HUNTER×HUNTERネタバレスレッド 1305
349 :
314-1:
No.314 説得
『王が到着した時、約束の場所に2名の姿は無い
可能な限り王の時間を削る策の一つである
−が』
『王の”円”はオーラを無数の光子に変えて周囲に放つ
王は二度”円”を実行したことで光子の性質をほぼ把握していた』
『光子は消えることなくあり続け、一粒一粒は極微小ながらオーラを出し続けている
王は光子が付着した物の形態や性質、感情等の情報を読み取る事が出来る』
『その精度は対象物に付着した光子の量が多い程高まり、王自身の急速な成長とも相まって
極微量な光子を新たに飛散させると、最初の"円"で全身に光子を浴びた者の探索は至極容易であった』
パームの隠れている民家の中に入る王
王
「コムギの明け渡しに条件があるならば聞こう
ここには一名しかおらぬ様だが、あえてお主達と言っておく」
パーム
(完全に把握されている、小細工は無駄…!?)
王
「お主達の念に触れて強く感じたのは…
憤怒・恐怖・憎悪では無く、使命感・覚悟の類であった」
「人類の存亡を背負っての戦いならば、もう終わった」
困惑顔のパーム
350 :
314-2:2011/09/01(木) 22:02:22.88 ID:Nu6ZmHHF0
王
「咀嚼が必要か?耳を疑っている様だな、ならば何度でも言おう」
「お主達の勝利だ。戦いは終わった」
「ここからはお主一人に語りかける」
パーム更に困惑顔
王
「ここへ余が来た理由は複雑ではない」
「唯一つ」
「コムギという女性に会いたい」
「それだけだ」
衝撃を受けるパーム
王
「本当に」
「ただ、それだけだ」
「他には何も望まない」
「お主の念に触れて、夜の現状と『この先』も理解した、それを知った上で尚、今世が望むのは」
「残された時間をコムギと過ごしたい」
「それだけだ」