はじめの一歩●Round242●

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次週

コーナーに叩きつけられた一歩。
一歩(ここはクリンチしかない!)
ウォーリーにしがみつく一歩。同時に会長がリングにタオルを投げ入れる。
鴨川(ここまでじゃ小僧! スマン!)

会長の投げたタオルがリングに入った時、
観客席からもたくさんのタオルがリングに投げ入れられる。

レフェリー(ん? タオルがこんなに。どれが本物のタオルなんだ!?)
たくさんのタオルの中から会長の投げたタオルを探し出すレフェリー。
その間、一歩に怪力で締め付けられるウォーリー。
ウォーリー(す、凄い力。う、腕がっ!)
レフェリー(どれが本物のタオルかわからないな。一度リングの外に出して、もう一度投げてもらおう)
投げ込まれタオルをリングの外に出し始めるレフェリー。
その間もウォーリーを怪力で締め付ける一歩。
ウォーリー(う、腕が折れそう)

レフェリー「すいません鴨川さん、もう一度投げてもらえますか?」
鴨川に呼びかけるレフェリー。
鴨川が何か答えようとしたところ、ボキッという鈍い音が鳴り、叫び声をあげるウォーリー。
鴨川(やりおったな! 小僧!)
レフェリー(ん? 何かあったのかな?)
鴨川「タオルなんぞ投げておらんわ!」
レフェリー「そうですか。じゃあ勘違いかな」
観客「早く試合を再開しろっ!」

レフェリー「ブレイク! 二人とも離れて!」
ウォーリー(う、腕が、両腕が折れた。反則だよ!)
レフェリーに抗議するウォーリー。
レフェリー(ん? 何か言ってるがよくわからない! わからないし、まあいいや)
レフェリー「ほら、試合開始するよ。さっさと離れて!」
ウォーリーの両腕を押して下がらせるレフェリー。激痛で動きが止まってしまうウォーリー。
レフェリー「ファイト!!!」
激痛でほとんど動きが止まっているウォーリーに殴りかかる一歩。
右ストレートをまともに喰らいダウンするウォーリー。
レフェリー「ダウンッ!」
一歩(やった!)
鴨川(上手くいきおったわい)
カウントを取りはじめるレフェリー。激痛をこらえながらなんとか立ち上がるウォーリー。
レフェリー「ファイティングポーズをとって」
ウォーリーの両腕を取りファイティングポーズを作るレフェリー。
両腕を強引に動かされたため、激痛で座り込んでしまうウォーリー。
レフェリー「はいっ、試合終了!」
両腕を交差し試合終了を告げるレフェリー。

鴨川「苦しい戦いじゃったが、ようやりおったわい!」
一歩「ボク一人の力ではとても無理でした。でも、みなさんのおかげで勝てました!」
観客席に頭を下げる一歩。
一歩「ありがとうございました!」
観客「よくやったぞ!」 「次も頑張れよ!」 「世界戦のときも応援に行くからな!」
鴨川「今日はいろいろなものに助けられた、しかし次もこういくとは限らんぞ!」
一歩「はいっ、会長!」