【大高忍】マギ 第6夜【サンデー】

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100名無しさんの次レスにご期待下さい
華々しい戦闘で勝利して敵を撃退、バンザ〜イ!!…―ってストーリーの方が
少年漫画的な爽快感はあるけど、安易にそういうストーリー作りにせず
「かつて大帝国を築いた斜陽の民族が、子孫たちの未来のために唇を噛み締めて行う『名より実』の選択」
というテーマで描いたのは、
紙面描写としては地味だけど、読み応えや味わいって点ではとても良かったと思う。

アラジンの「僕らは何もする事がなかったね〜勇気のある人たちだよ」の台詞は
『本当の勇気とは何か』『無謀に猪突猛進していく蛮勇だけが勇気な訳じゃない』
みたいな感じで、なにげに深い。
現実の国交や民族対立でもそうだけど、理屈では簡単でも、実際にはなかなかそういう決意の実行って難しい。
最後まで民族のプライドにこだわって反論していたのが、血気盛んなはずの若者より
今までいろいろな戦闘・侮辱もろもろを経験しながら より長く生きてきたしがらみのある中高年のオヤジ層
というのも、ある意味けっこうリアルだと感じた。