ダダン「てめェ あの戦争の現場にいて!!! …!!!」 ドカッ!!
ダダン「ハァ… あいつらの目の前にいて…!!」(ダダン、ガープにのしかかる)
ダダン「…!!! なぜエースを見殺しにした…!!!」 ポロ…
ガープ「!」(ダダンの涙がガープの頬に落ちる)
ダダン「家族より任務かよ!!! おいガープ!!!」(ダダン、泣きながらガープを殴りつける)
ダダン「何が海軍の英雄だァ!!!くたばれ!!!クソジジイ」 ドカ!! ボカ!! バキ!!
山賊「まーまーお頭っ!! やめてくれ!!」
マキノ「やめてダダンさん!」 ばっ!!
ガープ「…マキノ…」(ダダンの前にマキノが立ちはだかる)
マキノ「手の届く距離で 2人を救えなかったガープさんが…!!」
マキノ「一番辛いに決まってるじゃない!!! …!!!」 ハァハァ
ダダン「……!!! 違う… 一番辛いのは…!! ルフィの奴さ!!!」
マキノ「!」
(回想:幼い頃のエース、ルフィとマキノ)
エース『おれはエース!! てめェ誰ですか』 ぺこり
マキノ『だめです「てめェ」なんて乱暴よ』(×マークをだす)
ルフィ『「おめー」じゃねぇか?』
エース『おのれは誰ですか』 ぺこり
マキノ『あはは!だめよ真面目にやってる!?』
(回想終わり、マキノの目に涙がにじむ)
ダダン「あいつがどれ程 兄を慕ってたか…」
ガープ「…マキノ!」(マキノ、たまらず顔を覆い、駆け去る)
村長「ガープ… ルフィはどうした 消息不明と新聞に書いてあった…」
ガープ「村長…」「潜水艦で逃げたわい… 残骸は見つかっておらん…!! まず生きておる!!」
村長「……」
「…おい」「よかった〜…!!」「…しかしなんで山賊が…」
(村人たち喜び、ダダンらを怪しむ)
ダダン「ルフィのバカが…」(ダダン、ガープに背を向ける)
ダダン「この先どんな海賊になろうと あたしはあいつの味方だよ…!!」
ダダン「あの野郎の今の気持ちを想うと…胸が張り裂けそうだ!!」
ガープ「…」
(ダダン、大きく息を吸い込み、叫ぶ)
ダダン「ルゥフィ〜!!! お前ェ!!! 負けんじゃねェぞォ〜!!!」
「!!?」(叫びは海の彼方へ)