G050
どうすればさっちゃんとセックス出来ますか?
全蔵は毎晩さっちゃんとセックスして羨ましいです
潮吹きますか?
どうですか?
299 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/02(日) 01:41:06.82 ID:QeOjf1+S0
どうすればヅラちゃんとセックス出来ますか?
銀さんは毎晩ヅラちゃんとセックスして羨ましいです
潮吹きますか?
どうですか?
余談5*ギャグ 月の姫
(松之助が生まれて間もない頃)
1.
スナックお登勢。
坂本とちょっと一杯飲んでいるときだった。
酒の勢いとは恐ろしい。
俺は、何でか奴なんかに犬も喰わない話を相談してしまったのか。
悪夢はここから始まる。
「奥さんにこの間言われた一言がショックで・・・「しつこい」ってさあ・・・言うのよ」
坂本が、なんだかんだと慰めてくれるのがまたキツイ。
「元気出しい。あっさりしてるって言われるより、いいぜよ」
「そこじゃねえんだよ??。なんつーかさあ・・・絶対誰かと比べての発言だと思うのね。それが、へこむって言うかさあ・・・気になるって言うかさあ・・・」
お登勢とキャサリンが何げに聞き耳(猫耳)をたてているのが分かるが止まらない。
「フツー言うかなあ。ああいうこと・・」
「まあ、月子さんには月子さんの考えがあるぜよ。深く考えちゃいけんきに」
アハハと、坂本が明るく笑う。酔ってもTPOはしっかりしている。
ヅラのことは暗黙の了解で外では“月子”と呼んでいた。
「あんたもたいがい甲斐性なしだねえ。こんなとこで愚だ巻いてないで、夫婦の問題は夫婦で解決するもんだよ」
「ババアにはわかんねーんだよ!男のナイーブなところなんざ。だーってろィ!」
はあーと、お登勢がため息を吐く。おれは、ぐいっと一杯飲んで、
「ちょっと、これからおね??ちゃんのいるお店いかねえ?確かめてみる!」
坂本を連れて出ようとする。
「確かめるって何をじゃ?浮気はいかんぜよ、金時」
「浮気じゃねえよ!!調査!!!調査です!!!」
「んな??に気になるなら、本人に聞いてみればいいじゃろおが」
「聞けねえよ!!!だから、他の人の意見を聞いてみようと思ってるんだろーがアアア!」
「じゃあ、高杉に聞いてみればいいきに」
「出来るかアアア!!!っつーか、何処にいるかしらねーーっつの」
「今は、会いにいかんでも、話すだけなら、これがあるっちゃろ。」
キラン、と、最新型携帯を取り出す。
こ、こいつ、・・・高杉の番号知ってるのか・・・あなどれねえ!スザっと後ずさる。
あ、そういや商人だったもんな。お得意先か。
「それ、職権乱用じゃねえの・・・」
「別に、元々友達なんだから、電話くらいよかろ!おんしを鬼兵隊に届けたときの方がギリギリじゃ。」
そりゃそうか。確かに、会ったらぶった切ると言ったけど、話すくらいなら。
TULLLLL・・・・マジか!うわ??なんでか、緊張する。
しばしの沈黙。どうやら、他の部下が出たらしい。総督お願いしますって。快援隊・坂本・・・って名乗ると、あっさり承諾したようだ。こいつの人脈、すげえな、おい。頭空だけど。
「あ??!高杉か!元気にしとるかの!毎度おおきに??。あ、いま、金時と飲んでるんじゃけど・・・」アハハハといつもの調子だ。
つーか、俺は銀時だ、銀時!まあいいや。耳を近づけて、話を聞いてやれ。
ああ??、『は?銀時?』むかつく例の低い声が聞こえる。
「あ??用事?ああ、何か金時が聞きたいことがあるって・・・ちょっと待って、替わるきに」えっっ???!!
そう言って、受話器を俺に差し出す。
ちょっと、なんて言えばいいの!!心の準備できてないんだけど!!!
「あ・・・あ??あ??、ど??も」と言えば、
「なんだ」実に素っ気ない返事。
「あのさ??、お兄ちゃん」プツッ。ツーツーツー・・・って、オイオイオイオイ!!!!
「切れたんだけどぉ!!!!」
「おんしが変なこと言うからじゃろ。どれ、もう一回かけてやるきに」
あいつのことだから、もう出ない気がする。気付けに一杯ぐいっと飲み干した。
TULLLLL・・・・
「あ、すまんのう。」でた!!!!!
どうやら、そのまま携帯持ってたらしい。坂本が何とか話を聞いてくれるように取りつくろってくれるが・・・
「じゃ、かわるきに」
オホン。
「あの・・・ヅラの話なんだけど」
「興味ねえ」
「まっっ待て待て待て!切るな!!」さすがに弐度目には切る気配を察知した。
「・・・なんだ」ホッ。
とはいえ、なんて切り出したらいいものか。つーか。何で俺がこんなに焦ってるわけ。
「あのさ??、最近ちょっとHがさ・・・」さすがにダイレクトすぎたか。
「他人の情事に興味ねえ」
「待て待て待て!お前に関係あるんだって!!」
「はあ?」お、ちょっと食いついた?
「ん??。なんつ??の・・・」俺がしつこいって思うって事は、こいつがあっさりしてるって事で、・・・てことは。
「お前って、もしかして早いの?」
「はあ?」
ぁ、言っちゃった。・・・沈黙。ごめん、これはないよなあ。
「あ、別にヅラが言った訳じゃないから」あわててフォローする。
「何か良くわからねえな。何が言いたいんだ、てめぇは」
「ヅラってさ、あんま何も言わないじゃん?」探りを入れてみる。
「・・・?」
「ん??、何か静かじゃんか」
多分、俺の言わんとしたことが分かったはずだ。どうだ、思い当たることがあるんだろ!!!ああ、みたいな感じだったよね!!
「そうか?」
!!!!!なんですと???!!!!
「あの・・・」
「結構うるさいと思うけどな」ククク・・・と、低く笑った。
「嘘つけ!」
「ヅラに聞いてみろよ。・・・なんだ、そんなことか。くだらねえ」
カチ??????ン!!!
何かあったまきた。だって、てめえの息子は俺が育てんだぞ。恩を仇で返すつもりか、この野郎!
「くだらなくねえ!!てめえの所為で俺はマダオにされてんだから、てめえには応える義務がある!!」と息巻けば、なるほど、子供のこととぴんと来たか。
「・・・そうかい」殊勝な声だすじゃないの。
「ああ、一度言おうと思ったんだけどな、お前はこっちがどんだけ大変な思いしてるかしらね??で、いい気なもんだよ。お陰でこっちはいつも金欠で・・・いや、別に困ってないけど!!!」
「何だ、金の相談だったのか。金なら出すぜ」
「!!いらね??よ!!困ってねえっつってんだろ!!」
なんだこいつ。むかつく!!何でこんなに上から目線なんだあああ!!
「金時、何の話してるんじゃあ??」と、坂本が横から入ってきたので、はっとする。
そうだった・・・
「あ、いやいや。ヅラの話なんだけど。あいつさぁ・・・」
この会話に夢中になってる俺は、お登勢の引き戸が開いたのも知らずにいた。
「その話はもういいだろ。てめえの未熟さ棚に上げてヅラの所為にしてんじゃねえよ」
がはああ!!!
「あのな・・・・っ!俺だって、すげー、鳴かしてんだかんな!!!そりゃも??ヅラうるさいくらいにアンアン言って・・・もう大変・・」
??????ドゴアアア!!!
脳天に強烈な衝撃を感じた。
ぐはっ。
振り向くと、青筋たてた月子さん・・・
気持ち悪いスレですなwww
>>282 解説ありがとう
京都には居なかったのか、銀魂はコミックスは集めてないから記憶が曖昧だったわ
沖田はともかく近藤土方山崎なんかは、攘夷戦争をどんな思いで見てたんだろうな
まぁそれぞれただ傍観していたわけではないと思うが
つーかここ本当に気持ち悪いな
吐き気がしてきた
銀さんと桂を嫌いになりそうだ
コピペ貼るだけならまだしも質問に対しても腐認定、自演認定してきたり
真選組は弱い→それに比べて銀さん桂は強いみたいな流れにしようとするのもキチガイとしか言い様がない
ごめん、腐にあんまり耐性が無いからスルーできんかった
とりあえずもう二度と寄り付かんから許してくれ
>>283 解説ありがとう
京都には居なかったのか、銀魂はコミックスは集めてないから記憶が曖昧だったわ
雑魚沖田はともかく雑魚近藤雑魚土方雑魚山崎なんかは、攘夷戦争をどんな思いで見てたんだろうな
まぁただ傍観していたわけだと思うが
つーかここ本当に気持ち悪いな
吐き気がしてきた
土方と沖田を嫌いになりそうだ
銀さんと桂の小説に嫉妬するだけならまだしも自演質問を自演扱いに対しても腐認定、自演認定してきたり
真選組は弱い→それに比べて銀さん桂は強いみたいな流れにしようとするのは当然だしそれに嫉妬して更に自演する真選組厨はキチガイとしか言い様がない
ごめん、腐にあんまり耐性が無いからスルーできんかった
とりあえずもう二度と寄り付かんから許してくれ
>>308 真選組腐は本当に気持ち悪いな
銀さんと桂に比べて弱い癖にさっさと死んでほしい
土方と沖田腐とか完全に腐にしか人気ないし
本当に気持ち悪いID:3Kvz8l5w0とか本当に腐丸出し
銀さんと桂さんみたいな伝説の攘夷志士より各下だからって臭い隠せよ
土方と沖田嫌いになりそう
総合にこんなの貼られてびっくりしました
デブな土方って嫌われてるんですね
505 fusianasan 2012/12/01(土) 17:35:35.46
土方腐がこれで発狂して沖田腐に噛みついてるんじゃね
895 名無し草 sage 2012/12/01(土) 12:50:53.92
土方みたいなデブ基地おっさんに魅力感じないわぁ
896 名無し草 sage 2012/12/01(土) 12:51:55.76
土方腐って土方って名前ついてたらどんなでもいいんでそ
897 名無し草 2012/12/01(土) 12:53:44.06
>>896 もともとこんなキャラじゃん
864 名前:ぼくらはトイ名無しキッズ 投稿日:2012/07/12(木) 21:28:09.75 ID:39xeeovV0
ト、__ト、_
ァ ̄  ̄`ト、
ヽ、 ヾ
ヽ、/ィリソソヘ ト、ト、ヘ、ミ、
/ ⌒ ⌒ \
| ,ノ(、_, )ヽ |
\ トェェェイ /
\ _ ヽニソ, /
- 、 , -‐'7ハ
898 名無し草 sage 2012/12/01(土) 12:54:19.36
>>897 ちょwwwwwww首チョンもってくんなwwwwwwwwww
407 好き嫌い 2012/12/02(日) 00:50:19.33 ID:DrJDuSL30
新八腐息してる?
408 好き嫌い 2012/12/02(日) 00:51:26.34 ID:FfZTGNb70
眼鏡ザル腐が
銀さんのツレ(妻)な美しい桂さんに嫉妬するのは仕方ない
409 好き嫌い 2012/12/02(日) 00:53:15.09 ID:zYIHlue60
好き
吟鬘 肘鬘 鷹鬘
嫌い
吟芯 肘芯 芯家具
410 好き嫌い 2012/12/02(日) 00:55:03.16 ID:wDk7Nq9o0
http://natalie.mu/comic/gallery/show/news_id/78070/image_id/150670 ポスターも完全に公式夫婦の銀桂だね
嫉妬厨新八腐ざまあ()
不人気不細工キャラの腐は死ね
>>304 「貴様アアア!!!何を大声で訳のわからんことを言っているかアアア!!!!」
激高のご様子。
そりゃそうですね。
済みません。・・・
あ、電話・・・
どうせ切れているだろうかと思ったが、一応耳に当てる。奇跡。切れてないようだ。
「ん・・オホン。あのさ。」
「まあ・・・がんばれや」プツ・・・ツーツーツー
・・・あ、、、
くっそ??????!!!む????か????つ????く??????!!!!
雑魚モブ真選組()厨気持ち悪いスレですなwww
>>314 2.
何あいつ、なんなの、あの余裕の態度!!!!
ハッと見ると、坂本の隣でお酌する月子さん。気づけば、客は俺たちだけだ。
「あ、あの??」
「貴様一体誰と話してたんだ?訳のわからんことをべらべらと・・・」
「高杉じゃよ」へらへらと坂本が笑って応える。
「たっ・・・」絶句。そして、俺をじろりとにらむ。不穏な空気を察知してか、さすがはババア、年の功。とりもってくれるのか、近づいてきた。
「誰だい?昔の月子の良い人かい?もしかして、松坊の」
んだよ!!ババア、おもしろがってるだけじゃねーーーかああああ!!!使えねえ!!結局、俺たちの座敷に座ってみんなで飲むことに。まあ、桂はお茶を飲んでいる。
「いい人ではありませんが、父親です。」
「違うね。ただの強姦魔」
「銀時!」すかさずお登勢が一括。
「アホの坂田はダマッテロヨ」キャサリンまで・・・
「・・・・そうか、まさか奴と電話とはな。一言かわれば良かったな」残念そうにぽつりという。てんめええ??????!!
なんだそれは!!亭主の前で!!ぶん殴ろうかと思ったとき、坂本がすごいこといいやがった。
「じゃあ、もう一回かければいいきに」
「はあああ??冗談辞めて!!いいって、いいって」あわてて止める。
「でも、話したいんじゃろ。別に話すくらいかまわんぜよ」
ふむ。と、桂がうなずく。おおおいい!!俺は絶対ゆるさんぞ!!電話をへし折ってやろうかと思ったら、早速坂本がかけている。
TULLLLL・・・・
「でるわけねえって!!」プツ・・・でた!!??
「あ、坂本ですけど??。総督・・・え?イヤイヤそういわんで・・・」
お、いいぞいいぞ。なんか拒否られてる。どうせ、取り付ぐなと言われてるんだろ。ざま??みろ。と、カンをおかわり。コップで飲む。
「いやいや、金時じゃのうて、話したいのは、え??“月子”さんぜよ。そう伝えてくれればいいきに。まっとるから」しつこいなあ、坂本。
「何してる人なんだい?堅気じゃなさそうだねえ。」待ち時間にお登勢が話す。
「凶悪テロリスト」
「銀時!」
「いや、間違ってはいない・・・」
「攘夷志士かい」
「そんなところです」
「・・・あんた、男運悪いねえ。奇麗なのにもったいない」
「ど??ゆ??意味だよ、ババア!!!!」
「おっ、高杉。何度も悪いのう??。月子さんがどうしてもって言うきに。替わるぜよ」
はああ???!!でたよ!!!坂本が携帯を手渡す。
「もしもし、かつ・・月子だ」
何となく、一同静かになって、耳をそばだてる。
「・・・ああ、元気だ。お前は?・・・そうか。ついこの間、離乳食を初めてな。・・・うむ。よく食べてよく眠る。きっと丈夫に育つぞ。・・・今は、寝かしつけてきた」
なんて、うれしそうに話しちゃって。まあ、子供の話しだし、ヅラは親ばかだから仕方ない。にしても。くそ、面白くねえ。ぐいっともう一杯。
「つーか、もう良いよね。十分でしょ!」と、電話を捕ろうとすると、お登勢に殴られた。
「って??な、ババア!」
「野暮なことすんじゃないよ。父親が息子心配すんのは当然だろ」
「父親は俺だっつーーの。・・・」頭さすりながら、手酌でまずい酒をすする。
気になって気になって仕方ないという様子の俺を見かねて、坂本が、じゃったら、スピーカーにすればいいきに。という。
なんか、それもそれでプライベートをのぞき見るようでちょっと・・・と思ったが、酔っている俺は誘惑には勝てなかった。
(いや、みんな実は聞きたいんだろう!!!)お登勢が、「今日はもうあんた達しかいないから店じまいにするよ。好きなだけ話な」と、承諾した。
318 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/02(日) 04:46:20.94 ID:rl25p0p80
つーかID:tkUQBoV5P
ID:sdatPke+Oはp2と携帯での月詠沖田腐の飴臭い
銀さんと桂に嫉妬してるところとか
沖田厨丸出しなところとか
腐嫌い主張(でも本人が腐女子)
悔しかったんだろうなw
>>318 自爆=飴だから土方月詠腐の自演だろ
どっちにしろ銀さんと桂に嫉妬してる真選組厨はイタタ
銀魂はコミックスは集めてないから記憶が曖昧だった時点で真選組厨って本当に原作読んでない腐なんだなと
雑魚沖田はともかく雑魚近藤雑魚土方雑魚山崎なんかは、攘夷戦争をどんな思いで見てたんだろうな
まぁただ傍観していたわけだと思うが
つーかここ本当に気持ち悪いな
吐き気がしてきた
土方と沖田と月詠を嫌いになりそうだ
銀さんと桂の小説に嫉妬するだけならまだしも自演質問を自演扱いに対しても腐認定、自演認定してきたり
真選組は弱い→それに比べて銀さん桂は強いみたいな流れにしようとするのは当然だしそれに嫉妬して更に自演する真選組厨はキチガイとしか言い様がない
ごめん、腐にあんまり耐性が無いからスルーできんかった
とりあえずまだ寄り付くからよろしく
キチガイまえら腐イタタ
>>317 プ・・・と、坂本がひとつボタンを押した。
「・・・そうかい」突然、低い声が聞こえた。結構響く。
「でな、笑った顔なんぞ、お前の小さい頃によく似・・・」ちら。俺の顔を見てヅラが言葉を濁す。さすがに気を遣っているのだろう。
「お前は俺の赤子の頃なんざしらねえだろうが」言葉だけ聞けば素っ気ないが、なにこいつ。さっきと全然雰囲気違うんだけど!!何優しい声出してんの。気持ちわりい。
・・・が。
「あら、良い声だねえ。話し方も男気があって良いじゃないの」
「アホの坂田トハチガウヨ」
「てめーら、ぶっ飛ばす。銀さんだってあれよ。良い声だよ??」と、ちょっと声音変えてみたりして。何でこうもあいつは女に人気があるのか・・・世界七不思議。
まあ、それから話はとりとめもない感じで。聞くほどの事じゃなかった。終始、子供だの、突然脱線してみてはエリザベスがどうの訳のわからんことを言っていたが、
それにいちいち「へえ」だの「そうかい」だの、相づち売って電話を切らずにいる。さすがに、15分を経過した頃、三味線をつま弾く音が聞こえ出したりして、飽きてきたんだろうか。
「なんだい、三味がひけるとは、風流な男だねえ。しかも、上手じゃないか」
「どーせどこぞの芸子でも引っかけて習ったんじゃないの。あいつはそう言う男だから」
ていうか、長くない???もう電話して30分近く立つけど。いらいらも限界だ。こういうところみると、ヅラって女っぽいところあるよなあ、と思う。
長電話だの、肉球好きだの、もういっそ、女のまま過ごしなさいよ!!!(お母さん風)
「ちょっと、もういい加減にしろよ。坂本も電話代困るだろ!」といえば、坂本が
「気にせんでいいきに??」と言ってくれたが、ヅラは察して、
「すまん、坂本の電話を借りているので、・・・その、電話代がかかるからそろそろ」と奴らしく正直に言っている。よしよし。
「・・・金に困ってるなら、出すぜ。さっき銀時にも言ったがよ。俺は・・・」
「あ、いや、いいんだ。こっちは何とかなるから。・・その、ありがとう」
た????か??????す????ぎいい??????!!何で稼いでるかわからん汚ねえ金はいらねえよ!
「おや??、なんだい。いい男じゃないの。甘えればいいのよ。で、家賃払いな、銀時」
「ツケモハライナ」
「うっせ??!ババアども!!」
なに!!!何このラブラブモード!!もう我慢できねえ!!!握ってたコップがみしっとなった。
「・・・そうか。まあ、必要になったら言ってくれ。番号は坂本にでも聞いておけばいいだろう」
「ああ・・・そうする」
「ヅラァ・・・」嫌な声で桂を呼ぶ。ぞっとする。
奴らしくない、言いよどんでいる。何を言う気だ??まさか、俺と一緒にとか、やり直そうぜ(?)とか、言い出すんじゃないだろうな!!てめえ!!
と、思ったが、なかなか言い出さない。と思ったら、思いついたように言ってきた。
「今夜の月はもうみたか?なかなか奇麗な満月だぜ」
がくっ。んだよ。月見の話かよ。焦って損した。
「満月なのか・・・気づかなかった」
良くわからねーが、漂う空気がなんかいやだ。早く切れ!
「高杉・・・?」
名前呼ぶんじゃねえよ!
「こんな、かぐや姫の帰る日は。意志の強い奴は何をしようと自分の生きる世界に戻るだろうよ。だが、俺ァねえ・・・無駄と知りつつも、たとえ月が恋しくて泣こうが喚こうが、
天の衣を一生隠してしまいたい、と思うときがある。」
なんじゃそら。言ってる意味がよく分かりません。ていうか、何かどっかで似たようなこと言われたような・・・。
桂が何か考え込んでいる。何だよ、その顔・・・何でそんな哀しそうな・・・
「高杉、貴様・・・もしかして」
だが、奴は桂に言わせなかった。その言葉を遮った。
「そういえば、さっき、銀時にてめえらの聞きたくもない情事を聞かされたが」
「は??」
「まあ、少しくらい演技でも良いから、喘いでやれよ。・・・あの夜みたいにな」クククと、笑った。桂が、なにか思い出したのか、ガーーーっつと、赤面して、言った。
「っ!!!!変態!!!」瞬間、
「はああああ!!!!なんだ、あの夜って!!!嫌なこと言うんじゃねえ!!バーカ、バーカ!!!!」と、とっさに我慢できず電話を奪っていた。
「クク・・・やっぱり聞いていたのか。そう言うこったろうと思ったぜ。お望み通りだろ。伝えてやったんだ、ありがたく思え。これで貸し借りナシだな。じゃあな」
プツ・・・ツーツーツー
バリン!握っていたグラスが砕けた。
「・・・・っつタマ来た??????!!!!なにあいつ、何様???」
「アハハハ、こりゃ一本捕られたのう」なんてのんきに笑う坂本。キャサリンも嫌な笑い方をする。お登勢のババアもにやにやしやがって。俺の怒りは収まらない。でもって、
「ヅラ君??、あの夜って何??どの夜??!!何したの?変態プレイ???」
「そんなわけなかろう!!!」
「金時、そりゃ、野暮ってもんじゃ??アハハハハ」
「アハハじゃねえ!モジャ!!」
もう、俺は桂につかみかかる寸前だ。なにしろ、気にくわないのは、桂が貌を紅くしたまま俯いてこっちを見ようともしないことだ。
くっそ??????!!てめえって奴は・・・
「気障な男だねえ。・・・だけど不器用だ。だからいい女を逃がしちまうんだろうね・・・」
ふーーと、お登勢が煙を吐いた。
ああ、どうせこうやって俺をやきもきさせて楽しんでんだろうな。あいつ。趣味悪い・・・腹立たしいけど、それもこれも奴の思うつぼかと思うとこれ以上険悪になるものばかばかしい。
「ま??、最後に勝てば官軍なわけだから」
「あら、大人になったじゃないか、銀時」
「ふん」
外に出てみると、確かに満月だ。
白くぽっかりと光り輝いている。
江戸の空に・・・
そして、満月にくっきりと浮かぶ一艘の船の輪郭。あの船は・・・あの形は。
・・・鬼兵隊。
となりの桂が、はっと息をのんだ。
お前、一体どういう状況で奴と月なんか見てたんだよ。
問いつめたいけど、もうやめだ。
過去は過去。消したくても消えない。変えたくても変えれない。
それは、俺たちが一番よく分かっていることだ。
あのころから、
分かりすぎるくらいに。
やり直せないことも。
だから、お前のことだけは、
これからだけを見ていく。・・・・つもり。
・・・多分。
>>306 >>9読め
あとまともに話したいなら避難所行くといいよ
あそこなら自爆来られないから普通に話ができる
>>306 >>11読め
あとまともに話したいなら月詠アンチスレ行くといいよ
あそこなら真選組厨は普通に話ができる
間違えた
>>308 >>11読め
あとまともに話したいなら月詠アンチスレ行くといいよ
あそこなら真選組厨は普通に話ができる
>>324 余談4 ムンプス
(松之助生後4ヶ月くらい)
久しぶりに、携帯にあいつから電話が来た。
とはいえ、少しばかりタイミングが悪い。
「どうした?」
出てみれば、いつになく焦った様子で、
「あ・・・すまない。ちょっと困ったことになって」
「なんだい」
「松之助が・・・おたふくで入院することになった。それで、あの・・・申し訳ないのだが、少し入院費用を借りれないかと思って。必ず返すから・・・」と言う。
「返さなくてもかまわねえが・・・大丈夫なのか」
「ああ、一応大江戸中央病院に入院することになった。もういかねばならんので。・・・ぁ・・・申し訳ないが、万屋にではなく、スナックお登勢宛に金を送ってもらえると、助かる」
「分かった。あとで使いをやらあ」
おたふくってなんだ?良く病状を聞こうとしたが、後ろから声を掛けられる。
「晋助、そろそろ時間でござる」
「ああ、今行く」と言えば、聞こえたのだろう、電話の桂も、
「なんだ、また何か企んでいるのか?・・・まあいい、今はそれ何処ではないので、ああ、タクシーを待たせているので、じゃあ、すまないが、頼んだぞ」
と言って電話を切った。
「乾族がお待ちかねでござる」
「待たせとけ・・・、なあ万斎」
「なんでござろう」
「おたふくってなんの病気だ」
「は?」
「死ぬのか?」やけに深刻そうに聞いてくる高杉に、驚きを隠せない。
ああ、この人も、人の親か。万斎は思う。
「大丈夫でござろう。流行病のひとつ。子供は大抵かかるものゆえ」
と言えば、安心したように、会合へ向かう。この人、知らないと言うことは、かかったことがないのか・・・
****
大江戸中央病院、小児病棟。
面会に来たことを看護婦に伝えると、名前をかけという。
病院と言うところは、妙にこの包帯も違和感がないようで、不審がられずにすんだ。
一瞬悩んだが、“坂田 銀時”とサインした。続柄欄には“父“と書く。
「ああ、松之助くんのお父さんですね」といって、病室を教えてくれた。
病室に行くと、“坂田 松之助”と、名札がかかっている。・・・坂田・・当然だ。
入院してから何日か経っているせいで疲れからか、そのベッドには、イスに座ったままねている桂がいた。
空いているイスに腰掛けて、じっと子供の顔を見る。子供も、よく眠っている。顔が紅く、腫れていて、なるほど、“おたふく”とはよく言ったものだと思う。
小さな顔が、痛々しい。
「ひでえ顔してやがる」
ベッドの脇に、先程なにやら適当な店で買った適当な土産をそっと置く。
桂が気づく気配がない。
「・・・相当疲れてんな」
そっと、その顔にかかった髪をすくい上げ、顔を見る。
久しぶりだ。・・・化粧っけが無いのに、白く、美しい。
いつものように、紅い簪で結い上げている。
引き抜いてしまいたいが、起こしたくはない。
仕方なく、そっと髪をなでた。
それにしても、・・・先程から視線を感じる。
やっかいなことになる前に、出て行こうと思った。そうしたら、
病室の入り口で、妙なババアに呼び止められた。
お登勢が、面会に来た時、面会表に“坂田 銀時”と書いてあった。おかしいねえ。
今日銀時が来れないから、代わりに着替え持っていってくれって頼まれてきたのに。
病室まで来ると、松之助のベッドの脇に、一人の見慣れぬ男が座っている。いかにも、浪人、と言った風情の着物と、頭にはけがをしたのか包帯を巻いている。
一瞬、何処かの病室の男が来たのかと思ったが、どうも雰囲気がそうでもない。
じっと心配そうに子供の様子をうかがって、なにやら土産を側に置くと、月子の髪を触り出す。そのしぐさが、何とも言えず優しく、いとおしそうにみえた。
さも、大切なものを扱うかのような、その雰囲気・・・ああ、この男が、例の男かと、長年の勘で分かった。
あの、警戒心の強い月子が起きないのもその所為だ。
あの子は、こんなに無防備に他人がいて眠れる女じゃない。
親しい仲だからこその、優しい時間。
だが、長くは続かず、
その男がすっと立ち上がり、こちらに来た。
その男の顔・・・一目見たら忘れられない。
光る、隻眼。
これは危険だ。だが、ひるまない。
「ちょいと、待ちな」
気づいたら、呼び止めていた。
「あんただろ、松之助の父親は」
「誰だ、てめえ」
じろりと睨む。ああ、なんて目をするんだ。まるで獣だよ。
「スナックお登勢のお登勢だよ。あんたの電話、時々つないでいるんだ、覚えときな」
と言えば、興味なさそうに
「あぁ」
そのまま去っていってしまいそうだ。
「銀時の名前まで語って。いつまでそうやってこそこそしているつもりだい。一生名乗らないつもりなのかい」
「あんたには、関係ないだろ」剣呑な空気を醸し出す。
「月子のことで、ちょっと話したいんだけどねえ。時間をくれないかい」
「はあ?」
「いいだろ、たまにはババアの話も聞いておくのも。あんたにとっても悪くはないと思うがねえ」
そうしたら、フン、と軽く笑った。だが、以外にも、
「少しだけならつき合ってやらあ・・・世話になっているようだしな」
と、病室の子供をちらりと見た。あら分かってんじゃないの。
きっとこれから言われることもこの男は分かってる。
二人は、病院の喫茶室に入った。
「あんた、仕事は何をしてんだい。どうも堅気じゃないようだねえ。・・・あんたのことを月子がよく高杉と呼んでいたが、確か、有名な攘夷志士にもそんな名前の奴が居たっけね」
「バアさんよ、もうちっと長生きしたいなら、余計なこと言わねえほうがいいぜ」
瞬間、察知した。この男、間違いなく、高杉晋助。本人だ。で、あれば、やはり危険だ。そして、この話は、これ以上はしない方が良いだろう。
しかし、お登勢もだてに歌舞伎町四天王ではない。キッと、高杉を見据えて切り出した。
「あんた、一体、月子のことどうおもってんだい」
「・・・人様に言う事じゃねえなぁ」
今度は、のんきに茶を飲みながら、はぐらかす。べえと舌を出して、「まずい茶だ」と言う。
「あんた、あの子に惚れてるんだろ。恋仲だった女に、そんなことも伝えずに子供だけ残しちゃあ、気持ちの整理が突かないんだよ」
「恋仲ねえ・・・確かにガキが出来たのは和姦だが、そんな甘い関係じゃねえよ、俺たちは。あいつは、目が覚めたら俺をぶっ殺しに来るという。それを俺は楽しみにしてる」
「はあ?一体どういう了見だい」話が見えない。
ククク・・・ただ嗤う。
「一体、何を考えてんだい、あんた」
「クク・・・そんなに知りたきゃ、俺の考えていることを教えてやろう。俺は今、一体何処に本物の火鼠の皮衣があるのかと思っていたところだ」
「なんだって?」
お登勢は怪訝な顔をする。
「俺には偽物しか用意できねえ。あったとしても、探す気もねえ。だから、俺たちは共に居ることができねえ、とそういういう理由(わけ)だ」
「阿部御主人かい。そんなの理由にならないよ。電話でえらい熱い愛の告白してたじゃないの。・・・月には返さないって、あれがあんたの本心なんだろ」
「へえ、なんだ、あんたも聞いていたのか。館内一斉放送でもかかったのかあ。趣味のわりいスナックだな」
にやりと笑う。
数回、会話を交わしただけだが、底の見えない男だとお登勢は思う。
つかみ所が無いというか、人の心をはぐらかすのが上手い。きっと、ふれられたくないことがあるのだろうが、その本体の鱗片さえ見せてはくれない。
「松坊のことは、どうすんだい」
「ガキのことは、銀時が面倒見るだろ」
「あんた、それでも父親かい。たまには顔見せに来たって良いんだよ」
「あいつは、そんなこと望んじゃいねえ・・・俺に会うことなど、望んじゃいめえよ」
「気安く呼ぶんじゃねえよ」
瞬間、ものすごい殺気を感じた。その殺気だけで殺されてしまいそうだ。さすがのお登勢も息をのむ。身動きひとつとる事が出来ない。
「だから止めろと言ったんだ。けったいな名前付けやがって・・・」
ギリ、と、心がきしむ音がした。
「他人が気安く呼んでいい名前じゃねえ・・・」
はき出された言葉が、血を吐くようで、
この男の、闇が見えた気がした。この男の闇は深い。深くて深くて、こっちまで吸い込まれそうだ。
「なんだい、いきなり・・・」それを言うのが精一杯だった。
男は、いくらか殺気をゆるめ、だが、剣呑な目をして、お登勢を見据える。
>>331 「一体、何を考えてんだい、あんた」
「クク・・・そんなに知りたきゃ、俺の考えていることを教えてやろう。俺は今、一体何処に本物の火鼠の皮衣があるのかと思っていたところだ」
「なんだって?」
お登勢は怪訝な顔をする。
「俺には偽物しか用意できねえ。あったとしても、探す気もねえ。だから、俺たちは共に居ることができねえ、とそういういう理由(わけ)だ」
「阿部御主人かい。そんなの理由にならないよ。電話でえらい熱い愛の告白してたじゃないの。・・・月には返さないって、あれがあんたの本心なんだろ」
「へえ、なんだ、あんたも聞いていたのか。館内一斉放送でもかかったのかあ。趣味のわりいスナックだな」
にやりと笑う。
数回、会話を交わしただけだが、底の見えない男だとお登勢は思う。
つかみ所が無いというか、人の心をはぐらかすのが上手い。きっと、ふれられたくないことがあるのだろうが、その本体の鱗片さえ見せてはくれない。
「松坊のことは、どうすんだい」
「ガキのことは、銀時が面倒見るだろ」
「あんた、それでも父親かい。たまには顔見せに来たって良いんだよ」
「あいつは、そんなこと望んじゃいねえ・・・俺に会うことなど、望んじゃいめえよ」
ふう・・・と、今度は煙管で一服。
お登勢も、併せて煙管に火を入れた。
「そんなわけあるかい。父親が子供と会うのに、理由なんかいらないだろうに」
「ガキになんぞ、興味ねえ」
うそぶく。あんな優しい目をして子供を見ているくせに。あんなにいとおしそうに、月子に触っていたくせに。
「だいたい、あんた、ガキガキって、てめえの子供の名前すら呼べないのかい」
「あァ?」
「松之助さね、松之・・・」
とたん、男の顔色が変わった。
「気安く呼ぶんじゃねえよ」
瞬間、ものすごい殺気を感じた。その殺気だけで殺されてしまいそうだ。さすがのお登勢も息をのむ。身動きひとつとる事が出来ない。
「だから止めろと言ったんだ。けったいな名前付けやがって・・・」
ギリ、と、心がきしむ音がした。
「他人が気安く呼んでいい名前じゃねえ・・・」
はき出された言葉が、血を吐くようで、
この男の、闇が見えた気がした。この男の闇は深い。深くて深くて、こっちまで吸い込まれそうだ。
「なんだい、いきなり・・・」それを言うのが精一杯だった。
男は、いくらか殺気をゆるめ、だが、剣呑な目をして、お登勢を見据える。
「あんたは、この町、長いんだろう。あんたの青春を過ごした頃、ここはどうだった?こんなイカレた場所だったか?今のこの世界、あんたはどう思う?」
「・・・そうさねえ。すっかり過わっちまった。でも、それはそれで仕方がないと思っているよ。あたしらは、与えられたところでどう生きていくかを考えるだけだからね」
男は、フン、と鼻で笑った。
「まだ、この国だって捨てたモンじゃないよ。奇麗なものも残っているんだ」
「そうかい。だが、どっちにしても、この国は腐ってく。汚らしい侵略者どもが、この国を腐らせていく。だったらよぉ。いっそのこと、
腐りきる前にぶっつぶした方が良いと思わねえか?あんたの言う、まだ、美しいものが残っている、そのうちに」
「・・・・」
ああ、と思った。ああ、この男は、本物の攘夷志士だ。そこらの上辺だけの攘夷志士ではない。そして、危険な思考を持っている。
答えに詰まるお登勢に、フッと笑うと、煙管を口にくわえる。
言葉の凄みと真逆に、この男の仕草は優雅だ。魅せられる。
茶を飲む仕草も流れるようだ。その二の腕に刀傷が数本見れる。きっと、身体にも同じような傷があるだろう。片目を包帯で覆っているのもそうかもしれない。
それは、激しい戦地を思い浮かばせた。
そして、きっと傷があるのは、身体だけじゃない。心にももっと深い傷がある。
「ずいぶんと、物騒なこと言うじゃないか」お登勢は、落ち着くために、煙管に口を付けた。ふうーーーと、煙を吐くと、幾分かすっきりする。
「月子のことを振り回すのも、あんたのその狂気が関係しているようだね」
「さあ・・・狂っているのは、俺か世界か。正義ってのは、何処にあるんだろうな」
「あんたの頭の中じゃないことだけは、たしかだろう」
キリッと、相手を見据えて言う。
「度胸ある女だな」
「だてに長生きしてないからね」
「はは、だったら、この世界には、知らないほうがいい世界もあるって、長生きしてたら知っているはずじゃねえか?綾乃サン」
!!本名で呼ばれたお登勢はさすがに目をまるくする。
「へえ。よく調べてるじゃないかい。確かに、そう言うのは得意そうだね」
と、男の隻眼がすっと細まり、低く響く声を出した。
「さあ、・・あんたに興味があったのかもしれねぇよ」
「なんて声出すんだい。相手が違うんじゃないか」
「違わねえ。綾乃サンよぉ・・・旦那を早くに亡くしてさびしいってんなら、俺が相手してやってもかまわねえぜ・・あんたのことは、・・・気に入った」
冗談とも、本気とも取れるささやきだ。・・・何とも魅惑的な響きがある。自分の心を垣間見せて、人の心を全て握ってしまう、そんな男じゃ無かろうか。
「いい、女だ、・・・・綾乃サン、あんたは」
わざと、区切って囁くように言う。
なんて顔するんだ・・・お登勢は目を細めた。
「ごめんだね。あたしの相手しようなんざ100年早いよ、若造が」
「クク・・・そうかい。残念だ」
ああ、でも。この男に、女が惹かれるのも無理はないと思う。長年女をやってきて思うが、こんなに闇を抱えて、傷を抱えて生きているこの男が、手をさしだしたら拒めない。
その手を、振り払うことなんか出来ない。きっと、掴んでしまう。
そして、掴んだが最後、放したくないと思ってしまう。そう言う気持ちにさせる男だ、この男は。
「たちの悪い男に掴まったもんだよ、あの子も。」
「はっ、わかってねえなあ。あいつの方が俺よりよっぼどたちがわりい」
月子の話題が出たことで、男がすっかり毒気を抜かれたような顔をした。
ふと、男の顔がやや赤らんできていることに気が付いた。まさかとは思うが。
「あんた、おたふくしたことがあるのかい?」
「さあ、記憶にねえなあ」
「だったら、気をつけな。成人男性がかかったら、種なしになるって言うよ」
せめてもの、意趣返し。少し脅してやろう。少しはこの傲慢な男の焦った顔が見たかった。ところが、それを聞いて、男はさも楽しそうに笑った。
「そりゃ、朗報だなァ」
「なんだって?」
「気兼ねなしに腰が振れる」
ククク・・・と笑って、伝票を持って去っていく。
なんだい、あの男は。だけど、減らず口なところは、銀時に似ているねえ。
***
スナックお登勢に、一千両(約六千万円)が届いたのは、その日の夕方。
「・・・・・・・・」
お登勢も、月子も言葉が出ない。
こ、こんな大金・・・
目を光らせて、見つめているのは、キャサリンだ。
「私がアズカリマ??ス」
「だ・・・だめだめだめだめ!!!」
***
TULLL・・・電話がかかってきた。
「なんだ?」
「なんだ、はこっちの台詞だアアアア!!なんだ、この大金は!!!病院ごと買い取る気かアアア!!!」
出るなり、突然、桂が息巻く。
「そうなのか・・・?入院したことがないんで良くわから無えんだが・・・」
熱があって、だるい。もう、立っているのもやっと。
桂の声が、キンキンうるさい。
「適当につかえや・・・」
「いらん!!てか、怖い!!いや、キャサリン殿がと言うわけではないぞ・・・」
なにやら、誰かに言い訳してるようだ。
「ヅラ・・・ちょっと熱があるようで・・・金のことならまた・・」
と言えば、
「大丈夫か、貴様?あ・・まさか、さっき来てくれたのはやはり・・・」
「しらねえよ。風邪ひいちまったようだ」
「貴様、おたふくは、あれだぞ。あの、成人の男がかかると、その、男性機能が」
「お前以外に種付けしねえから、関係ねえよ・・・」
ああ、限界だ。
ど、っと、倒れたに違いない。なんだか、来島が悲鳴を上げて駆け寄ってきた気がする。
はあ・・・・なんだってんだ。
厄日だ、今日は。
とりあえず、寝たい。
・・・
婦女子自重しろマジで
>>339 婦女子って男女差別かよwww
お前が嫉妬自重しろマジで
>>339 本人じゃないなら
>>9読んで
婦女子じゃなくて単なる基地アンチだから
月詠の腐女子嫉妬自重しろマジで
>>341 おい
自演豚漢字間違えてんの直せよ
月詠ババア腐女子タソ
>>344 月詠ババアいつまで自演してんだよwww
>>338 余談 5 端午の節句
(松之助 生後11ヶ月頃)
【高杉】
最近の万斎は・・・嫌がらせなのか、タイミングが悪い。
この間もそうだったが、今日もまた。
今日は、割といい女だった。肌が白くて吸い付くようだ。
おまけに、腰の動きが尋常じゃねえ。
かすれた声を上げながら、女の腰がくねるたびに、限界に近くなる。
「う・・・っ」
めずらしく、声がでる。
熱い吐息が女に掛かる。
何とも言えない快感に襲われる。
ああ、・・・
・・・・ん?
・・・!もうちっと・・・なのに・・・なァ。
ちっ。
はあ。
身体を離す。珍しく、名残惜しい。
「すまねえ、ちょっと待っててもらえるか。それとも、帰るか?」
聞けば、女は怪訝な顔。
だが、「もちろん、待つわ」と言った。「でもすぐ戻ってね」と付け加える。
「じゃ、ちょっと待っててくれ」と女を待たせる。
部屋を出ると、案の定奴が居る。
「おや、珍しく、息が粗いでござるな」しれっと、言う。
「なんだ」
「月子殿から、お電話でござる」
「ああ」
思い出したように掛かってくる電話。
ふう。息を整える。それを見て、さも楽しそうに。
「部屋の中でかけないでござるか」
じろりと、万斎を見る。てめえ、黙ってろ。分かってるくせによく言うぜ。
俺が電話する間、大抵こいつもいる。別に気にしたこともないが。
「なんだ、どうした」
出れば、
「あ、あの・・元気か?こちらは変わりないのだが」
「おう」
久しぶりの、奴の声。
「そう言えば、松之助の誕生日、お前、知らぬのではないかと思って・・・」
「ああ。そうだな」そういえば。
「五月五日だ。・・・端午の節句」
「こりゃずいぶんと・・・出来た日だな。めでてぇもんだ・・・」
などと、話し込んでいると。
(ヅラは大抵、話しが長い。話し始めると止まらない。まるで本物の女のようだ)
ん・・・
本物の女と言えば・・
【万斉】
晋助は、必ずこの気配に反応する。
まるで、獣のように。
拙者が扉の前に立つと必ず出てくる。
それは、一人の時も、そうじゃない時も全く同じだ。
例え、女と繋がっていようと、中断してでも出てくるのが常。
そして、出てきても、乱れもなく、割と平然としている。
だが、今日は珍しく、息が上がっていた。
ああ、丁度良いところだったでござろうか・・・。
拙者の所為ではないとしても、同じ男として若干同情した。
まあ、晋助にとってはそんなに重要ではないはずだろうが。
桂の電話を取り次がなかった方が、何を言われるか分からない。
電話を横でなんとなしに聞いていると、だいぶ晋助がつまらなそうになってきた。
おおかた、エリザベスとやらの話にでも脱線したのか。
そのうち、
キイ・・・
女が、部屋から出てきた。なかなか戻らぬ晋助を心配したのでござろう。
「晋助さん、まだ・・・?」
半裸の女性。
妙に艶っぽい女でござるな。
これは美女だ。しかも、グラマー。
晋助が、顎で部屋にもどれと、女に部屋を示す。
「一体誰なの?相手は・・・」
晋助が拙者に視線を送る。
“適当に答えとけ”と言うことでござろう。その為に拙者はいるようなもの。
「まあ、大切な方でござる」
「・・・女ですか?」
「まあ、一応」
「・・・!!」女が、かっとなった。あれ?なぜ。
「晋助さん、ちょっと!!」
突然、女が晋助につかみかかる。
「あァ?」
ひらりと晋助がそれをかわしたが、それに更に怒ったように女が叫んだ。
「私以外に大切な人って、一体どういうつもり?!」
「ちょっ、ちょっと待つでござる!」慌てて、取り押さえるが、すごい力で抵抗する。
「私を部屋で待たせておいて、浮気は許さない!」
狂ったように、叫んで、電話を取ろうとする。
晋助が携帯を上に上げると、
「てめ・・・」
止めるまもなく、晋助が女の腹を蹴った。
がくり、と、気絶する女。
「万斎・・・」
「まさか狂乱女とは、思わなかったでござるよ」
「・・・捨てとけ」
「次に地上に着いた時にそういたす」
晋助は、女を一瞥すると、携帯を耳に当てた。
【高杉】
「おい」
「・・・・高杉・・・お楽しみのところ、悪かったな。・・・部屋に戻って続きでもしろ」
プッ・・ツーツー
「・・・・」
プッ。俺も、そのまま通話終了を押した。
万斉に携帯を渡せば、おそるおそる俺に聞いてきた。
「?もう話ししなくて、良かったでござるか?」
「・・・切れたから、もういい」
「かけ直さなくていいでござるか」
「・・・いい」
バタン、部屋の中に入る。
【万斉】
あの晋助の、様子。
桂・・・女の話を聞いていたでござるな・・・それで・・・
しかし、焼き餅とは、可愛いところがある。
というか、そう言う気持ちがあると言うことか。これは驚き。
倒れた女を、適当に空いている部屋に運ぼうと思ったら。
バタン、と、また晋助が出てきた。
「万斎、適当に鯉幟買っておくってくんねぇか。あいつに」
「いいでござるが、適当に?」
「・・・立派な奴」
「・・・承知したでござる」
くくく・・・あの顔。まるで、浮気を見つかった亭主のような顔でござる。
最近の晋助は、何だか可愛い。
【高杉】
今日はまた、久しぶりに女を抱いた。
別にいなけりゃいないで構わないが、
こうして女の中を味わうと、
やっぱり、これはこれで良いとおもう。
生きている、感じがする。
女が、ひときわ甲高い声を上げた。
その痙攣の中の心地よさを味わっていると・・・
・・・
ああ、また。
どうして最近てめえは。
仕方なしに部屋の外に出ると、又ヅラから電話だという。
タイミングとは恐ろしいもの。
俺が女を部屋に入れたのは、先回のヅラの電話の件以来だ。
「・・・どうした」
なんとなく、きまずく電話に出ると、反して、嬉しそうな桂の声。
ちょっと拍子抜けだ。ほっとした半面、俺のことはどうでも良いのかと、思う。
「高杉!ありがとう!」
「あ?」
「立派な鯉幟、・・・感動した」
「あ、ああ」
「高かっただろうに。すまない・・」
「別に、構わねえよ・・・元気か、あいつは」
「ああ、相変わらず元気だ!」
「そうかい」
「そう言えば、この間、検診の時に・・・」
などと、またしても、体重やら身長やら、
よく分からない成長記録を読み上げられる。
桂との話しは嫌いではないが、面白いものでもない時がある。
良く脱線しやがるし・・・
ちら、と、時計を見る。部屋の女・・・
また飛び出してきたりしないだろうな。今回の女は大丈夫だと思うが。
「高杉、聞いているのか?」
ちょっと、上の空だったのがばれたか、
「生返事ばかりして。そんなに俺の話は退屈か」
なんだ、いきなり。
「そんなことはねぇ。ちゃんと聞いている」
「じゃあ、ここで問題だ」
「はあ?」
「今の、松之助の体重はいくつだ?」
「・・・・」
「どうした、答えられんのか。俺はさっき言ったぞ!やはり聞いていなかったな!」
とたん、機嫌が悪くなる桂。
しかも、そのとき、運悪く、バタン!戸が開いた。
女が、不思議そうに、こっちを見ている。
「!!」この間の女の狂乱を思い出す。
万斎に、視線を送る。ため息混じりに、奴が女に向かう。
「高杉?」
ああ、なんだったっけ。
「・・・30kgだったかなぁ」
「・・・!!!!もういい!!貴様はどうせ、女のことにしか興味がないのだろう!この間だって、女と・・・そう言うことしか頭にないのだな・・・
父親なのに、松之助の話も聞かないで・・・大体、この電話もうっとおしいとでも思っているのだろう!」
「ま・・・まてまて」
「もう、・・・良い父親だと思った俺が馬鹿だった・・・」
「待てといってるだろーが」
万斎が、なにやら話しているが、女がこっちを見ている。
ちっ。しっかり抑えとけよ。
「晋助!!その電話切らないと、続きしてあげないからア!!」
でかい声で女が叫んだ。
ブチッ・・・
気付いたら、その女の顔面に、拳を入れるところだった。間一髪、万斎が止めて、その風圧で、女は気絶した。
「高杉・・・今日もか・・・お前、・・・・最低だな・・・・」
プッ・・・・ツーツーツー
「・・・・」
プッ
「・・・・」
万斎も、無言だ。
「万斎」
「女は捨てておくでござるよ」
「・・・もう、この船に危ない女乗せんな」
「・・・判断が難しいところでござるな・・・」
【万斉】
この日の、夕飯の時。
武市に、晋助が、
「一歳の子供ってなぁ、体重はいくつくらいなんだろうか」
と聞いていた。
「確か、うちの甥が小さい頃は・・・8Kgか、9Kg位でしたでしょうかねえ」
「・・・そうか」
「あ、もしかして、さっきの30kgって」思わず、気になっていたことを口に出した。
ジロ、と晋助に睨まれる。
「・・・・」
桂にクイズでも出されたのであろうか。答えにも答えられず、しかも、あの女。
なんとタイミングの悪い・・・
そっと、私室に戻る晋助を呼び止める。
「晋助」
「なんだ?俺はもう寝る」
「・・・実は、一人奇麗な娘さんがいるでござるが」
「だからなんだ」
「今日はもう月子殿からさすがに電話は掛からないでござるよ」
晋助は、ちょっと考えるそぶりを見せた。
「・・・・いらねえ」
「しかし、先回も、今回もでは、さすがに・・・」
「いらねえっつってんだろ。・・・一人で出した方が気楽でいい」
そう言って、さっさと部屋に帰ろうとする。
「なるほど。では、拙者が頂いていくでござる。」というと、
ぴくっと、立ち止まって、晋助が反応を返す。
「・・・・てめえ」
「何でござろう」
「・・・・俺が部屋に立ったら、出てこいよ」
「!!」
「・・・・心配すんな。ちゃんと、用事のある時だけ立つからよォ」
ククク、と怪しく笑う。
ああ、これは一本取られたでござるな。
晋助の“用事”なんて、拙者らにとっては何でも“用事”であろう。
“腹減った“だの、“眠れねえ“でも。
「・・・・拙者とて、邪魔したくてしたわけではござらぬが」
「分かってる。だから、心配すんなっていったろうが。」
と言って、くるりと背を向けて去っていった。嫌な予感がする。
さて、この夜。
いつくるか、いつくるか、と、気を張っていたからか。
ドアの気配に敏感になっている気がする。
大体、女達も、分かっていて晋助の相手をしていると思うが、どうも、晋助は不思議な男で、そう言った女達をも、嫉妬に狂わせるものを持っているらしい。
こればっかりは、自業自得でござるよ。
危ない女を乗せるなと言われても、晋助自身が女を危ない女にさせてしまっているのではあるまいか。男も女も虜にするカリスマ性。
それがまた、あの男の良いところでもあり、難儀なところでもあるわけで・・・
そのうち、こないと踏んで
奇麗な娘さんをかわいがっていたら、何者かの気配がする。
晋助ではない・・・ようだが。
晋助でないから、無視して良いだろうか。
しかし、気配はじっと、動かない。
まさか・・・。
まだ、事に及んでいたわけでないので、娘さんにしばし部屋で待ってもらうと、
部屋の扉を開けた。
「あ・・・武市殿?」
「どうも。こんばんは」
「どうしたでござるか?」
「本当に出てきて、おどろいていますよ。いえ、なに。晋助殿に頼まれまして。」
「晋助に?」
「ええ、この時間にここでちょっと立っていろと。そうすると、多分万斎殿が出てこられるからと」
「・・・」
「そして、出てきたら、こう言えと“俺は約束通り、用事がないから部屋にいる”と。はて、なんのことでございましょう」
やられた・・・
「・・・・申し訳ないが、武市殿・・・」
【高杉】
ククク・・・今頃万斎はどうしているだろう。
気付かぬふりをして楽しんでいるか。
それとも。・・・
「・・・!」
そうきたか。
・ ・・まあ、なんて返すか聞くのも一興。
バタン、と、戸を開けると案の定、武市。
「で、なんて言われたんだ?」
「!おやまあ。これは一体どういう遊びでございましょうかねえ。・・・万斎殿が、ここに立っていると、きっと晋助殿は“なんて言った?”
と言って出てくると言われましたが、ここまでその通りだと驚きですよ」
「ほう、それで」
「“今日はこれから寝ますので、晋助以外はお断り”と。一体どういう事なんです?」
「そういうことだろ。済まなかったな、変なことに狩りだして。なに、ちょっとした遊びだよ・・・もう休んで良いぜ。俺も寝る」
「どんな遊びか気きになりますが、夜も遅いことですしね。お休みなさい」
武市が一礼して去っていく。
なるほど、今日はこれから寝る・・・ねえ。
女とはまだやってなかったか。
これからお楽しみって訳だ。
ちっ、
できることなら
最中に呼び出したかったぜ。・・・
ま、また今度だな。
今日はもう、寝よう・・・
余談6 慰安旅行
(松之助、一歳のころ)
【銀時】
新婚旅行。
に、きました。
と言っても、貧乏なので、温泉旅行。
でも、結構良い方だと思うんだけど。宿代は高いし、名湯ですし。
露天がすばらしいらしい。
いや、本当は個室付き露天風呂もあるのだけど、
部屋数が少なくて、人気の宿と言うことで、取れませんでした。
でも、ヅラは、「旅行できればそれでいい」的なことを言ってくれるので、
感動します。(貴方となら何処へでも!!って、プロポーズの時も言ってくれたしい??)
さて、
時間によって、男女が入れ替わるこの露天、女→男に変わる時に、一緒に入ろうと思ってた。
こんな危険な時に、女の人は普通はいらないだろうし、男だって、遠慮するよな。うん。
ということで、・・・
「うわ????!!!広いじゃん!」
「まてまて、まず、女性がいないか、俺が確認してだな・・」
「あっ!とかって、自分が見たいだけじゃ・・・」
「んなわけあるかアアア??????!!!」
なんてやり取りしながら、結局見ると、誰もいない。
らっき??????!!!
二人で、温泉につかる。
「う??????ん、気持ちいい!!」
「ああ、心が洗われるかのようだ・・・」などと堪能している。
どこからか、三味線の音色まで聞こえてきて、風流だ。和むなあ。
ヅラもうっとりしてる。そんな顔見て、俺もうっとり・・・・
と、そこへ・・・
一人の男が入ってきた!!
サバッ!!!さっと、後ろにヅラを隠す。
あ・・・どっかでみたような・・・
「あ、白夜叉殿?」
「か・・・かか河上万斎???」
うわ??髪上げてないから分かんなかったよ、素顔も初めて知ったんですけど!!ってか、なんでここに・・・!!!
「貴殿も、この温泉に・・・きぐうでござるな」
てことは、例によって、あいつもいるの?
なんでこんなとこでこいつらに遭遇するんだよ!!
察したのか、
「これはプライベート故。晋助はここには来ないでござるよ」
ほっ。よかった。
「じゃ、あんた一人ってこと?」
「いや。正確には、晋助と二人で来ているのでござるが・・・」
「!!!!!」
背後で、ばしゃっと音がした。反応しすぎだろーー!!ヅラ!!
「・・・? おや、月子殿。・・・今は女子の時間ではござらんが・・・」
「み、みんなよ!!」
「・・・安心なされよ。拙者、メガネがないからよく見えないでござる」
「信用出来るかアアア!!」
「じゃ、少し離れるでござるよ」
363 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/03(月) 18:17:58.98 ID:QyywZkzM0
ナギ>>シャナ=ルイズ>>>大河>>>りんご>>>りぜる>>>アリア=ロッテ>>>アリサ=優姫>>>伊織>>>みかん>>>ティオ=ヴィクトリア>>優希>>>
>>>月詠>>>>雅>>澪>>>>紗音>>>>>ベル>>>レナ>>>>>智花>>小星>>リヒテンシュタイン>>>アニェーゼ>>カミュ>>サバト>>蛍>>>>
瑠璃=ゆりか=ねね=美咲=美華=冬華>>幸村>>>>りせ>>>沙夜>>薫>>みぞれ>>>>>>マリーゴールド>>>>>>真砂子>>>>>>>>>>>>>
>>>カトリーヌ>>>>>>>ローズ>>>>>>夏梨>>>>>>あつみ>>>>>>>>>>>>ミミ=美々>>>>>>>>>>>>>>>>>>フローラ>>>
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>ネーナ>>>
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>ドリル>>>>>>>>>>>>>
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>没子>>>>>神楽
364 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/03(月) 18:26:35.56 ID:8XPNR5mF0
桂>ナギ>>シャナ=ルイズ>>>大河>>>りんご>>>りぜる>>>アリア=ロッテ>>>アリサ=優姫>>>伊織>>>みかん>>>ティオ=ヴィクトリア>>優希>>>
>>>>>>>雅>>澪>>>>紗音>>>>>ベル>>>レナ>>>>>智花>>小星>>リヒテンシュタイン>>>アニェーゼ>>カミュ>>サバト>>蛍>>>>
瑠璃=ゆりか=ねね=美咲=美華=冬華>>幸村>>>>りせ>>>沙夜>>薫>>みぞれ>>>>>>マリーゴールド>>>>>>真砂子>>>>>>>>>>>>>
>>>カトリーヌ>>>>>>>ローズ>>>>>>夏梨>>>>>>あつみ>>>>>>>>>>>>ミミ=美々>>>>>>>>>>>>>>>>>>フローラ>>>
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>ネーナ>>>
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>ドリル>>>>>>>>>>>>>
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>神楽>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>没子>>>>>月詠
365 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/03(月) 18:28:59.14 ID:vBbuIEiK0
>>362 ついっと、奥の方にいってくれる。
ヅラにはそこにいてもらい、俺だけちょっと万斎に近づく。
「なあ、さっきの話だけど、あいついんの」
「ああ、晋助でござるか・・・露天風呂付き個室をとったから、大浴場には来ないはず。なにより、先程どこぞの娘を捕まえていたから、今頃部屋に二人でいるのではないかと。
会うことはないでござろうし、心配いりもうさん」
ふ??ん。良いご身分ですこと!
「鬼兵隊って何、暇なの?んで、あんたはボディガードって訳??」
「まあ、今回はプライベートでござるな。今日は・・・」
「「あ」」
分かった。夫婦揃って思い当たる。
「晋助の誕生日でござるから」
「嫌な日だね??!アルマゲドンが生まれた日だよ」
月子が、ちょっと近づいてきている。おいおいおい。
その様子を察してか、万斎がやや大きい声で言った。
「最近の晋助は大変だったでござるよ。仕事でも大変だったが・・・どこでもらったのか、おたふく風邪にかかってしまってな。
だから慰安を兼ねて、この旅行を計画したのでござる」
へ、へえ??????。
「はやってるんだなあ・・・」
嫌な予感がする。月子を見るが、目を合わせない。まさか。
「大丈夫だったのだろうか、奴は・・・」月子が後ろから、万斎に聞く。どうでもいいだろ、そんなこと!!
「まあ、今、どこぞの娘とひとつになるくらいには、回復しているでござるよ」
「!!!!」
何?何かいま、すごい眉間に皺よってるよ!!ヅラ、てめ??・・・
「種が無事かどうかは知りもうさんが」
「は??何それ」
「ご存じないのか?おたふく風邪は成人男性にとっては生殖機能に関わる病気でござる」
「げ!!!俺、良く無事だったな!!あぶね??????っっ!!!!」
「いや、俺とお前は既に子供の頃かかっている」
「え、そうだっけ??」
「じゃあ、高杉だけ、かかってなかったのかあ・・・はっ、種なし?!ウハハハハ!!最高!!天罰だ、天罰!!神様はみてるんだよ、ちゃんと!ざまあみろ!!」
「銀時、まだ決まったわけでは・・・それに、人の不幸をわらってはいかん」
「い??や、これは嗤うところでしょ!祝うところでしょ!世のため人のため、あんな危険な種、ばらまかれてたまるか!!」
「それにしても、お二人もおたふく風邪にかかるようなところに行ったでござるか」
「うちの子が、かかって入院してたんだ・・・けど、・・・って、ヅラ・・じゃねえ、月子・・・てめえ・・・まさか」じろっとヅラを睨むと、ひどくあわてる。
「会ってなどおらんぞ!!!断じて、俺は会っていない!!」
「ははは、まあ、流行病故、何処でどう感染するかは分からないでござるよ」
万斎が笑った。てめえ、カマかけやがったな!!本当に嫌な野郎だぜ!!
「まあそれで、困ったのは、その時突然「一千両ほど用意しろ」と晋助が言いだして」
「い・・・一千両???!!!ジェット機買える!!」
桂も目をまん丸にして驚いている。びっくりするよな!!!
「いや、それは大げさであろうが、大金でござる」
「なんに使うわけ???!!」
「まあ、プライベートと言うこと以外、教えてくれなんだが、正直、こまるでござるよ」
ちらっと、月子を見たのは気のせいか。なんか、念押しされているような気分だ。
「そうだよな??、そんな金、あるわけ無いモンね」
「いや、金はあるのだが」
「あるのっっ???!!あんたら一体どんな汚い手を!!」
「いやいや、拙者こうみえても敏腕プロデューサー故、ちゃんと売り上げで稼いでいる、れっきとした労働の対価でござる」
「そんなの、全部高杉にやるなんて、どうかしてんじゃないの?」
「まあ、晋助の爪弾くメロディから、拝借しているものも結構あるので・・・そこはそれ、もちつもたれつということで。」
「へえ??????、もうあいつ、いっそのこと音楽活動しちゃえばいいのに!!攘夷止めてバンドやればいいのよぉ!!(お母さん風)」
「ま、それで、金はあるのだが、何とも一度に一千両引き出すのは、銀行がうるさくて・・・」
「そ??なの。そんな経験ないからわからね??わ」
「とにかく、こういう事は、こまるでござるよ」
「そりゃ大変だね??」
っていうか、俺に言われてもこまるでござる。なんなの、愚痴?まあ、分かるけどね。あれがトップじゃあ・・・
いつの間にか、三味線の音色がやんでいた。
ここから、広い離れがちらりと見える。電気がついているところがいくつかあった。あそこら辺がもしかして、露天風呂付き個室か?良いところにあんなぁ、オイ。
「愚痴を聞いてもらって・・・すまなかったでござるな」
ふう、と、一呼吸。
「いや、・・・こちらこそ、すまない」ぼそっと、月子が言った。
「なに?何が?」
それっきり、桂は何も言わなかったが、万斎がなにやらにやりと笑った。
「まあ、親ばかなのはお互い様でござる」
それで、万斎はあがって、体を洗い出した。
いや、こっちも上がりたいんだけどね。というか、月子を上げたいんですけどオオオ!!
ああ、真っ赤な顔して・・・
「俺、もう、限界かも・・・」
ぐったりしている。
「月子オオオオ!!」
「・・・にぎやかでござるな。目をつぶっているから、その隙にあがるといい」
「本当だろうな!!!!」
「・・・拙者、主らと兄弟になる気はござらん」
「!!!!!」
何こいつ!!!マジで、人を食ったような言い方ばっかりしやがって!!!ありえねええええええ!!むかつく!!
そっと、月子を脱衣所に追いやる。もうしょうがない。洗うのは部屋のシャワーでお願い!!
ふう・・・
「美しい御仁でござるな。・・・刀傷が惜しいが」
ぼそっと、万斎が言ってきた。
「てめえ、しっかり見てるじゃね????かああ!!」
「背中だけしか見てないでござるよ」
シャカシャカ髪を洗いながら続ける。
「ったく、油断も隙もねえ」
「まあ、お二人が夢中になる気持ちは分からぬでもない。だが・・・」
「うるせえよ」
「正直、余り晋助には関わって欲しくないでござる」
「こっちだってお断りだ!」
「プライベートに振り回されると、隊員の志気にかかわるゆえ」
「あんたんとこの事情なんてしらね??よ!こっちだって、関わりたくないっツーの!」
「いやいや、晋助にわざわざ電話してきて、性の相談窓口みたいな真似をされたら・・」
「はあアアアアアア???!!!」
「なんでも月子殿を喘がすのどうのと・・・」
「ええええええ??!!な、何それ、な、なんで知ってンのオオオ???!!」
「拙者も部屋にいたでござるよ。丁度そのとき。」
「うは・・・・・!!!!」
「まあ、その・・・気持ちは分かるでござるが・・・何分」
プッと奴がわらった。
「てんめええええ??????!!!!笑うなアアア!!あれはいっとくけど誤解だかんね!!俺、相当なテクニシャンだから!!!」
「はあ。そうでござるか」
ああ、こいつ、聞いてねえ。
「では、お先に」
と言って、さっさと脱衣所に向かう。
ぐは??????・・・くそ????・・・なんだってんだ。
カアアーーーーと、俺は恥ずかしさの余り、紅くなった。
椎名桔平になるってどゆこと?
銀さんの尻穴www
先週から笑いっぱなしだわ
以前は前が受難だったのに最近は後ろが厄年なのかw
近藤レベルまで落ちたな銀さんww
桂の写真の代わりにヤスリでケツ吹いて出血銀さん
ネギがケツに刺さる近藤レベルの銀さん
69 名前:名無し草 投稿日:2012/12/03(月) 22:00:41.67
銀さんと桂さん
作者の好きなキャラはどんどんステキになっていくね
70 名前:名無し草 投稿日:2012/12/03(月) 22:02:13.25
そりゃあ同人でキャラ改変するしかない土方腐たんだもの
空知先生が土方くん嫌いだから同人であたしの理想の土方たんやってやるううううう
by土方腐
71 名前:名無し草 投稿日:2012/12/03(月) 22:03:21.77
正直公式燃料のない腐ってある意味すごいなぁと思う
公式捏造だけで萌えられる土方腐とか尊敬するワァ
72 名前:名無し草 投稿日:2012/12/03(月) 22:04:38.46
>>69 銀さんと桂さんは普通にNTR編とかでも絡みあるもんねぇ
というか幼馴染で爺になってもあだ名で呼び会えるツレなんだよ
73 名前:名無し草 投稿日:2012/12/03(月) 22:05:17.09
>>72 銀さんと桂さん
空知の自己投影キャラと理想の幼馴染ヒロインは違うね
74 名前:名無し草 投稿日:2012/12/03(月) 22:06:39.55
土方もある意味投影してるから副長の土方君は空知の理想のヒロインの桂に執着してるんじゃない?
伝説の攘夷志士とかいつも桂、桂いってるよね?
75 名前:名無し草 投稿日:2012/12/03(月) 22:08:45.23
なるほど自己投影でキャラ崩壊した銀さん×ヒロインの桂
自己投影でキャラ崩壊した土方×ヒロインの桂
の奪い合い設定なのか
納得
「自分が泥棒だと人も泥棒だと思ってしまう」というやつか…
「自分が銀桂ファンに嫉妬している銀時腐だと人も銀桂ファンに嫉妬している銀時腐だと思ってしまう」というやつか…
675 名前:名無しかわいいよ名無し 投稿日:2012/12/01(土) 23:39:46.13 ID:Vae0cahB0
土方腐気持ち悪いぃいいいいいいいいいいい
676 名前:名無しかわいいよ名無し 投稿日:2012/12/01(土) 23:40:47.76 ID:Vae0cahB0
上げてるしひょっとしてGタソとか呼ばれてる人ですか???
語るんならお妙さんを孕ませた土方さんを語ってください!!!
677 名前:名無しかわいいよ名無し 投稿日:2012/12/01(土) 23:42:13.54 ID:Vae0cahB0
銀さんは桂さんに夢中ですし荒らしは土方腐なんですう
マヨネーズでメタボな土方腐さんこそ他所のサイトへ行ってください
本当に腹が立ちます
681 名前:名無しかわいいよ名無し 投稿日:2012/12/02(日) 17:16:44.10 ID:8VOvQSEm0
いえいえ構いませんよ
ただ銀さんは桂さんのことが恋愛的な意味で好きだと思います
むしろ四六時中襲っていてカラダの関係があるんです
つまり銀時×桂は公式夫婦だからここで語ります
682 名前:名無しかわいいよ名無し 投稿日:2012/12/02(日) 17:17:52.55 ID:8VOvQSEm0
やっぱ構わくないです
土方も桂さんを狙って拷問レイプしてるんで
>>371 【桂】
風呂から上がって、のそのそと着物を着た。
のぼせた・・・いやいや、しかし、まさか万斎が着ているとは。というか、
奴がいるのか・・・
部屋に戻ろうとした時、売店の前を通りかかったが、この旅館では24時間どうも運営しているらしく、煌々と明るい。
普段世話になっているお登勢や、万屋のみんな、お妙殿などに土産を交おうかと思って立ち寄った。なにより、飲物も買いたかった。
まんじゅうやお菓子、いろんなものをかって、さて会計・・と思った時、ふと目に入ったモノがある。
煙管・・・
そう言えば、万斎が言っていた。“突然一千両用意しろと”“おたふく風邪にかかって”・・・松之助が入院していた時、誰が来てくれたのか枕元にそっとおもちゃがおいてあって。
でも、誰がおいたかは分からない。だが、もしかしたら、奴が来てくれたのでは・・・と思ったが、電話でも「しらねえ」としかいわなかった。
あいつ、端午の節句には、鯉のぼりも送ってくれたな・・・今日は誕生日か・・・
だが、あのいつぞやの電話の時の女の声を思い出して、・・・ふん、少しくらいもてなくなればいい。
あえて、あいつ好みの感じでなさそうな、煙管を一本手にとって、
そのまま会計に向かった。
さて、このまま戻ったら、
銀時に煙管を見つかったら、
何を言われるか・・・
そもそも部屋番号をしらない。フロントに預けて、渡してもらおう。
そう思って、フロントに行こうとしたが、
どんどん血の気が引いていくのが分かる。
足取りも重たく、くらくらする。
湯あたりが、長引いているのか、それとも・・・
フロントに行く、廊下の途中、倒れるように、近くの備え付けのイスに座る。
「大丈夫ですか?」
と、男の声が聞こえた。
余談 慰安旅行2
【高杉】
偶然会った、女三人組のうちの一人を部屋に誘うと、
簡単に付いてきた。
しばらく三味線を弾きながら話をしていたが、面倒になって、そっと布団になだれ込む。
「奇麗な肌だなァ」「いい女だ」などとほめればさも当然とばかりに自慢げな態度を取る。
前戯にもはずかしげもなくでけえ声を上げやがる。
安い女。
きっと、出会ってすぐの男とこうなるのも初めてじゃねえだろう。
慣れた身体だ。入れたらすぐにいっちまいそうだなあ。
と、思っていたら、突然びくっと身体ががしなり、痙攣する。
おいおい。
入れる前にいっちまったぜ。すげえな、この女。
それでも、頃合いを見計らって入ってみれば・・・ああ、身体(こっち)だけは絶品だ。俺の目は狂ってねえ。
しかし、こいつの声だけは我慢ならねえ。うるさい口を唇でふさげば、何を勘違いしたかしがみついてきて背中に爪を立てやがる。
おいおい。てめえが傷つけて良い体じゃねえよ。
やんわり腕を外して、体を起こす。そのまま突けばあっけなくでけえ声を上げてまた痙攣する。随分簡単な身体だなあ。
あいつはこうじゃなかった。
いつもかたくなに耐えていて。それがたまらなく自分の情熱に火を付けた。
そういえば。女を抱くのは久しぶりな気がする。
何時ぶりかも、相手の顔も思い出せねえ。
覚えているのは、あいつのことだけ。・・・・・
思い出せば、身体に熱が灯る。ああ、どうにもやるせない、この、熱。
あいつの身体に触れたい・・・そして・・・
・・・
「・・・・」
奴の気配がする。
わざとらしく立ち去らずにいる。
動きを止めた俺を不思議そうに見上げる女。
「ここで終わりとさせてくれ」
言えば、不思議そうに
「・・・え?」
俺を見る。
「いいだろ、あんたは十分楽しんだはずだぜ」
体を離せば、プライドが傷ついたのか。
「なんで・・・何言って・・・」
泣きそうな顔をした。めんどくせえな。
「耳が痛くてかなわねえ。もう勘弁してくれや」
女の服をそっちに放る。もう泣いている。
「わりいが、これから用事があるんだ。ちっと席を外してくれねえか」
「何よ!!!馬鹿にして!!!」
今度は怒ったのか。忙しい女だ。
ばっ、と、服を着て飛び出していった。
ドアの外に、奴がいる。
「突っ立ってないで、入れや」
【万斎】
その部屋の前に行くと、
女の声が、ひっきりなしに部屋から漏れ聞こえている。
結構厚い扉だと思うが、それを越して声が聞こえるとは。
・ ・・なんとも、品のない女でござる。
元来、性的に淡泊な高杉が、このようなことをするのは、久しぶりだ。
万斎がずっと部屋の入り口にいたのが分かったのか、女の声がやんだ。
高杉は、自分の情事を特に気にしない。中断されようと、見られようとも平然としている。女だけではない。
部下の命も、自分の命にすらきっと執着はしていまい。何を犠牲にしても、構わないのだ。そもそも、滅多なことでは動じない男だ、この男は。
なにより自分の野望を優先させる。
その為に重要だと思うものを優先させる、それだけのこと。
だからこそ、女より自分を優先させるのは当然だ。
きっと高杉は出てくるだろう。
そうでなくてはならない。
そのはずだ。
それなのに。
桂が騎兵隊の船にいた時、高杉の私室に泊まっていることを確かめるため、同じようにこうやってドアの近くに居たことが何度かある。
艶っぽい声はしなかった。なにやら話す声がかすかに聞こえるだけ。昔話でもしているのか、それとも・・・と思っていた。
だが、どっちにしても。
そのとき、高杉は出てこなかった。
慣れた自分の気配に気づかないはずはない。
そして、気づけば出てこないはずがないのだ。
常の、彼であれば。
それが拙者をとても不安にさせた。
この男を惑わせるものがこの世にあること。それは、とても危険な存在を意味する。
燃えさかる火で全てを焼き尽くそうとしている自分達にとって、消火栓になりかねない。
下手をすれば、晋助自身が死へ追い込まれかねないのではなかろうか。
しばらくして、ドアが開いた。
あわてて女が出て行く。一瞬、目があった。ぼろぼろと泣いている。
おやおや。ずいぶんと若い・・・
>>372 きっぺーちゃんが車で引き摺られるか何かで
絞殺される映画を意識してるみたい
109 最低人類0号 sage 2012/12/04(火) 00:12:26.27 ID:JL9Ue4ih0
月詠腐「自分に関係ない事柄で人が盛り上がって楽しそうにしてるのが気に食わない!」
月詠腐「そんな事より自分を構え!」
アイタタタタタタ…
>>386 「突っ立ってないで、入れや」
どうも、女を追い出すのに今までかかったようだ。
「別に、追い出さずとも良かったのに。拙者は後でも」
「ずっと部屋の前にいながら、よく言うぜ」
「泣いていたでござるよ」
「ああ?鳴き声はうるさかったが。十分満足したんじゃねえかな」
「晋助は、途中だったのでは」
「俺はいい。いつものこったろうが」
別段、気にもとめずそういって、「で、なんだ」と用件を促す。
やれやれ。
万斎は、先程騎兵隊から連絡があった件を手短に放した。全てを聞いた後、すかさず、
「どう思う?」との意見を求められ、自分の意見を言う。この男は、いつもそうだ。自分の意見を求めてくる。
終始、目を細め、歪ませた笑みを浮かべながら、「てめえは相変わらず聡いな」と、言う。
ああ、たまらない。
この男の、こういうところ。
そして、決まってその後で、自分の考えの上を言う。
「まあ、加え言いえば、家持を使って竈を壊させたら完璧だな。家持ちには息子が居た。ありゃ相当などら息子だ。2??3人当てりゃ堕ちんだろ」
「・・・なるほど。適任者を手配いたそう」
「最後に、爆破するなら待機は10人前後ってところだな」
「・・・ちと多くはござらんか」
犠牲者と言うには。一応は戦力だ。
「少なすぎんと、不審に思うだろうが。十人くれえが丁度良い」
平然と、10人の命のやり取りを口にする。この時点で、その10人の命は売られた。
「・・・承知した。その10人も武市殿とともに選出するでござるよ」
「頼んだぜ、万斎」
“頼んだぜ”
その短い言葉で、簡単に喜ぶ自分がいる。
その言葉を、もらえる人間が本当に少ないことを知っているからだ。
いや、あえて彼がそうしているのかもしれないが。
この男は、こうやって、人の心を簡単に掴んでしまう。そして、捕まれたら最後、惹かれて、やまない。
一応の話が終わり、帰ろうとした時、思い出したことがあった。
「・・・そういえば、白夜叉に風呂場で会い申した」
「は?」
「奥方と一緒に」
「・・・・」
「おおかた、新婚旅行でござろうか」
「へえ・・・」
「用心のため、脱衣所で確認したところ、部屋番号は202でござる。こちらの部屋のことはひとつも言っていないでござるよ」
「・・・」
「先程、・・・途中で中断してしまったのは拙者が悪いかもしれぬが、ゆめゆめ面倒はごめんでござる。今日は、めでたい誕生日故」
「ああ?なんの心配をしてるんだ。奴らのことなんか関係ねえ。女の代わりもいらねえよ」
では、と、部屋を出ようとした時、珍しく呼び止められた。
「万斎、ちっと散歩にでもいかねえか。暇で仕方ねえ」
「・・・いいでござるよ。お供致そう」
一階の、売店近くを通って、廊下を進む。中庭に、ベンチがおいてある。
そこに行こうと思っていた。
ところが、そこには先客が居た。
何か、見覚えがあるような・・・
見れば、髪の長い女と、体格のいい男。カップルか?と思った時、意外にも、つかつかと高杉がその二人に近寄るので驚いた。
どうも、女の方は眠っているらしく、不自然に男に身体を預けている。
「兄ちゃん、何してんだい」
高杉が声を掛けると、男の方はビクッとなる。
万斎も聞きたくない、敵意むき出しのときの声だ。
「だ、誰だ、あんた・・・」
高杉のただならぬ雰囲気と、その威圧に、怯える男。
「てめぇごときが触れていい奴じゃねえよ、そいつは」
言うが速いか、女を抱いていた腕を掴んで、男の顎を強打し、すっ飛ばした。
あちゃ??!
男は、その場で動かなくなった。脳しんとうを起こしたに違いない。
「晋助・・・」
高杉は構わず、その女の頬を優しく叩く。
「う??ん・・・」とは言うが、意識はもうろうとしているようだ。
月明かりに、はっきりと、その顔が見えた・・・
桂。
誰も読まねーオナニー文はチラシの裏にでも書いてろ
誰も読まねーオナニー文にしたい嫉妬豚月詠まえら腐は精神病院にでも入院してろ
>>393 みんな読んでる素晴らしい銀桂&高桂小説に嫉妬しているオナニー中毒負け豚月詠はチラシの裏にでも嫉妬レス書いてろ
>>392 「先程、湯あたりをしたとは言っていたが・・・なぜここに」
「さあな。ぶっ倒れたところをその男が介抱していたのかもしれねえな」
そんな男をあんたは更にぶったおしたんかい!!思わずつっこみたくなった。
「おおかた、脱水なんだろ」
桂の近くになにやら売店で買ったらしい荷物が置いてある。
その中に、ペットボトルの水がある。
高杉が、それを開けて口に含み、ためらいなく、桂に口移しで与えた。
はああ!!
「う・・・」
それを、数回繰り返すと、ぼんやり桂の意識が戻ってきたようだ。
「万斎、来い」
言われたとおりに行くと、桂を支えるよう言われる。
「適当に気付いたら、抱えるなりなんなりして部屋に送り届けておけ。フロントには行くなよ。あとで追求されたら面倒だからな」
「晋助は?」
「部屋に戻る」
「え・・・」
「面倒はごめんなんだろ?お前の言いつけは守らなきゃなぁ」
不敵に笑う。
・・・言いつけって・・・またそんな、心にもない、可愛いことを。
「晋助」
「あァ?」
「拙者は、月子殿に触れても構わぬのだろうか」
「・・・くだらねえことを言うな」
フ・・・と嗤って去っていく高杉。
まったく、この人は。どこまで、人の心を操るのが上手いのか。
またみんな読んで感動してる空知の公式小説に嫉妬しているオナニーキチガイ月詠ババアか
>>396 【高杉】
部屋に戻ると、
Tullll・・・電話が鳴った。
舌打ちと共に、出ると、
「すみませ??ん、フロントですけどォ」間抜けな、気の抜けたような声が聞こえた。
「あの・・・そちらに、長い黒髪の女の人は・・・」
「いねえよ。ヅラなんぞ」
「・・・!!!あっ!!!てめ、高」ガチャン!
なるほどな。
おおかた、ヅラが居なくて、フロントに行ったが、ここの宿屋は秘密厳守が絶対だ。各部屋に電話を掛けて確かめてもらうことも断られたんだろう。
で、自分でひとつひとつ部屋に電話を掛けて確かめている訳だ。ご苦労なこったぜ。
まったく。しっかりしやがれ。
まあ、分かるけどな。
女・・・月子として最後の旅行だろう。
先程の、久しぶりの肌の感触、唇の感触を思い出して、身体が熱くなるのを感じた。
ガキか、俺は・・・。
ああ、一風呂浴びてくるか。頭から水でもかぶらなきゃ寝れそうにねえ。
この4月から働いてる職場(隣の部署)にキャサリンそっくりの人がいて
見かけるたびに懐かしい気分になって困る・・・
>>399 余談 慰安旅行3
【万斎】
拙者が、一人になってから割とすぐに、月子は意識を取り戻した。
「あ。・・・???!!」
「気付いたでござるか」
ぱっと、拙者の腕から起きて、何事か、と言う顔をする。
「先程、意識のない月子殿をこの男が抱えているのを見て、晋助が助けたでござるよ」
「た、高杉が????」
足下の男を指し示すと、あからさまに驚く。
「うわっ!」
「立てるでござるか?長居は無用。速く白夜叉殿の部屋に戻るが良いかと」
こくこくと頷く桂。
支えながら、廊下に戻る。
売店の前を通った時、あっと何かを思い出したように桂が立ち止まった。
「高杉はどうした?」
「晋助なら、部屋に戻ったでござるよ」
「そ、そうか・・・また世話になってしまったな」
「まあ、貴方に対しては、特別でござるよ」
と、言えば、不思議そうな顔でこちらを見る。・・・なんとも、きれいなお方だ。桂だけど。
しかし、心なしかやはり顔色が悪い。速く部屋に戻さねば。
「歩けなければ、抱えるでござるが・・」
「いや、いい!・・・そうじゃなくて、これを」
ごそごそと、拙者が持っていた桂の袋から、一つの包みを取り出した。
「奴に・・・誕生日だろう」
「晋助にでござるか?」
「ああ・・・色々と世話になっているしな・・・あの、あれだぞ。そんな深い意味はないからな。
ただ、まあ、思いつきだ。たいしたものでもない」
などと、あたふたしながら渡してくる。なかなかこの表情は可愛い。
「では、確かに。引き受けたでござる」
桂が、ちょっと、はにかんで嬉しそうな顔をした。
それから、徐々にしっかりした足取りで、階段を上り、二階に来た時、突然。
うっ・・・と言って、口元を抑えた。なにやら吐き気を催しているようで、持っていた袋の荷物だけを出して袋を桂に渡す。
はあはあと息をしながら、吐き気に耐える桂。結局、戻さずに終わった。
しかし・・・
これは、ただの湯あたりではないな。
「月子殿・・・これは拙者の勝手な憶測でござるが」
ビクッと桂の身体が揺れた。
ああ、きっと、この先言われることを予想しているのだろう。
「もし、貴殿に今お子が出来たとしたら、晋助の子の可能性はあるのだろうか」
ない、とは思う。思うが、確信はない。知りたかった。これ以上、惑わされるものが出来るのはごめんだ。もし、頷かれたら・・・自分はこの人を蹴り上げてしまうかもしれない。
だが、桂は、力無く首を横に振る。
「それは・・・絶対に、ない」
ほっとした半面、・・・得体の知れない嫌な予感もする。
と言うことは、白夜叉の子だ。それはそれで、危険な気もする。
ここ数年は女キャラ増やしすぎだね
イケメンレギュラーをもっと増やせよ
どうせ読んでるの9割女なんだからニーズを考えろよ
こんなんだから人気下がる一方なんだよ
>>405 352 名前:実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー 投稿日:2012/12/04(火) 16:56:54.67 0
>>351 あれはフォローじゃなくて馬鹿丸出しで下げられてんだろ
しかもその回の月詠ババアのめっちゃキモ顔コマみつけたwwww
472 名前:fusianasan 投稿日:2012/12/04(火) 16:55:51.97
あと47巻の空知のコメントみて思ったんだが
ソープとかハマって月詠ババア腐になってんのって空知じゃなくて担当の松尾なんじゃね
こいつになってからやたらハーレムSとか増えたじゃん
474 名前:fusianasan 投稿日:2012/12/04(火) 17:01:07.27
つーか47巻今読み終わって「オラ、行くぞヅラ」「離せ」のやりとりとか一切修正なかったな
つまりGヅラのあの仲の良さは素なんだな
空知自身は「オラ、行くぞヅラ」「離せ」みたいなGヅラのラブラブやりとりが書きたいわけで
たぶんその次の週休載になったのはGヅラのラブラブ回で18禁とか入っちゃって
担当に反対されて没で休載になったんだと思う
>>404 「高杉には・・・言わないで欲しい。それに、もし、子供が出来たとしても、産むかどうかも分からないのだ・・・」
そうか、男に戻るためには、子供は邪魔だ。
「分かっているでござる。拙者も無駄な波風は立てたくない故。これは、主と拙者、二人だけの秘密と言うことに。もとより、夫婦の問題でござろうから」
と言えば、ほっとしたように、頷く。
すこし、座って水分を捕れば、だいぶ具合が良くなったようだ。
部屋までもう少し。立って歩き出す。
と、突然、近くのドアが開いた。
出てきたのは、女の子3人組だ。
あ・・・・
二人の女の子が、泣いている一人の女の子を挟むように歩いてくる。
「行って、あやまってもらう!一言言わなきゃ気が済まない!」
「自分から、声を掛けてきて、途中で放り出すなんて、訳わかなん無い!絶対許せないよ」
「で、でも・・・」泣いている、真ん中の子は、見覚えがある。
晋助の部屋から出てきた娘だ・・・
「あっ」
気付かれてしまった。
「どうしたの?」
「あの部屋の前にいた人だ・・・」
「え??!!じゃ、この人は例の奴の仲間?」
うわ??、この状況で会いたくなかった。
「先程は・・・拙者が邪魔をしてしまったようで、申し訳ない」
と言えば、困惑したように、拙者を見つめる。
「いえ・・・別にノックされたわけでもないし、貴方のせいじゃ・・・でも、あの人の友達ですか」
「友達というか・・・まあ、仲間でござるが」
「あの人、どういう人なんですか?彼女とか居るんですか?なんで私に・・・」
と言って、また泣き出してしまった。
ちょっとおおお????。晋助。拙者面倒ごとはお断りと言ったはずでござるよ??。
なんかすごい修羅場的になってるんだけどおお????。と、突然。
「泣くな、娘さん。何があったかは知らぬが・・・可愛い顔が台無しだぞ」
桂!!!何を男前なことを言ってるでござる!!というか、そういやこの人男だった。
なんと、そんな桂に、三人組の女はあることないこと(かは知らないが、)泣いている娘が晋助に受けたひどい仕打ちについてとくとくと語り出した。
ああ、これが女の連帯感なのか。
“ひどい奴の仲間”=拙者 と、一緒にいる桂を味方に付けて、“ひどい奴”=晋助 を、懲らしめに行くつもりらしい。恐ろしいことを・・・
桂は、先程の弱弱しさはどこへやら、すっかり頼れるお姉さん的存在に。
「こんな若い娘をたぶらかすなんて、大人として最低だ!」だとか、「男の風上にも置けぬ」だとか。・・・・そして、一言。
「全く・・・なんてひどい奴だ!!!よし、俺が行って殴り殺してきてやろう!!」
などと言い出す始末。鬼退治の桃太郎か、あんたは。
勘弁して下され。
「いやいや、ひとまず、こちらの話は拙者が何とかする故、月子殿は部屋にお帰り下され。身体も本調子ではないことですし」
と言って、とりあえずなだめる。
そして、桂の部屋に行くと、血相変えて白夜叉が飛び出してきた。
「んもおおお??????!!!!心配したでしょオオオ!!!電話かけまくっちゃったよ!!」
と言って、月子に抱きつく。
「大丈夫?」「大丈夫」などと、ああ、バカップルぶりを発揮だ。それで、今までのいきさつを説明する。しぶしぶながら、白夜叉が御礼を言った。意外だ。
で、桂が、まだ「これから高杉を殴りに行く」なんて言うと、
「はあ?あいつのとこに行くって??だめに決まってるでしょオオオオ!!!大体、あいつは女にだらしないの!!!だから自業自得!!!ほっとけ!!!」と言って聞かない。
「そうでござる。こちらの問題はこちらで片を付けますよ。では、お休みなさいお二人とも」
と、202号室を後にした。
はああ??にしても、気が重いでござるなあ・・・
女の子三人は、ずっと後を付いてくる。
その間にも“ひどい奴”について、色々聞かれたが、適当にあしらうことにした。
まあ、悪いのは拙者もだが、晋助も。とりあえず、会わせるくらいはしておくか。あとは、晋助がどう出るかにまかせればいい。
万事屋 桂 真選組
この3つがあれば成り立つ漫画
>>411 部屋の前に立つと、案の定、まだ起きていたらしい晋助が「なんだ」と出てきた。
だが、その姿に、みんな息をのむ。
なんともまあ・・・煽情的だ。
水でも浴びたのか、濡れた髪。大きくあわせの開いた着流しの浴衣。
厚い胸板と、隆々とついた奇麗な筋肉が垣間見える。ところどころに、刀傷があるが、それがまた妙に男らしさを感じさせる。
そして、熱を帯びた熱い隻眼。
吐息までが、色を含んでいるようだ。
おおかた、先程桂の肌に触れ、口づけた余韻が残っているのだろう。この人は男なのに、たまに驚くほど艶っぽい時がある。
斜に構えた顎を上げて、見下すように、女三人と、拙者を見て、
「アァ?なんだ、誕生日パーティでもはじまんのかあ」
と言った。
その言葉に、雰囲気に飲まれていた女の子達の中の、一番血気盛んな子が、顔を赤らめながらも、気丈に言った。
「この子をもてあそんだこと、謝って下さい!」
「・・・あぁ?」
ふと、考えるそぶりを見せ、真ん中の涙目の女の子を見つめて言った。
「ああ、さっきはすまなかったな。ちと急用を思い出しちまったんでねぇ・・・詫びに行こうにも、部屋を知らなかったもんで」
さらりと心にもないことを言ったよ、この男・・・。しかし、ことのほか、女の子には効いているようで、その後、誰も何も言わない。
「俺も、あんたにはもう一度会いたいと思ってたんだ。来てくれてうれしいぜ」
低い、響きのある声で言う。そして、じっと、その娘を見つめる。
他の二人にはいっさい目をやらない。じっと、ただ、その子だけを熱い目で見つめ続ける。一瞬たりともそらさない。
ああ、これは、勝負あったな。この男に、こういわれて、見つめられて、悪い気がする女はいない。
「もし、許してくれるなら、部屋で一緒に一杯やろうや???????????? その気がないなら、俺のことは忘れてくれ」
もう、彼女は泣いていない。嬉しそうに顔を赤らめている。
心は決まっているだろうに、隣の二人と顔を見会わせる。二人の手前、素直に行けないのだろう。
さっき息巻いていた一人の子が、「どうするの、すず」と言った。ああ、鈴という名前だったのか。初めて知った。
そのやり取りを、高杉はややつまらなそうにちらっと見て、こちらに視線を送る。・・・お前、面倒ごと嫌だって言ってなかったっけ?
俺は言いつけ守って部屋にいたのによう・・・と、若干すねているように、拙者は感じた。それが、あっているかどうかは分からないが。
すこしして、「ごめんね、みんな」と言って、高杉のところに鈴が歩み寄る。
「来な、すずサン」と、その腕を捕る。あ、晋助、主も今、その名前知っただろう!
それから、拙者の方をちらっと向いた。
「部屋聞いて、払っとけ」
「承知したでござるよ」
「それから」
「は」
「万斎、てめえは、もう、寝ろ」
と言って扉を閉めた。
まいったな・・・。
あの人は、この後も、自分がこの部屋の前に立てば間違いなく、また途中でも部屋から出てくるだろう。
だが、できれば、急用がない限り来て欲しくない、と言っている。
そりゃそうだろう。いくらなんでも、二度はあの子もかわいそうだ。
まあ、きっと晋助は自分が面倒だからそう言ったのだろうが。
そんなの、釘を刺されるまでもなく、分かってるでござるよ。
さて、女の子達に、
「部屋番号教えてもらってもいいでござるか?迷惑かけたお詫びに、この宿代は拙者達で払わせてもらうでござる」
といえば、とたん。
「え・・いいんですか」
などと、好意的になる。まったく、女という奴は。さっきまであんなに不満を言って息巻いていたというのに。
ここの宿代は安くはない。きっと、あの子達も“ラッキー”程度に思っているだろう。
しかし、この単純さを差し引いても、丸く収めるコツを良く心得ていらっしゃる。
笑顔で、二人の娘を見送って、
拙者も自分の部屋にはいる。
それにしても・・・
ちょっと意外だった。
三人の娘に、怒鳴って、すごんで黙らせればそれはそれで良かったのに。
官能的な雰囲気の晋助を思い出す。
桂に会ったからか。身体に熱をもってしまったから。
一人で処理するよりはましだと思ったのだろう。
明日は早くに出発する。
拙者も、マジに寝させてもらうでござる。
【高杉】
娘の身体を味わいながら、桂の姿を重ねて思う。
今頃、桂は銀時と・・・
ああ・・・あいつの肌にもう一度、触れたい。唇を重ねたい。
もう一度でいいから、抱きたい。
ただ、一度で良いから・・・
そんなことを考えていたら、急激に身体の熱が上がり、苦しくなった。
うっかり娘の中に出してしまいそうだった。
「は・・・」
瞬間、引き抜き、腹の上に吐精する。
それを確認して、娘は、幸せそうに笑った。
「あ?」
その顔を見て、案外この娘、若いのかもしれない、と思った。
この漫画で1番かわいいのってジャスタウェイじゃね?
>>417 その次の朝、高杉たちは朝早く経った。そのため、すずという娘が高杉の部屋で目を覚ました時には誰もいなかった。
そして、三人分の宿泊費は全て支払われていた。
あんなにも、熱く、自分を欲した男。
傲慢で、横暴な態度なのに、情熱と相反する優しさを持っている。
ただ一つの眼差しは、危うげで、切なく、
自分を見ているようで、見ていないようでもある。
その熱が大きすぎて、知らなかった自分を思い出せない。過ぎ去った今は、凍えそう。
娘は、その男を思い出して、また泣いた。
一夜の夢とは知っていた。でも、
知っていてもなお、
本当に、好きだったのに・・・・と。
【万斎】
さて、その早朝。
「そういえば、晋助に渡しそびれていたものがあるでござるよ」
「ああ?」
「昨日、月子殿から、これを」
と、白い包みのなにやら長いものを渡す。
「何だァ?」
「誕生日プレゼントだそうで。いつもお世話になっているからと」
「へえ」
早速開けてみる。
中から出てきたのは・・・・
渋い、茶色の煙管。
「・・・・・」
「・・・・・」
「いや、なかなかいいじゃないでござるか」
「・・・・まあ、もらっとくぜ」
拙者は、笑いをこらえるのに必死だ。
どう見ても、高杉に似合うとは思えない。高杉が実に、嫌そうな顔をした。
と、そこで、もう一つあることを思いついた。
「どうでも言い話だとは思うが、昨日の娘の件、月子殿はご存じでござるよ」言えば、
「!」あからさまに驚く。
「・・・どこまで」
「最後以外は全部でござる。部屋に送る途中で、息巻く娘達に遭遇してしまったので」
「・・・へえ・・・」
あ、動揺してる。
「娘さん達の話を聞いて、激高してらした様子」
「・・・・・!!」
そんな、浮気のばれた亭主のような顔しなくても。
まあ、こんな晋助も悪くはない。
いや、むしろちょっと良いかもしれない。
人間らしくて。
なにより、構っていて、面白い。と、思うのだから、自分もなかなかだ。
しかし、この先、公のみんなの前で、高杉がその煙管を使っているのを、見たことがない。
だが、部屋では往々にしてそれで吸っている。
仕事の上では、私事を持ち込まないようにしているのか、はたまた、思い出して集中できなくなるとか・・・(そんな可愛いことはあるまいが)謎である。
さて、温泉旅行から帰った次の日、
みんなにお土産を配る万屋夫婦。
配り終わって、
しばらくすると、お登勢が
「旅行も良いけど、家賃も払いな!」とやってきた。
「んだよ、ババア。土産もらっといて」
「ああ、まんじゅうね。ごちそうサン」
「それ以外にもやったろ、高けー煙管」
と、銀時が言うと、ビクッと桂が身を震わせた。
「はあ?」
と、お登勢が聞き返す。
「ん?レシートにあったから、・・・ババアへじゃないの?」
「あ、いや・・・」
言いよどむ、月子を見て、なにやら思い当たったのか、お登勢が
「ああ、そういや、さっきもらったねえ。よく見てなかったけど、あれは煙管だったのかい、ありがとうね、月子」
と言った。
「い、いや、こちらこそ・・・」
と、月子が言う。
「はあ???」
何か、いぶかしむ銀時だったが、
「じゃあ、それに免じて、今日のところは取り立ては止めてやるよ、感謝しな」
とお登勢が言ったので、機嫌良く、「おう」と言った。
な??んかへンなひっかかりを感じたんだけど・・・
と、胸に引っかかるものを感じながらも、銀時は問いつめるのを止めた。
こいつが男に戻る日も近い。
そんなことばっかり、言い合ってる場合じゃないモンな。
ジャスタウェイと定春とビチグソ丸と鯱ってことでいいじゃない
一番かわいいのはラストオブモヒカンリビングオブザデッドマクガフィン
>>424 余談 一回目の訪問
スナックお登勢に、立ち寄ったのは、金曜日の8時くらいだったろうか。
金曜の、ここは込んでいる。カウンター一席しか開いていない。
そこへ、猫耳のなにやら不思議な女に案内される。
裏から、美しい女がやってきて、どうぞ、と、水とおしぼりをくれた。
瞬間、拙者の顔を確認して、あからさまに嫌な顔をする。
変わらない、いつも通りの、“月子”だった。
で、「ご注文は」と言った。
「ビールをお願いするでござる」
後ろに行って、なにやら猫耳女に耳打ちする。
それから、桂がビールをつぎに来ることもなく、猫耳女が拙者の前に来ては世話をやいた。
あちこちで、
「月子ちゃ??ん、こっちもう一本」などと、声がする。
月子は、この店で大人気だ。
もっとも、前と違って、今は人妻。子供の母親。それをみんな知っている。
だから、色を求めてと言うより、美と癒しを求めてきている客ばかり。
それを知っているから、白夜叉も、お登勢も、毎週金曜だけはこの月子をピンチヒッターとして狩りだしている。
(そういえば、家賃代の代わりなのかもしれぬ。金は渡したはずなのだが・・・)などと思っていると、ビールがカラになった。
「月子殿、拙者にもう一本同じものを」
といって、わざと月子を指名する。
「はーい」と返事はしたが、持ってきたのは猫耳だ。
らちがあかない。
「ちょっと、月子殿を呼んでくださらんか」
「ナニイッテル。月子はニンキモノダヨ。ムリね」
「チップを渡すでござるから」と、懐にいくらかやれば、
「マッテロネ」と、月子のところへ行く。
あれが有名なこそ泥キャサリンか・・・
月子となにやら言い合って、困った顔をしながら月子がやってくる。
「なんだ」
むっとしている。
「拙者は客でござる。もっと愛想良くしないと、経営に響くでござるよ」と言えば、
「・・・関わるなと言ったのはそちらの方だ」という。
以前、温泉であった時のことを話しているのだろう。
「まあ、それはそれ。今日はちと、相談がござって参った次第」
「?なんだ?」
「以前の温泉にて、主と交わした秘密の約束があったでござろう」
言えば、すぐにぴんと来たか、
「!!!貴様、まさか・・・!!」
「いやいや、拙者、約束は何があっても守る男。晋助には一言も言っていないでござるよ」
「そ、そうか・・・」あからさまに安堵のため息をつく。
「その、秘密だが、やはり、拙者の思ってたとおりだったのであろうか」
う??ん、と桂は悩むそぶりを見せたが、
「それも秘密のうち。誰にも言わないでござるよ」と言えば、
こくり、と、頷いた。やはり。
「その結果が、“月子”殿ご健在の理由でござろうか」
周りをちらっと見て、月子が
「そうだ」と言った。ああ、産むことにしたのだ。
「それが、晋助に連絡をとらない理由でござろうか」
「・・・そうだ」きっと、晋助が良からぬ事をしてくると警戒している。
「連絡しようとしまいと、遅かれ速かれ晋助は真実を知るであろう。無駄だとは思わぬか」
「・・・俺はもう、奴に連絡を取る気はない」
はあ、と、ため息をついた。なかなか頑固な御仁だ。
「少しは、晋助を信頼して欲しいでござるよ。・・・連絡が無くて、ひどく落ち込んで。見ていてかわいそうでござる」と、人情に訴えれば、
「そんな訳あるか。俺をだまそうと思っても無駄だぞ、あの男とは俺の方がつき合いが長い。そんな男ではない!」と、ぴしゃりと言った。
その剣幕が、月子にしては珍しかったのか、店の客が、一瞬、シンとなる。
若干の険悪な雰囲気に、お登勢が近寄ってくる。
「なんだい、客とケンカかい」
「いや、この男、・・・。もう帰るそうです。お勘定を・・・」
オイオイオイオイ!!!
「さっき、一本追加で頼んだビールをまだ飲んでおらぬ」
「なんだい、何があったのか言ってみな」
この方は、さすが四天王。分かる人だ。
「拙者、月子殿のご子息・松之助殿の実の父親の部下で河上と申す。今日は、あの人の使いではなく、個人的に月子殿にお願いに参った次第」
「なんだい?」
「あの人に、連絡を取って頂きたい」
ああ、そういうこと・・・と、煙を吐きながらお登勢は以外にもあっさり言った。
「あの男が、焦る面、さぞかし愉快だろうねえ」などと、楽しそうに笑っている。
「ご存じなのか?」意外!拙者だけでなく、驚いて月子もお登勢を見る。
「いやね・・・まあ、話さないでおこうと思ってたんだけど」と、月子を見る。
「松坊が入院した時、あたしが病院に行ったら、病室にいたんだよ、あの男が。高杉と言ったか、あんた達は気付いてなかったようだけど。
よく寝てて。少し、茶をしながら話をした」
ふうーーと、煙を吐く。まるで、そのときを思い出すかのようだ。
「ありゃ、危険な男だね。底がみえやしない。・・・でもね、私はあの男、意地っ張りなただの男にも見えたねえ。
あんたや松坊を大切に思う気持ちは、本物だと思ったがね。最近、あんたが連絡を取ってないようだから、心配はしていたが。
何も言わずにってんなら高杉って男の方も、焦っているはずさね。河上さんとやらが不安でここに来るくらいには」
なんと!さすが、四天王のお登勢!拙者の言いたいことを全て代弁してくれたでござる!
と、喜んだのも束の間。・・・
「いやいや、お登勢殿。お言葉を返すようで悪いが、奴は、そんな優しい者ではありません。人の心につけ込んで、その心を利用する輩。
病院に来たのも、何か計画の一環で、松之助には死なれたら困る利用価値があったのかもしれぬ・・・そして、この子にも」そう言って、桂は腹をさする。
「何をするか、わからん男だ。関わり合いになりたくない」
「月子・・・」
「あの人は、そんなことしないでござるよ」・・・多分。確信はないけれど。
「わからぬ!知らぬうちに奴の駒にされるのはごめんだ。この子も、あの子も」
そう思っていたでござるか。・・・なんとも伝わってないでござるな。男同士で、幼なじみ。過ごした時間の長さが帰ってあだになったようだ。
晋助の愛情は、この人に全く通じていない。どう言ったら、分かってもらえるのだろうか。
「あの人は、どうでも良いと思った者と、お茶を飲んで話をするような方ではござらん。お登勢殿とそうしたのは、あの人なりに、筋を通そうと思ったからに違いない」
「そうだねえ。月子、あんたも聞いただろ。あいつは、天の衣を一生隠したいと言っていた。あんたを、ホントは誰にも渡したくないという気持ちがあるんだよ」
「・・・・」
「松坊を心配してなかったら、わざわざ危険を冒して病院に行くかい?追われる身なんだろ、高杉という男は。あんたもか」と、挑むような眼差しで見る。
ああ、このお方は知っている。晋助の正体も、拙者達のしていることも。
ありがたいことだ。その上で、こう言ってくれている。
「しかし、しかし・・・」
桂はまだもごもごと言っている。
「入院費だって、くれたじゃないか。馬鹿みたいな金額だけど」
「あっ」と、突然桂が思いついたように言った。
「万斎殿。例の、あの金、持って帰ってもらえないだろうか。前、温泉でお会いした時は、銀時が居て・・・その、奴には内緒にしているものだから。
頼めなかったが、今日、持っていってくれると助かる。いくらなんでも、多すぎる。持っているのも怖い」
金、ときいて、キャサリンがキラーーーン、と目を光らせた。
ああ、なるほど。事情は分かり申したが。
「せっかくもらったもの故、定期にでもすればいいのに」
「だから、銀時にみつかったら大変なのだと言っている!」
「良くわかりもうさんが、いらぬといわば、あい分かった。ただ、今日は何分ちょっと・・・どうにも飲みに来ているだけなので、
あんな重いものを背負ってこの夜道、いくら難でも危険すぎる故・・・あとで、使いを出しますよ。それでよろしいか」こくりと頷く桂。
「あ、正直に言うと、その・・・十両だけ使わせてもらったのだ。すまない」
「だから、全然構わないと言ってるでござる。あれは、不器用なあの人なりの愛情故」
「愛などと!」突然桂が声を上げた。
「あやつがこの俺や松之助に愛情などあるものか!」
・ ・・と、なにやら貌を紅くして、
「いつぞやの娘にしたように、あやつの気まぐれや戯れに起きたことだ・・・それか、利用するためにしたことだろう。愛情など、あるはずもない!!」
ええええ?何この人。ここまで言って、この鈍さ。お手上げでござるよ??。お登勢殿も、すっかりあきれ顔だ。
「いくらなんでも、どの女に対しても一千両もの金額をぽんと渡す人ではござらんよ。ご自分が特別とは思わぬのか?」
「特別・・・それは特別だろうな。俺は他の女よりは利用価値が高い。何しろ、春雨に売って契約を結ぶ手だてに出来たり、将軍に売って身代金をせしめるほどにはな!!」
あいたたた・・・・本当に、お手上げでござるよ・・・天然というか、鈍いというか、石頭というか・・・
まあ、晋助の今までが今までだから、何ともフォローしようがない。
「月子、いい加減にしな。あんただって、気になるんだろ、あの男のこと」
「っ!気になど!大体、俺は、あいつが、高杉は嫌いなんだ!」
動揺したのか、赤くなる桂。
「だ・・大体、こないだの娘のように、あいつは女を道具としてしか見ていないのだ。そこも許せない。・・・あ、あのようなこと、・・どうせ、口の上手い奴のこと。
その気にさせるなんてたわいないのだ・・・誠実さのかけらもない・・・」
この間の娘に、やけにこだわるでござるな。・・・さては、桂・・・
「こないだの娘さんなら、ちゃんと晋助は責任を取り申した。そんないい加減な男ではござらん」
「は・・・・っ。責任を取ったとは・・・奴が、・・ついに所帯を持ったのか??!!」
「へ??!!」
桂????!!おぬしは何処までくそ真面目なんだ!なんでそこで結婚っ!!
「あ、いやいや。ちゃんと部屋に招いてお詫びをしたでござるよ。おおかた、最後までしてやったのではござらんか」
「っ!!!!!それで、そのままか!!!ますます最低な男だな!!!!!!」真っ赤で、なおかつ涙目の桂。興奮しすぎだ。あちゃ。何かまずいこと言ってしまったか。
「月子、男ってモンは、そう言うもんさ。多少そう言う甲斐性がないと」
「!!そんなことはない!お登勢殿、俺は誠実だ!!」
「何言ってンの。あんたは女でしょ」
「・・・」と、そのとき
「チョットォォ????、そこのヘッドフォンの人ォ??。人の奥さん何泣かしてくれてんの??」
白夜叉が入ってきた。
全く最近の書き込み見えると情けなくって涙が出てくる。
ガチガチのガタイしたいいオスが「トロマン」とか言って軟弱な菊門を誉めそやしてやがる。
アホかおめえら!
そんなユルユルの死体みてぇな穴にチンポ入れて何が気持ち良いんだ?
男ならもっとビシッ!と括約を引き締めやがれってんだ!
俺はその為に毎日1000回の竹刀の素振りを欠かさない。
「オスッ!オスッ!」と気合を入れながら振り下ろす度に菊門にギュッ、と力を込める。
こうして鍛え抜かれた俺の肛門は「トロマン」なんて軟弱なシロモンとは対極を成す、まさに「ガチマン」だ。
そのあまりの締まりにハッテン場じゃあ“万力のイチ”って呼ばれてる。
そんな俺だが、俺でさえホリ抜ける程の逞しいチンポの持ち主を心待ちにしている。
勿論、最高のシマリを味わいたい命知らずの挑戦も受付中だ!
毎週金曜21時頃はだいたい******の大部屋にいる。178*74*30角刈りにねじり鉢巻がユニフォームだ。
俺の鍛え抜かれた金鉱脈!掘れるもんならホッてみやがれ!!
一番くじの話はここでしてもいいのかな?
5回引いて土方と沖田の上位当たった。でも当方婦女子ではないので、
銀さんと神楽が良かったな〜、誰か真選組ファン交換しちくり〜
>>436 「あ、し・・・坂田殿」
「人の奥さんに、何してくれてんの?つーか、何しに来たわけ?」
だいぶ、カウンターが空いてきた。丁度良く、拙者の隣の空いていた席に腰掛ける。
「ここに来るのは、酒を飲むことが目的と思うが」
「ふ????ん」
さっと、桂が白夜叉にもビールを出す。
「銀時、こんなとこに飲みに来てていいのかい。松坊は?」
「寝かしてきたよ・・・んだ、ババア。いつも金曜はこの時間に俺は来てるだろ。何で今日に限ってそんなこと言うんだよ。俺に聞かれちゃいけない話でもあんの?」
ねえ?と、拙者の顔をのぞき見る。・・・これは分が悪い。
「どうせ、あの凶悪犯の話でもしてたんだろう。居場所さえ教えてくれれば、ちょっと行って俺がたたっきってきてやるのにな」
「そんなことは絶対させもうさん」
バチっと、短い視線の火花が散った。
桂と晋助の、定期連絡。はて、白夜叉はもしかしたら知らないのかもしれない。としたら、ここでこの話を出すのはまずかろう。ちょっとした心理作戦といこうか。
「最近、晋助が荒れていてな」
「へえ。ついに、性犯罪者にでもなっちゃった?」
「主はすぐそっちの方向に行くでござるな。そうではない。・・・・なんていうか、思考が荒い。」と言えば。
「ああ、あいつはいつも荒っぽい考え方だもんな??」という。
「そうではないのだ。戦略の大小や、方法の派手さのことではなく、それに至る計画・・・晋助は非常に繊細な、綿密な計画を立てる男だ。それが、ちと、変わった」
「はあ?」
「やや、自暴自棄的なところがある。自虐的といおうか・・・」
「いいことじゃねえの。それで、自滅して欲しいわ。マジで」
「主は・・・分かってないでござるな。主らがあの人を危険だというなら、それに磨きがかかっているとは思わぬのか。荒い思考で事を起こせば、犠牲も多くなる」
ダン!と、白夜叉がビールをテーブルにたたきつける。
「分かってねえのはてめえだよ!それがあいつじゃねえか!そんなに犠牲云々いうなら、俺があいつをぶっ殺してやるよ。それで全て終いじゃねえか。
人を殺すだの世界をぶっつぶすなんていう戯言に、繊細も粗いもあるか。勝手言ってンじゃねえ」
グイ、と、ビールを飲み干す。
「変な夢見てないで、おとなしく、二人でユニットでも組んで、アイドルとかちゃらちゃらした音楽界でもぶっ壊してりゃいいんだよ」
「主に音楽とやかく言われたくないでござるよ」
「けっ、俺の歌を聴いたこともないくせに!」
「聞かずとも・・・想像はつくでござる」
「はあああ??何言ってンの。俺、プロ級だからね!」
「そうでござろうか・・・あ、今、上手い例えが思いついたでござる」
「はあ?」
「ん??、今までの晋助の奏でるメロディが、繊細で、だが独創的な・・そう、ブラームス交響曲三番のような、壮大かつ、力強いメロディだったとすると、」
「はああ???ブラ・・・?」
「迷いのある今は、四番のように、内面に秘めた情熱と孤独感からくる哀愁が感じられるでござる・・・それも、スコアのところどころが抜けて、
音が飛んでいるような・・・それをあえて埋めようとせず、タイやスラー、二分音符でごまかすような・・・そんな・・」
「っちょっとまって!!!分かんない!!分かりづらい!!っていうか、もういい!!」
「なんでござる、坂田殿。ものすごくわかりやすかったでござろうに」
「まっっっっったく、分かりません!!!」
桂も、お登勢もぽかんとしている。
何で、この人達には分からないのでござろうか。・・・もう無理だ。
「では、今日は、これで失礼するでござる」
「あ、ああ、・・・あ、あの、河上殿」
桂が、目で訴える。
「分かってるでござるよ、また」
それに、目で答えた。
そして、スナックお登勢を出た。
まあ、手応えはあったかもしれない。
あの、お登勢という女将はさすがだった。桂があまりにもきまじめすぎて、晋助の考えが理解できないだけであろう。
そして、あの、桂もまた。晋助に惹かれているのは間違いない。・・・あんなに、あの娘を気にして。真っ赤になって涙目になるほどに。
これは、案外・・・上手い方向に行くと良いが。
余談 たとえ話
最近、晋助の様子が変だ。と、万斎は思う。
いや、正直に言うと、細かくは3ヶ月ほど前から変だった。
だが、その変調はとても微妙で、
多くの主要メンバーは気付いていない。
隊員に至っては全く分からないだろう、違和感。
2ヶ月前に一度、スナックお登勢に偵察に行ってきた。
収穫といえば、
桂がやはり白夜叉の子を身ごもっていたこと。
そしてそれを、かたくなに晋助に隠していること。
そのため、晋助との連絡を絶っていること。だ。
だが、晋助には、その時点ではまだ桂が女であることしか報告していない。
それだけで、あの人はきっと全てを悟ったろう。
わざわざ桂が連絡を取らなくしても、
聡いあの人は気付いてしまう。
そして、その後、贈ったはずの990両が、返金されてきた。
自分の愛する女と愛する息子。
その二人が女の愛する者と暮らしている。
そこに、女の愛する者の間に出来た子が加わる。
危ういバランスで経っていた柱が、軋んで、
傾いていくのを感じる。
晋助の奏でるメロディに、最近は不協和音が混じっている。
なんとかしなければ。
そう思っていたある日。
突然に、晋助が言い出した。
朝食の後で。
「おう、来島。聞きたいことがあるんだが」
「はいっ!なんっすか!」話しかけられることがまれなので、また子は嬉しそうだ。
「てめえ、武市のことどう思う?」
「えええええ???何すか?いきなり!きもいっす!近寄って欲しくないっすよ!」
「何ですか、あんた。私だって貴方のような猪女ごめんですよ」同じ部屋にいた武市がすかさず言う。この二人の折り合いが悪いのは有名だ。
「じゃあよ、好きな奴はいるか?」
「私の好きな人は晋助様っす!!!!・・・あっ」ぽーっとなって、言っちゃった!みたいな顔をする、また子。可愛い。・・・可愛いけど、
なぜそんなことを言い出すのだ、晋助。
「ちっと、たとえ話につき合ってくれや」
「いいっすよ!!」
「じゃあ、例えばよ、・・・そこの武市にてめえが犯されて」
「えええええ??????!!!突然、なんて事言うンすか!!きもいこと言わないでほしいっす!!!!そんなの無理!!死んじゃう!!」
「うるさいですねえ。私だって貴方のような猪女ごめんでだって言ってるでしょう!!」
イラッとしたのか、晋助が、低い声で
「聞け」
と言えば、しんとなる。
「・・・武市に犯されて、てめえにガキが出来たとする」
あっ・・・なんかわかったかも。だけど。・・・。
「はあああ??!!超嫌っす!!もう無理!!想像もしたくない????!!うあ????!!」
「じゃ、もういい」また、イラっとしたのか、素っ気なく言うと、また子はたまらない。
「すみませんでした!!聞きます!聞きます!聞きますから、お願いですから、怒らないで下さい、晋助様ぁ??」
そう、見放されるほど、つらいことはない。この人に。
「・・・じゃあよ、その武市の子を身ごもったお前が、お前の好きな奴・・俺と、結婚したとすらぁな」
「はっっ!!!!晋助様と結婚・・・・っ!!!!」カアアーーーと、顔が赤くなる。ほんわか??・・・と、幸せそうに笑っている。
「で、俺が、構わねえから、産め、といったら、お前どうする?」
「産むっす!!嫌だけど、晋助様が産めというなら産むっす!!!」ぐっと、握りしめた腕を押し上げて、ガッツポーズ。
「おう。で、かわいがれんのか?」
「分かんないっすね・・・産んだことないし・・・元々あんまり子供好きじゃないし」
「・・・そうか。ま、そうこうするうち、俺との間に子供が出来たとする」
「ええええ!!!まじっすか!!嬉しいっす!!超幸せっす!!」また、赤くなる。
「てめえならどうする?産むか?」
「もちろんっすよ!!!産む!!で、晋助様と幸せにくらします!!」今にも、踊り出しそうだ。
「武市との子はどうする」
「え?・・ああ、あーー」ちらっと、武市を見て、うう、ゾーッとした顔をした。
「邪魔っすよね。捨てちゃいたいっす」
その瞬間、
「!!!!!!」
ガタッと席を立って、部屋から去っていってしまう。
「え?あ。・・・なんで・・・晋助様ぁ??!私、何か行けないこと言ったっすか・・?どうしよう、何が正解だったっすかね。何の心理テストだったんだろう。
女として、心の狭い女と思ったっすか・・・あああ、どうしよう・・・」泣きそうな、また子。
いや、お前は悪くない。
それにしても、気持ちは分かるでござるが・・・
例えがあんまりにも、悪すぎるでござるよ・・・晋助・・・
これは、もう一度、スナックお登勢に行くしかない。
と、思った。
余談 二回目の訪問
どうにも、もう一度とおもって、足を運んだスナックお登勢。
金曜の午後六時。ふう。白夜叉が来る前に、少しゆっくり桂に話をしたいところだ。
客もまばらで、ホステスと話しやすい。丁度良い。
前回同様、カウンターでビールを頼む。
嫌そうな顔をしたが、桂が来てくれた。
「どうぞ」
「かたじけない」
腹・・まだまだ分からないでござるな。見た目には。細い方でござるし。
視線で感じたのか、手をおなかにやる。
「拙者、何もしないでござるよ」
「・・・そう願いたい」
ああ、母とはこのような者なのか。
「月子殿。・・・早速だが晋助のことで」
「万斎殿。俺の気持ちは変わらない」
「そこを何とか、一度で良いから、連絡して欲しいでござる。最近は、輪を掛けて荒れているでござるよ。
前に言ったメロディーが、既に崩壊してきているでござる。抜け落ちた音符を、聞くに堪えない不協和音で埋めている・・・」
と、そこまで言って、はっとなった。月子がまたぽかんとしている。
ああ、この例えじゃだめなのだった。・・・なんと言えば。
そう考えているうちに、えらくまじめな面持ちで、月子の方から切り出した。
「あのな、万斎殿。この際だからはっきり言うが」
と言って、はっきり言う、と言ったわりには、とても小さい声で話し出した。
「俺のことを、・・・だ・・・抱いた夜・・・あいつは、俺を、・・・“気持ち悪かった”・・・と、言ったんだ」
「!!!??」
晋助・・・なんて事を言うでござるか・・・!!!おおかた、自分でもどうしてそんなことをしたか分からなかったのでござろうが・・・にしても、
相手に聞こえるように言って言い言葉じゃないでござる!!
と言うことを考える余裕もなく、口に出してしまうほど、テンパっていたのか。
「だから・・・あいつが、俺に愛情があるとかどうとかいうことは、ない。なにしろ、・・・き・・気持ちの悪い・・・俺を、だ・・抱くのは、
それなりの理由があったからだ。・・・分かったら、お引き取り願えるだろうか」
「いや、それは誤解でござるよ。晋助は」
ここで引き下がるわけにはいかない。だが、桂は更に、声を潜めて話し出す。
「奴は、俺に将軍を、寝床で殺害しろと言った。だから、きっと、その為に俺を、男に馴染ませるために・・・したことだ。それ以外に理由はない。あの行為に・・・」
なぜか、桂はとてもつらそうに、哀しそうに言った。
ああ、そのときのことを思い出しているのか。
そう言うことに、二人の間ではなっていたのか。
晋助が、拙者に言ったこととは矛盾する。ということは、本当は理由など無かったのだ。
戦略など、あるはずのない行為。
当然だ。ただの、“愛”に、理由などない。
「あ??。また来てるのか、しつけーな、ヘッドフォンの人!」呑気な声。
白夜叉が・・・。偉く今日は早いな。拙者の情報不足だったか。
「何?また、あいつの話?いい加減にしてよ。荒れようが何しようが興味ないって言ったでしょ!!!」
・ ・・はあ。
「大体、不思議と女にゃ、不自由しないんだから、ホント、月子にちょっかい出すの止めてくんない?得意の、どこぞの娘捕まえて発散してくれればいいじゃん」
「!!・・・ま、まあ。そ、そうだな・・・。その、むやみに娘に手を出すのは良くないが、もう、俺たちのことは、放っておいて欲しい」
「では、なんで、貴殿は、女に不自由しないであろうあの人が、そんなに月子殿に執着すると思っておいでか?」
「執着などと・・・何か考え合ってのことじゃないのか」
「貴殿は、よほど理由づけをせねば納得しないらしいようですな」
「ああ?何言ってンの」
「主らは、晋助を誤解しているでござる。あのような物言いをするため誤解されがちだが、言うほど、女性に興味はないでござるよ。むしろ、超淡泊でござる」
「はあ??そんな訳あるか!!いつも人の奥さんをコソコソ狙っているような奴だぜ」
????だから、それが特別執着している証なのだ。気付いてくれ、桂。
「月子殿はともかく、他の女に対しては、執着も何もなく、まあ居ればいたで、居なければいないで構わぬお人。そんなもんでござるよ」
「いや??、ないね!ナイナイ!!だって、あいつ、あれよ、あの戦争の時も、女関係は派手だったぜ!!な、月子!泣かされた女はそりゃ大勢いて・・・しかも、
たちの悪いことに、そう言う女を俺や坂本に押しつけて縁切りするようなやつだ」
「な・・・・っ、貴様らそんなことをしていたのか!!!あの非常時に、一体何を考えて・・・」
「あ、いやいやいや、今の話は、あれだよ、高杉が悪いって話だよ!俺たちは犠牲者だったんだから!!ホント!!」
「まあ、若い頃は多かれ少なかれ誰しも・・・とにかく、拙者が会ってからはそうではござらん。本当に頓着ないでござる。
滅多に女を自分の部屋になど呼ばず、一人で処理した方が気が楽で良いと言う。二日と開けずに女を抱くなんて事、あり得ないのでござるよ。
また、久しぶりの女との行為であっても、それを中断しても気にもとめぬ。色町に行っても、繋がるのがめんどくさいから舐めてもらう方が良いと言う。
子供を作るどころか、繋がりをも求めないお人ゆえ。なのに・・・どうでござる?不思議とは思わぬか?」
????桂にだけは執着をしている。子を成す程に。これで伝わったろう。ところが・・・
「不思議なのは、あんたの頭の中だわアアアアア!!!!」
突然、白夜叉が大声を上げた。
「あんた、なにすました顔してしれっと、聞きたくもない高杉の赤裸々性生活とくとくと聞かせてくれてんのォォォ!!興????味ないんですけどォォォォーーー!!!」
「嫌、そう言う意味ではなく・・・」
桂に至っては、顔がこれ以上ないくらいに真っ赤だ。眉間には皺がたくさん寄っている。ああ、主らが鈍すぎるのか、拙者が遠回しすぎるのか。
晋助なら、言わんとすることはこれで分かってくれるのに。難しい。
「・・・はっ、でも、待てよ」
お、何か気付いたか、白夜叉!
「繋がるより、舐めてもらう方が好き・・・?」
何処に食いついているでござるかーーーー!!!白夜叉アアアアア!!!!
「おい、月子、てめえ」
「はっ?」惚けていた桂が顔を上げる。
「まさか、奴のを舐めたんじゃねえだろうな」
「はあああああ????!!!」
「どうなんだ??アア??」
しっ白夜叉・・・主は・・・ホントに。
「そんなことするかァアア!!気持ち悪い!!貴様、逆の立場で考えてみろ!!無理だ、無理無理!!」
それを聞いて、ニタリと、白夜叉が笑った。
「ふーーーーん。してないんだーーーー。じゃあ、俺が初めてって事だな!」
と、得意げ。
「は?」
「後で舐めてもらうから」
「はあああああ???!!!!」
「楽しみにしてるね!」
「いっ嫌だと言っているだろうがアアアア!!!」
「一つくらい、俺に初めてのモンくれよ」
ああ、甘えたような声を出して。
「子供か貴様!!!嫌なものは、嫌だ!!!」
「だめ!!するの!!・・・おい、万斎、てめー、高杉に言っとけよ」
「は・・」
「俺は、月子に舐めてもらったっ「うああああああああーーーーーー!!」
最後は、桂の絶叫に重なったが、
・ ・・白夜叉、
いくら拙者でも・・・今の晋助にそんなこと言えるはずもないでござるよ・・・
独占欲の強い方でござるな・・・やれやれ
そして、スナックお登勢を今日も後にした。
>>428 メルちゃんの方が万倍かわええわ、ボケェ!
余談 異父兄弟
スナックお登勢。
今日は、祝い酒だ。
何でかって??!そりゃ、あれだ。ご懐妊祝いって奴???俺の子供の!!!
「金時、ちょっと飲み過ぎじゃ??」
「にやけちゃって、どうしようもないねえ。こいつは」
ふうとお登勢が煙を吐く。
「い??よ、い??よ、今日は何でも言ってよ。なんかさ、世界中に言いふらしたい気分なんだよね??!!」
「フン」
といって、お登勢がにやっと笑う。
ガラガラ・・・そこへ、桂がやってきた。
「そろそろ、帰るぞ銀時」
「ああ???もうちょっとくれえいいだろうが。お前もつき合えよ」
「困った奴だ」
「良いじゃねーか、俺は今、幸せにひたってんの」
あ、言っちゃった。
「月子、旦那の横にすわんな。今お茶入れてやるから」
いそいそと用意するお登勢。
「すまない、お登勢殿。・・・坂本も、忙しいのにこやつの戯言につき合わせてすまんな」
「い??きに??!めでたいことはみんなで分かち合うもんじゃ!わしも、お亮ちゃんとの結婚の暁にはみんなにつき合ってもらうぜよ」
アハハハハと、明るく笑う。いつだよ、それ。
「松坊も、お兄ちゃんになるんだねえ」
「ビンボーコダクサン」
「猫耳、てめえ!!」
ふと、そういや、兄弟になるんだよなって思った。あいつの子と、俺の子が・・・。何か複雑??。あ、そういやこのことあいつしらねえよな。
教える気もね??けど。いや、まてよ。俺の子をヅラが身ごもったって知ったらあいつはどうするだろう。焦るかな?焦るよね!嫉妬するよね!!
この幸せなムードを教えてやったら悔しがるよね!!!
なんか、暗い考えが浮かんだ。
「坂本・・・電話かしてくんねえ?」
「ん?いいけど、どうしたが?」
「高杉に報告する」
「!!!!」
桂が猛反対したが、お登勢が味方に付いてくれた。
「まあ、松坊に関係のあることだからね。一言言うのは良いと思うよ。だけど、余計なこと言うんじゃないよ、銀時」
「へ??いへい」
ケケケ。今に見てろ、高杉。てめえの焦る面が目に浮かぶようだぜ。
TULLLLL・・・・
でた相手に、坂本がまた名前を告げて、総督・・・と言っている。俺は、さて、なんて切り出してやろうかと考えていた。ニヤニヤが止まらない。
「今、みんなで飲んでたぜよ??。ん??ああ、そうそう。金時が・・・え?」
なんだなんだ。
「・・・分かったぜよ」
と、携帯を俺じゃなく、ヅラに渡す。
「なんか、おまんに替わってくれって」
!!!!!はあ??高杉いいい??????!!!!てっめえ!!
「坂本、スピーカー!」
「いや??それはどうかのう??」
なんでか今回だけは渋り倒す。
「偉く深刻そうじゃき」
は?
桂も、電話にでるかでないか悩んでいるかのようだ。じゃ、でんなよ!!
とりあえず、その隙にピッと、スピーカーのボタンを押してやった。仕方なしに、桂は電話を耳にあてた。
「あ・・・俺だが」
桂がでる。なんでか、わざと低い声を出しているようだ。
「やっぱりな」
間髪言わず、奴の声が聞こえた。
「・・・」
「おかしいと思ったぜ。最近、連絡をよこさねえ。こっちが掛けてもでやしねえ」
「・・・」
はああ??!!なにそれ。衝撃発言!ちょっと、浮気発覚??!!
「大丈夫なのか、身体」
「ああ、大事ない」
「・・・なるほど、じゃあ、そういうことか」
奴がひときわ低い声を出す。
「・・・高杉」
心なしか、桂の声は震えている。
「素直に言えばいいじゃねえか。それとも、俺がてめえの腹をぶったたきに行くとでも思ったのか?」
「そ、そんなことは・・・」
お、オイオイオイオイ!!!言うに事欠いて、何恐ろしいこと言ってンだよ、てめえ??????!!
「・・・まあ、それも面白そうだがよ」
ブチッ・・・俺の中の何かが切れた。気づいたときには、受話器を奪っていた。
「てめえええ!!!何、人様の子供たたきに行くだとかふざけたこと抜かしてんだ!!」
「・・・銀時・・・・・・よかったじゃねえか」
は??あ、あれ???何か調子狂うんですけど。
「あ、ああ」
何とも、応えあぐねていると、信じられないくらい殊勝な声が聞こえた。
「すまねえが・・・ヅラに替わってくれねえか・・・あと、人の話を横聞きするのはいい加減辞めろ」
463 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/05(水) 10:36:51.94 ID:7I2296jeO
◆◆◆◆◆◆◆◆
◆空知の能力値◆
◆最大10点満点◆
◆◆◆◆◆◆◆◆
画力=5
観やすさ=4
構成力=2
テンポ=2
迫力=2
上昇力=0
着色技術=4
キャラデザ=3
美少女力=2
お笑いセンス=5
バトルセンス=3
ファッションセンス=3
適合性=2
記憶力=2
発想力=5
文字力=4
独創性=4
作品数=1
メディア展開数=7
アニメ化数=1
プロ根性=3
サービス精神=1
性格=1
仕事量=5
継続力=7
面白さ=3
無休載力=5
将来性=1
運=5
>>463 メディア展開数と継続力だけやや高いのか
465 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/05(水) 11:37:38.37 ID:A4AMf+iC0
つーか上昇力ゼロw
>>462 くう??????!!お見通しかよ!!ってか、なんか。悔しい。こいつは分かってたんだ。分かった上で、・・・
「替わりません????????!!!!人ン家の奥さんとコソコソ連絡取り合うような間男野郎になんか!!!替わって欲しかったら三べん回ってワンて言え!!!」
「銀時、子供っぽいことするんじゃないよ」
「金時??、回っても見えないぜよ。ちゅうか、そりゃマナー違反ぜよ??かわいそうじゃ」
「アホの坂田はソコデオドッテロヨ」
なんでか俺が悪者何ですけどォォォォォ!!!
「・・・そうか。仕方ねぇな。どうせこれをヅラは聞いてるんだろう」
「あーあーあー、聞こえません??」
「ヅラ、後で電話する。・・・・・でてくれ」
プッ・・・ツーツーツ・・・
って、何それ???!!!
・・・で、
「ヅラくん・・・いつからあいつと浮気してるわけ?」
ヅラは、仕方ない、と言う表情で、話し出した。
「浮気などしていない。ただ、松之助のことでたまに連絡しただけだ。・・・坂本から番号を聞いてな」
「そんなの初耳なんだけど?!!」
「お前に言うとうるさいと思ったからだ」
「何それ!!!っつーか、どんだけ頻繁に連絡してるの?!」
「ほら、うるさい。・・・そんなに頻繁ではない。それに」
ヅラは、お茶を一口飲んでから言った。
「妊娠が分かってからは一回も連絡していない」
は・・・。てことは、4ヶ月はしてないって事か。なんで・・・
「できれば、このまま、この子が生まれるまでは話さないでおこうと思っていた」
「・・・月子、前にも言ったがね。少しは信用してやりなよ。人の親になった男は、了見が広くなるんだよ、あんな男でもね」
なんだ。ババア、何か知っていやがるな。でもよ、・・・
俺は、坂本と目を合わせる。いいや、奴ならやりかねない。人の親であろうとなかろうと、あいつは自分の野望のためなら、何が犠牲になっても構わない奴だ。
たとえ、自分の子だとしても同じだろう。だから、俺は奴に松坊を渡さない。
それに。そうか。だから連絡しなかったのは、この時期になってもヅラが男に戻っていないのを不審に思われないためか。
・・・察しの良い高杉のこと、知ればきっと答えにたどり着く。子供を守るために、ヅラは連絡を絶ったんだ。
そう思うと、さっきヅラに怒った自分が馬鹿みたいだ。ごめん。
「お登勢殿・・・何度も言うようだが、世間一般の男はそうかもしれぬが、あいつは・・・高杉は違うのだ」
「そうかねえ」
「さっきは、ああ言っていたが・・・何をやるか、何を考えているか計りしれん」
「好きあって、子供作った相手に言う言葉じゃないねえ」
「ババア!!!!何言ってンだアアア!!気色悪りいこと言うんじゃねえよ!!」
「本当のことだろ?」
「いや、俺は奴を好きではない。奴は・・・ただの戯れだろう」
「そう思うんなら、あんたはまだ若いね。あたしはどう見ても、あの男はあんたに惚れてるように見えるよ。未だにね。ただ、素直じゃないだけさね。
それか、言えない事情があるんだろ」
何かを思い出すそぶりでそう言った。
!!!!!!
「ババア、いい加減にしねえと・・・・」
俺はきっと殺気を放っていたんだろう。
坂本が、さっと俺の前に立つ。まあまあ??などと良いながらも目は真剣だ。
「あんただって・・・」
と、お登勢は続けようとしたが、ヅラの顔見て、やめた。俺に気を遣ったのかもしれない。
「まあ、でも今は銀時がいるんだから、守ってもらえばいいじゃないか」
「言われなくたって守ってやらあ!!あいつなんかには指一本、触れさせねえ」どかっとイスに座り直す。
「お前、あいつから電話来たらどうすんの?」
「・・・・出る・・・かもしれない」
「かもしれないって何??????かもしれない運転ですかアアア??」
「銀時。俺は子供達が大事なんだ。お前も分かるだろう。俺がどうなろうと構わぬが、子供に手を出そうとする奴は許さない。
お前に守ってもらうまでもなく、何かするつもりなら、俺があいつを斬るつもりだ」
いつもの目だ。
いつもの桂の目。
桂はいい匂いがする
臭いのはアイツ
>>468 フン、と、ぐいっと酒を飲み干す。
「ヅラ、俺はお前に、高杉と電話すんなとはいわねえよ。・・・ただ、俺のいるところでしろ。いないところでこそこそされんのは嫌だ。そんくらいは分かるよな」
「・・・分かった」
「だったら、いましろ」
「は?」
「ここで、高杉に電話しろっつってんの!」
「銀時・・・」
お登勢も、坂本もうなずく。
さっきは、底意地の悪いことをしてしまったが、高杉なりに思うところもあって、言いたいことがあったんだろう。思い返せば、あんな弱々しい声、聞いたことがない。
いや、あっただろうが、遠い昔のことだ。
ヅラが、お登勢に電話を借りる。え・・・短縮番号??ってことはなに、うちじゃなくてここで掛けて・・・ババアがこっちを見る。
「時々ね。上には、子供達がいたりするだろ。あんたもいるし。変なこと勘ぐるんじゃないよ」
確かに、ヅラは携帯を持っていない。っつーか、俺ら、持つ金が無・・・。
TULLLLL・・・・
「あ、俺だ。・・・さっきは済まなかったな・・・いや」
まあ、別に気にしてませんけど????。それで、電話代が特に替わらなかったのか。・・・なんか、でも、それってこそこそして怪しくない??
ま、べべべ別に??????気にもならないけどおおおお・・・なんとなく、握りしめるコップがミシミシいう。
「いや、隣にいるが・・・は?ああ、他のものには聞こえていない。安心しろ」
なんだよっっっ!!!!その念押し!!!聞かれちゃまずい話でもあるってのか!!
「あ・・・ああ。・・・・・」
なんか、ヅラがどんどん無口になっていく。
ああ、何言われてるんだろう。・・・気にならないけどっっ!!坂本が、そんな俺を気遣ってか話しかけてくるが、そんなの上の空だ。
見かねたお登勢が、俺に言う。
「確かに、ここ最近は電話を借りに来なかったから、上で掛けるようになったのかと思ってたんだけどね。何度か、あの男から取り付いてくれって電話が来て・・・
でも、そのたび月子がいないって言ってくれって言うからさ」
ふうーーと白い息を吐く。
「んだよ、それ・・・。俺に言ってくれればいいだろ。ったく。」
「訳ありとは思ってたけど、相手の男も気にする風でもなかったしねえ。ま、とにかく、黙って少しは話させてやりなよ」
「けっ」
「ふふ・・・分かってる。」
ちょっと、何楽しそうに笑ってるのおおお?!!
「・・・案ずるな。俺を信じろ。銀時だって、それはもう立派に父親をしてくれている」
んあああ??俺の話??
「ああ、貴様よりよほど、できた父親だ」
な・・・っ!!!
なんか、急に顔がかあっと熱くなってきた。飲み過ぎた。
「ババア、水・・・」
「ああ。・・・・・む。そうか。ちょっと待て。」
水を飲んでいると、桂が、受話器を俺によこす。はあ?
「お前に替われと」
ぶはっ!!あやうく水を吹き出しそうになった。いや、ふきだした。
「はあああ???話すことなんかねえよ!!!」
「いいから」
「・・・んだよ」
電話に出る。
「よう」
「よう、じゃねえよ」
「てめえは昔から、馬鹿みたいに・・・死にそうな奴を担いで歩いてたっけな」
「ああ?」
「今も、大切なものは替わらないとか万斎に言ったそうだが」
「ああ??、あれね。その節はどうも。相変わらず変な部下ばっかりだな」
「てめえは、そのまま、一生替わるな」
「っつーか、かわらねえから!てめえがトチ狂いすぎなんだよ!」
「クク・・・そうかい」
「で、話って何だ?昔話ならお断りだぜ」
「・・・てめえの生まれてくるガキによ・・・あの人の字を使わねえでくれ」
「は・・?」
「銀太郎とかで十分だろ?」
「はあああああ????」
「それから・・・」
「てめえなあ・・・」
「・・・・あいつを頼む」
「・・・・てめえに頼まれるまでもねえよ。大切な息子だ。俺が守る」
てめえからもな。
「そうか」
短い言葉だったが、ほっとした気持ちが伝わる。あ、なんか、胸が痛い。
「あんまり、変なこと教えるなよ」
「は?なんだそりゃ」
「てめえみたいなエロガキになったら困んだろうが」
ブチーーーーッ!!
「何言ってンだ!!そうなったら、そりゃ、てめえの血筋だろ!!!ヅラに聞いたぞ(嘘だけど)、この強姦魔!!!!」
ボカッと後頭部を殴られる。
「そうか、ヅラは俺をそう思ってんのか・・・」
ありゃりゃ、まあいいか。
「こそこそ二人で連絡取り合いやがって・・・」
「ガキの話だろ」
しれって言うこいつに一泡吹かせたくて・・・
「ま、俺たちは・・・堅??い絆で結ばれてますからアア!!自分の気持ちを伝えられねえ小心者に、どうこう出来る仲じゃね??けどな」
言ってやった。
「・・・・!」
ゲロとガキ特有の臭みがまざったあいつやろ
>>475 図星だろう。どうだ。言い返してみやがれ。
「てめえ、ヅラが鈍いことくらい知ってたろうが。・・・ヅラは、傷ついてんぜ。まあ、その傷は俺が癒すから、てめえはそこで指銜えてみてな」
「・・・・」
ざまあみろ。愉快な気分に、さらに俺は調子ずいた。得意の物まねを披露だ。
「“大切なものは、そのとき大切にしないと後で気づいても遅いんですよ、晋助”」
おお??!超久しぶりにやった割りに、今までで一番似てたかも!!ヅラも隣でびっくりだ。
「・・・!てめえ、それは」
ガチャッ・・・
切ってやった。
けけけ、ざま??見ろ。
・・・て、あれ?
みんなの目が怖い。
っつーか、あきれてる?
「銀時・・・あんた、ばかだねえ・・・」
ふーとお登勢が煙と共に。
「はい?」
「相手の男、あおってどうすんだい」
「はいいい???」
「それで、正面から気持ちを伝えに、来たらどうすんだい?」
「はああああああ!!!???」
「相手は、天の衣を一生隠したいって言ってた男だよ」
強敵だねえ、と、付け加える。
かくかくと、首をヅラの方へ回す。
じとーーーって見る、あの黒目が冷たい。
「づ、・・・ヅラ君、ヅラ君は俺のものだよね?」
「俺は、誰のものでもない。強いていえば、この身は国のものだ。」
さら????っと言った。
そうだよね、そうだけど。
めっちゃ不安になるじゃ????????ん!!!!
>>438 神楽当たったけど周りにグッズ集める程好きな奴いないしオクも面倒だから
交換出来るならしたいが送料の方が高くつきそうだ
>>480 余談 吉原
1.
天下の吉原。
俺はここの救世主な訳で。
だからこそ、出入り自由なわけで。
今日は、ちょっと・・・ちょ??っと、はじけちゃおうかな、なんて。
最近、そんなにおなかが大きくなった訳じゃないのに、奥さんに、邪魔者扱いされて
全然相手してくれないんだもの。しょうがないよね、うん。しょうがない。ヅラが悪い。
ということで・・・
「ちは????!」
「あら、銀さん!」
「いらっしゃい!」
なんて、甘い匂いぷんぷんの女の子達がやってくる。ヘヘヘ。どうだ。結構もてるんだよ、銀さんは、実は。
「この間の、ツケ、払ってちょうだいね」
「うちが先よ??!」
な、なんなの・・・
「いや、あれはホラ、あれで・・・その、月詠がさ・・・」なんて言いながら、その店をさっと出る。ちいっ。まだ、顔の割れてない店・・・
と言うことで、見慣れない店をくぐる。
一階が顔見せの飲み屋、二階が・・・宿だ。
さ??ってと。
奥の座敷に案内されて、待っていると、適当に、だけどかわいらしい妓がやってきた。ひゃ??、いつもツンケンしている奴を見ていると、こういう甘え上手なタイプが新鮮に見えるもんだ。
なんて、いい気な感じで酒をあおっていたら、
隣にいた集団(男三人?)のうちの一人が洗面所にでも向かうらしい。出てきたところで、・・・・絶句。
河上 万斎。!!!!!
「・・・白夜叉ではござらんか」気づかれた。当然か。
・・・ってか、何でこんなところにいイイイ!!!!!
ってことは、あいつも。・・・??まさか。
席に戻った万斎が、何事か話している。まあ、俺のことだろ。とりあえず、酒はここまで。
妓を万斎の部屋と反対の方へ来させる。
万斎が又やってきて、
「ここは吉原。華の色を楽しむところでござる。血の色を楽しむところではござらんが」
どうする?と言っている。
「そんなこたァ、てめえらに言われなくても知ってらぁ。だがよ、どんな色に染まるかは、てめえら次第だぜ」
「・・・だ、そうでござる。晋助」部屋を振り返りそう告げる。
やっぱりいやがったか。
「・・・俺ァ別にどっちでも構やしねえ。派手でありゃぁどんな色でも」
奥から、かすかに奴の声が聞こえる。
ちっ・・・
回りくどいのはやめだ!
ばっと、隣のすだれをめくる。一瞬、緊張が走る。
いたのは、高杉と武市。やはり。
「よう、じゃあ、今日は野暮はよそうや。その代わり、ごちそうになるわ。邪魔して良いか?」
にやりと笑うと、いつぶりか・・・紅桜の一見以来の隻眼を見る。
その目が、すうっと細まり、
「身重の嫁さんほっといて、ただ酒たぁ、いい身分だな」
「種だけ付けて、女もガキもほっといて、放蕩している奴にゃぁかなわねえよ」
バチッっと音がしそうな程、視線がぶつかった。
「てめえの命が、酒代で買えるんだ。安いモンだろうが」
「てめえごときに売れる命じゃねえけどな」
ある種の殺気が立ちこめる。それは、鍛えた感覚でない妓にも伝わったようで。
「まあ、こわい」と、その部屋にいた2人の妓が口々に言う。
万斎が、仕方ないといった表情でため息をつきながら俺を促す。
「まあ、立ってないで座ったらどうでござる」
妓の手前、言葉に従った。目は高杉をにらみ据えたままだ。
テーブルを挟んで、向かいに高杉。右に武市。左に万斎。俺は一番入り口に近い席だ。
・ ・・・沈黙。
そのうち、高杉が隣の妓に、もう一人あいつのとこに付けてくれ、と言った。
すぐに、さっき俺のとこにいた妓がやってくる。あ、忘れてた。
「あ、ごめん。そういや何も言わずに席替わっちゃって」
「かましまへん」
そのすきに、万斎がさっき行きそびれたトイレに立った。
悠々と、高杉は煙管をくゆらせている。奴にしては偉く地味だ。妙な違和感を感じる。
「なんか、似合わねえ色合いだな」
「・・・そうか。まあ、感性は人それぞれだからな」ふう・・・と、気にする様子もない。
何が哀しくてこいつらと飲んでるのか。酒がまずくならぁ。と思ったが、何分ただ酒だから仕方ない。別段話すこともない。酒を飲み出す。
沈黙に耐えかねて、か、それともみんなの疑問を代弁してか戻ってきた万斎が口を開いた。
「それにしても白夜叉殿。奥方がいながら、なぜこのようなところへ?・・・そう言えば懐妊されているのでござったか、それで」
ふむ。と、なにか一人で納得するような言い方にむっとする。
「あのね!うち夫婦仲は円満だからね!!そりゃもう毎日熱??い夜を過ごして・・」
うう。苦しい。ちらっと高杉を見ると、興味なさそうに酒をあおってる。あの飲み方。かわらねえなあ。
「それはそれは。はて。ならば尚更不思議でござる・・・」と、うたうように言ってくる。
しつけーなあ。そこはそれ、分かってるんだろうから、流してくれよ。
と、突然高杉が口を挟む。
「どうせ相手にされてねえんだろ」
「はあ?」
またしても、バチっと音がしそうな程視線がぶつかる。
何か言い返せないかなあ。あ、そうだ。
「そういや、万斎君。あれ、あのこと、この凶悪犯に話してくれた?」
「「「?」」」三人、不思議そうな顔をする。
全員に注目された当の本人は、本当に分からないのか、分かってて知らぬ振りをしているのか、
「はて、なんのことでござろうか」と言ってくる。しょうがねえなあ。
「だ??か??ら、あれだよ、あれ。俺のを最近月子が舐めてくれるって言ったでしょお!」
「はあ?」万斎は、思いつきもしなかったという顔をしたが、俺は高杉が一瞬、ほんの一瞬だけど動きを止めたのを見逃さなかった。
「も??、真っ赤な顔しちゃって、“仕方ないなぁ、銀時はぁ”とかいいながらさあ。可愛いのなんのって。・・・うらやましいだろ、高杉君」
言えば、心底嫌そうに、
「はっ・・・何かと思えば。どうせ下手だろ。興味ねえ」
言った瞬間、反射的に俺は手に持ってた杯を奴の顔面に投げていた。
反射的に、万斎が左手でそれを受け止める。
カラン、と音がして、テーブルの上に杯が堕ちた。
当の高杉は微動だにしない。悠々と酒を飲んでいる。これを予想していたのだろうか。
武市は何が起こったか分かってないようだ。
「おいたが過ぎるでござるよ、白夜叉殿」
「わりぃ、手が滑った」
そう言って、心で舌打ちする。
「でもよ、人様の奥さん侮辱すんのが悪ぃんじゃねえ?プライドの高いあいつがやってくれるって事に価値があるんだろうが。んなこたあ、てめえも分かってることだろ」
「・・・」
「してもらったことねえからって、悔し紛れに言って良いことじゃねえよ。もっとも、てめーみたいな強姦野郎のこ汚ねえもんなんざ、あいつは死んでも舐めねーけどな!」
言った瞬間、奴の手から杯が飛んできた。
反射的に、俺はそれを右手ではじく。
2,3滴、顔に酒の滴が飛んだ。
「てんめぇ・・・」奴を睨めば、
「わりぃな、手が滑った」
そう言って、にいっと嗤った。
「・・・上等だ!!」立ち上がろうとした時、
「ハハハハハ・・・!」突然、無表情で今まで口を挟まなかった武市が笑い出した。
「いやいや、どうも杯は滑りやすくていけませんねぇ。お嬢さん、コップをふたつもってきて下さいませんかな」
「はい、お待ちやす」妓が、これ幸いと席を離れる。
「ま、この話題はひとまずやめにしましょう」と武市が言い、万斎が賛同する。
新しいコップで酒を飲み始めると、万斎が新しい話題を振ってきた。
「白夜叉殿はここの救世主と聞いていたでござる」
と、そこから、俺は自慢の夜王粛正の話を聞かせた。
いちいち、大げさに万斎が相づちを打つのが気に障ったが、まあ、悪くはなかった。
・・・・
「英雄色を好むっていう言葉もありますから、今日もそういうことなんですねえ」と武市。
「そうそう。まあ、あんまり英雄がほっとくと吉原のお姉さん達がさびしがるからな」
「そうでござるか。もてる旦那をお持ちで月子殿は心配ですな」さらっと万斎が言う。
うわ。またさりげに話を月子に戻しやがった。武市は、突然冷や汗をかきだした。俺と同様、月子の話はしたくないに違いない。
「あいつの話はいいんじゃない」
「月子殿と言えば・・・不思議な御仁でござったな」
きいてねえし!!!!
「あんなに美しい女性なのに、騎兵隊でもどうにも男湯に入りたいと言って」
ガシャン!!!おっとっと・・酒がこぼれちまった。妓がすかさず拭いてくれる。気が利くねえ。
「大丈夫ですか、坂田さん」武市がおしぼりをくれた。それを見て、おかしそうに万斎が笑っている。本当にいやな奴だ。
「・・・まあ、それで、仕方がないので、晋助の部屋にある風呂をすすめたでござるよ」
!!!!
「個室に風呂が付いているのが晋助の部屋しかなかった故」
はっと、反射的に高杉を見た。チッと舌打ちし、睨むようなまなざしで万斎を見ている。
「それである時・・・」
「万斎」
高杉が止めた。
「それくらいにしておけ」
そして、ついっと、隣の妓を引き寄せて、耳元で何かささやく。みるみる妓のほほが赤らむのが見えた。ああ・・・
「俺は、上に行って来る。適当に飲ませてやってくれ」
その妓を連れ立って席を立った。
堂々としてやがるな????!!何か悔しい。
出口に近い、俺の脇を奴が通過する寸前、
「おーおー行って舐めてもらえ。失恋の傷でも何処でも」
って言ってやれば、とっさに、俺が木刀に手を置いていたのが分かったんだろう、鋭い殺気だけを残して奴が出て行く。
と、俺の近くにいた妓が、高杉に近づいた。
「高杉はん、今宵はわてを指名してくれたんじゃおまへんの」
「悪ぃな。気が変わった」そう言って、素っ気なく二階へ消えていった。
「何あいつ、何様?」
「昔は違ったのでござろうか」
「あいつの女関係なんて俺は興味ねえよ」くいっと酒をあおり
「つーか、写メとってやりゃよかったな。んで、ヅラに・・」と言いかけて、はっとなる。
万斎を見ると、にたり、と笑っていた。武市は相変わらず表情が読めない。
「えーーなんだ。そういや、さっきの話。続き聞かせてよ」
「はて、なんでござったかな」
こいつ????????!!!!俺と言うより、高杉で遊んでたんじゃねえの!!!それとも、焦らして、やっぱ俺でかアアア???????????!!!
「だ、か、ら!!!高杉の風呂を月子が借りにいったんだろ!!!それで、どうしたかって聞いてるの!!!」
「気になるでござるか?」
「当たり前でしょオオオ!!!奥さんなんだから!!」
「そうでござったな。・・・じゃあ、まあ、ご想像にお任せするでござるよ」
!!!!こ、い、つ??????!!!!
「ただ・・・」
万斎が、何事か思いついたように話し出した。
「いつだったか、月子殿のしていた簪を晋助がデッキで一人で眺めていた時が、印象的でござった」
武市は、隣の妓となにやら話している。案外、上に行くつもりなのか。
「捨てようか、捨てるまいか、なにやら迷っていたような。まあ、結局翌日には月子殿の頭にそれがあったので、すてなかったのでござろうが・・・
・・あんなつらそうな表情の晋助は見たことが無かったもので」
その日の情景を、思い出しているのか万斎は遠い目をした。
不思議な男だ。こいつは間違いなく高杉に全幅の信頼を寄せられている。片腕だ。そして、本人も高杉なしでは生きていてもつまらないという。
似蔵は、高杉を光だといった。何であいつはあんなにも、人を引きつけるのだろう。
カリスマ?というのか。
ヅラ・・・お前もそうなのか?
ん?て、簪って、あの簪・・・だからなんなんだ。訳がわからねえ。
「けっ。ただの意気地なしに横恋慕されて、こっちは良い迷惑だよ」
「おや、晋助は月子殿に思いを寄せているでござるか」何を白々しい。
「あんたさ、あいつが居ないからいっとくけど。うちの奥さんにあいつの気持ち気づかせようとすんのもう止めてくんない?」
「ほう・・・気づいていたでござるか」心底驚いたような声を出す。
「あれで気付かねえのは、月子くらいだろ。みくびんじゃねえよ」
「なるほど。全て分かっていて、あの反応。お主もなかなかどうして・・・食えぬお人よ」
「てめえらごときに食われるようじゃ、今頃ここにはいねえよ。とっくに死んでらぁ」
「違いない」
万斎は、珍しく感心したかのように言った。
「うちの家庭を崩壊したいのか、それとも、俺を怒らせて鬼兵隊を崩壊させたいのか・・・。どっちにしても、今度したら。マジゆるさねえから」
「承知したでござるよ」と、まじめな声で答えるので、
「ならいいや。誰も得しねえから、この話はおしまい」にした。
武市は、じっとこちらのやり取りを聞いていたが、きっと分かっている。こいつも頭の回転は相当良いようだから。
「しっかし、ホント・・・あの強姦魔にも困ったもんだよ」ため息混じりにそう言うと、突然万斎がケラケラとおかしそうに笑った。
「ご、、、強姦魔、、、くくく・・・これはいい。おお、いいフレーズが頭に浮かんだぞ」いそいそなにやらメモを取り出す。けっ。
またくだらね??アイドルの歌作りかよ。お前の00,強姦魔とかいうタイトルでも作るわけ??又伏せ字になるよ、これ。
さてと。
「俺も上にいこうっかな??」などと言うと、
「おや、そうでござるか。ごゆっくり」などとこっちを見ずに言う。
さっきのお気に入り(?)の妓をつかまえて、
階段を上がろうとした時、なにやら入り口が騒がしい。
「すまぬ。人を捜していて」うわ????聞き覚えのある・・・この声は・・・
「銀色の頭の男なのだが、見かけなかっただろうか」
やばいやばい。
とにかく、妓の手を引き、階段を駆け上がる。
なんだ??何で分かったんだ??
とにかく、一番近くの部屋の戸を開けて、・・・中に誰もいないことを確認して入る。
トントントン・・・ぎゃああああ!!奴があがってきている気がする!!
とにかく、妓と布団をかぶって、中にはいる。
さすがに、ふすまを開けることはしないと思うが。・・・。
隣の隣(?)くらいのふすまが開く音がする。
げええ!!!そこまでするの???
だが、しばらくすると、静かになった。ふう????。気のせいかよ??。
ところで、
「あの・・・おにいはん、どうしますのん?」
と、息苦しそうに腕の下の妓がいう。
うう・・・ほんと、どうしよう。
奴に見つかったら、殺されるかな?
イヤイヤイヤ、あいつが悪いんだよね!!相手してくれないし。
でも・・・
でも、やっぱ・・
悶々と考えていたが、
最後の最後に、「でも、あいつ本当は男だし、ヅラだ・・・分かってくれる」
と結論づいて、
事に及ぶことにした。
俺は、この選択をこれほど後悔したことはない。
2.
何時間経ったのか。
とりあえず、目が覚めて、腕の上にいるヅラ・・・おおお、ちがった。
妓の頭をどける。ふ??。あれ、この子、こんな顔だっけ?
いつもヅラの寝顔になれてしまったのか、妙な違和感がある。
んんん??????。
そして、ちょっと罪悪感。
着物を整えて、
そろ????っと外へ出ると、誰もいない。
ふ????。
さて、帰るか・・・。
と、階段に手を掛けた時。
すらっと、何処かのふすまが開いた音がした。
ぎえええええ!!!気まずい。こういうの、良くあるよね!!
そっちを向かないようにして、階段をおりようとしたら・・・
「!!!!」はっと、息をのむ声が・・・一瞬、
あいつの声に似ていて、振り返る。バシン。
さっと、部屋に入っただろう、そこには誰もいなかった。
・ ・・・・。
い・・・嫌な予感がするんですけど・・・すごく・・・
重い足取りで、その、ふすまの近くに行く。
何事か、話している声が聞こえる。
あああああああああああ・・・・・
どっちの声も、聞き覚えあるわアアアアアア!!!
スパーーーーーン!!!と、勢いよく、そのふすまを開けると、
・ ・・・目をまん丸にして、
部屋の真ん中に正座したまま驚いてこっちを凝視する・・・・奥さん。
そして、その奥の窓側に偉そうに座って煙管をふかしているのは・・・高杉。
「アァ?いきなりだな。びっくりするだろ」
「びっくりしたのは、こっちだわアアアアアア!!!!!」
もう止まらない。目を赤くして、艶っぽい桂。いかにも、けだるそうにしている高杉。・・・
あからさまに乱れた布団・・・ッッッッ!!!!!!!!
「どーゆーこと???どうしてこうなってんの???説明しろ!!!」
「ぎ・・・銀時、あの・・・これは、あれだ、その・・・後でカステラかって上げるから」
えらくかすれた声で、桂が言う。なんて声してんの。焦ってるからじゃないよね?!!語らいすぎたからじゃないよね!!!
「いるかアアアア!!!カステラなんぞ!!説明しろ、ヅラ!」
あわわわ・・・となっている桂。もう妊婦じゃなきゃ殴ってる。
つーーか、殴るべきは・・・
俺は、つかつかと煙草を吹かす野郎のところに近寄って、いきなりその顔面を殴りつけた。
奴は、驚くほど、あっさりと殴られた。
「銀時!やめろ!」
弐発目を構えると、すかさず桂が止めに来た。何で止めるわけ?お前、まさかこいつを・・・
「邪魔すんな!!」ざっと、桂の腕を振り払うと、うっ・・・と呻いて、桂が転がる。
497 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/05(水) 18:02:12.29 ID:MvFrQIJkO
↑この馬鹿早く死ねばいいのに
↑この嫉妬豚馬鹿早く死ねばいいのに
>>497 嫉妬豚月詠携帯厨の馬鹿が公式銀桂&高桂小説に嫉妬丸出しwww
負け豚さっさと自殺しろよwww
>>496 は・・・っ。桂が、腹を押さえたままうずくまる。
「あ、・・ヅラ、ヅラ!!大丈夫か!!」
あわてて駆け寄ると、「おい」と、高杉まで心配そうに来ているからびっくりだ。
「てめーは来んじゃねえ」
「そんなこといってる場合じゃねえだろ。医者を・・」携帯を取り出す。
「い、いや、大丈夫だ。ちょっと・・・うん。もう大丈夫だ」
ふう、と、息を吐く桂。
ああ、こっちも一息だ。
どうも、話を聞くと、
高杉が例によって桂に電話したらしい。
亭主迎えにこいって。そこまでは分かる。
それで、ヅラがここに来たって訳だ。
二階に言ったと店のものに言われ、
で、二階に上がったはいいものの、
ふすまを開けるほど無粋ではないし、果て、どうしたものか・・・帰ろうかと
思ったところで高杉に会ったと。
はい、わかりました。
・ ・・で??それで???
「それで、どうなったの??」
「ここでするこたぁひとつだろうが。てめえがしたことと一緒じゃねえのか」
「はあアアアアアアア???!!!!」
「てめえ、首に白粉べったりついてるぜ」
「う・・・っ!!!こ、この」
「お互い様って奴じゃねえのか」
「てめーは黙ってろ!!第三者!!!赤の他人!!!」
ククク・・・と、嗤う笑い方がとにかく気にくわない。
502 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/05(水) 18:29:45.43 ID:BetwNqii0
503 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/05(水) 18:30:14.51 ID:/NX5+r7R0
504 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/05(水) 20:34:48.37 ID:MvFrQIJkO
↑いいから死ねよ馬鹿
505 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/05(水) 20:53:43.67 ID:/NX5+r7R0
↑いいからお前が死ねよ嫉妬豚月詠馬鹿
>>501 桂が、ぽそりと、
「銀時は、どうして・・・」と言った。
うううう!!
そりゃ、そもそもは俺だけど。
俺だけど!!!
その、また、そもそもはお前が・・・
っていうのを、又 高杉の前で言いたくない。ぐっとこらえる。
高杉が、さっきの煙管を消し、手持ち蓋差にしている。
一応、俺の子を気遣ってくれているのか。
いやいや、何考えてんの、俺。気遣ってたらそもそもこんな行為しないでしょ!!
「つーか、てめえ、ヅラ妊娠してるのしってんだろうが」
「だから?」
「・・・っ!!子供に何かあったらどうするつもりだ!!」
「じゃ、てめえは俺の子が腹ン中いた時、こいつと何にもなかったのか?」
どうなんだ、と、剣呑な目で俺を睨む。
「・・・・」
「ほらみろ。お互い様だ」
「っつーか、こっちは夫婦なんだ!!」
「てめーは良いのかよ」
「ああ?」
「浮気。それもお互い様だろ」
「銀時・・・すまなかった。は、反省している・・・」
な・・・っ。なんだよ、否定しないの!?
ていうか、そもそも俺にはだめって言うくせに・・・
そのとき、
TULLL・・・・高杉の電話が鳴った。
「ああ・・・・分かった。待ってろ」
そう言って、立ち上がる。
「俺は、もう行く。じゃあな」さっさと出ていこうとする奴に、つかみかかる。
「てめえ、待て!!」勝手すぎるだろうが!!!
「なんだよ」なんだよ、じゃねえ!!!
「謝れよ!」
「はあ?」
「あやまれっていってんの!!」
「誰に」
「俺とヅラに」
「・・・・」ものすごく不本意で、嫌そうな顔を高杉はした。だが、思い当たったのか
「てめえに謝ることはねえが・・・」つ・・と、ヅラを見て。
「さっき、殴られたのは、ヅラの分と思っておいてくれ。それでいいだろ」
さっと、部屋を出て行った。
くそ・・・
でも、責め立てる理由もねえし、なにより自分が惨めだ。
こんな近くにいて、「守る」と息巻いておきながら
あっさり奥さんを寝取られちまったんだからな・・・
俺って、最低・・・
「ごめんな、ヅラ・・」
「いや、元はと言えば俺が・・・なんだか、お前の子だと思うと、どうしても無事に産まなければと思って・・・色々考えすぎた。すまない」
「いや・・・俺がしっかりしていないから」
そっと手を差し出せば、一応掴まってくれる。
「かえろうか」
「・・・ああ」
なんで銀魂スレってアニメ板もここも荒れてるの?
まともに話できるスレねえな、、かなC
荒れてないお
これが本来の銀魂スレだお
>>509 避難所にこい
流れは遅いけど、発売日や放送日はそれなりに人いるよ
>>509 月詠アンチスレにこい
流れは遅いけど、発売日や放送日はそれなりに人いるよ
>>508 でもでもでもでも。
この日の夜、俺は奥さんに甘えようと思ったんだ・・・・
だって、消毒しなきゃ、でしょ。あいつの・・・うううう。
ものすごく抵抗する桂を、得意の言葉責めで言いくるめて、
さあさあ、とばかりに服を開くと、
・・・・・
「なんじゃこりゃアアアアアア!!!!」
奥さんの身体一面に、真っ赤な点々が!!!!
「あ・・・銀時、落ち着け、明日、カステラかって上げるから」
「だから、いるかっつの!!カステラなんか!!」
くそ????!!!高杉の奴!!
「絶対、次会ったらぶった切る!!!何処ででもかまやしねーーー!!!!」
の、絶叫が終わる前に、
「うるさいある!!!」
ドカーーっと、入ってきた神楽にすっ飛ばされた。
「あれ?ヅラ、どうした。その点々。変な病気もらってきたあるか?」
「あ・・・あああああ」
「いーの!神楽にはまだ早い!まだ!」
寝ぼけ眼の神楽を押入に追いやって、今日のところはおとなしくねるしかなかった。
くそ????あいつ、
マジ、ぶっ殺す。
それが、平和のためだ。
俺たちの、いいや、この世界の。
なんでこのスレこんなキモイの?
リアルキチガイがいるから
なんでこのスレこんな素敵なのに嫉妬するキモイ月詠腐
>>515いるの?
リアルキチガイ月詠ババァがいるから
ここは公式銀桂の美しいスレだしな
余談 吉原??T
「・・・・っ」
ものすごく、上手いでもなく、かといって下手なわけでもない。
のっそりとした動作で、舐めては、吸い上げる。
その感覚に、何とも言えないもどかしさを感じる。
「・・・もうちっと、早く動いてくれねえか」
とっとと済ませてしまいたい。
股の間の妓の髪をなでて、梳く。
さらさらとした黒い長髪。
細身のこの妓は、この角度から見ると、誰かを彷彿とさせる。
そんな、自分に自嘲ぎみになるが、
そうでもしないと、早く終わりに出来そうもない。
なんでこのスレ素敵なの?
>>522 銀髪頭の野郎が、
こんなところに来るとは思わなかった。
別に浮気だなんだの責め立てるつもりもないが、正直どうでも良いが、
「良い父親」だとヅラが抜かしていたのを思い出したら腹が立った。
・・・だから、電話して教えてやった。
「亭主の管理はしっかりしやがれ」と。
妓の両顎を掴んで、少し腰を動かす。
そのゆれに、黒髪がパラパラ音を立ててなびく。
「・・・奇麗だな」
言えば、自分のことと思ったんだろう。気をよくした妓がうっとりした顔になる。
きつく吸い付いて、深く銜える。
やりゃあできんじゃねえか。
そろそろ、ヅラは来ただろうか。
万斎は余計なこと言ってねえだろうな。
あいつは、人をもてあそぶ悪い癖がある。
・・・それにしても。
たった一度だけ。
あいつに“ちっとなめてみてくれねえか“と言ったことはある。
だが、すげなく断られた。別にどうしてもと言うこともなかったので、それっきりだ。
・・・・
気づいたら、自分のいいように動いていた。限界が近い。
俺が目を細めると、承知したかのように手を沿えた。
「・・・・ぅっ・・・」
は・・・
最後まで、手も口もはなさず、飲み下す。
出来た女だ。
その赤らんだ頬をなでた時、
トントントン・・・と階段を上る音が。
何となく、その音に聞き覚えがある気がする。
「高杉はン」
女が何か言ったが、構わず立ち上がり、
ふすまをあけた。
思わず、くるりと、向きを変える、妓ではない女。
紅い簪で結い上げた、黒髪。細い項。あの匂い。
気づいたら、奴の髪のかんざしを抜き取っていた。
バサ・・・っと、髪が堕ちる。ああ、奇麗だ。
俺を振り向いて、
!!!!!!
驚愕の表情。
静かに奴の腕を掴むと、無言で部屋に連れ入る。
奴はつったったまま。「座れ」と言えば。
部屋の隅、俺と離れたところに座る。
手を腹に載せて、警戒している。そんなにそいつが大事なのか。
「高杉はん、一体、どういうわけですのん」
とろりとした女がすり寄ってきた。忘れていた。
「気が変わった。出ていってくれ」
「そんな・・・今日は偉く気が変わる日どすなあ・・・」
「金は払うから、頼む」出ていく女を、桂が目で追う。その様子がおかしくて、
「たまに来ては、舐めてもらうんだ」といえば、あからさまに顔を赤らめる。面白い。
そうだな。てめえは昔から、こういうところ嫌がったなあ。潔癖性なのか。だから、
「傷を」と、つづけて言った。それだけで、なぜか納得したような顔をする。おいおい、信じるのか。
「お前さん、その様子だと銀時に会わなかったようだな」
「あ、ああ・・・高杉、ここから電話をくれたのか?」
「まあな。下でちょっとばかり奴と飲んでいたからな」
「!!!!二人でか・・・めずらしい」
「まさか。たまたま会ったんだよ。俺は違うツレがいる」
思わず、癖で煙管に火を入れるところだった。その動作を隠すためにくるくる煙管を回す。と、桂がそれを目で追っているので、
「俺は、もうちっと派手な色が好みだが」と言えば、
「貴様は何もかもが派手なのだから、ひとつくらい落ち着いたモノがあった方が良い。ちょっとはおとなしくしろ・・・その方が、世の女のためだ」などといいやがる。
ああ、いつぞやの電話の女の件かとは思ったが、別段蒸し返すこともない。
それより、
「なんで銀時がこんなところにいるんだろうなァ」
「おおかた・・・不満なのだろう」
「相手してやってないのか」
「・・・子供がいるのに」まただ。桂は腹をさすっている。
「へえ。随分大切にしているんだな」面白くねえ。
「子供が出来た時の、銀時の喜び方は普通じゃなかった。貴様も分かるだろう。・・・あいつは・・・」
「一人もんだからな。血のつながりを欲してやまないんだろうよ」
「ああ。・・・じゃ、俺は帰る」
ああ、行くのか。そんなに、俺といたくないのか。そいつに、何かすると思っているのか。
「待てよ」
手首を捕んで、引き寄せる。
「はなせ」ありったけのすごみをきかせたつもりだろうが、全然効かねえ。
「一度この部屋に入って、何もしないなんて野暮じゃねえか」
「は・・・貴様」
そんなにこいつが大事なら。お望みのこと、してやろうか。奴の腹に手を当てる。何も聞こえないし感じねえが、ここには、奴の宿した命がある。
今、俺はお前の大切な命を握っているんだぜ、桂。さあどうする。
「・・・・!!!」桂が息をのむのが分かる。
「こいつ、いなくなったら困るよなあ。銀時、狂っちまうかもしれねえな。クク・・それもそれで又面白えかもな。また、あの白夜叉に会えるんじゃあねえか」
「な・・・」その反応。たまらねえ。腹をゆっくりさする。
「桂・・・」低く耳元でささやく。
「・・・・高杉」
素早く桂を抱え上げると、隣の布団にゆっくり寝かせた。どう扱えばいいのか。
この前ズリダチとタイマン勝負したことを書くぜ。
互いに六尺姿でまずは威嚇、腕組みヤニ咥えガン飛ばし、大股で筋肉と勃起誇張して、野郎比べだ。
雄臭ぇポーズで挑発しあう。腰突き出し勃起を振り回し、オラオラ節で興奮に火が付く。
やわらオイルをタップリ仕込んで、いよいよズリ戦開始だ。
胴ズリ、逆ズリ、雁ズリ、玉ズリ、上ズリ、下ズリ。
野郎うなぎ責め、腰砕けの手マンコ、野郎泣かせの亀頭責め。
片手技と両手技の競り合いで、雄の粋と艶を比べ合う。ズリ見せ根性丸出しでな。
一息入れる時にゃ、奴の胸板めがけて、勃起ションベン。
ビシバシ痛ぇくらいに、照射すりゃ、雄の征服感が全身を快感となって駆け回る。さらにオイルを仕込んで2R。
今度は俺のズリビデオ見せながらのダブルズリ攻撃さ。
ラッシュ飛ばして、ド淫乱野郎に変獣し、チンポ・センズリ・押忍の連呼。
俺達はまさに、チンポ、ズリ、男意気を激しく比べ合う戦闘士だ。
寸止めのエロい表情も相手を落とす神技、何度も食らう度に金玉の引きつる痛みさえ新たな快感に変わる。
その時、ほんの少しの気の緩みで奴は快感のコントロールを失い射精の痙攣に突入。
2回に渡るファイトはいずれも俺の勝利、最後は奴のチンポめがけて、野郎征服の快感に酔いながら勝利の照射!
3時間勝負は俺達ズリ舎弟の絆を更に固めたぜ!
>>530 銀桂はノマカプだから関係ないや
男女アダルトでよろ
>>529 「フン・・・随分おとなしいじゃねえか」
「抵抗するだけ無駄なのだろう」
「・・・・」
やっぱり、お前は、そんな風に俺を見ているんだな。お前は銀時に俺のことを“強姦魔”って言ったようだが。・・・だったら、お望みのままの俺でいてやろう。
着物を脱がしては、何処までしたモノかと考える。
これで流れちまった日には、洒落になんねえ。
この腹に、俺以外の男の命が宿ってる。
不思議なもんだ。
女ってのは・・・。
我ながら変な愛撫をしていると思ったが、そのせいかなにか
桂が俺を見た。ふと、目を合わせると、それは女の顔じゃねえ。
・・・母親の顔だ。子供を案じる、母の顔。
てめえ、そんな顔するようになるとはな。
身体をなでながら、思うこと。この肌にはなんの乱れもない。
「奇麗な身体だな・・・本当に奴に触らせてないんだな」それに気分が高揚する。
同時に、この身体は、今、俺が支配しているんだという暗い満足がおそってくる。
「高杉、やめろ・・・」とがめるが、かまやしねえ。
俺の痕跡を付けてやるよ。今日が終わっても、この跡を見るたびに俺を思い出せばいい。俺と身体を重ねたことを、俺の熱を、思い出してくれ。
「そんなことばかりしていると、女にもてなくなるぞ・・・」
「フン・・・言うようになったじゃねえか」
生憎、こんなことすんのは、てめえにだけなんだよ。
こいつが感じてないのは分かってる。
もともと、全然乗り気じゃねえ。
俺と繋がっても、上の空。
大事な腹のことしか考えてねえ。
そんなにこいつが大事か?あいつの子だから大事か?わざとらしく腹の上に手を置いて
「声、出せよ」と言えば、心底困惑したように、俺を見る。
「高杉、手・・・」
「・・・さっきから、そればっかだな。つまらねえ」
「貴様が乱暴だから・・・」
「アァ?ずいぶんだな」てめえが集中しねえのが悪いんじゃねえか。・・・それとも何か、
もう、お前はあいつじゃないと、だめなのか。
あいつにしか、感じなくなってしまったのか。
この身体に、刻みつけた俺はもういないのか・・・・
ああ。それとも。
お前は、俺のことが嫌いなんだったな。あれは俺の独りよがりの勘違いで、お前はどうも思っていなかったんだ。元から。
「銀時相手はどうなんだ」
「は・・・」
「感じるのかよ」
「な・・・」
図星か。じゃあ、俺は俺のために、やらせてもらう。
ばかばかしい話だが、これじゃあの妓相手と変わらない。
身体(そっち)はよくても、心(こっち)が全然感じねえ。気持ちよくねえ。
たかぶる身体とは裏腹に、心が萎えていく。
その双極に、たまらなくなって、聞いた。
「・・・てめえが俺のガキ孕んでた時は、銀時とやってたんだろうが」
「な・・・」
「このガキに対してはえらい過保護じゃねえか・・・」
桂が、何か考ええてから、口を開く。
バレスレ立てようとしたけどダメだった
誰がおねがいします
垂れ流されるだけやからね
頼むなら垂れ流しに頼めばいいんじゃね
自分で立てたスレで垂れ流すなんて笑えるけど
>>537 公式銀桂小説流して何が悪い
俺が立てるとスレタイ銀桂(銀魂)になるから無視するから嫌だ
>>535 「あの子が・・・これくらいの時には断った」
・・は?
「あの子も・・・大切だ。この子と同じくらい、いとおしい」
・・な・・
「安心しろ。前にも言ったが子供には平等に接するつもりだ。俺も、銀時も」
・・この状態で、他の男の名前なんざ呼ぶんじゃねえよ。
「銀時の話なんざしてねえよ。俺と繋がってる時に余計なことばっかり考えてんじゃ・・」つい、かっとなって、ガキみたいな事を口ばしっちまった。しまったと思ってももう遅い。
今日の俺はどうかしてる。
なんだってんだ。おもしろくねえ。
「・・・」
突然。本当に突然、桂がそら恐ろしいことを言った。
「・・・今日のお前は、なんか、少し、好きかも・・・」
「・・・・・!!!!」
天然もここまで来たら、終わりだぜ・・・。
「気持ちわりいこと言ってンじゃねえ・・・」
これ以上、何か言われたらたまらない。冗談じゃない。桂の口をふさぐ。
萎えていた、心に灯がともる。俺も存外、単純だ。
「は・・・」
サービスが過ぎるぜ、てめえ。
じゃあ、俺も、お前の言葉の代価を、払ってやらなきゃなぁ。
覚えてる、お前の良いところ。
・・・忘れられるはずもない。
そこばかりを、丹念に優しく、深く突けば、
「!!」顔色を変えて焦り出す。クク・・・最初に言ったはずだぜ。なあ。
「言ったろ・・・声だせって」耳元で、偉く低くささやく。
「や・・・!!」
ああ、熱い。心も体も。
気持ちいい。・・・溶けてしまいそうだ。心も体も。
そう、俺はずっとこれを望んでいた。
無くした日から、
熱をもてあまして。
だけど、おまえ以外に熱を分かち合ってくれる奴には出会えない。
どんなにさめた身体に自分の荒ぶる熱を突き刺しても、
この熱は引かず、燃えず。燻るだけ。
どうしたらいいか分からない。
だけど、
桂。
高杉腐暴れすぎだろ
桂桂とファンのふりしているが
なんだかんだ高杉の名前を入れてくるのが笑える
月詠腐
>>544暴れすぎだろ
桂桂な桂ファンが銀桂&高桂公式小説はってるのにイライラしてるの丸わかり
なんだかんだ高杉×桂に発狂してる高杉腐も紛れこんでそうなのが笑える
月詠腐が銀桂&高桂に嫉妬して暴れてるな
>>543 俺は、お前の中でなら。
お前と一緒なら。
こうして燃えることが出来るんだ。
熱く、熱く、命ごと燃えて。
・・・・
早く男にもどってくれ。
そして、俺をぶった切ってくれよ。
ああ、だけど。
この身体も離れられない。
どうしたら良いんだろうなァ・・・
この分だとこのスレは一回目の銀さん×桂の修羅場が終わって三人が一段落する大団円あたりまで掲載できるかな
>>547 お前が喘ぐたび、声を上げるたび、
俺も声を上げているんじゃないか。
音にはならないけど、
魂が、悲鳴を上げている。
ああ、どうして
こういう形でしか
俺たちは繋がることが出来ないのかと。
ああ、・・・もし、許されるのならば。
こいつの
心の一部くらいは、俺に譲ってくれ・・・
俺が、この先も燃え続けていけるように。
・・・事が終わって、
一服したいところだが、こいつの前で吸うことは出来ない。
でも、そんなことはかまわねえ。そんな時間はもったいねえ。
今のこいつを、目に焼き付けておきたい。もう一生、会うこともないかもしれない。
そう。俺はそれを知っている。
「今日は、変態って言わねえんだな」
「貴様はぁ・・・・」
コホコホ。ひどくかすれた声で咳き込む桂。水を持ってきて飲ませる。
「身体、大丈夫か?」
「貴様が言うな」
「どうにも、初めての経験なんでねえ」
「・・・今日の貴様は、しつこい」そうきたか。
>>546 桂抜いたらお前の好きなホモカプじゃねーか
銀時×高杉
桂が嫌いでしゃーないんだよな
そうやって話題の中に高杉を入れてくるところが
高杉腐臭を隠せてないんだよ
ゴミババア
まあ、一回抜いてるからな」と言えば、
「貴様は・・・っ!」その焦り方。俺はお前の亭主じゃあるまいに。
「ん?嫉妬か?」そういえば、随分あの妓を気にしていたようだが。
「そんなわけあるまい。あきれているんだ」まさかな。
「へえ・・・でも、てめえは、そんな俺が好きなんだろ」嗤えば、紅くなって。
「あほか・・・・・・」とそっぽを向く。・・・なんだい。
これじゃ、まるで・・・
・・・やめてくれ、期待させるのは。
俺が煙草を吸いたいと思っているとでも勘違いしたか、
早く出たいための口実か、
「帰るから、存分に吸え」と言って、着物を取りに立つ。
その近くにある鏡台に、移った自分の姿を見て、絶句してる。
一面に紅い跡。
鏡越しに、よく見える。白い肌に黒い髪、紅い花。・・・奇麗だ。ああ、お前は奇麗だよ。
「たかすぎいいいいい!!!!」
「奇麗だろ。・・・いいじゃねえか。どうせしないんだろ。ばれねえよ」
「そう言う問題じゃない!」
「やはり、お前は嫌いだ」と言う桂が、本当にすねているようで、面白い。
ああ、お前のそう言うところ、俺は好きだぜ。
>>551 なに故意に桂抜いてるんだよ
高杉腐
銀さんと高杉は桂でヌイてるけどねww
この小説はどうみても銀時×桂そして高杉×桂小説でーすw
高杉の下で桂がアンアン喘いだ挙句高杉の子を出産してるからw
捏造しても
ヒロイン桂に嫉妬してr高杉腐を隠せてないんだよ
ゴミババア
>>553 「そういえば、てめえ最近、銀時の喜んで銜えているらしいな。まるで本当の女みてえに」
「は??」
「銀時が自慢してたぜ」思い当たったのか、カアアーーと、真っ赤になって、言う。
「あ、・・あれは、やつが・・・どうしてもと言って、土下座して頼み込むから、仕方なく、一回だけしただけだ・・・。喜んでなど、断じて、いない!」ぴしゃりと言う。
なんだい。そんなこったろうとは思ったが。
「へえ、じゃ、俺も同じことして頼み込んだら、銜えてくれんのかなぁ」嗤って言えば、
「どうかな。試してみただろうだ」と、偉そうに言う。こりゃ意外だ。
「フン・・遠慮しとくぜ」
俺がそんなことしないと踏んで言ったな。だが、いやだ、とは言わなかった。
どうかしてるぜ、今日のお前。俺もか・・・。
>>546 桂は南ちゃんだからお前の好きなノマカプじゃねーか
銀時×桂
高杉×桂
桂に嫉妬でしゃーないんだよな
そうやって話題の中に高杉腐を入れてくるところが
ヒロイン桂に負けた高杉腐臭を隠せてないんだよ
ゴミババア
桂はレイプされて高杉の子供を孕まされて産んだんだよwww
そして愛する銀時の子を身篭ったらまた
高杉×桂のレイプwww
悔しいいいいいいw高杉腐
>>555 のそのそと、着替えをして、簪を手に取る。じっとそれを見ている。
そのまま、うごかない。
このことを、後悔しているのか。
それをくれた奴相手に。
・・・くだらねえ。
「傷でも付いたか」わざと声を掛けてやる。
そう言ってやれば、ハッとする。
フン。俺がいたことすら、忘れていたようだな。
そんなに気になるなら、とっとと帰りな。
「なあ、高杉・・」
ああ?なんだよ。
「いつだったか、貴様これを持っていったことがあっただろう。あれは、なぜだ」
・・・・
・・・は・・・?
・・・てめえ。鈍いにも程があるぜ。
今更、それを言うのかよ。
で、それを、なぜか?だと、俺の口から言わせたいのか。
さっき、俺が好きだって言った奴が、分からないのかよ。
だとしたら、てめえは。
・・・・本当にたちが悪いぜ。
「・・・覚えてねえ」
俺の口からは、言いたくねえよ。
てめえで考えな。
その鈍い頭で。
ああ、馬鹿なてめえらは似合いだよ。
とっとと亭主ンところにもどりゃいい。
俺は一服させてもらうぜ。
いまこそ、
煙でものまなけりゃあ、やってられねえ。
どうみても公式な桂ファンの大好き
銀時×桂 と 高杉×桂 要素しかありませんね
高杉腐月詠腐ババァは相変わらず公式捏造が得意ですねw
それしかないもんねw
余談 吉原?K
1.
すっと、ふすまが開いた。
思わず、くるりと、向きを変える。
・・・こういうところで会うと、きまずいものだ・・・
後ろ姿でも、銀時なら分かって声を掛けるだろう。
が、近づいてきた足音は俺のすぐ後ろで止まって・・・
階段を下りることなく、髪のかんざしを抜き取った。
バサ・・・っと、髪が堕ちると同時に、振り向くと。
!!!!!!
いるはずのない、男がいた。
奴は、静かに俺の腕を掴むと、無言で部屋に入っていった。
部屋には、女がいた。とろり、とした長い黒髪の美人だ。
髪の乱れ、開かれた合わせ、何かしらの情交の後・・・。
おもわず、眉をひそめて目をそらす。
なんと言ってみようもなく戸惑っていると、
「座れ」と、奴が言った。
仕方ないので、部屋の隅、奴とうんと離れたところに座る。
知らず、手が腹に行ってしまう。
「高杉はん、一体、どういうわけですのん」
とろりとした美女が高杉にすり寄る。
この感じだと、なじみ客なのだろうか。
「気が変わった。出ていってくれ」
「そんな・・・今日は偉く気が変わる日どすなあ・・・」
「金は払うから、頼む」と言えば、女は静かに出ていった。
「たまに来ては、舐めてもらうんだ」というので、何だかかあっとなった。その様子を、さもおかしそうに見て、「傷を」と、最後に付け加えた。いかにも奴らしい言い方だ。
「お前さん、その様子だと銀時に会わなかったようだな」
「あ、ああ・・・高杉、ここから電話をくれたのか?」
「まあな。下でちょっとばかり奴と飲んでいたからな」
「!!!!二人でか・・・めずらしい」
「まさか。たまたま会ったんだよ。俺は違うツレがいる」
くるり、と、煙管を回しながら言った。ああ、それ・・・使ってくれているんだな。その視線で分かったのか、
「俺は、もうちっと派手な色が好みだが」という。
知ってるさ。知っててあえてそれにしたんだ。
「貴様は何もかもが派手なのだから、ひとつくらい落ち着いたモノがあった方が良い・・ちょっとはおとなしくしろ
・・・その方が、世の女のためだ」
と言ってやった。
ふうん、と生返事をしてくるくるとまた煙管を回す。いっこうに、その言葉の意味も分かってない様子。
手持ち蓋差な感じだ。それに、何だか違和感を感じていたら、煙管を片手に持っている割に吸うそぶりを見せない。
・・ああ、まさか、この傍若無人な男が、俺の身体を気遣っているのか。
「なんで銀時がこんなところにいるんだろうなァ」クククとのどを鳴らす。
「おおかた・・・不満なのだろう」
「相手してやってないのか」
「・・・子供がいるのに」ついつい腹をさすってしまう。
「へえ。随分大切にしているんだな」部屋に漂う空気が変わる。幸い、ふすまの近くに座っている。奴がこっちへ来る前に逃げることも可能だ。
「子供が出来た時の、銀時の喜び方は普通じゃなかった。貴様も分かるだろう。・・・あいつは・・・」
「一人もんだからな。血のつながりを欲してやまないんだろうよ」
「ああ。・・・じゃ、俺は帰る」なるべく直前までそのそぶりを見せずに、分からないよう立ち上がった時だ。
「待てよ」
手首を捕まれる。
・ ・・・思っていたより、奴の動きの方が早かった。
「はなせ」
「一度この部屋に入って、何もしないなんて野暮じゃねえか」
「は・・・貴様」
ぞっとした。その目もそうだが、俺の腹に手を当てている。
正直垂れ流しには手も足も出ないよね
銀魂スレ潰す目的ならほぼ成功
銀魂スレの為だけに無理やりNG設定する訳にもいかんしね
バレも本スレもこれでしばらくは立たないから寂しい
「・・・・!!!」
「こいつ、いなくなったら困るよなあ。銀時、狂っちまうかもしれねえな。クク・・それもそれで又面白えかもな。また、あの白夜叉に会えるんじゃあねえか」
「な・・・」節くれ立った手で、俺の腹をゆっくりさする。だが、優しさは感じない。
瞬間、あの、橋であった時の殺気を思い出す。自分の子か、そうじゃないか、分からない状態であの殺気。この子は間違いなく銀時の子だ。震えそうになるのを必死でこらえる。
「桂・・・」低く耳元でささやく。
「・・・・高杉」
こいつは、俺を素早く抱え上げると、隣の布団にゆっくり寝かせた。
「フン・・・随分おとなしいじゃねえか」
「抵抗するだけ無駄なのだろう」
「・・・・」
ふと、寂しげな顔をしたのは、気のせいだっただろうか。
>>563 垂れ流しじゃないし
空知の
銀時×ヅラ
小説に嫉妬すんな
雑魚高杉腐ババア()
ID:FJ7Ey3750
ID被ってるぞwww
全部月詠厨自爆の自演がバレちゃったwwwwww
銀時×桂と高杉×桂に嫉妬してる
高杉腐自爆の自演だろwwwwwwwwww
>>564 なれた仕草で、着物を脱がす。
さっきまで、あの女と何をしていたんだ?
もう、満たされているはずなんじゃないのか・・・?
なんで、俺にこんな事をするんだ。
ああ、また今日もこわれ物を扱うかのように、そっと俺に触れてくる。
だが、今までと違うのは・・・
執拗に、腹を、触ったり、舐めたり、・・・そのうち、かみつかれそうで、
怖い。
その子にだけは、何もしないでくれ。頼むから。下の高杉を見たため、腹筋に力が入ったからか、俺の方を見て、一瞬驚いたような表情を見せた。が、
また、似たような行為に没頭していく。
「奇麗な身体だな・・・本当に奴に触らせてないんだな」
不敵に笑うと、体中のあちこちに吸い付いてきた。そのたびに、鋭い痛みが走る。
「高杉、やめろ・・・」
答えない。もう、体中真っ赤になってしまったんじゃないかって言うくらい、
狂ったように同じ行為を繰り返す。
あのいつぞやの電話の女達にもしていたのだろうか。
「そんなことばかりしていると、女にもてなくなるぞ・・・」
「フン・・・言うようになったじゃねえか」
押し入ってきてから、記憶の中のこいつはこんな男だったかと思う。
いきなり奥まで貫いて、自分勝手に暴れている。
愛情のかけらも感じない。
・・・いや、元々あるはずがないのだった。
高杉が、意図あってか、なくてか
身体を近づけてくるたび、ぞっとする。
腹の近くに身体を押しつけられるのが怖い。
そうしたたら、突然、腹の上にわざとらしく手を置いた。
「声、出せよ」
「高杉、手・・・」
「・・・さっきから、そればっかだな。つまらねえ」
動きを止めて、吐き捨てるように言う。
「貴様が乱暴だから・・・」
「アァ?ずいぶんだな」
じろり、と、俺を見下ろす。随分遠くから見られている気がする。
「銀時相手はどうなんだ」
「は・・・」
「感じるのかよ」
「な・・・」何を言いたいんだ。貴様は。
答えないでいると、つまらなそうに、フン、と、視線をずらす。
それから、
あくまで自分のペースで律動を繰り返し、
燃えるような目で見たかと思うと、
突然どうでも良さそうに突き放す。その繰り返し。
なんなのだ、一体。
「・・・てめえが俺のガキ孕んでた時は、銀時とやってたんだろうが」
「な・・・」何を言っている?
「このガキに対してはえらい過保護じゃねえか・・・」
はあ?
まさか・・・・まさか、それではまるで
・・・・・
いや、ありえない。こいつはそんな男じゃない。
だが・・・もしも。
もしそうなら。
「あの子が・・・これくらいの時には断った」
言えば、動きを止めて驚いたような目で俺を見る。
「あの子も・・・大切だ。この子と同じくらい、いとおしい」
高杉の表情が変わる。
ああ、そうか。
そういえば、銀時もお前との行為の回数を聞いたことがあった。
お前達は・・・なにをしているんだ。俺だぞ。相手、俺。
・・・馬鹿な奴らだ・・・
「安心しろ。前にも言ったが子供には平等に接するつもりだ。俺も、銀時も」とたん、
不機嫌そうに怒鳴り出す。
「銀時の話なんざしてねえよ。俺と繋がってる時に余計なことばっかり考えてんじゃ・・」言って、一瞬だけしまった・・・と言う表情をした。
>>539 無視されたくないとか自爆ちゃんかわいいよぉ(*´Д`)ハアハア
>>575 ハァハァタソキター
自爆ちゃんは月詠腐のババァだからかわいくないお
俺は銀桂ファソだから可愛いお
ハアハアたんはいつもそんなにハアハアしてて呼吸器疾患じゃないかと心配でちゅ
>>574 それに、子供の頃の高杉を思い出す。
誰かをほめる先生を、こんな顔で見てたっけ。
・ ・・ああ、何だか今、不覚にも、可愛いと思ってしまった。
この、今では狂った獣のような男が。
傍若無人な、この男が。
もはや誰を失っても、(俺や銀時さえ春雨に売ったとしても)意にかいさぬ冷血なこの男が。
・・・嫉妬。
「・・・」
なんでか俯く。そんな様子が、たまらない。何となく、頭をなでる。
「・・・今日のお前は、なんか、少し、好きかも・・・」
「・・・・・!!!!」
びくっと、肩をふるわせた。俯いたままなので表情は分からない。
「気持ちわりいこと言ってンじゃねえ・・・」
そのまま、口づけてきたので、やっぱりどんな顔をしているかは分からないままだ。
だが、からみつくそこからは、確かに、熱い感情が流れ込んできて。
体の中で高杉が存在を主張するのが分かった。
「は・・・」
さっきまでとはうってかわって、
優しく、そっと、律動を開始する。そして、徐々に強く。・・・この感覚・・・
「!!」
ま、待て待て待て!それは・・・止めようとすると、
「言ったろ・・・声だせって」耳元で、偉く低くささやく。すっかりいつもの高杉だ。
「や・・・!!」
なんかいきなり銀さんと沖田が戦う事になったな
>>579 ああ、流れ込むこいつの熱は変わっていない。
熱くたぎった魂ごと、貫かれているようだ。
お前は、いつまでもきっと変わらない。
この熱をもてあます。
誰かに冷まして欲しくて。きっと。だが、俺は知っている。
さめてもすぐ又熱さを取り戻すのだろう。
一体いつまで。
この世界を壊すまで?
そんなことなど出来るわけなどないのに。
この街を火の海に変えたところで、きっと生き残る人がいる。
その人達が作る世界が、この世界の続きなら
壊すことなど、できやしないんだ。
高杉。
お前はなんて、一途で、不器用で・・・苦しくなるほど純粋なんだ。
いつまでも、あの人に捕らわれて。
届かない、変わらない過去にとらわれて。
しても叶わない復讐に燃える。
それだけしか見えていない。これからもずっと。
でも、そうすることでしか貴様はきっと生きていけない。
その命を怒りで燃やすことでしか、生きていけないんだろう。
奴が、俺の手に手を重ねてきて、声にならない声を上げる。
ああ、こいつはきっと泣いている。
声も出さずに、
涙も流さずに。
それが、行き場のないやるせない魂の呻きのようで、
忘れていた感覚と感情に、涙がこぼれる。
俺はきっと、今、お前の最も弱いところに
触れている。
ああ、また
また、救われない熱を植えられてしまった。
2.
喘ぎすぎて、のどが痛い。
何か言いたいが、言えずにいる。
煙草を吸えないからか、高杉は珍しく隣にいる。
じっと、俺を見つめている。目に焼き付けたい、とでもいうように。・・まさかな。
「今日は、変態って言わねえんだな」
「貴様はぁ・・・・」
コホコホ。のどが痛い。すると、どこからか水を持ってきてくれた。
「身体、大丈夫か?」
「貴様が言うな」水を飲みながら、睨む。
「どうにも、初めての経験なんでねえ」ニヤリ、と嗤う。
「・・・今日の貴様は、しつこい」と言えば、
「まあ、一回抜いてるからな」さらりと言う。
「貴様は・・・っ!」
「ん?嫉妬か?」さもおかしそうに言うので、頭に来た。
「そんなわけあるまい。あきれているんだ」
「へえ・・・でも、てめえは、そんな俺が好きなんだろ」と又嗤う。
「あほか・・・・・・」
だが、悪くない。
こんな高杉は、悪くないと思った。
何か手持ち蓋差にしているので、
俺がいる限り、煙草が吸えないのだろうと思って。
「帰るから、存分に吸え」と言って、着物を取りに立つ。そのとき。
・・・・近くの鏡台に、移った自分の姿を見て、絶句した。
まさかと思ったが・・・・
一面に紅い跡。
鏡越しに、こっちを伺っている隻眼がすっと細まった。
「たかすぎいいいいい!!!!」
「奇麗だろ。・・・いいじゃねえか。どうせしないんだろ。ばれねえよ」
「そう言う問題じゃない!」
“どうせしないだろ”・・それが狙いだろう。この、策士めが。
貴様なんぞをちょっとでも可愛いとか思ってしまった俺が馬鹿だった。
「やはり、お前は嫌いだ」といえば、
楽しそうに嗤うばかり。
「そういえば、てめえ最近、銀時の喜んで銜えているらしいな。まるで本当の女みてえに」
着物を着ていると、突然、ふってきた高杉の言葉に、一瞬耳を疑う。
「は??」何を言ってるんだ?というか、なんで知って・・・
「銀時が自慢してたぜ」ハアアアア!!!??銀時イイイ!!貴様!!!!
>>580 なにげに初めてなんだよな、あの二人が戦うのって
過去私闘やって負けた近藤土方がえらいムキになってて笑ったわ
>>588 月詠糞尿髪豚腐こっちきたのwww
負け豚ババァザマア(笑)
279 ワールド名無しサテライト 2012/12/06(木) 20:22:29.87 ID:at8XIDAN
私の同級生にモテないから同人に走ってそのまま独身ですみたいな子が何人かいた。
ブサイクちょん月詠厨って自分がブサだから美人な桂に嫉妬してるブサイクちょん月詠厨の哀れな負け組女だよねW
284 ワールド名無しサテライト 2012/12/06(木) 20:27:55.70 ID:/DN2WDnZ
糞尿髪月詠ババァは誰にも相手にされないもんね
桂みたいに銀さんと愛あるセックスが出来ず
一生まんこに蜘蛛の巣はったまま
ID:H9iQdtFEも同じさ
>>587 「あ、・・あれは、やつが・・・どうしてもと言って、土下座して頼み込むから、仕方なく、一回だけしただけだ・・・。喜んでなど、断じて、いない!」と言えば、
「へえ、じゃ、俺も同じことして頼み込んだら、銜えてくれんのかなぁ」
空恐ろしいことを、高杉が言う。そんなこと、しやしないくせに。
「どうかな。試してみただろうだ」する気もないくせに。できるなら、してみたらどうだ。
「フン・・遠慮しとくぜ」ほら、やっぱり。プライドの高い貴様は、俺ごときに懇願などするはずもない。そんな価値を、俺に見いだしてない。そんなこと、分かってる。・・・。
のそのそと、着替えをして、あいつが抜き取った簪を手に取った。
畳の上に無造作に置かれたそれ。
そういえば。
あのときも、こいつは簪をとったっけ。
・・・その前に、
ふと疑問が浮かぶ。
前に、これを持っていってしまったことがあった。
一体どうして?
どうでも良い疑問なのに、妙に今日は気になった。
聞いてみようか。
・・・ばかばかしい。
でも、今聞かなければ。
「傷でも付いたか」
後ろから声がした。簪を握りしめたまま動かない俺をいぶかしんだのだろう。
「なあ、高杉・・」
ああ?と、気のない返事が聞こえる。
「いつだったか、貴様これを持っていったことがあっただろう。あれは、なぜだ」
言ってしまった。だが、振り向けない。
どんな顔をしているのだろう。きっと、そんなことあったっけ?と言うような表情なのだろうな。
「・・・覚えてねえ」長い沈黙の跡、素っ気なく高杉が答えた。そうだろうな。
予想通りの答えに、がっかりしたような、ほっとしたような。
振り向けば、すでに俺が出て行くことを予想しているのだろう。
高杉は定位置のように、窓際によって、煙管を握っている。
その行為が、早く行け、と言っているようで。
簪でまとめて髪を結い、
「ではな」と、ふすまを開けた。とたん、
見慣れた銀髪を見つけてしまった。
「・・・!!!」パシン!と、また、ふすまを閉める。
危うく、悲鳴を上げるところだった。
こんなところ、見られたら殺されるんじゃないか。
あいつの、独占欲は半端じゃない。
バレ
ワロタwwwwwww
沖田めっちゃつええな
つーかエクスカリバー星人の話めっちゃ
銀さん(クサナギ) 鞘子(桂) マガナギ(高杉)
の幼馴染まんまじゃん
銀さんの鞘はうまい棒の袋といいやっぱり桂さんだったんだな
てか書き方おかしいな変更
バレ
ワロタwwwwwww
沖田めっちゃつええな
つーかエクスカリバー星人の話めっちゃ
銀さん(クサナギ) 桂(鞘子) 高杉(マガナギ)
の幼馴染まんまじゃん
銀さんの鞘はうまい棒の袋といいやっぱり桂さんだったんだな
桂がageます
596 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/07(金) 18:55:17.59 ID:Ln8kRORN0
597 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/07(金) 18:56:06.01 ID:omnb0PJH0
俺がageちゃったやん
空知ってペルソナにハマってるだろこれw
P4と銀魂は声優つながりだからMADよく作られてたな
クサナギの目がエリーの目と同じなのはP1のエリー(桐島英理子)が使える武器に草薙の剣があるからか
あとクサナギで公然わいせつで逮捕はアウト
P4一本満足MADも見たっぽいなこれ
クサナギといえば実写映画KOFの日本語吹き替え版で杉田は草薙京役だったな
鞘子といえばバンブーブレードだがこれも声優つながりだなw
>>598 バレ
ワロタwwwwwww
沖田めっちゃつええな
つーかエクスカリバー星人の話めっちゃ
銀さん(クサナギ) 桂(鞘子) 高杉(マガナギ)
の幼馴染まんまじゃん
銀さんの鞘はうまい棒の袋といいやっぱり桂さんだったんだな
600なら月詠ババァ爆死
601 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/08(土) 16:14:49.49 ID:5+zwfAZV0
月詠!月詠!月詠!月詠!月詠!
月詠たんの髪(´Д`;)ハァハァ
月詠たんの下着(´Д`;)ハァハァ
クンカクンカ (´Д`;)ハァハァ 良い匂いだお(´Д`;)ハァハァ
月詠たんの汁おいしいお(´Д`;)ハァハァ
もっと舐めたいお(´Д`;)ハァハァ
スーハースーハーペロペロクチュクチュ(´Д`;)ハァハァ
byヘドロ
602 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/08(土) 16:28:25.69 ID:trSMuhEW0
603 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/08(土) 16:29:46.34 ID:UTuMc0pn0
桂!桂!桂!桂!桂!
桂たんの髪(´Д`;)ハァハァ
桂たんの下着(´Д`;)ハァハァ
クンカクンカ (´Д`;)ハァハァ 良い匂いだお(´Д`;)ハァハァ
桂たんの汁おいしいお(´Д`;)ハァハァ
もっと舐めたいお(´Д`;)ハァハァ
スーハースーハーペロペロクチュクチュ(´Д`;)ハァハァ
by坂田銀時
604 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/08(土) 16:30:37.58 ID:mu1EBwdA0
桂!桂!桂!桂!桂!
桂たんの髪(´Д`;)ハァハァ
桂たんの下着(´Д`;)ハァハァ
クンカクンカ (´Д`;)ハァハァ 良い匂いだお(´Д`;)ハァハァ
桂たんの汁おいしいお(´Д`;)ハァハァ
もっと舐めたいお(´Д`;)ハァハァ
スーハースーハーペロペロクチュクチュ(´Д`;)ハァハァ
by高杉晋助
銀さんっていくつ?
606 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/08(土) 16:32:34.82 ID:N6HZbOoP0
>>603 ヅラ!ヅラ!ヅラ!ヅラ!桂ヅラ!
こたたんの髪(´Д`;)ハァハァ
こたたんの下着(´Д`;)ハァハァ
クンカクンカ (´Д`;)ハァハァ 良い匂いだお(´Д`;)ハァハァ
こたたんの汁おいしいお(´Д`;)ハァハァ
もっと舐めたいお(´Д`;)ハァハァ
スーハースーハーペロペロクチュクチュ(´Д`;)ハァハァ
by坂田銀時
607 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/08(土) 16:33:40.03 ID:rWSLzrqX0
月詠ババァは誰にも相手にされないブサ
608 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/08(土) 16:34:05.04 ID:2PdSlfMh0
609 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/08(土) 16:34:33.79 ID:5SS/dZ0+0
ヅラ!ヅラ!ヅラ!ヅラ!ヅラ!
こたたんの髪(´Д`;)ハァハァ
こたたんの下着(´Д`;)ハァハァ
クンカクンカ (´Д`;)ハァハァ 良い匂いだお(´Д`;)ハァハァ
こたたんの汁おいしいお(´Д`;)ハァハァ
もっと舐めたいお(´Д`;)ハァハァ
スーハースーハーペロペロクチュクチュ(´Д`;)ハァハァ
by坂田銀時
610 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/08(土) 16:35:12.81 ID:sez2gTir0
桂!桂!桂!桂!桂!
桂たんの髪(´Д`;)ハァハァ
桂たんの下着(´Д`;)ハァハァ
クンカクンカ (´Д`;)ハァハァ 良い匂いだお(´Д`;)ハァハァ
桂たんのまん汁おいしいお(´Д`;)ハァハァ
もっと舐めたいお(´Д`;)ハァハァ
スーハースーハーペロペロクチュクチュ(´Д`;)ハァハァ
by坂田銀時
611 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/08(土) 16:40:20.89 ID:NLPS2vIm0
968 fusianasan 2012/12/08(土) 08:21:42.08
銀桂で杉にヅラたんNTR小説萌え萌えおハァハァ
ちょっと頭に血がのぼったぐらいで土方に負ける沖田が
銀さんに勝てるとは思えない
614 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/08(土) 18:13:21.43 ID:NLPS2vIm0
615 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/08(土) 18:15:27.56 ID:NLPS2vIm0
>>613 バレ的に沖田強いアピールをしてきたがどっちにしろ最終的に銀さんには負けるんだろうな
沖田も土方も雑魚、攘夷派のトップ特に銀さんと桂さんのツートップにはかなうまい
617 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/08(土) 18:20:50.71 ID:fN+y7Qjb0
>>616 内容は同意だがお前ハアハアたんじゃねーか
しね!!!!
>>592 すぐ戻ってきてのその様子に、さすがにおかしいと思ったのか、
煙管に既に火を入れていた高杉が「どうしたい」と、声を掛ける。
とりあえず。
気を落ち着けるように座って、
「ぎ・・・銀時がいた」と言えば、
「そりゃいるだろうよ。腰振りにきてんだろうから」と、当たり前のように言う。
「ば・・・馬鹿か、貴様!この状況を見られたら」
「あぁ?ああ、どうせなら繋がってるところの方が面白かったのに、残念だ」と、嗤う。
「何をのんきな・・」その態度に、いらっとした。
「じゃあ、しばらく・・・」と高杉が言ったところで、
スパーーーーーーン!!!
勢いよく、フスマが開いた。
ぎゃあああああ!!!銀時ィイイイイイイ!!!
びっくりして、危うく心臓が飛び出るかと思った。なのに、こいつはひょうひょうとして、
「アァ?いきなりだな。びっくりするだろ」フツーに言いのけた。
「びっくりしたのは、こっちだわアアアアアア!!!!!」
鬼のような形相だ。いやいや、あれだ。夜叉だ、白夜叉!
じろじろと、俺と高杉を交互にみて、あからさまに乱れている布団に視線を向ける。みるみる青筋が立って・・・
ブチッ・・・って、今にも何か切れるような音がしそうだ。
「どーゆーこと???どうしてこうなってんの???説明しろ!!!」
ヒイイイ!!どうしよう、どうしたら。あの、あれか。高杉と二人で話し合ってたという事に・・・とにかく、落ち着いてくれ、銀時、そうだ、お前の好きなもの上げるから!!
「ぎ・・・銀時、あの・・・これは、あれだ、その・・・後でカステラかって上げるから」
もう何を言ってるか自分でも分からない。あわわわ。声もうわずるをとおりこして、変にかすれた。ああ、これは高杉のせいか・・・いいいいやいやいや。それはまずい。
「いるかアアアア!!!カステラなんぞ!!説明しろ、ヅラ!」
む・・・無理無理無理。ああ、今にも殴りかかりそうな雰囲気の銀時。ヒイイイイイ。
と、おもったら、
ずかずかと煙草を吹かす高杉のところに近寄って、いきなりその顔面を殴りつけた。
ギイヤアアアアア!!!今、すんごい音がした!!!ゴキっていったよ!!!
ってか、なんでよけないんだ、高杉・・・。
さすがに効いたのか、顔を押さえて起きあがる。
銀時は、さらに殴りかかろうとしている。あああああ。起きあがった高杉も、目がイってる。キレた獣の目をしている。修羅場だ、修羅場!!このままじゃ血の雨が降る!!
血の惨劇が!!!ヒイイイイ!!どうする、どうしたら。
今、吉原を救える奴は俺しかいない!!!
気づいたら、もう、銀時に飛びついていた。
「銀時!やめろ!」キッと、俺を睨み付けて、「邪魔すんな!!」掴んだ腕を振り払われた。・・・腰に力が入らず、砕けたとたん、腹に鈍痛が・・・受け身を取れず、転がる。
あ・・・いたたたたた・・・・
「あ、・・ヅラ、ヅラ!!大丈夫か!!」あわてて銀時が駆け寄ってくれる。
「おい」と、高杉まで心配そうに来てくれたから、びっくりだ。
「てめーは来んじゃねえ」「そんなこといってる場合じゃねえだろ。医者を・・」
なにやら言い争っている。ていうか、この痛み。・・・子供じゃないんだけど。
高杉の・・・しつこさのなせる業だから。今とても言えないけど。
「い、いや、大丈夫だ。ちょっと・・・うん。もう大丈夫だ」
ふう、と、息を吐けば、おかしいことに、二人も同時に一息ついた。
ネタバレスレ、書き込みすら出来なくなったのは誰のせいかね
糞月詠腐ババァのせいだ
>>621 どうも、たどたどしく話をすれば、おとなしく銀時は聞いていてくれたが、
この部屋に入ったところくらいから、殺気立つ。ヒイイイイ??。
「それで、どうなったの??」
なんて答えよう。ウノをしてました、とか?と思ったら、すかさず奴が。
「ここでするこたぁひとつだろうが。てめえがしたことと一緒じゃねえのか」
た????か????す????ぎいいいい??????!!!!空気読め、貴様!!!ここは二人で口をそろえてウノやってたことにすればいいだろうがああ!!火に油を注ぐんじゃない!!
「はあアアアアアアア???!!!!」
「てめえ、首に白粉べったりついてるぜ」・・・確かに。今気づいた。お前、ホントに・・
「う・・・っ!!!こ、この」
「お互い様って奴じゃねえのか」
「てめーは黙ってろ!!第三者!!!赤の他人!!!」
ククク・・・と、嗤う。高杉、貴様、この状況楽しんでいるのじゃあるまいな!!!!
・・・それにしても、元はと言えば・・・
「銀時は、どうして・・・」どうして。
と言えば、銀時は答えに詰まる。
やっぱり、普通のかわいらしい女の子が良いんだよな。そりゃそうだ。
銀時は、怒りの矛先を高杉に向けた。
「つーか、てめえ、ヅラ妊娠してるのしってんだろうが」
「だから?」
「・・・っ!!子供に何かあったらどうするつもりだ!!」
「じゃ、てめえは俺の子が腹ン中いた時、こいつと何にもなかったのか?」
どうなんだ、と、剣呑な目で銀時を睨む。貴様!さっき俺が答えただろうが!!
「・・・・」その沈黙、ちょっと・・・・
「ほらみろ。お互い様だ」
「っつーか、こっちは夫婦なんだ!!」ズキっと心が痛む。
「てめーは良いのかよ」
「ああ?」
「浮気。それもお互い様だろ」
う・・・浮気って・・・何か照れる。
というか、俺も悪かった。確かに。なんでか流されてしまって。断れなかった。
たとえ、子供を守ろうとしたと思っても、裏切りは裏切りだ。
「銀時・・・すまなかった。は、反省している・・・」
銀時が、泣きそうな顔をした。
そのとき、
TULLL・・・・高杉の電話が鳴った。
「ああ・・・・分かった。待ってろ」高杉が、立ち上がって出て行こうとする。
俺は、正直、ほっとした。銀時だけなら何とか納める自信があったが、こいつらが衝突したら抑えきれない。
「俺は、もう行く。じゃあな」ところが、
「てめえ、待て!!」銀時が止めた。ええええーーー!!冷や汗が出る。
「なんだよ」
「謝れよ!」
「はあ?」
「あやまれっていってんの!!」
「誰に」
「俺とヅラに」
ええええええ????????!!いいよ、銀時、もうそっとしとこうよ!!
「・・・・」ものすごく不本意で、みるみる嫌そうな顔を高杉はした。
あああ・・・ホラ、怒ってるよ。また、血の雨の危機が!!吉原炎上!!!ヤバイ!!
だが、意外なことに
「てめえに謝ることはねえが・・・」・・と、俺と目が合う。驚くほど、真摯な目だ。
「さっき、殴られたのは、ヅラの分と思っておいてくれ。それでいいだろ」
さっと、部屋を出て行った。
ああ・・・まさか、
それで、抵抗しなかったとでも言うのか。
銀時が、俯いたまま、
「ごめんな、ヅラ・・」と言った。いやいや、お前は悪くない(わけでもないが)
「いや、元はと言えば俺が・・・なんだか、お前の子だと思うと、どうしても無事に産まなければと思って・・・色々考えすぎた。すまない」
「いや・・・俺がしっかりしていないから」
そっと差し出してくれた手を、掴む。
「かえろうか」
「・・・ああ」
何だホモの話か?気持ち悪いな
しかしよくこんな知性の欠片もない駄文書けるな
会話だらけで文法も稚拙ってレベルじゃ無いし内容は吐きそうなホモ話だわ色々と酷い
>>629 はあ?ホモなわけないじゃん
月詠腐は嫉妬で目も頭もないんだな
知性のかけらもないのはお前
この文章は空知の書いた神文章だ
駄文とか言ってる月詠腐は嫉妬豚で知能の欠片もない酷いホモ
銀×桂はノマカプで銀魂の美しい公式カプだから
嫉妬しかできない気持ち悪い月詠腐の醜さに吐くわ
会話だけでなく表現力もある素晴らしい文章。
流石空知の書いた公式小説だな。 稚拙なカスホモ文章しか読んだことのない知性のない気持ち悪い土方腐の嫉妬には吐きそう。
土方腐の銀さんと桂、高杉と桂の愛あるセックスと会話の素晴らしい公式小説に対するねたみが気持ち悪くて吐きそう。
読んで悔しくて涙目顔真っ赤で発狂してるカス月詠厨ワロスwww
どんだけノマカプ銀桂と高桂の神公式小説に嫉妬しているんだよwwwwww
月詠のホモ顔に吐くわwww
余談 宵闇の客
(桂と銀時の子供“金時”が生まれて間もないころ)
夕方。
ほんのりと街の明かりがともり、日はすっかり沈んでいるが、
薄暗い紫色に街が包まれている頃。
スナックお登勢に、ふらりと男が立ち寄った。
ガラガラガラ・・・
引き戸が開くと、
「まだ、開店前だよ」
と、店の奥からお登勢が言った。
買い物に出ていてキャサリンは居ない。
銀髪頭が来たのかもしれない。それにしては、何も声がかからない・・・
お登勢が不審に思って、カウンターにでてきて店を見ると、ふらふらと、こちらへ近づいてくる男の姿がある。
偉く、派手な着物を着て。
最初、酔っぱらっているのかと思った。
「ちょっとあんた・・・」
男は、よろよろと、カウンターの出入り口のところに座り込んだ。
印象が違いすぎて、分からなかったが、近くで見て、分かった。
高杉だ。
「ちょっと、なんだってんだい」
と、カウンターの出口をふさぐ男にお登勢が声を掛ける。
俯いたまま、顔を上げない。しかし、印象深い包帯がちらちらと、髪の間から見えている。
「酒を飲みに来た訳じゃないんだ・・・」
偉く弱々しい声で言う。
「ねえ、あんた」
何か嫌な予感がする。そっと近づく。
「ちょっと頼みがあってねぇ・・・あんたにしか・・・頼めなくてねぇ、綾乃サン」
言うと、ごそごそなにやら懐から取り出そうとしている。
言い回しこそ、この男独特のものであるが、どうも声にあの憎々しいほどの張りがない。
「これを、あいつに渡してくんねぇか・・・俺からじゃ、受け取らねぇんでね・・・」
高杉が、何かを差し出した。受け取ってみると、坂田 松之助名義の印鑑と通帳、キャッシュカードだ。・・・しかも、ところどころ、血が付いている。
「あんた!!!怪我しているのかい??!!」
確かめようと、肩に手を掛ける。と、力無く振り払われた。手負いの獣が、警戒するかのように、ギロリと睨んで、近寄らせない。
その、目だけは、爛々と光輝いている。
「してねぇよ・・・それより、頼むよ・・・」
「何言ってンだい!普通じゃないんだろ。こっちにあがんな。手当てしてやるから」
と言った時、ガラガラガラ・・と、引き戸が開いた。
「すいやせーーーん、ちょっとお聞きしまさぁ??」
と言って、入ってこようとする人の気配。お登勢は、反射的に、高杉をまたいで、かばうように出て行く。
「なんだい」
「真撰組でさあ。ここに、片目包帯で隠した男、きやせんでしたか?」
真撰組の、沖田だ。
「さあ、見てないねえ」
とっさに嘘が出る。
「・・・怪我してると思うんですがね」
「知らないよ」
「そうですかぃ。なんか、引き戸に血が付いていたモンでしたから・・・念のため、中あらためさせてもらっても良いですか?」
「はあ?何言ってンだい!あたしゃ、歌舞伎町四天王のお登勢だよ!あたしを嘘つき呼ばわりする気かい?ただじゃすまないよ。」
「信じてねえ訳じゃねぇんでさ・・・探しているのが、やっかいな奴でしてねえ」
話している間も、中をうかがう沖田。
「とっちらかってるんだ。あとにしな」
と、ぴしゃりと言うと、
「わかりやした・・・まあ、ここよりよっぽど二階が怪しいんで。失礼しまさぁ。だが、気を付けて下せえ。あいつは何分危険な男なんで」
それだけ言って、去っていった。
お登勢がカウンターの入り口に戻ると、高杉がうなだれている。
そうか、どうしてここに座ったのか今分かった。万が一にも、ドアから死角になるところ。こんな状態で、状況判断だけはしっかりしている。
「あんた、しっかりしな」
と言えば、ハッとしたように、顔を上げて。
「・・・は、やっぱり思ったとおりだ・・・あんたは、やっぱり、いい女だ・・・俺が気に入っただけのことはある・・・」
と笑った。
「何言ってるんだい。自信だけは一人前だね。追われてるくせに・・・」
「は・・・俺は、人を見る目があるんでねぇ・・・あ、さっきの・・・あいつがいらねえって言ったら、あんたが使ってくれて、構わねえ・・と、番号は、・・今日の日付だ」
「なんだい、偉く気前が良いじゃないか」
「だいぶ、世話になったようだしな・・・俺にゃ、もう、必要ないんでねぇ・・・っっ!!」
ごほごほと、咳き込む。
「もうだめだよ、医者を呼ぶよ」
電話に立とうとすると、
「いらねえ!」
ぴしゃりと言った。あまりに強い言い方に、お登勢は振り返る。
「呼ぶなら、医者じゃねえ・・・あいつを・・・呼んでくれ」
「月子を?そんな場合じゃ・・・」あんた、立ち上がることも出来ないじゃないか。
「ハァ・・・頼むよ。綾乃サン・・・時間がねぇんだ。分かるだろ・・・」
息が荒い。
お登勢は直感した。・・・ああ、そうだね。あんたはもう長くない。
「まってな」
それだけ言うと、お登勢は二階に駆け上がった。
「月子!月子!ちょっと!」
気がはやる。なのに。
「うるせーーー!!ババア!!さっき帰ってきたばっかりなんだ、後にしろ!」
と、銀時が叫ぶ。ああもう、こんな時に。こいつは。
「こっちも急ぎなんだよ!月子!」
と言えば、なにやらもめる声がして、
「後で必ず見るから」
と言ったあと、白い割烹着姿の月子が出てきた。
こういう時、この子の義理堅い性格に感謝する。銀時には、すぎた嫁さんだよ、ホント。
説明する時間も惜しいので、連れだって下に行く。
遠くから、「すぐ戻せよ、ババアーーー!!」などと、銀時の怒声が聞こえた。
「いいかい、言うとおりにさせておやり」と、スナックの戸の前でお登勢はそれだけ言った。
月子は、不思議そうな目をしたが、早く開けるよう促すと、引き戸を開けた。
と、そこに??????
何だ美人なヒロイン桂と銀時の夫婦愛の話か?美しいな
しかしよくこんな知性に道溢れてある美しい神作に月詠厨はねたみ丸出しの醜い顔さらせるな
月詠厨はホモで稚拙ってレベルじゃ無いし内容は吐きそうなホモ話しかないからだわ色々と酷い
この小説は銀魂の公式ノマカプ夫婦の銀さんと桂の愛ある表現力のある絆の話だし臭いババァは脳味噌が色々と酷い吐く
銀時 お妙の画像(1,060,000件)
銀時 桂の画像(761,000件)
銀時 神楽の画像(596,000件)
銀時 月詠の画像(227,000件)←( ´,_ゝ`)プッ
銀時 桂(+銀時 ヅラ)の画+画像(2,130,000件)
銀時 お妙の画像(1,060,000件)
銀時 神楽の画像(596,000件)
銀時 月詠の画像(227,000件)←( ´,_ゝ`)プッ
>>641 「!!!」
お登勢は、うっかり声を上げそうになった。
入り口近くのカウンターに、片肘突いて高杉が立っている。
いつもの、憎々しいほどの笑みで。そして。
「よう」
と言った。
それが、あまりにも堂々としていたからか、店内が薄暗かったためか、いるはずのない人物に驚いて注意が散漫したからか、月子は
「高杉?!貴様、どうしてここに!!よく、のこのこと俺の前に来れたものだな!!」
と、高杉の異変にも気付かず、ぴしゃりと言った。
それを聞いて、嬉しそうに高杉は笑っている。
一瞬、お登勢は、はて、さっきまでのあの男の弱々しさはいったい何だったのだろう、もしかして、演技だったのではあるまいか?などと思ってしまった。
それくらい、以前会った時のような、高杉だった。だが、
平生の彼の雰囲気に合っていたから違和感を感じないだけで、カウンターに肘を突いているのは、間違いなく、支えて居なければ立てないからだ。
・ ・・あんたって男は、一体何処まで格好つけりゃ気が済むんだい。
「先程、真撰組がうちに来たぞ。おおかた、またお前がよからぬ計画を立ててるのだろう。怪我がどうのとか言っていたから、少しは心配していたというのに・・・
貴様は一体何をやっているのだ!!こんなところで、何をしている!!お登勢殿に迷惑は掛けさせん。何をしに、ここに来た!!目的を言え!!」と、息巻く。
「てめえに、会いに来たと言ったら、信じるか?」
「信じない!!用がないなら、出て行け!!」
その言い草に、ついかっとなって、瞬間、お登勢が
「月子!」
と、声を荒げてしまった。
その声に、ビクッとなった月子が、お登勢を見た、その刹那??????
気を逃さず、男が、月子の両肩を掴んだ。
そのまま、数歩うしろの、テーブル席のソファーに倒れ込む。
「・・・・!!!」
押し倒されたように、きっと月子は感じただろうが、お登勢には、数歩歩いてよろけて、倒れ込んだようにしか見えなかった。
「高杉!!貴様っ!!!」バタバタと月子が暴れる。
月子のその手を握り、口づけた。
狂ったように、深い、口づけ。
いや、そんな甘いものではない。
血に飢えた獣が、獲物の血をすするように・・・
水に飢えて、その口の僅かな水分も生きるためにすすっているような。そんな口づけだ。
「は・・・!貴様・・・」
とまどう月子。
「一時間、今日は開店を送らせるから、ゆっくり話しな」
といって、カウンターの奥にお登勢が消える。
狂ったような口づけを永遠続けて居た高杉が、
ふと、口を離した。
「貴様、どけ!!」
燃えるような目で、月子が睨む。
その、両頬をがしっと掴んで、高杉が
「桂。桂、俺を見ろ」という。
「言われなくても、見ている!」
と言えば、嬉しそうに笑う。
649 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/09(日) 11:08:08.27 ID:llOUwkel0
アウトレイジの椎名桔平ってどんなのだっけ?
650 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/09(日) 11:09:01.41 ID:32AoTzQE0
>>648 月子は妙な違和感を感じた。
「桂。聞いてくれ。一度しか言わねえから」
息が荒い。
「はあ、その前に、どけ!」
月子の、息も荒い。
「桂、本当のことを言う。・・・俺は、お前が、お前のことが、・・・好」
ど・・・・・っと、突然、高杉の頭が倒れ込んできた。
同時に、高杉の全体重が月子の全身にかかってきた。
「・・・・!!!!」
重い!!と、思った時、
「ヅラ??????!!まだ????????」
カンカンカン・・・と、けだるげな靴音がした。
と、カウンターの奥からすごい勢いでお登勢が駆けだしてきて、ガラガラと、戸を開けて怒鳴る。
「今、使いに出してるから居ないよ!もうちょっと待ってな!」
「ハア??ババア、てめ、何してくれてんだ!今日あいつ誕生日だぞ!人の奥さん勝手にパシリに使ってんじゃねえよ!」
「ああ??そういうことは、家賃払ってから言いな!!」
「くそババア!」
「何だって!じゃ、家捜しさせてもらおうかね!!」
「ハアアア??金なんかねーし!!」
といって、二人の足音が上へ消えていく。
その騒ぎで、ハッと高杉が顔を起こす。
「なんだ、重い、どけ・・・というか、なんだと言うんだ、貴様、変だぞ」
と言えば、聞こえているのか居ないのか、
「桂、聞いてくれ」という。
「だから、何だ」
「松之助を、頼む」
「!!!」
そしてまた、狂ったような口づけを交わすと、
何かに気付いたかのように身体を離して、
「・・・安心しろ、こんなことは、もうしない」と言った。
「当然だ」
「・・・しばらく、連絡が取れない。だが、俺のことは心配するな」
と、なぜか不敵に笑うので、
「はあ?何で俺がお前の心配なんぞするんだ」
と言ってやった。
そのとき、高杉は、やけに寂しそうな顔をしたと思う。
それから、ぱっと、体を離して立ち上がり、
スタスタ出口に向かっていった。
そして、
??????ガラガラ、ピシャン。
出て行った。
????
何だったんだ?
それにしても、と月子は思う。
“松之助を頼む・・・”あいつ、初めて、息子を名前で呼んだのでは無かろうか。
真意が分からない。
気付いたら、追いかけていた。
出口の戸を開けると、・・・そこには誰もいない。
忽然と、消えていた。
え・・・・
カンカンカン、と、お登勢が戻ってきた。
「月子、あんた・・・・・!!!」
お登勢が、月子を見て、息をのむ。
「え?」
視線の先が、身体であったので、つられて、下を見る。
「????????っ!!!!!!」
血だらけの、
割烹着だった。
それは、まるで、真っ赤な着物のよう。
一面が、赤く、染まっていた。
夕暮れは、夜に変わった。
余談 最後の誕生日 G
今日は、ヅラの誕生日!
前々から計画していた。
多分、女の姿ではこれが最期と分かっていたから。
申し訳ないけど、今日は、どうしても二人で(と子供達で)祝いたかったから。
早い時間から、新八と神楽にはお妙のところに行ってもらっている。
今日は、特別なんだ。
今日は、桂に伝えたいことがある。
渡したいものも。
それなのに、
あのババア。帰ってくるなり、ヅラに買い物言いつけやがって。
最近のあいつの横暴さには頭くる。今度、がつんと言わなきゃな。
一度様子を見に行ったあと、金時(俺と桂の子供)がぐずったのでミルクをやった。
と、同時くらいに、とんとんと、階段を上がる音がする。
「すまん、銀時、遅くなって」
ヅラが戻ってきた!!
玄関にいる・・・が、なかなか上がってこない。
ん?何かあったのかな。
何だ美人なヒロイン桂と銀時の夫婦愛の話か?美しいな
しかしよくこんな知性に満ち溢れている美しい神作に月詠厨はねたみ丸出しの醜い顔さらせるな
月詠厨はホモで稚拙ってレベルじゃ無いし内容は吐きそうなホモ話しかないからだわ色々と酷い
この小説は銀魂の公式ノマカプ夫婦の銀さんと桂の愛ある表現力のある絆の話だし臭い月詠のババァはねたみで脳味噌が色々と酷い吐く
ヒロインって年じゃないだろ
ジジイだよ
桂は銀さんの幼馴染みヒロインだからwww同い年だからwww
ジジイになってもあだ名で呼びあえる夫婦だからな
銀桂は
月詠ジジイはジジイになっても一人でオナニーするホモだけど
>>665 ちょっwwwwwwフイタwwwwwwwwwwww
>>658 「どうした?」
見に行ってみると、靴を半分脱いだ状態で固まってる。なんだ?
「はっ?」
「あ、ああ、ちょっと転んで足が・・・靴を脱ぐのに戸惑ってしまって」
「え?大丈夫?見せてみろ」
でも、なんともなってない。
「なんもねーみたい。痛い?」
「いいや、大丈夫だ」
と、二人で居間に行く。
ミルクを飲んで、ご機嫌によく寝てる金時をみて、桂が微笑む。
さっき、ちょっと顔色悪かったけど、よかった。気のせいか。
「ミルク、ありがとう。上げてくれたんだな」
そうそう。だってよ。
「おう。お前戻ってこねえし。ちょっとぐずったからよ。それにしても、人使い粗いババアだな??!今日くらい気をつかえっての!なあ!」
めでたい誕生日だってのに!全く、気が利かないんだから。
「そういえば、さっき見せたいものがあるっていってたが・・・」あっ、どうしよう。
「うん・・・そうね。そうなんだけどね??。夕飯の後にするよ」
落ち着いて渡したいし。・・・一緒に祝いたいし。
「そうか、じゃ、何か作る」と、早速キッチンに向かった。
なんか、この姿ももうすぐ見納めか・・・
と思うと、本当に寂しい。
いや、戻らなきゃならないのは分かってる。それが一番良いことも。
うん。だから、大丈夫。
月詠はジジイになっても一人でオナニーするホモになれwwwwwwwwwwwwwwwwww
>>668 でも、あれ?何か違和感を感じた。
桂が後ろを向いた時。きらりと青い玉が奇麗に光った。
桂の髪に、俺の上げた赤い簪以外の何かが付いていたことはない。なんだ?よく見ると、青い玉の付いた簪みたい。
でも、なんか、ものはともかく、お世辞にも奇麗に刺さっているとは言えない。枝が半分以上突き出た、それ。
「あれ、それ、どうした?」
一応聞いてみる。なんか、あの赤い簪以外があいつの髪に付いているのが嫌だ。違和感じゃなくて、不愉快だ。俺ってつくづく、嫉妬深いよなあ。
われながら。ああ、でもどうせ、これは、あれか、誕生日だから。
「ああ、下のババアにもらったのか。あいつ・・・俺には何にもよこさねーくせに」
まったく、あのババア・・・って、あれ、桂、どうした。
何か、せわしなく割烹着をわたわた見ている。
「はあ?なにしてんの?」
「あ・・・ああ」
「?」
なんか、おかしくねえ?こいつ。
・ ・・さっき、玄関からなかなか上がろうとしなかったし。
何か、ふわふわしてるし。
動揺しすぎじゃねえ?
「頭のどうしたってきいてんの」と言えば、
「あ、頭・・・」
ぱっと、頭を抑える。
「風が強くてな・・・」と言って、キッチンの鏡を見に行く。
おいおい。話しかみ合ってねえよ。
「そんなに、乱れては居ないと思うが」だって。
何それ。髪の毛乱れてるなんて言ってねーだろーが。
俺が言ってるのは、その、
「青い玉。どうしたって言ってんの」
青い玉の簪だよ。・・・なんだ、まさか・・・
「青い玉?」
!!!!こいつ、やっぱわかってねえ!!!!
なんで??なんでだ??
・・・あ、
あらためて、桂の顔をよくよく見ると、・・・・ああ、正面からじゃ見えねえんだ。
後ろ頭に、変な位置で刺さってる。計算か、そうじゃないかは分からないが。
・・・後ろから見ないと、分からない。
「ふーん。」
ってことは、なに?隠してることがあるよなあ。さっきから、こそこそと、その態度。
なあ、桂。
「風が強かったから、飛んできたの?」
「?」
「飛んできて、勝手に刺さったの?」
「??」
「それとも、転んで刺さったのかなぁ?」
「???」
ああ、やっぱり分かってない。
顔にハテナがいっぱいだぜ。
・・・だったらさあ、教えてやるよ。
そっと、その後ろ頭に手を伸ばし、頭からそれを抜き取る。
「!!」
それを、桂につきつけて、言ってやる。
「こ、れ、」
「!!!!!」
驚愕の表情。
やっぱりな。こいつ・・・
「何?今知ったの?」
青い玉を凝視する桂。
なんて顔で見てるんだ。・・・むかつく。
「ふーん。知らなかったんだ。てことは、さあ。
自分で買ったわけじゃねえよなあ。もらったものでもないよなあ。」
くるくると、その簪をもてあそぶ。・・・いえよ。自分の口で。
なのに、桂は真っ青な顔して、ぶるぶると震えだした。
何で言わねえの?
何だ美人なヒロイン桂と銀時の夫婦愛の話か?美しいな
しかしよくこんな知性に満ち溢れている美しい神作に月詠厨はねたみ丸出しの醜い顔さらせるな
月詠厨はホモで稚拙ってレベルじゃ無いし内容は吐きそうなホモ話しかないからだわ色々と酷い
この小説は銀魂の公式ノマカプ夫婦の銀さんと桂の愛ある表現力のある絆の話だし臭い月詠のババァはねたみで脳味噌が色々と酷い吐く
676 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/09(日) 12:42:23.84 ID:JqgQfB8DO
という悪夢を見ました…まさか… まさかと思い…夢なら覚めてくれと思ったらそこにはエリザベスが…板にはドッキリの文字か…ドッキリ大成功……エリザベスウーウーーと声が響いて居たとさ…めでたしめでたし終わり(完)
677 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/09(日) 15:28:39.78 ID:sRm3kG4q0
という美しい正夢を見ました…まさか… まさかと思い…月詠厨は夢なら覚めてくれと思ったらそこにはエリザベスが…板には銀魂第500話の文字か…最終回大成功……エリザベスウーウーーと声が響いて居たとさ…めでたしめでたし終わり(完)
しかも終わってませんでした(続)
>>674 「じゃあ、なんで」 てめえ・・・
「頭についてんの?」 いい加減にしろよ。
「誰が刺したの?」 誰に会ったんだよ。
「何で、気付かないの?」 気付かないほど、夢中なことしてたんだよなあ?
「どうして答えないの?」 答えらんねーんだろ。
「言えないことなの?」 それとも、いいたくないのか?
桂は無言。見るのはこの青い玉。俺の顔は見もしない。
もういいよ。
「あっそ。知らないんだ。じゃあ、いらねーよな」
俺がそう言ったとたん、青い玉に飛びついていた。
はあ???!!!意味わかんねーーーーよ!!!
何でそんな必死にさあ!!
桂をひょいとかわす。簡単に桂はバランスを崩し、どさっと、床に倒れ込んだ。
何でそんなにこれが欲しいわけ。
大切なわけ??!!
その青い玉を、よく見てみると、・・・模様かと思ってたものが、違うものだったことに気付く。これ、この赤い染み。「あ」
・・・まさかなぁ。
答えられなかったのは、転んで頭打って、例のごとく記憶喪失・・・な??んて事はないよね?でも、こいつならやりかねない。天然だし。
一応聞いとこう。
「お前、転んで・・・頭打ったりしなかった?」
と、素直に、首を横に振る。
・・・・
あっそ。
頭打ってないんだ。じゃ、お前はおかしくないって事ね。
ていうかさ、じゃあ、
「・・・血が付いてる。」
誰の血よ。これ。
「!!!!!」
もう、泣きそうな顔の桂。
ああ、そうなの。
お前は知ってるんだよね。この血の主も、この青い玉の送り主も。
知ってて、まだ言わないつもりなんだよな。
もうさあ、おまえさあ。むかつくんだけど。すごく。
「俺さあ、言ったよね。」
何度も、何度も言ったよね。
「こそこそされんの、嫌いだって」
でもさ、お前は直らないんでしょ。
直す気もないの?
だったらさあ、当然だよなあ。
「これ、捨てるから」
「!!!」
「いや・・・・っ」
瞬間、桂が初めて声を出した。“いや”って言った。
はあ???!!!ふざけんなよ、てめえ。
俺に、飛びついてきた。
その勢いに、俺は反射的に腕を高く上げた。絶対、今の桂には届かない位置に。
なのに、分かってるのに、必死になっちゃって。
そんな泣きそうな顔しちゃって。
いかにも、大切なものですって感じで、しがみついてくる。
桂。お前さあ、
お前ってホント、
最っっ高??????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????
????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????に、ムカツク!!!!
「なんなの?欲しいの?何で?」
だったら、いえよ、何で欲しいのか。
誰からもらったのか、そいつと何したのか。
何で何も答えないんだよ。だから、いけないんだろうが!!!
ああ、桂がついに泣いた。涙があふれ、止まらない。
こんなに、哀しそうに泣くのは、初めてかもしれない。
ああ、・・・・なんだよ。
誰のために、それって泣いてるの?
誰を思い出してるんだよ!!!!!てめえ!!!!
今日、俺が一体どれだけお前のことを・・・
それなのに、お前は、一体誰と、何してた?
そんで、そいつを思い出して、今、泣いてる。
俺のことなんて見ちゃいない。
もう、ホント、限界。
心が、折れた。
「てめえ、いい加減にしろよ」
本気で怒った。もう、止まらない。
「誰にもらったか、言え」
答えは分かってる。だけど、お前の口から言え。
「た、かす、ぎ・・・・っ・・・」
やっぱりな・・・・・・・・!!!!!
頭が怒りで真っ白だ。
とにかくここには居られない。冗談じゃない。たまらない。
玄関に歩いていく。
「まっ・・・」
か細い声で、俺の方にやってくる。
でも、もう俺、お前の顔見んのもいやだから。
つらいから。無理だから。
っていうか、殺しちゃいそう。
何だ美人なヒロイン桂と銀時の夫婦愛の話か?美しいな
しかしよくこんな知性に満ち溢れている美しい神作に月詠厨はねたみ丸出しの醜い顔さらせるな
月詠厨はホモで稚拙ってレベルじゃ無いし内容は吐きそうなホモ話しかないからだわ色々と酷い
この小説は銀魂の公式ノマカプ夫婦の銀さんと桂の愛ある表現力のある絆の話だし臭い月詠のババァはねたみで脳味噌が色々と酷い吐く
小説書いててもまとめられてないから最初がどこかわからないよね
689 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/09(日) 16:22:36.15 ID:yhYeAX440
http://twitter.com/toumeicandy 697 fusianasan 2012/12/02(日) 02:01:16.45
つーか飴豚がやっぱり黒子脅迫犯なんじゃねwwww
透明飴?@toumeicandy
黒バス腐女子の気持ち悪さ 大学で黒バス腐がしゃべってたんだけどオエエエエーーーッッッッ!!!!!
10月11日 透明飴?@toumeicandy
pixivに晒し上げたSSにファビョった腐女子面白すぎで笑い止まんねww黒バス腐きもすぎ 黒バス自体は好きだから早く離れろ
10月11日 透明飴?@toumeicandy
黒バス腐晒し上げ
10月11日 透明飴?@toumeicandy
pixivに腐女子を晒し上げたよぉ?????wwwwwww
人のサイトからの無断転載
触るな危険
OK
この高杉腐は他人のサイトのエロ小説読んで毎日ハァハァしてるババアだよ
つーか高校中退のひきこもりなので文章書く能力なんてないから
自作なんて出来ないんだよ
>>691 空知公式の小説だから
無断転載ではないし公式
この月詠腐は空知の公式の銀桂と高桂エロ小説読んで毎日ハァハァしては発狂してるババアだよ
つーか高校中退のひきこもりなので
読解力ないんだよ
そして公式小説をパクりってことにしたがる
自作なんて出来ないんだよ
>>685 「これは、捨ててくる。今日は戻らねーから」
とだけ言って、さっさと玄関を出る。
あの分じゃ、追ってはこれねーだろう。
っつーか、マジ、ぶっ殺したいんだけど、高杉のヤローも。
あんな桂も。
・・・・くそ・・・
まず、向かったのは、共犯者のところだ。
あのババアは、全部知ってるに違いない。
ガラガラガラ・・・
「おい、ババア」
我ながら、怖い声だと思う。カウンターを拭いていたババアがこっちを向く。
>>699 「まだ開店じゃないよ」
とぼけやがって。
「飲みになんか来てねえよ。さっき、ここに、包帯した男来ただろ」
これ見よがしに、青い玉をちらつかせる。
「さて、知らないねえ」
「すっとぼけんなよ」
「なんだってんだい。あんた。あたしにくってかかろうなんて」
「月子とあいつ、会わせたろ」
「あんたねえ・・・」
ふと、俺の手に持っているものを見つけて
「なんだいそりゃ。あめ玉かい?」と言った。
これは、この存在を初めて見た反応だ。演技じゃない。
「・・・ホントにしらねえの?」
「知らないって言ってるだろ」
「ふーん」
これは、本当かもしれない。でも、だとしたら。
一体何処で?
「あいつさあ、何処に使いにやったって行ってたっけ?」
「大江戸スーパーだよ」
「どうも」
そう言って、俺はスナックお登勢を後にした。
余談 最後の誕生日 K
「すまん、銀時、遅くなって」
玄関を開けて。
なるべく、普段通りに言う。そうしようと思えば思うほど、どういう風に普段の自分は振る舞っていたかと思ってしまう。
さっきから、思考がまとまらない。
高杉に会って、
去っていった後を追ったら居なくて。
お登勢に、血だらけの割烹着を指摘された。高杉のことは、言わない方が良いと、言われて、血に濡れた割烹着を着替えた。
下の着物にも血が付いていたが、着替えるわけにも行かず、赤い着物で余り気付かないだろうから、割烹着だけを借りることにした。
もともと、割烹着はお登勢にもらったもの。全く同じものがあるから、と、新しいそれをもらい、着ていたものは、お登勢に渡してきた。
お登勢は、銀時には俺がスーパーに酒を二本買ってきたことにすると言われた。
銀時をだますようで、心苦しいが、・・今日の銀時には言ってはいけないと思う。
心強い、二人で口裏を会わせれば、ばれることはない。
そうだ・・・。大丈夫。
いや、大丈夫なものか。
俺だって、戦地にいた。
自分を含め、仲間の怪我、傷、死、色々なものを見てきた。今更、血を見たくらいで、あわてるような人間ではない。
自分だって随分血を流したし、傷も負った。それは、銀時も高杉も同じ事。
・・・高杉。
だからこそ、
だからこそ、
大丈夫じゃないんだ。
あの、出血は、致死量だ。
すぐに意識がなくなってもおかしくない。
いや、
すぐに、死んでも、おかしくは・・・は・・・
ドクッ・・・
ああ、胸が、痛い・・・なんで・・・
あいつのことなど・・・
俺が斬ると言ったじゃないか。
何時死んだっておかしくないんだ。攘夷志士は。
もしも・・・のことがあったとしても、
俺には関係ないことだ。
そうだ。
そうなんだ。
なのに、なぜ・・・
こんなにも不安なんだろう。
あいつが気になって仕方ない。
あの怪我で、一体何処へ・・・
無事なのか・・・
それより、なんで、そんな怪我でお前はあそこにいた・・・
なんで、
何をしに?
「どうした?」
「はっ?」
なかなか上がらない俺を不審に思ったのだろう、銀時が出てきた。
ドクドクドク・・・
妙に緊張する自分が居る。落ち着け。今は、とにかく。
「あ、ああ、ちょっと転んで足が・・・靴を脱ぐのに戸惑ってしまって」
「え?大丈夫?見せてみろ」
ああ、優しい銀時。
ごめん。俺は今、嘘を付いた。
「なんもねーみたい。痛い?」
「いいや、大丈夫だ」
と、二人で居間に行く。
どうやら、金時(銀時との子供)に、ミルクをあげていてくれたらしい。金時は、よく寝てる。その横に、松之助が居る。
寝てる金時をつつくのが好きらしく、ぷにぷにと頬を押している。ほっとする。なんだか、すこし、和む。
「ミルク、ありがとう。上げてくれたんだな」
何だ美人なヒロイン桂と銀時の夫婦愛の話か?美しいな
しかしよくこんな知性に満ち溢れている美しい神作に月詠厨はねたみ丸出しの醜い顔さらせるな
月詠厨はホモで稚拙ってレベルじゃ無いし内容は吐きそうなホモ話しかないからだわ色々と酷い
この小説は銀魂の公式ノマカプ夫婦の銀さんと桂の愛ある表現力のある絆の話だし臭い月詠のババァはねたみで脳味噌が色々と酷い吐く
>>695 高杉腐自爆は高校中退ではない
中学中退だ(義務教育だから行かなくても卒業扱いになるけど)
どんな馬鹿高校だろうが入れる学力も知能もない
>>698 月詠腐自爆は高校中退ではない
中学中退だ(義務教育だから行かなくても卒業扱いになるけど)
どんな馬鹿高校だろうが入れる学力も知能もない
711 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/09(日) 17:50:36.80 ID:pAWPGO/T0
つか、これ貼られて焦ってんのワロス
689 名無しさんの次レスにご期待下さい 2012/12/09(日) 16:22:36.15 ID:yhYeAX440
http://twitter.com/toumeicandy 697 fusianasan 2012/12/02(日) 02:01:16.45
つーか飴豚がやっぱり黒子脅迫犯なんじゃねwwww
透明飴?@toumeicandy
黒バス腐女子の気持ち悪さ 大学で黒バス腐がしゃべってたんだけどオエエエエーーーッッッッ!!!!!
10月11日 透明飴?@toumeicandy
pixivに晒し上げたSSにファビョった腐女子面白すぎで笑い止まんねww黒バス腐きもすぎ 黒バス自体は好きだから早く離れろ
10月11日 透明飴?@toumeicandy
黒バス腐晒し上げ
10月11日 透明飴?@toumeicandy
pixivに腐女子を晒し上げたよぉ?????wwwwwww
>>707 「おう。お前戻ってこねえし。ちょっとぐずったからよ。それにしても、人使い粗いババアだな??!今日くらい気をつかえっての!なあ!」
ぷりぷり怒っている。
今日は、俺の誕生日。なにやら銀時が計画してくれているらしく、さっきもそれをしきりと見せたがっていた。その、途中で呼ばれたんだ。
「そういえば、さっき見せたいものがあるっていってたが・・・」と言うと、
心なしか、銀時の頬が赤く染まる。
「うん・・・そうね。そうなんだけどね??。夕飯の後にするよ」という。
「そうか、じゃ、何か作る」と、キッチンに向かった。
正直、ほっとする。
今、何かすばらしいものをもらったとしても、とてもじゃないが、喜べない。不快な気にさせたら困る。
すこし、落ち着かないと・・・
ああ、自分の手が冷たい。
115 名前:fusianasan 投稿日:2012/12/09(日) 18:12:44.56
【坂田銀時】
本名はバカ田銀蝿
洗ってなくてくさい匂いがするおっさん臭い天パがトレードマーク
空気を読まずにつまらないキレ顔発狂顔ばっかりするのでキャラからも読者からも嫌われている
美人な桂が好きで寺子屋で知り合ったロリ顔の幼馴染ヒロイン桂をレイプするのが日課
桂は嫌がっているのにしつこくつきまといついに白夜叉を名乗り攘夷参戦、桂を将軍にNTRれお持ち帰りしようとし離せ言われるクズ
本人はさらさらストレートに憧れるモテないキャラを気取っているが、周りから見たらキチおっさんキチガイそのもの
【桂小太郎】
銀魂のヒロインで一番人気
黒髪のストレートロング華奢なカラダと釣りまゆタレ目がトレードマークの美人
かっこいいのに肉球が好きという可愛い一面も持ち合わせている
普段はボケだが場合によってはツッコミもできるオールマーティーな人物
いつも天然なだけど本当は義理人情に溢れていて困ってる人を見ると放っておけない優しい性格
おまけに強い
418 fusianasan 2012/12/09(日) 18:27:21.13
196 名前:fusianasan 投稿日:2012/12/09(日) 18:25:04.58
スーパー攻め様の条件
・肩パット入ったダブルスーツを着こなす
・ビルの最上階に住んでる
・一人でもキングサイズのベッド
・赤いスポーツカー(オープン)に乗っている
・キラリと光る美しい歯を持っている
・受けの誕生日には100本の真紅の薔薇の花束をプレゼントする
・楽器が弾ける
・本当の愛を知らない
・黒髪ロングの美人な天然幼馴染がいる
・桂姫をレイプしている
・デブおっさん坂田銀時である
>>712 「あれ、それ、どうした?」
突然、銀時がきいてきた。居間から、キッチンの俺に声を掛ける。
一瞬、ヒャッと思った。な、何が??何かおかしいか??
「ああ、下のババアにもらったのか。あいつ・・・俺には何にもよこさねーくせに」
などと言っている。何だ、何のことだ??
あ、もしかして、割烹着のことか?
ええ??全く同じものなのに、気付くのか??どこかに名前でもあるのだろうか・・・
などと、割烹着をわたわた見ていたら、
「はあ?なにしてんの?」と言われた。
「あ・・・ああ」
「?」
なんか、怪訝な顔をする銀時、こういう時、銀時は本当に鋭い。神掛かった勘を発揮することがある。
さっきより、若干近づいてきて、言った。
「頭のどうしたってきいてんの」
「あ、頭・・・」
ぱっと、頭を抑える。
乱れているのだろうか。あ、ソファーに倒されたから・・・。
「風が強くてな・・・」と言って、キッチンの鏡を見に行く。
だが、映っていたのは、いつもと変わらぬ、自分の髪型。やや乱れてはいるものの、ちゃんと結い上げて赤い簪で止まっている。
「そんなに、乱れては居ないと思うが」
そんな俺に、更に近づいて銀時は言った。
そんな目で見ないでくれ・・・
既に、俺を疑っている。
「青い玉。どうしたって言ってんの」
「青い玉?」
は・・???
青い玉?玉ってなんだ。分からない。
きょとんとした俺に、ものすごく嫌そうな顔をした。
「ふーん。」と、俺の顔をじろじろ見る。
で、
「風が強かったから、飛んできたの?」
「?」
「飛んできて、勝手に刺さったの?」
「??」
「それとも、転んで刺さったのかなぁ?」
「???」
銀時、わからないよ。
からかうのは止めてくれ。
言いたいことがあるなら、言ったらいいだろう。
そっと、俺の後ろ頭に手を伸ばす。
「!!」何か、頭から抜き取った。
いつもの簪かと思ったら、髪が堕ちてこないので違うんだろう。
銀時が、ものすごく怖い顔で、俺に、それをつきつけた。
「こ、れ、」
「!!!!!」
目の前には、見たこともない、
青い玉の付いた、簪??????
「何?今知ったの?」
は・・・・
息が出来ない。苦しい。
ドクドクドク・・・・・
心臓の音がうるさい。
「ふーん。知らなかったんだ。てことは、さあ。
自分で買ったわけじゃねえよなあ。もらったものでもないよなあ。」
くるくると、その簪をもてあそぶ。
ああ、もうだめだ。
こいつは、もう気付いてる。気付いていて・・・・
もう、正直に、言おう。
と思ったのに、言葉が出ない。
ああ。そうだ。
俺が買ったんじゃない。もらったわけでも。
勝手に、刺していったんだ。俺が、気付かないうちに。
高杉が????????
どうして。
どうして・・・・・
思考がぐるぐる回って、追いつかない。
ああ、あいつが来た時を、思い出してみれば。
「じゃあ、なんで」
あいつは、いつもの通りの態度だったじゃないか。
何しに来た、と言えば、
????“てめえに、会いに来たと言ったら、信じるか?”
それに対して、俺は、・・・
????“信じない!!用がないなら、出て行け!!”
って言ったんだ・・・
「頭についてんの?」
俺に会いに来た?なぜ?一体何で?
「誰が刺したの?」
狂ったような、口づけをして・・・
????“桂。桂、俺を見ろ”
????“言われなくても、見ている!”
見ていたじゃないか。分からないのか。
「何で、気付かないの?」
????“桂。聞いてくれ。一度しか言わねえから”
高杉、お前、なんでヅラって呼ばなかった?
お前が、桂なんて呼ぶ時は。
決まって、真剣な時だった・・・・。
〃⌒⌒ヽ.
. (|レノルレレ|)
. リ.、゚ -゚ノリ
⊂/~~)つ
<イ| ~/|
し‐i_ノ
>>721 「どうして答えないの?」
????“桂、本当のことを言う。・・・俺は、お前が、お前のことが、・・・好”
・・・なんて言おうとしたんだ。
今更、何を言うつもりだったんだ。
「言えないことなの?」
・・・本当に、お前は・・・
俺に会いにきたのか?
馬鹿みたいに、死にそうな怪我をしながら。
俺に、それを、渡すために・・・そのためだけに?
・・・なんで?
今日が、俺の・・・誕生日だから・・・?
「あっそ。知らないんだ。じゃあ、いらねーよな」
「!!」
銀時のその言葉に、とっさに、飛びついていた。
その簪、返してくれ!!あいつが、命を駆けてくれたもの!!よく、見たいんだ!!
だが、力が入らない身体。
簡単に銀時に、振り払われる。どさっと、床に倒れ込んだ。
・・・・
「あ」
突然、銀時が声を上げた。
そして、
「お前、転んで・・・頭打ったりしなかった?」
さっきの、詰問調の冷たい、言葉ではなく、やや心配そうな声を出す。
その声に、少しほっとして、銀時を見る。ああ、なんでか、心配してくれている。
だから、ゆっくり首を横に振った。怪我何かしていない。だって、もともと転んでもいないのだから。
と、とたん。
銀時の顔が険しくなる。
「?」
「・・・血が付いてる。」
「!!!!!」
た・・・・高杉・・・
やっぱりお前・・・・
「俺さあ、言ったよね。」
ああ、銀時、ごめん。
「こそこそされんの、嫌いだって」
知ってる。
知ってて、俺は、・・・・
めでたしめでたし
(完)
>>726 「これ、捨てるから」
「!!!」
それだけは、
それだけは、
・・・だめだっ!!!
「いや・・・・っ」
その簪めがけて飛びつけば、銀時が高く高く腕を上げた。
ああ、今の俺には届かない。この位置がもどかしい。
「なんなの?欲しいの?何で?」
何でって・・・・
だってそれは、あいつが
高杉が・・・・
命をかけて、俺に・・・
・・・形見かも・・・しれない・・・
涙が出た。止まらない。
心が折れた。
「てめえ、いい加減にしろよ」
本気で怒った時の銀時の声。
「誰にもらったか、言え」
言ったら、返してくれるのか。何でも言う、なんでもするから。
お願い・・・返してくれ・・・・
なのに、声が、出ない。は・・・言わなくては。出せ、声を・・・
「た、かす、ぎ・・・・っ・・・」
瞬間、
銀時の目がぎらっと光って、ものすごく怖い顔をして、玄関に歩いていった。
「まっ・・・」
おぼつかない足で追いかけると、さっさと靴を履いた銀時が、
「これは、捨ててくる。今日は戻らねーから」
と言って、さっさと出て行った。
あああ・・・・
止めてくれ・・・・
なのに、追いかけたいのに。身体が言うことを聞かない。
俺は、なんて馬鹿なんだ。なんて事をしてしまったんだ。
あの、憎々しいほど、高飛車な、隻眼を思い出す。死の淵にあって、それを感じさせないあの光。
????“よう”
いつものように、軽く言って。ああ、でも、今思えば、
お前によく似合うあの派手な着物。真っ赤だったな。
????“桂、本当のことを言う。・・・俺は、お前が、お前のことが、・・・好”
言いかけたとたん、お前の体重を感じた。
意識のないお前の、全体重。
それは、紛れもなく、お前の命の重さ。死んだ仲間を、担いだ時も、まとまりのない、ああいう重さを感じたっけ。
粗い息の下、お前は、お前を見ている俺に“俺を見てくれ”と。
聞いているのに、“聞いてくれ”と。
もう見えていなかったんじゃないか。俺の声は、聞こえていたのか?
あの激しい口づけは、のどの渇きを癒すため。もう、本能でしたに違いない。うまそうに、吸っていた。
体中の血が、流れ出ていたから。
・・・高杉・・・
????“松之助を頼む”と、はっきり言った。
お前が、あの子の名を呼んだのは、初めてだ。認めてくれたのか、あの子を。
自分の子を。
あの人の名前を付けた、息子を。
最後、去り際に
????“安心しろ、こんなことは、もうしない”
と言った。ああ、お前は知っていた。もう、二度と会えないことを。
だから、そう言ったんだ。
それなのに、俺はなんて言った。
そんな覚悟をしたやつに。
????“当然だ”
って言ったんだ。つめたく。そっけなく。
なんで・・・・何で気付かなかったんだろう。
????“しばらく、連絡が取れない。だが、俺のことは心配するな”
そう言ったな。心配するなって。それは、後で俺が気付いてから、それでも、大丈夫だという意味か?
もう一度、会えるのか?それとも、ただの、気休めなのか・・・
どちらにしても、俺はそのとき、高杉に、
????“はあ?何で俺がお前の心配なんぞするんだ”
といって、突き放した。
・ ・・ああ、俺はなんて馬鹿なんだ。自分のことしか考えていない。愚か者だ。
お前は、俺に青い玉の簪を、くれようとしたのか。
俺があまりにも素っ気ないから、手渡すことが出来ずに、
そっと、
髪に刺した。
・・・高杉。
あああ、もういやだ。もう、大切なものを無くすのは・・・
いつか、銀時が言った。
“大切なものは、そのとき大切にしないと、無くして気付いても遅いんですよ”
先生、先生・・・
貴方に続いて、高杉まで。
いつだって、気付いた時には、遅すぎるのに。俺はいつも、鈍感で、自分がだまされないように、臆病なばかりに、
人を疑って、信じないばかりに、大事な言葉も見過ごしていたんだ。
だから、俺はいつも、後で後悔する。
なくしてから、後悔するんです。先生??????
ああ、できたら、もう一度。あの男にあわせて欲しい。
あいつは伝えてくれたのに。俺は伝えていないことがある。
いつまでも、玄関先で動かない俺を心配してか、松之助がとたとたと走ってきた。
まだ、2歳になったばかり。口調もたどたどしい。
「ははうえ・・・」
そっと、松之助の方を見る。
ああ、似てる。この、目。
強い意志が灯った緑の瞳。だけど、優しく、美しい光が宿ってる。
ただまっすぐに、真摯に俺を見るその眼差し。
・・・父親に、似ている。
「ははうえ・・・たかすぎって、だれ?」
ああ・・・
たどたどしく、そう聞いてくる。思わず、松之助を抱きしめた。
お前に、よく似た男だよ。
狂気じみた野望を抱き、それに苦しみ、命を燃やす。まるでそれしかないように。
だけど、ちゃんと大切なものも持っていた。
「母上の、大切な、人だ」
抱きしめる腕に力を入れれば、小さな腕で抱きしめ返す。
ああ、小さいながらも、お前も同じ。こうやって。
俺を抱きしめてくれるんだな。
「覚えていて欲しい。松之助」
せめて、お前だけでも・・・
父親の、ことを・・・
余談 990両の愛
ヨロヨロと、立ち上がる。
頭が、ぐちゃぐちゃで、まとまらない。でも、
この子にご飯を上げなくては・・・俺がしっかりしないと。
何だか簡単なものを作り、とりあえず松之助にご飯を上げる。
ああ、醤油・・・
冷蔵庫を開けると、
・・・ケーキがあった。
手作りだ。“HAPPY BIRTHDAY KOTARO” と、かいてある。
!!!!
子供達は英語が読めない。月子じゃなく、俺で祝ってくれようとしていたのか。
・・・銀時・・・見せたいものってこれか。
俺という人間を、祝ってくれると言うことだったのか。
740 :
d4qrfadsf23:2012/12/09(日) 22:20:27.56 ID:YHWGuaeo0
>>739 と、それを見ていたら、
松之助がやってきて、
「ぼくね、ここ、つくったの」と、ピンクのデコレーションのチョコを指さす。
「一緒に作ってくれたのか。ありがとう」というと、嬉しそうに笑った。
ああ、心が痛い。
その笑顔も。
そして、銀時がこれを作った姿を想像したら。
一体どんな気持ちで、今日を祝ってくれようとしていたかを考えたら。
それなのに、俺は・・・・
「あとで、父上が来たら一緒に食べよう」と、
叶わないかもしれない約束をしてしまった。「うん」といって、また夕飯を食べる。
この子は、本当に素直で、優しい。
そこで、ピンポン、と、玄関に音がした。
言ってみると、お登勢殿。
ああ・・・
「なんて顔してるんだい。さっき銀時が来たよ。随分、殺気だってたね。どうも、ばれちゃったらしいね」
「ええ・・・俺が馬鹿だったから」
「今、大江戸スーパーの方に行ったみたいだよ」
「え・・・スーパー?」
「あんたが誰かとそこであったと思ったのかもねえ」
「・・・・」
「なんか、青い簪持ってたけど、ありゃなんだい」
「!!!」
「あの男からもらったのかい」
「・・・知らないうちに、髪に挿したみたいで・・・気付かなかった。それを、銀時が見つけて、問いつめられて。・・・あれを、捨てに行くって・・・出て行ってしまったんです」
「・・・そうだったのかい。大丈夫かい?あんた。顔色悪いよ」
「・・・はい。・・・お登勢殿。・・・」
「なんだい」
「俺は、高杉に、冷たかっただろうか・・・・」
「月子・・・」
「俺は、あいつを、斬る覚悟をしていた。それに、何時死んでもおかしくない身なのも重々知っていたはずだ。なのに・・・」
「自分を責めちゃだめだよ」
「こんな、最期・・・・たまらない・・・」
「月子、実はねえ・・・こんなあんたに渡すのも、どうかと思ったけど、額が額だし。キャサリンが帰ってきたらちょっとまた面倒だし、銀時も来るかもしれないからさ・・・
渡しておきたいんだけど」
「は・・・なんでしょうか」
「これ。あの男があんたにって。」
と、お登勢殿が血の付いた、印鑑と通帳と、キャッシュカードを渡してくれた。
名義は、“坂田 松之助”。開いてみると、預金残高は、990両だ。
「!!!!」
手が、ブルブル震える。
「しっかりしな。・・・番号は、今日の日付だって言ってたよ」
「は・・・・・」
ああ、息が出来ない。心臓をわしづかみにされたようだ。
たまらない。つらい。苦しい。
「あの子らが、大きくなったら必要になるんだから、大切にとっておきな。いいね」
「は・・・・い・・・」
ああ、自分はこんなに弱い人間だっただろうか。
情けない。動揺しすぎだ。
「あ・・・ありがとう、お登勢殿・・・大丈夫です。すみません」
「何かあったら、あたしに言いな。全部一人で背負い込むんじゃないよ」
「はい・・・分かりました」
そう言えば、心配そうではあったが、お登勢が下にもどっていった。
高杉、高杉・・・
もう止めてくれ。
これ以上、俺を苦しめないでくれ。
こんな・・・
最期みたいなまねをされたら。
自分の亡き後の息子の心配をするようなことをされたら。
もう・・・・
????“しばらく、連絡が取れない。だが、俺のことは心配するな”
心配するな、だと・・・?
安心なんて。
安心なんて出来るはずがない。
もう、お前はきっと・・・・
この世にはいないんだろう。
余談 本当の気持ち
結局、大江戸スーパーに行っても、手がかりなどあるはずもなく。
ていうか、何してんだろ、俺。
もう、あいつがいるはずもない。
会ってた形跡なんて、見つかるはずもないのに。
とっぷり暮れた歌舞伎町。
ネオンがまぶしい。
と、突然
「おや、旦那」
と、声を掛けられた。
「あ・・・どうも」
一応見回りをしているらしい沖田。
そういや、さっき、高杉を捜しにうちに来たっけ。
だから、桂の態度にぴんと来たんだ。
奴がこの近くにいたのは間違いない。
「ねえ、さっきの奴、捕まえた?」
「ああ、高杉ですかい。・・・まだでさぁ」
「ちょっと、しっかり仕事してよね。うちの周りにもストーカーがいるみたいだから」
「え?うちの局長のことじゃなくてですかぃ?」
「ちげーよ。もっとたちの悪い奴。」
「そりゃたいへんですねえ??。そういや、今日は奥さんの誕生日じゃなかったんですかい?こんなところで一人で何して・・・あ」
沖田が、俺の手元を見る。
「それ、奥さんへのプレゼントですかぃ。ははあ、それを買いに来てたんですか。奇麗な簪ですねえ。・・・その二本軸、たづら屋の」
「奇麗じゃねえよ!!!!!」瞬間、怒鳴ってた。
「うあ!!なんですかい、旦那、突然」
しまった、と自分でも思う。今、ここで面倒を起こしても仕方ない。
「あ・・・わりぃ。ちょっと急ぐんで、また。しっかり仕事しろよ??」
と、苛つく気持ちをぐっと抑えて沖田と分かれる。
怪訝そうな顔で、
「変な旦那」
沖田が呟くのが分かる。
ああ、俺は変だよ。・・・いや、どうだろう。
俺が変なのか。
あいつらが変なのか。
結局、まわりまわって、お妙の道場に泊まることにした。
そこには、お妙と新八、神楽がいる。
「なんだ、銀ちゃん、私たち追い出しといてヅラとケンカしたあるか?」
「銀さん、今日くらいはケンカはだめでしょう」
なんて、好き勝手に言う。
ああ、お前らはなんにも知らないくせに。
だが、だんだん、俺の殺気と苛立ちに、何も言わなくなった。
・・・気まずくして、すまねえな。
俺の様子をみかねて、そのうち。
「銀さん、何かあったら、聞くわよ。水くさい」と、お妙が言った。
それを皮切りに、
「そうですよ。僕らじゃなんの解決にもならないかもしれませんけど。聞くくらい」
「話してみろよ、銀ちゃん」
などと、口々に言うから。
じゃあ、ちょっと、話してみようかなって。
もう、一人じゃ抱えきれない。
もう、ぐちゃぐちゃなんだ。頭ン中。
「じゃあ、聞くけどよ・・・。すげー好きな奴がいてよ。相手も俺のこと好きだっていうから、結婚して、子供まで出来た相手が、・・・」
どう考えても、これじゃヅラのことだよな。
「この誕生日しかないって、祝おうと思って、色々準備して、・・・っていう日に」
ああ、これじゃまんま今日じゃん。
「他の男と浮気してたら、どうよ」
「・・・・」
なんで誰も、何も言ってくれねえの?
「そんで、謝りもせず、言い訳もせず、何をしたかも言わず、ただ泣くってさあ」
「・・・・」
何か言ってくれよ。止まらなくなっちまうよ。
「そんで、そいつにもらった物、俺に取り上げられて、泣いて返せって言われても」
「・・・・」
ガン!!
俺は、それをテーブルにたたきつけた。
思ったより頑丈で、割れてない。でも、傷くらいは付いたかも。
「それで、怒ってる俺がおかしいのかなあ」
「・・・銀さん」
「銀ちゃん・・・」
「俺はさあ、そんな多くを望んでるかなあ」
「・・・」
「俺、あいつがやりたいって言うこと、止めねえよ?」
「・・・」
「それが、あいつの生き方だって知ってるし」
「・・・」
「それが、あいつだって思ってるから」
「・・・」
「でも、だからこそ、限られたこの時間は」
「・・・」
「俺だけを見て欲しいんだよ・・・・」
「・・・」
「今日くらいは、俺だけを見て欲しかったんだ・・・」
「・・・」
「俺って、我が儘なのか?」
「・・・」
「独占欲強いって、束縛タイプって言われるけど、好きな奴に、俺だけ見て欲しいって、普通じゃねえの?」
「・・・」
「それとも、俺がおかしいのかなあ。・・・でも、だったらさあ」
「・・・」
「コソコソコソコソ!!人の奥さんに手を出すあいつはおかしくねえの??!!!!!」
「・・・」
「それにいつも乗せられて、浮気するあいつはおかしくねえの??!!!!!」
「・・・」
「どう思うよ?」
「・・・銀ちゃん、銀ちゃんは悪くないよ。悪いのは、その男ある」
「銀さん、僕もそう思います。・・・どんな理由があれ、銀さんは結婚しているわけですし。他人の奥さんにちょっかい出すなんて・・・」
「銀さん、私、女として、思うんだけど、・・・月子さんは、その相手の人に、断り切れない、弱みがあるんじゃないかしら」
「・・・・」
「なにか、理由があるのかもしれないわ。」
「・・・・」
「もどって、ちゃんと聞いた方が良いわよ」
「・・・・」
「それに、浮気って言ったって、ただ会っていただけかもしれないじゃない。あの、松之助くんの、お父さんなんでしょ、その人。」
ああ、そうだよ、そのお父さんだよ。だからだよ。
「・・・・はは」
「銀さん?」
「無理。今、あいつの顔見たら、俺・・・・」
「銀ちゃん」
「・・・殺しちゃいそう」
「・・・!!」
「あいつさ・・・・俺の子身ごもってるのに、」
ああ、他人にはなす事じゃない。神楽もいるのに。でも、もう止まらない。
「その男に抱かれてんだぜ」
「・・・!!」
「俺は、・・・寝取られてんの。・・・・で、あいつは・・・」
「銀さん、もういいわ」
「あいつらは、今でもこうやって贈り物するくらいの仲って事なんだよ」
フツー恥ずかしくて言えねえよ、こんな事。家庭の恥だよ。
でも、もうどうでも良かった。
桂、てめえの名誉なんざ。
高杉、てめえのことなんざ。
・・・俺の、プライドなんざ。
「これ、浮気じゃないのかなあ。・・・人の奥さん、手込めにしてさ。体中真っ赤になるくらいキスマーク付けてさ。フツーじゃないだろ」
「銀さん・・・」
「でも、そんなんされて、あいつは怒るどころか、喜んでるんだぜ」
「ちょっと・・・」
「きっと、喜んで腰ふってんだ」
「銀さん!」
「あの後も、今まで。俺が知らないだけで」
「やめて!」
「影でコソコソ、やってんじゃねえの!!!!」
「やめなさい!」
パシッ!
お妙に、頬を叩かれた。きっと、俺は殺気走ってる。
「ってーーな・・・」
「月子さんは、そんな人じゃないわ」
「てめーが、あいつの何を知ってんだよ」
ギロッと、お妙を睨んでしまう。ああ、一瞬怯えた目をした。
「女は、そんな簡単に身体は開きません」
きっぱりという。分かってるんだよ、んなこたぁ。
「月子さんだって、同じはずよ。むしろ、」
「そこなんだよなぁ、俺が言いたいのは」
「え?」
「な、ん、で、抱かれたのか?」
「・・・」
「あいつは、どうでもいい男に身体なんかゆるさねえよ。気位の高いやつだ。元々、男なんかと、どうこうなんて事自体、あるはずがない」
そうだ、だってあいつは本当は男なんだから。
「だったら・・・」
「だから、そんな奴が、体を許すって事はさぁ・・・しかも、夫がいながらだよ。子供までいるって言うのに」
「・・・!!」
気付いた?俺の言いたいこと。言いたくなかったこと。
「・・・・・好きって事じゃねえの・・・・そいつが・・・・」
「・・・・」
「俺はさ・・・・身体もだけど、心も寝取られてんじゃねえの・・・あいつに・・・」
「・・・・」
「それなら、そう言えばいいだろ・・・なのに、あいつは」
「・・・・」
「聞けば、“高杉は嫌いだ”ってさ。そればっかり。」
「・・・・」
「嘘ばっかり」
「・・・・」
「もう、悪いけど、信じられねえんだ。あいつのこと。何もかも」
「・・・・」
「終わりかな・・・」
「・・・・」
「最初から、分かってたけど・・・こんな終わりは・・・たまらねえ・・・」
また凄いところで次スレだな
何だ美人なヒロイン桂と銀時の夫婦愛の話か?美しいな
しかしよくこんな知性に満ち溢れている美しい神作に月詠厨はねたみ丸出しの醜い顔さらせるな
月詠厨はホモで稚拙ってレベルじゃ無いし内容は吐きそうなホモ話しかないからだわ色々と酷い
この小説は銀魂の公式ノマカプ夫婦の銀さんと桂の愛ある表現力のある絆の話だし臭い月詠のババァはねたみで脳味噌が色々と酷い吐く