【西尾×暁月】めだかボックス ネタバレスレ 26

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282神保町 ◆aKC/qpapM6
ネタバレ その1




(前回の続き)
・戦挙戦、冷凍倉庫の試合場。“過負荷”に目覚めた名瀬の攻撃に狼狽し、虚勢を張る飛沫
「くっ この逆境で いきなり“過負荷”が発現するとか・・・ありえねえ! そうだ! こんなのトリックに
決まってる!」
「おいおい、傷つくこと言うなよ。お前に対抗する為だけに俺は俺を改造したんだぜー―」
逆にこちらは平静でかつ自信に溢れた名瀬。いつの間にか目が覚めていた球磨川、『急場しのぎで
目覚めた“過負荷”では自分で能力も使いこなせないだろう』と指摘、飛沫にいつもの表情で声援を送る
「『ビビるこたぁねえんだよ!!』」
飛沫、球磨川のアドバイスに気力を取り戻し、再び名瀬に攻撃を繰り出す!
「致死武器!!」
スカーデッドの衝撃に撃たれても、天を仰ぎ見て微動だにしない名瀬。驚く飛沫
「出血してない!? 不発・・・? いや確かに傷口は開いた、なのになぜ!?」
「古傷を開くっつうお前のスキルは防ぎようがないからよー、せめて開いた傷口を塞がせてもらったのよ」
「超低温で血管や傷を直接塞ぎ出血を止めただと!? そんな高度医療技術のような真似が出来るのか!?」

解説する古賀
「名瀬ちゃんは無傷で何かを得ようなんて考えない。名瀬ちゃんの心は、いつだって痛みと共にある」

慌てて「“心の傷”を開くんだ!」と叫ぶ蝶ヶ崎、しかし既に飛沫は“それ”をやっていたのだ
「(“心の傷”は)開いている筈だ!」
不敵な笑みを浮かべる名瀬
「そう、しかし通じねー―。何故なら“頭を冷やした”からな。一応言っとくけど『凍る火柱』は氷を
操る能力じゃねえ。“体温”を操る能力なんだよ。だから、“心の傷(トラウマ)”にも、好きなだけクールに
なれる(ニヤリ)」
名瀬は、この程度で追い詰められたなんて思っていない。そもそも球磨川、怒江、飛沫の3つのマイナスを自分に
見せるなんて、俺にマイナスを作ってくれと言ってるようなもんだぜと嘯く。呆れ果てた球磨川、“やれやれ”と
肩をすくめてメタな発言をかまして
「『追い詰められたら奇跡的に都合よく新たなパワーに目覚めるとか、そういうのは週刊少年ジャンプの
中だけにして欲しいよね』」
チャラい事を言う球磨川に対し、名瀬は怒りの表情で真っ向から切り返す
「漫画の読みすぎで漫画脳な お前に教えてやる」

「努力が実を結ぶことを、現実じゃあ 奇跡とも都合がいいとも言わねえんだよ」ギン!


ネタバレ その2につづきます
283神保町 ◆aKC/qpapM6 :2010/11/23(火) 01:31:19 ID:heB43cczP
ネタバレ その2 >>282からのつづきです





・球磨川、もうメンドクサくなったのか、飛沫に(一見投げやりに聞こえる)指示を送る
「『飛沫ちゃー―ん、もう負けていいよー―。こんな学校くれてやろうよー―』」
飛沫、それを聞いて、俄然、気力が回復し、最後の“奥の手”を持ち出してくる

「OK 負けていいなら! あたしの修羅場だ!!」

半狂乱の笑みで両手を上に翳す飛沫、スカーデッドが全方位に乱れ飛ぶ! 倉庫の外にいる めだかや怒江達の
古傷まで開いて血が弾ける! 更に建物全体が振動し、古く何度も修繕を繰り返した所から傷が開いて崩れ始めた!
スカーデッドは生物にしか効果が無いハズなのに、これは!?

「食らいな あたしの『憎武器(にくしぶき)』・・・『バズーカーデッド』!!」

建物ごと その場にいた全員を潰して道連れにしようと言うのだ 
      ドン!!
・風紀委員室。戦挙戦を観戦に行かない雲仙弟は、鍋島猫美に語る。
「諦めた奴が、諦めない奴に勝てるわけないだろ」

・戦挙戦、冷凍倉庫の試合場。崩壊が止まり静寂に包まれている。縦横無尽に“氷の柱”が走り、崩壊しかけた
建物を支えているのだ。倒れた飛沫の上には、彼女を助けるように一際太い柱が走り・・・そこに名瀬が語りかける
「俺が建物全体を凍らせてなきゃお前も今ごろぺっしゃんこだぜ。足掻くなよ、一年子ちゃん。“飛沫”が
“雪崩”に勝てるわけねえだろう!」
メチャクチャスケールのデカいマイナス能力に瞳らも感嘆を隠せない。…さて、書記戦の決着をつけねばならぬ
のだが、当の名瀬は
「うら若き女子の服を剥ぐのは気乗りしないぜ!」
どう見てもノリノリである。そんな名瀬に迫って来られて、両手を軽く上げて降参の意思を示す飛沫
「ま・・・待て! いや待って下さい名瀬先輩! 勘弁して下さい、わかりました、もう負けを認めます」
「ギブアップ無しの相手を全部脱がすまで続けるルールだろ」
「自分で脱ぎます、それでいいでしょう? 無理やり脱がされるなんて惨め過ぎます」
みっともなくも許しを請う飛沫、更に、向こうを向いていて下さいと頼む。慈悲をかけてやる名瀬
「いいだろう、二十秒だけ視線を外してやる」
善吉、めだかに問いかける
「・・・名瀬先輩、アイツを本当に信じたんじゃないよな?」
「うむ くじ姉は私のお姉さまだからな!」
「だから心配なんだろ・・・」
名瀬が背中を向けた瞬間に、やはり態度を豹変させる飛沫、ツララを折ってナイフ代わりに構えて名瀬に迫る!
「ひひひ! だったらそのチャンスありがたく頂戴するぜ名瀬先輩!!」
どんな冷凍でも氷のツララを凍らせることはできない! だがしかし!!

「違うね、氷には炎だ」
振り返りざまに一閃! 名瀬から放たれた青白い炎は瞬間的に飛沫を包みツララごと飛沫の制服を焼き払う!
「だーかーらー、体温操作だって言っただろうが。低温に出来るって事は高温にも出来るって事なんだよ。
ゆえに、どっちつかずの『凍る火柱』!」
真っ黒焦げ状態の飛沫・・・。そして名瀬の片手には氷で作った小さい鏡がしっかり握られていたり。
「やれやれ、最後のチャンスを逃したな。お前がまともな人間になれる最後のチャンスをよ!」

次回につづく!