【サンデー/若木民喜】神のみぞ知るセカイ FLAG177

車止めにしゃがみ休む桂馬と歩美。店の前に立つリューネからは、歩美がいるとバレた……？
物陰からハクアが様子を見る。ハクアはリューネの背後だったようで、こっちには気づいてない。
ハクア｢ちひろ下がって……！！｣｢まずい状況だわ！！｣

絶対に会ってはいけない敵(ヴィンテージ)・リューネと第一種接近遭遇！　FLAG181｢かんぱい｣

■歩美とちょっといい感じになったのに、またしても、そして危険すぎる障害発生。切り刻まれちゃう！
　　　　｢ヴィンテージの幹部よ！！｣｢やっかいな奴に見つかったわ……｣
ちひろを物陰にとどめ、桂馬に指示を出す。
　　　　｢桂木！！すぐそこを離れて…！！｣｢私、そこで戦わなくちゃいけない！！｣
リューネがそれとなく桂馬のほうに近づく。桂馬は気づいてないふりをしつつリューネから離れる。
そこに。
ノーラ｢はぁい。｣｢見かけない顔ね。｣｢ここは私の地区よ。｣｢お前、どこの隊のアクマ？｣
リューネの前に立ちはだかるように、ノーラは桂馬との間に入る。
リューネの手元からカッターナイフの音。しかし、戦闘もなく無言で夜空に飛び去っていく。

ハクアはホッと一息つくと、神社での告白をやめ、屋内へ避難するよう指示するが。
桂馬(断固、舞島神社！！)
　　　(ファミレスやカラオケボックスで告白するのか！？)(笑止！！)(ゲーマーのプライドが許さん！！)
あたりはヴィンテージがうようよしていて、こだわってばかりもいられない。
なのに今いる場所は住宅地。桂馬・歩美・ちひろの家は使えず、他人の家に入る訳にもいかない。
ちひろ｢あ、あのさ…｣｢この先ちょっと行くと、｣｢私の知ってる家あるよ。｣
　　　　｢歩美も知ってるとこだし…｣｢そこなら隠れられるかも…｣｢桂木にまっすぐ進めって言って。｣
桂馬たちは言われるまでもなくまっすぐ歩いているが…？
？？｢え――？今　下にいんのー？｣
すぐそばの家の2階から、窓を開ける音がする。クリーニング屋の看板の上から、京が桂馬たちを見下ろしていた。
京｢あれ？｣｢歩美？｣｢……桂木ィ！？｣
ちひろ｢やっほ――！！｣｢明日のライブのこと考えると落ち着かなくて―――｣｢ちょっと遊びにきたぞ。｣
ちひろは桂馬たちとばったり出会った風を装い、2人を巻き込み京にお呼ばれ。

歩美は京に手伝いを頼まれてる。残りの2人は。
桂馬｢おいちひろ…｣｢どーゆーつもりだ。｣
ちひろ｢どーもこーも、｣｢隠れるとこ探してたんでしょ！？｣
桂馬｢余計なことするな！！｣｢歩美の好感度はもう十分だ。｣｢あと5分、あと1つのイベントで落とせたのに…｣｢こんな寄り道必要ない！！｣(※)
ちひろ｢そのゲームみたいな言い方やめてよ！｣
桂馬｢ボクのやり方だ。｣｢その議論は終わってる。落とすことが第一だ。｣
ちひろ｢……いつから、｣｢歩美狙ってたの……？｣｢聞いたよ。｣｢歩美の中のなんかの力が必要だから、歩美に近づいてんでしょ？｣
　　　　｢すみませんねェ…｣｢私が間の悪い告白して…｣｢私にからまれて迷惑だったでしょ？｣
　　　　｢ジャマした分ぐらいは、｣｢手伝ってあげるよ！｣｢歩美が危ない目に遭っても困るしね。｣

京の部屋で、4人で飲み会。ちひろは何しでかす気なのやら…桂馬は不安でならない。
そうこうするうちに10時を回り、騒ぐと叱られるような時間に。
ちひろ｢歩美、なんで桂木といたん？｣
歩美｢！！｣｢い……｣｢いたっていうか…｣
ちひろ｢あ――！！別に気にしなくていーよ。｣｢言ったでしょ？｣｢もー関係ないって！｣｢それより、｣｢ちゃんとギターの練習しとけよ！！｣
桂馬(おい…ちひろ！！)(その展開はダメだ…！！)
一方が身を引くエンドは、もう一方の負い目を処理する必要がある。今そんな時間はない。
ハクアに手近でそれなりの告白スポットを探させ、いざ移動を…と思いきや。
京｢あ、そーだ！！｣｢明日の衣装、今着てみない――？｣
困った。ちひろを歩美と2人にしたら、何されるかわからない。
止めようにも桂馬は部屋から出され、京にエビ固めをかけられ動けない。
ちひろ｢ねえ歩美ィ、｣｢歩美ってさ、｣｢桂木のこと好きだったんだね。｣
歩美｢へ…？｣｢そ…そんな感じじゃないよ…(///)｣
ちひろ｢いーじゃん！！｣｢別に私のこと気にしないでさ…｣
言っててちひろの目が死んでいく。昨晩、桂馬に手ひどくフられたことが、ちひろの心を闇に染める。
　　　　｢歩美…｣｢知ってた…？｣｢桂木は、｣｢ウソつきヤローだよ…！！｣
ついさっきの桂馬の発言(※)を。ちひろは携帯電話に録音していた。歩美に全てをぶちまける。
　　　　｢桂木は歩美をゲームで落としてんのさ。｣｢早く目を覚ました方がいいよ！！｣

！！！！！まさかのネタバラし！！！！！