ネタバレ
・回想、書記戦に立候補した名瀬を咎める めだか。お姉さまは戦えないではありませんか!
言い返す名瀬 簡単にお前たちさえ裏切る俺だが、やっぱり過負荷の連中とは一緒にされたくない、と。
・現在、冷凍倉庫。ほどいた覆面を血で凍らせて攻撃する名瀬、まるでハンマーみたいに。顔面を
撃たれる飛沫。長者原、−48度の冷凍倉庫でもなんなく動ける名瀬に、疑問に思い質問してみる、
名瀬が制服の下に着ているのは、レオタード状のアンダーウェア、それこそ
「低温であろうと高温であろうと低湿度であろうと高湿度であろうと
北極であろうと南極であろうと砂漠であろうと高山であろうと、ありとあらゆる環境に耐えうる
全方位型実験服、白衣ならぬ黒衣! 名付けて『黒鬼( ブラックオウガ)』」!!
名瀬は、過去の文献を調べつくし、戦挙のあらゆる勝負用の対策を施して来たとのこと。
・球磨川いわく、元々飛沫は会長戦に出すつもりだった、過負荷の中で確実に勝ち星を得られる存在
であると。
「あんた、注射は嫌いか?」
無数の注射器を飛沫に放つ名瀬! ノーマライズ・リキッド!! これで飛沫の過負荷を封じた…筈
だったが、飛沫は変わらず例の攻撃を繰り出してくる(カミソリは関係ない)
「わかってねー―な、名瀬先輩。異常と過負荷を一緒くたに考えてんじゃねーよ
あたしの過負荷は、封じも殺しもされやしねえ」ニヤリ
名瀬は攻撃された自分を確認してみるが、服は無傷で身体だけが傷が開き血飛沫をあげている。
掌からは先日ケータイを握りつぶした時の傷がそのまんま復活して開いている。これは、そう
「他人の“古傷”を開く、それがあたしの“過負荷”『致死武器(スカーデッド)』だ」
血みどろになりながらも立ち上がる名瀬
「勝てないことも戦わない理由にはならない。1%の可能性さえなくっても、例え勝率がマイナス
だろうと! 俺は絶対に諦めない」
起き上がる名瀬の額に手を翳す飛沫
「あたしは、“心の傷”も開けるんだ」
ガクンッ 名瀬、衝撃に跪く 脳裏には記憶が溢れかえる
「そういえばアンタ、記憶喪失気味って言ってたっけ? じゃあ よかったな。
いろんなトラウマを思い出せて」
次回につづく!