【西尾維新】めだかボックス part102【暁月あきら】

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600名無しさんの次レスにご期待下さい
 自衛隊にとって建軍の本義とはなんだ。日本を守ること。日本を守るとはなんだ。日本を守るとは、
天皇を中心とする歴史と文化の伝統を守ることである。おまえら聞けぇ、聞けぇ!静かにせい、
静かにせい!話を聞けっ!男一匹が、命をかけて諸君に訴えてるんだぞ。いいか。いいか。
 それがだ、いま日本人がだ、ここでもってたちあがらなければ、自衛隊がたちあがらなきゃ、
憲法改正ってものはないんだよ。諸君は永久にだねえ、ただアメリカの軍隊になってしまうんだぞ。
諸君と日本の・・・アメリカからしかこないんだ。
シビリアン・コントロール・・・シビリアン・コントロールに毒されてんだ。シビリアン・コント
ロールというのはだな、新憲法下でこらえるのが、シビリアン・コントロールじゃないぞ。
 ・・・そこでだ、俺は四年待ったんだよ。俺は四年待ったんだ。自衛隊が立ちあがる日を。
・・・そうした自衛隊の・・・最後の三十分に、最後の三十分に・・・待ってるんだよ。
 諸君は武士だろう。諸君は武士だろう。武士ならば、自分を否定する憲法を、どうして守るんだ。
どうして自分の否定する憲法のため、自分らを否定する憲法というものにペコペコするんだ。
これがある限り、諸君てものは永久に救われんのだぞ。
 諸君は永久にだね、今の憲法は政治的謀略に、諸君が合憲だかのごとく装っているが、自衛隊は
違憲なんだよ。自衛隊は違憲なんだ。きさまたちも違憲だ。憲法というものは、ついに自衛隊と
いうものは、憲法を守る軍隊になったのだということに、どうして気がつかんのだ!俺は諸君が
それを断つ日を、待ちに待ってたんだ。諸君はその中でも、ただ小さい根性ばっかりにまどわさ
れて、本当に日本のためにたちあがるときはないんだ。
 (ヤジ「そのために、われわれの総監を傷つけたのはどういうわけだ」)
 抵抗したからだ。憲法のために、日本を骨なしにした憲法に従ってきた、という、ことを知ら
ないのか。諸君の中に、一人でも俺といっしょに立つ奴はいないのか。
 一人もいないんだな。よし!武というものはだ、刀というものはなんだ。自分の使命・・・。
 それでも武士かぁ!それでも武士かぁ!
 まだ諸君は憲法改正のために立ちあがらないと、みきわめがついた。これで、俺の自衛隊に
対する夢はなくなったんだ。それではここで、俺は、天皇陛下万歳を叫ぶ。
 天皇陛下万歳、天皇陛下万歳、天皇陛下万歳。