【サンデー/若木民喜】神のみぞ知るセカイ FLAG170

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メイド服姿の歩美が忙しく駆けまわる。
「紙コップ買ってきたよ」と歩美「期待通り早いね!」モブ子
「カフェが大繁盛だよ!!」「初日でこれなんて大成功まちがいなしだね!!」
「紙コップ持ってきたのか?」と聞く桂馬に、無言で紙コップの袋をつき出す歩美「…」。
わざとお湯をこぼしたりして歩美の気をひこうとする桂馬「そんなに熱くないからかぶっても大丈夫だよ」。
しかし「なんで私がお湯かぶんなくちゃいけないのよ」とそっけない。
(どんなきっかけでもいい、少しでも会話の糸口を掴まないと)と必死の桂馬。
同じ事を繰り返すが、「もう十分でしょ 私に近づかないでこの最低男」と怒られる。
桂馬「こんなので大丈夫か?わからん…」、「何をブツブツ言ってるの ちゃんと話し聞いてる?」歩美。桂馬誰かの接近に気が付き逃げる。
ちひろ登場。歩美ギクっとする。「ち、ちひろー!どうしたの?」「もうシフト交代の時間でしょ?今から引き継ぐから、エプロン渡してくれる…?」とちひろ。
「あ・・・それじゃあ・・・はいエプロン」とちひろに渡す。その際「桂木と一体何話してたの?」と問うちひろ。「驚いたよ…二人がとっても仲良さそうに見えて」
「え・・・そんなんじゃ…」と焦る歩美。「そう、じゃあ一体何の話していたの?」「ちひろ・・・」
「お客さんが来たよ、注文聞いてきて」と割り込むクラスメイト。分かったとその場を離れるちひろ。
客はリューネだった。「いらっしゃいませ、ご注文は何になさいますか?」とちひろ。
「コーヒー一つ」とリューネ。「あーあオタメガはどこにいってんの?!」(たぶん店員のセリフ)

場面変わってトイレのなか歩美とメルクリウス。
(私の名はメルクリウス…何度も旅に出かけたが、人の心の迷路を探索するのはこれが初めてだ)
「黙ってよ!!」と鏡のメルクリウスへ歩美。「桂木、なんだって私につきまとうの…?」「ちひろのところに行くべきでしょ?!」
「おかげで私とちひろの関係まで変になってるかもしれないのに!!」「桂木…一体何考えてんの?!」
「合理的に考えれば…彼は多分歩美のことが好きなんだよ」とメルクリウス。「そ、そんなわけないでしょ!!つい昨日ちひろとデートしたばっかりなのしってるでしょ!!」
ブホブホとせきをするメルクリウス。「私にとって人間は全く不思議な生き物だ。その証拠に、彼らが何もできないでいるのが不可思議だよ」
(?)
「あいつがどんなことをしたって無駄よ…あの大バカ男…!!」と歩美。「まだ気づいてないのか歩美…?」「答えはもうとっくに出てる・・・」とメルクリ。
場面変わって桂馬考え中。(無駄だったか・・・この調子じゃ何も進展していないな)(ちひろは・・・ルートから除外しなければ…!!)
(どんなルートを選択しようとも、しまいにはちひろと衝突してしまう)(ちひろをボクと歩美の関係から排除するために何が出来るだろうか…?)
トイレの中にいる歩美のところへ、ちひろがやってきて扉を締める。
「ちひろ・・・」「…あんたと話したいことがあるの…」「私・・・桂木に振られたの」「今回は本気だって考えてたけど…」
「でも 今回もそうじゃなかったみたい!!」とケロッと笑ってみせるちひろ。
「私を応援しても、期待には沿えないよ。ごめん」「そういうわけだから、桂木に私について話すのやめてくれない?」
「歩美はとってもいいやつだから 私についていろいろ言ってくれてるんでしょ」 「ちひろ・・・」
「歩美・・・ありがと」といって去るちひろ。
「これが…あなたが言ってたことなのね、メル?」(私とちひろの関係は少しも変になっていなかった)(おかしくなってのは…私だ・・・)
「だって・・・ちひろが私の心を見透かしているように感じていたから…」「最低なのは…わたしだったんだ」
「ちひろが傷ついてるって時に…私ったらなにしてんだろ…」「答えはもうとっくに決まってる…あとはおまえ次第だ、歩美」メルクリウス消える。「メル・・・?」
場面変わって連絡をとるリューネ。「ねえ・・・隊を集められる?」「人手が足りないのはわかってる。できる限りでいいわ」
「一体何に使うかって…?大したことじゃないわ」「ただ女神を捜索しようって考えてるの」
場面変わって、桂馬「…」
ヴィンテージがついに動き始めた…次週へ