第13話 3つの疑惑
品茂先生が豹変する小町先生のことを相談しに屋上にくる。そこに中島も合流。
「何かに取りつかれている」それは狐狗狸さんによる精神の乗っ取り“狐憑き”だと四ツ谷先輩は語る。
それを確かめるためは当然怪談。しかし語るにしても“信者”はあちこちにいる。
まずは中島に“狐憑き現象”の噂を流させ、中島品茂協力で明日の全校集会で怪談をやるという。
「それに、プチ変人オンパレード、それだけで終わる気がしない」
中島が帰りに落ち込んでいる青太を見付け、中島家にごはんに誘う。
中島家は4人兄弟。明るい食卓で青太をに少し笑顔が戻る。
中島兄「今日の長谷川クンて例の事件の―」
中島「ウン長谷川花子さんの弟。すごくお姉さん想いなんだよ」
中島兄「えっ そうなの?俺後輩から―姉弟仲すげー悪かったって聞いたけど…」
全校集会で中島がスタンバイしようとしていると、そこに工藤先生が。
工藤「さぁよく考えて」「本当に危険な人物は誰?一番怪しい人物は誰?君は近くに居過ぎて気付かないんだよ」
工藤「知らないうちに犯罪の片棒を担がされていたらどうするの?」
中島「四ツ谷先輩が犯罪さんて――」
工藤「どうやったら手っ取り早く怪談ができると思う?怪奇事件を―“起こせば”いい話デショ?」
工藤「もちろん―君の友人が被害に遭った事件も含めて……だよ」「さぁよく考えて」
完全に 信頼を挫く必要はない
できるとも思ってない ただそこに ほんの少し迷う時間が
“ズレ”ができればそれで良い
それが バランスを崩していく――
全校集会が始まる前に工藤先生が壇上に上がって終わり
―疑惑が招く危機!! 信頼がほころぶ―!?