ネタバレ
・あの長かった一日のエプローグ・・・。
フラスコ計画は中止、施設はレクリエーション施設として開放予定。「十三組の十三人」の大半は
病院送りの入院処置。雲仙姉弟と鬼瀬も入院、身体に一切傷はないのだが、巨大ネジをぶち込まれた
精神的ダメージが大きい模様。なお、鍋島猫美3年生は何事も無かったかのように普通に帰宅したそうな。
王土と行橋は黒神めだかに出会った事で思うところがあり、退学届けを提出したのだった。
フラスコ計画中止の方を受け、十三人の後釜を狙っていた平戸ロイヤルらその他の十三組は、元々
登校義務が無いこともあり、学校に来なくなっていた・・・。
・某日、放課後。ローラーシューズで構内を疾走する、小学生のような外見の、白い髪をリボンで
ポニーテールに結んだ小柄な少女を注意し呼び止める阿久根、逆にその少女が「ちょうどよかった
その腕章、生徒会執行部でしょ? 生徒会室に連れて行って。あたし、人吉 瞳!」
・生徒会室。めだかに、善吉、もがなの3人。球磨川出現から数日経つも何事も起こらず。
とりあえず.めだかが調査したところ、現在の一年一組から三年十三組までの中に球磨川は在籍
していなかった・・・。あいつが『転校してきた』と言ったのも自分らに対する単なる嫌がらせだったら
いいのだが・・・と思うめだか。そこに、先ほどの少女・瞳と連れ立って現れる阿久根、
「人吉クン、キミの妹さんが訪ねて来ていたので連れて来たよ」
「・・・・・・阿久根先輩(ため息) その人は俺の妹じゃないっすよ・・・」
「その人は、俺の・・・お母さんです」
『お母さん!!』『お母さん!?』めだかは面識があるので勿論、驚いていない。
人呼んで『医師免許のあるBJ』と呼ばれる人吉瞳、13年前、めだかや球磨川を診察したのも
この人だった。球磨川が出現したからには黙っていられない、敢えて“過保護”になると言い、
箱庭学園に常駐する覚悟であると。でも、どうやって?
・一年一組、朝のHR。「人吉瞳42歳、今日からよろしくお願いします!♪」
箱庭学園女子制服を着て挨拶する瞳、「え、なに?」「何歳だって?」「・・・12歳??」
「あ、飛び級ってこと?」ざわめくクラスメイトを尻目に善吉の隣の席に着く瞳、
「善吉クンって教室じゃあそんな無口なんだね!」「すいませんねえ、母親が自分のクラスに
編入してきたって事態になれてないもんで。それにその席は俺の親友の席だったんだよ」
・軍艦塔内。名瀬と共に古賀の治療に当たっている真黒。回復してきている古賀。名瀬は真黒の
“言うことをきく”約束に従って、あの名瀬マスクの下にはメイド服を着用。
そこに、見るからにヤンデレ・・・ウェイヴのかかったフワフワのロングの髪に、視線の定まら
ない虚ろな瞳、両手には洋包丁とレザーソー(?)を刃の部分で握り掌は血まみれ・・・な少女が現れ、
−十三組の教室に使用するので軍艦塔を接収する事を告げた!
名前:江迎怒江
所属:一年−十三組
血液型:AB型
備考:転校生
次回につづく!