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先週の人:
走るぞ!!
一丸となった秀徳に確かな強さを感じる誠凛。
だが木吉は、終わったわけじゃない、楽しんでこーぜと声をかける。
そうだな、けどどーするっていう日向にそれを今からみんなで考えるんだろ?と木吉はマジ顔で答えるが、ねーのかよ!と突っ込まれる。
突っ込まれつつ、笑顔でとりあえず黒子はひっこめるかと木吉。黒子はえ、っとショック。
ミスディレがほとんど切れてるんじゃ出ても足手まといだし、頑張ってるけどプラマイで言えばマイナスだし、とりあえず今いる意味はあんまない!とズバスバ言われ落ち込む黒子。
それと同じタイミングでリコがメンバーチェンジ。リコも木吉と同じ考えの模様。
ベンチに戻った黒子に、まだ出番あるから集中力切らすなよと小金井。
心配しねーで一先ず任せろと続ける小金井に、むしろ新ドライブにがこっちのほうが助かるし、信じてますから心配してませんと黒子。
会場に着いた桃井。すでに試合は始まっていて、青峰がこないこと、女の子を一人で平気で送り出したことに怒ってる。
心細いなーと思っていたところに、桃っちじゃんと言う声。振り向くと黄瀬。黒子と緑間の試合見に来たんすか?と黄瀬。
きーちゃんと黄瀬を呼ぶ桃井にその呼び方やめてくんないっすかね?と困り気味。きーちゃんは一人と聞かれると、
センパイたち誘ってもみんな断られて心細いったらないっすとぶーたれる。
ホントなら負けた相手と並んで見るのも変な話だけどお互いWC決まってるから一時休戦ってことでと黄瀬が一緒に観ることを提案する。
桃井も了承するがその表情は少し寂しげ。試合の展開はきく桃井に面白いことになってるっすよと黄瀬。
その視線の先は緑間に木吉と火神のダブルチーム。
誠凛回想。緑間封じは必須だという木吉。このままオレと火神でダブルチーム続行するというが、オレ一人でもいけますと火神。
意気込みは買うが、フェイクとパスを入れられたらどうしようもないし、火神が飛べなくなったらそれこそアウトだと却下。
でもそうすると苦しいのはこっち、いくらなんでも水戸部だけでインサイドじゃ手も足もでないぞと伊月。
それならもう、そーゆうことだろ?と溜息交じりにつぶやく日向。回想終わり。
ダブルチームで一人少なくなり、ゴール際を止められず点を追加される誠凛。
誠凛のボールになり、さっきの回想、日向のセリフの続き。「止められないなら、それより取るしかないだろ」
そして走るぞ!という声でパス回ししながら攻める誠凛。パス回しの速さに、今までより攻撃が格段にアップテンポだと高尾が驚く。
ゴール近くまできて木吉がシュートモーション、止めにくる秀徳。だがここで木吉はギリギリまで引き付けてから水戸部にパス、そのままゴール。
このプレーを見ていた桃井は型は全く違うけどウチと同じ!?と驚く。
今度は速いパス回しから日向へ、止めにくる相手を伊月がスクリーン。日向が3Pを決める。
これが新しくなった誠凛かよという高尾に、違う、正確には戻った、と大坪。
誠凛のスタイルは攻撃型チームバスケ。だが木吉のいた去年はもっと速かったと大坪。
木吉と日向の中外二枚看板。5人の走力とパスワークで点を取り合う。
歴史の浅い誠凛はあえて攻撃に特化し乱打戦に持ち込んで去年ベスト4までのし上がった。
ラン&ガンのスピードバスケ、それが誠凛の本来のバスケだと大坪。
鉄平が入ることで変わることが二つあるわとリコ。
一つはインサイドの強化、もう一つはPGの伊月と一緒にボールを回すことによるパスの高速化。
ハイペースの点取り合戦が誠凛の真骨頂なのよとリコ。
頼りになるぜ、これならと思う火神。相手監督も下手に守りに入るよりは賢明だという評価をするが、
誠凛のシュートが外れ、大坪がリバウンド、それを緑間が受け取りそのまま長距離シュート。
火神がしまったと思うときには既にシュートは放たれたあと。当然のように決まるシュート。
何をボーっとしているのだよ、一瞬たりとも気を抜くな、オレを止めたければな・・!!と緑間。
緑間の人外シュートに歓声が起きる。ナイシュウと緑間を褒める秀徳に、気にするな火神!と火神を励ます誠凛。
両者いくぞ!と声をかけるところで第二Q終了。
黄瀬に後半の展開をきく桃井。さっぱりっすと返す黄瀬にホントダメだよねきーちゃんってとがっかりの桃井。
それでも黄瀬はまず点取り合戦は間違いない、ただ不利なのは誠凛。
今のところ誠凛に秀徳を止める手立てがないが、秀徳は誠凛を全く止められないわけじゃない、先にボロがでるのは誠凛。
でもそれは黒子がいなかったらの話っすけどねと黄瀬。
このまま黙っているはずがない、キセキの世代幻の6人目は伊達じゃないっすよという黄瀬と前を見据える黒子で次号。