知的障害施設 入所者に性的暴行、容疑の元職員逮捕 埼玉
埼玉県内の知的障害者の入所施設で、20代の女性入所者に性的暴行を加えたとして、
県警は16日、同県熊谷市玉井に住む元施設職員の田口寛敏容疑者(33)を準強姦(ごうかん)容疑で逮捕した。
捜査関係者への取材で分かった。障害のため抵抗が困難なことに乗じて暴行していたとみて調べる。
捜査関係者によると、田口容疑者は「他の人に話したら、もうここに住めなくなる」などと口止めをして、当直勤務中などに被害者の自室やトイレで複数回にわたり暴行を加えていたという。
女性が他の職員らに被害を訴え、県警に被害届が出されていた。女性は既に退所し、田口容疑者は事件発覚後の今月1日付で解雇された。
県警は、他にも施設を利用した女性数人が被害に遭ったとみて別の準強姦容疑でも調べる方針。
施設は社会福祉法人が運営し、幼児から成人まで約120人が入所。通所授産施設なども併設している。
入所者は、社会活動に必要な習慣や技能を身につけるための訓練などを受ける。常時5人以上の職員が24時間態勢で入所者の支援をしている。
施設長(55)は「大変申し訳ないと思っている。再発防止のためにできる限りのことをやっていく」と話している。【飼手勇介、平川昌範】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110216-00000017-maip-soci