あうぇさんの神聖なる41巻レビュー
49 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
★★★★★ 無個性でその他大勢の批判に流されずに, 2009/10/4
ブリーチは売れている反面ネットでは過小評価されています。
その批判を見る限り漠然としていたり揚げ足とりで的を獲ていないか
ほかの漫画にもある欠点、矛盾をブリーチでのみ誇張し必要以上に
叩いているだけなのが殆んどです。
戦闘に関して言えば
どうせキャラが“油断している”“奥の手がある”
だからツマラナイという批判がありますがそれは間違いです。
そもそもバトル漫画は同等の力が戦う場合よりも
強者がいてそれに対抗する弱者との戦いが殆んど。21:30 2009/10/14
理由はどちらが勝っても可笑しくない戦いより
圧倒的強者に対して弱者が逆転し勝つことに意味があり
そこに読者がカタルシスを感じるからです。
バトル漫画の代名詞ドラゴンボールにも言えることで
悟空達とフリーザの戦いを例にします。
普通に考えればいくら悟空が修行したとはいえ
フリーザに負ける要素はなく現実的に考えれば
対峙した時点で終わりです。
しかし強者であるフリーザは油断をして
悟空達の強さに合わせて変身をしたり
すぐに止めをささずにじわじわとなぶり殺すという
親切心を見せます。
その結果、弱者であるはずの悟空の『スーパーサイヤ人』という
奥の手で負けてしまいます。
要するにバトル漫画の戦闘は
『強者の油断と弱者の奥の手』で構成されていると言っても過言ではなく
手を抜いているから、ワンパターンだから面白くないという批判は
バトル漫画そのものを否定することになる訳です。
次に『中身がない』と批判されています。
アンチに言わせれば
『40巻過ぎても未だに愛染を倒していないから中身がない。』
なんて言うでしょうがそれも間違いです。
たしかに話が遅いことに関しては異論はないです
僕自身も不満に思っています。
ですが話の遅さと中身のなさはイコールではないです。
実際ブリーチはそれぞれのキャラに“能力”“思想”“戦う理由”があり
伏線やキャラ同士の因果関係など戦いの描写が多くて見失いがちですが
必要以上に設定されていたりします。
そしてその設定に矛盾があると言いますが
あまりに漠然としすぎています。
たまに指摘したかと思えば『ヤミーがなんで1番強いの?』
『一護の変身がオカシイ』だの欠点でもないのにこじつけで批判をします。
答えるなら『演出です』としか言えない。
弱そうな奴が実は強かった、敵に負けてパワーアップは
ドラゴンボール、幽々白書、それ以外のバトル漫画でも
繰り返し使われてきたお約束です。
たしかに矛盾が全くないとは言いません
しかしどれも長編漫画には仕方のないレベルだし
ほかの漫画にも当然あります、それぐらいです。
(長すぎて1レスではこれ以上書けません)
469 :
名無しさんの次レスにご期待下さい:2010/02/14(日) 02:10:57 ID:L2X4eX6m0
ハリベルは白抜きの睫毛が魅力
とはいえアンチや面白いと思いつつも素直に評価できない人の
考えも判らなくもないです。
これだけ批判されている漫画を面白いなんて言うものなら
『こんな漫画が面白いなんて幼稚だ。漫画を見る目がない。』
なんて叩かれるのがオチですし
的外れで間違った批判でも集団でさも欠点だと言うような指摘を見れば
それを鵜呑みにしてしまうのも仕方のないことです。
評価している人なら批判を鵜呑みにして「矛盾があるけど面白い」
なんて言わずにもっと胸を張っていいと思います。
ほかの長編漫画と比べてください
何度も言いますが矛盾、後付はどの漫画にもある程度です。
レビューらしいことを書いていないので最後に一つ。
ブリーチは話の遅さを許容できてなおかつ
人の意見に振り回されずに自分で物事の良し悪しを
判断できる人ならきっと面白いと言えるだけの魅力があります。
ちまちまと週間連載で見ている人よりも
昔読んでいた、もしくは全く読んだことがない人だからこそ
コミックでまとめて読めばそのテンポのよさ、面白さに気がつくはずです。
オススメです。