【読切】週刊少年ジャンプ読み切り総合【38弾】

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559名無しさんの次レスにご期待下さい
人の魂を食う妖怪カルマ
行きかうものにとんちを出してこのとんちに愚答するものは魂を食われてしまう
だが逆にとんちの効いた答えをするとその妖怪が願いを一つ叶えてくれるという

そんな妖怪と一休が出会い一休は見事なとんちを返す
そして「自分に一生とりついて欲しい」と
奇妙な願い事をする
一休は口だけのとんちで人を死なせてしまうという苦い経験をもとに
カルマの実行力を利用し衆生救済(すべての生き物を救う)を目的とし
とんちで一度も勝ったことの無いカルマは一休の魂を食らうことを目的にしている

敵がいつも身近にいるという非常に挑戦的で尚且つ効率の良い作りになっている

お題をもとに話が進む構成

『一休と二本の楊枝』
過去、一休のとんち紹介話し

2本の楊枝で四角を作れというカルマのお題に対しカルマの目の前に楊枝を差し出す一休
カルマの前には一本の楊枝が差し出されている状態
二本の楊枝が使われていないことと四角になっていないことを指摘
一休は一本の楊枝の後ろにもう一本を隠しており
死角を作っていた
というとんち

『一休と隠し物』
旅の途中一休が見つけた掛け軸
その掛け軸には赤い髪の女神が宿っており見るたびに絵柄が変わる
持ち主は病弱な少年「五郎」
切り刻んだり燃やしたりもできず、母親が何度捨てても戻ってくるという奇妙なものであるが
赤神様は病気に苦しむこの少年を励ましていて五郎は赤神様を慕っている
母親は掛け軸を諦めさせるため、変わりにトラの屏風を買い与えるほど嫌っている
母親の目を逃れるためトラの屏風に入ることを赤神様に提案する五郎であったが
赤神様は他の絵に移る能力を持ち合わせていないらしい

掛け軸が切り刻めないというところに注目したカルマが五郎をさらいとんちを仕掛ける
お題は五郎の部屋に一休が掛け軸を隠しそれを半日の間にカルマが見つけるというもの
五郎の部屋にはトラの屏風以外のものがなく掛け軸が大きいので隠し場所が無い
しばらく考えて『一休と二本の楊枝』からヒントを得た一休がカルマを呼ぶ
半日も付き合ってられないという理由で屏風に手をかけ屏風のトラの背に隠したということを教える一休
悩むカルマ。絵の中のトラの背中に隠し、絵の中なら確かめようがないということを一休が言っていると予測
赤神様が他の絵に移動が出来ないという縛りがあるのでそれを理由にその可能性を否定するが
一休はここにしかないと断言。
このままでは見つけられないと考えたカルマがルールの変更を提案
掛け軸を一休が出して嘘をついていたり違う場所から出てきたらカルマの勝ち。トラの屏風の背から出てきた場合は一休の勝ち
一休が掛け軸を出す。隠し場所は自分の着物の袖
自分の勝ちを宣言する一休に納得のいかないカルマは別の場所に隠したから一休の負けだと主張
一休がトラの背に隠したという証言部分をカルマが自分で再現する
再現してる最中に着物の袖が屏風の背に位置していたため一休の発言に矛盾が無いことに気付き負けを認める
五郎の病気を治して終わり