【瀬尾公治】君のいる町65【何故、殺した。】

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今日は風間が手術を受ける日
手術は成功、しかし体力が続かず死んでしまった
病院内に響く親族のため息、どこからか聞こえる「明日は通夜だな」の声
無言で帰り始める親族や友人達の中、柚希は独り風間の病室の椅子に座って泣いていた
風間で得た快感、悦び、性感、そして何より自身を恍惚とさせる肉棒・・・
それを今後、青大で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすればいいの・・・」柚希は悲しくて涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、柚希ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい椅子の感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰って香典の準備をしなくちゃな」柚希は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、柚希はふと気付いた

「あれ・・・?看護婦さんがいる・・・?」
椅子から離れて柚希が目にしたのは、いそいそと動き回る看護婦だった
千切れそうなほどにスリッパを擦りながら走り、地鳴りのように病院食を入れる食器の音が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする柚希の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた

「柚希、4Pだ、早くヤルぞ」声の方に振り返った柚希は目を疑った
「き・・・恭輔くん?」  「なんだ柚希、居眠りでもしてたんか?」
「は・・・青大くん?」  「あら、まだ服着てるの、早く脱ぎなさいよ」
「清美さん・・・」  柚希は半分パニックになりながら病室の表札を見た
「○○○号室 風間恭輔」
暫時、唖然としていた柚希だったが、全てを理解した時、もはや彼女の心には雲ひとつ無かった
「イケる・・・イケるんだ!」
風間からバイブを受け取り、マンコに突っ込む柚希、その目に光る涙は悲しさとは無縁のものだった・・・

翌日、公園で冷たくなっている柚希が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った