【若木民喜】神のみぞ知るセカイFLAG54【サンデー】

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ネタバレスレ2スレ目からの発掘

君モ入隊シテミナイカ? FLAG42 悪魔が小さいと書いて小悪魔なのダ(扉画:軍服LC)
■悪魔が住まうという地獄界。第1話以来、描かれることのなかったこの地で、重要な決定が下される!?
某日、某時。冥界法治省逃亡霊特別本部定例報告会。
各地の駆け魂隊の長によってオンラインで行われるトップ会議である…
各室長とも一向上がらぬ成果に苛立ちを隠せずにいた。そして会議も終わる頃…
議長「では最後に…」「悪魔重勲章の候補者の審議を行う。」
ドクロウは資料のみを提出し自身は欠席。3ヶ月足らずで7匹なら文句なし、のはず。
  「そこで今回はその三等魔の…」「一日の生活の記録も取り寄せた!!」
たかが三等魔ごときにそれほどの手間をかける意味とは。
新人の華やかな活躍を宣伝に人材を集めようともくろむ議長であった。データを再生する。
 LC「う〜〜〜!!」「うーうーうー!!」
長たち沈黙。
 桂馬「なんど言ったらわかるんだお前はー!!」「勝手にボクの部屋に入るな!!」
 LC「う〜すいません〜」「わ、私…あんまりお役に立てないので…」「せめてお掃除ぐらい…」
 桂馬「勝手にゲーム(ソフト)を並べかえるな!!」「ゲームってのはブランド別に並べるんだよ!!」
    ブ ラ ン ド を わ か ら ぬ 奴 に 、 ゲ ー ム 扱 う 資 格 な し 。
 といってもLCには、(ソフトメーカーの)ブランドと公園のブランコの区別すらついてない。
この悪魔で間違いないのか…?長たちの誰もが疑問視する。
 LC「また怒られた…」「神様には怒られてばっかりです…」
   「そうだ!!怒られたこと書いておこ!!」「もう失敗しません!!」
 と言ってるそばを消防車が通る。LCが初めて見る大型水槽車。お絵かきの時間になってしまった。
長たち「議長……」
議長「うるさいうるさい!!」「まだ始まったばかり!!」「これからが本番だ!!」
 ちひろ「エリ――♪」「これあげるー。」
 手渡されたのはベースギター。ちひろのいとこが使わなくなったもの。本気でバンド始める気らしい。
     「早速曲作ったわ。」「切ない恋心を書いてみたの。」
     紅茶のおいしい♪喫茶店?
     2人で同じTIME同じSWEETS楽しむの?
     なのにWHY私だけ食中毒?
     「って…エリーが歌ってたのよ!!」
 重くなった空気をちひろに押し付けられ、歩美たちにからかわれるLCであった。
長一同「悪魔…というより平凡な人間という感じだが…」「いや、これはもしかしたら高度な作戦なのかも…」
   「人間を油断させてとけこむための作戦じゃないのかっ?」
と言ってはみたもののLCの周りには誰もいない時間帯。誰を欺くつもりだと…!?
議長「頼むぞ……!!」「もうポスターの案までできてるんだぞ!!」
先走りすぎです。
 夕方。帰宅したLCを待っていたのは、麻里が用意したユニフォームだった。
 このところLC目当ての客が増えてるとかで、それならと用意してみたとのこと。
 麻里「その格好で接客したら、」「どんな男もイチコロよ〜〜〜」
 たしかにお客さんの空気が違うのがはっきりとわかる。
 LC「それ…」「ホントですか…」
LCの目つきが変わり、長一同の注目が集まる。
長たち「き…来たぞ…!!」「この目だ!!」「ついに…こいつの本気が見れるのか!!」「フフ…身ぶるいしてきました!!」
 現状最強の装備をまとい、LCが向かったのは桂馬の部屋。
 LC「神様?」「コーヒーはいかがですか?」
 しかし。相手が悪かった。
 桂馬「       浅       は       か       」「の一言だな。」
 桂馬に効果がなければ意味ないと、LCはすぐに着替えてしまった。お客さんは残念そうだが。
 LC「もういいです…」
そう言いたいのは長たちのほうである。7匹捕獲自体がなにかの手違いだと長たちは席を立っていく。
 風呂から上がり自室にて。LCは純に寄生していた駆け魂を送還。
 LC「本当に勲章もらえたら、」「ど〜しよ〜〜」
   (わかってるんだ……7匹も捕まえられたのは神様のおかげ……)(でもいつか……)(いつか私だって…)
ドクロウ「(エリュシア・デ・ルート・イーマを  減  棒  二  ヶ  月  とす。[議長])あれ?勲章は?」
■どんな功績も一瞬でチャラにする恐るべきヘッポコさ。