断界で座禅を組み刀と対話しようとする苺。その背後から一心が殴ろうとするが避ける苺。
避けられるってことは刀に心が入ってない、マトモに対話できないのかと怒鳴られる。
落ち着いて行った事がないからどうしたらいいかイマイチわからないと答える苺に
刀を膝に置いて座禅を組んで、刀一つに心を絞れと一心がいう。
ちょっと回想。ここでなら教えられる・・・の続き。
以下、一心さんの説明。
断界は、断絶した空間を幾重にも重なった時間の激流が取り囲んだ空間。
つまり、断界の中の時間の密度は外に比べて圧倒的に高く、数字で言えば2000倍。
外で一年過ぎる間にここでは2000年が過ぎる。
断界は昔、現世への通路であると同時に流刑地でもあった。
拘流に捕まれば抜けられず死に至り、拘突に追われれば時間軸から大幅に逸れた時間に飛ばされる。
苺達がSSに初めて来たときに数日の誤差があったのもこのため。
だが今は拘突がいないので修行には好都合、2000時間修行しても外では1時間しか経たない。
SSには拘突を封じる手段はないが、拘流を止める手段はあるという一心。
胸元から4本のクナイみたいなもの(クナイに1本のロープがついていて一つの腕輪に2本つながってるのが2個)を取り出すとクナイを拘流に打ち込む。
腕輪を自分の手首にはめながら説明を続ける一心。
これは界境固定といって本来は下っ端死神数十人が特殊な方法で霊圧を注ぎ込んで拘流を固定するが、自分なら一人でやれる、
俺の霊圧が尽きるまで拘流を抑え込んでおく、月日にして3ヶ月弱、その間に訊きだせと一心。
訊き出す?と苺が返すと、そうだ、オメーの刀から最後の月牙天衝の正体を!というところで回想終わり。
座禅を組む苺に一心がまた説明。
その座禅の形は刃禅といって、対話のためにSSの開闢から何千年とかけて編み出された形。
今までお前は全ての技をむりやり力だけで手に入れてきたはず。
お前がこの先に進むにはお前が触れてこなかった数千年に足を踏み入れなきゃいけない。
SSの空座町。
ケイゴが走り回っているが道端に倒れている人、信号や車が止まっているのをみて
パニクりながら誰かおきてねーのかよーと泣き叫ぶと何かにぶつかる。
ぶつかったのはたつき。喜びのあまり普段のハイテンションでしゃべるケイゴにうるさいと殴るたつき。
たつきがみつけた気絶して千鶴と小川を二人で担いで学校へ。
向かう途中、たつきは自分が探索して得た情報をケイゴに教える。
やっぱり苺が絡んでるのかな?いうケイゴにあったり前でしょ。他に誰がいるってのよ!と叫ぶ。
こうなったのが苺のせいなら、なんとかするのも苺だよ・・・あいつは、そういう奴なんだと続けるたつき。
町の入り口にいる愛染とギン。SSには不似合いな景色だなといいながら、それも見納めかと愛染。
対話に成功し、斬月の中に入った苺。気をつけろよ、今度の斬月は暴れるぞ・・・という一心の言葉で次号。