>>838 部屋を出る
井上 …黒崎…くん
イチゴ !お おう… 井上もこんな時間に大変だったな 送ってくぜ
井上 え!?いや…えっと…ほんとに!?
背後から井上の肩を掴み 石田パパ 彼女は私の車で送ろう 君は早く帰りなさい 君を余り遅くまで連れまわすと 君のところの親父さんはうるさそうだ
イチゴ頭下げて わかりました… ありがとうございます
井上 あ…
イチゴ走りだす
井上 黒崎くん!!また明日学校でね!
石田パパ こら 院内で大声をだすんじゃない
井上 あ!すいません…
石田パパ 彼は役に立ちそうにないから 君一人に話しておくが 雨竜を斬ったのはホロオじゃない
井上 え…
石田パパ だが勿論死神でもない 傷口の残存霊圧を調べたんだが… 正直霊圧と呼ぶべきかどうかも疑わしい 今まで触れた事のない型の霊圧だった
井上 それって…
石田パパ 質問はするな 判っているのは今話している事で全てだ 斬られた本人も敵の事など何も判らなかったんだろう あいつは君達に何も話さないんじゃない 何も話せなかったんだ
井上 そんな…
石田パパ …これは私の憶測だが 敵は恐らく我々の知らない何らかの力を手にしたーーーー人間だ それはまさしく死神よりも 君は茶渡君に近いものだ
大別すればクインシーでもある雨竜も その中に入るだろう 雨竜が襲われたことを同種の人間を攻撃したと仮定すればーー次に狙われるのは 君か茶渡君のどちらかだ 送ろう
イチゴ 何が起きてんだよ… オレの知らねえ所で何が…!俺に…俺にできることは無えのかよ…っ!!
イチゴおもむろに携帯取り出す 電話する
『はい XCUTIONです 番号が未登録です ご新規の会員さまですか? お名前をどうぞ』
イチゴ 黒崎…一護
『黒崎一護様ですね すでに伺っております ようこそ XCUTIONへ』
力無き者は、縋るしか術は無く…!!
終わり。サーセイ★