●○●サンデー編集部を語るスレ Part18●○●
東は相変わらずだな
2.プロが語るまんが秘伝!!《東毅先生編・5》
●担当者を200%信じよ!!●
そういった技術的な部分はさておき、持ち込みして担当編集者がつ
いたら、とにかく「その担当さんを信じること」が大切なんじゃない
でしょうか。
極端な言い方ですが、担当さんの言うことを200%くらい信じるとこ
ろから始めるべきです。
ちょっと自信のある新人さんだと、担当さんが言うことに対して、
「この人どうなのかなあ」とか、疑いを持つ人もいるでしょう。しか
し、自分はそう思った瞬間にアウトだと思っています。
編集さんは「第1の読者」であるだけでなく、一緒に作品を創って
いくパートナーです。コミュニケーションをとれなければ、プロとし
てやっていくことは難しいでしょう。
例え相手が誰であろうと、その人の言うことから何かしらの教訓は
得られるものです。
そういう意味で、「どんなことからでも吸収できる能力」っていう
のが、作家には必要なんじゃないかと思います。
●個性は消えない!!●
また、編集さんの言うことばかり聞いていると、自分の個性がなく
なってしまうというような話もよく聞きますが、これも大間違い。
自分の魂を削って描いた作品は、自分の魂の本質から作られている
んですから、そうそう変わってしまうものではありません。
どれだけ編集さんにきつく言われようが、自分の持っている自分の
金型は壊れることはないと思います。ですから、とにかくまずは相手
の言うことに染まってみろよと言いたい。いくら外側が染まっても、
内側の色までは変わりません。
それで自分の色が消えてしまうと言うのなら、それは自分の色だと
思ってるだけで、本当の色ではないんですよ。
「担当編集者が気に入らない」っていう理由で続かないんじゃ、どっ
ちみち続かないでしょう。
忍耐力も作家には必要。能力以上に必要だと思います。コツコツ描
いていくのは、実はまんがの才能以上に必要なんじゃないかな(笑)。
とにかく、明日から始められるのは「編集さんを信じてみる」とい
うことです。
「これで自分が試されてる」というくらいの感じで受け取ったらいい
んじゃないかと思います。頑張ってください。