第536話 極寒地獄
扉絵 ラクダに改造を施すフランキー
ハンニャバル(ボンクレー)「何ですって―――!!?いや・・・何だとォ―――!!?」
【インペルダウン 医務室】
医師「今までもマゼラン署長に戦いを挑んで重複する毒を食らい生き延びた者はいません
一種類ならまだしも数種類の署長の毒に対して決して解毒剤は作れないのです」
ボンクレー「アンタらそれでも医療班なの!?ジョ――ダンじゃな―――いわよーう!!!
いや・・・冗談じゃないぞ!!!何とかしろォ!!!麦わらのルフィは生かして海軍に引き渡す事になったのだ!!」
医師「――しかし、下手に薬を打てば死を早めるだけです、残念ながら彼を生かす術は・・・」
ボンクレー「・・・・・!!!」
で、ボンクレーはバギー達んトコ戻る
ボンクレー「ぐぬぬ・・・・!!!」
バギー「見ろ・・・!!麦わらはもう救えねェんだよ!!」
Mr3「マゼランと戦って生き長らえられるなんてそんな奇跡は起きんガネ」
ボンクレー「・・・奇跡・・・・」
バギー「ん??」
ボンクレー「・・・・そうよう、インペルダウンにはあの人がいた・・・・!!!奇跡の人、オカマ王イワさん・・・!!!
・・・医者が匙を投げた人間を!!死に掛けた国を!!あらゆるものを救ってみせたという救済伝説を残してきたオカマ界
最強の星の星!!!イワさん!!今こそあの人を探すしかないっ!!!」
バギー&Mr3「誰?」
そしてLEVEL4 職員専用階段
所員「LEVEL5へ?」
ハンニャバル(ボンクレー)「ああ、その通りだ、この(バギー&Mr3)罪人達は極寒の刑に処すのだ!!」
2人を引き連れてあるくボンクレー
ボンクレー(―――とにかく行くしかないわ!!待っててねい!!麦ちゃん!!!
―――しかし、気になるのがこのLEVEL5囚人リスト・・・一体どういう事かしら)
所員「しっかり歩け!!(バギー&Mr3に向かって)」
ボンクレー(エンポリオ・イワンコフ、史上最強のオカマ王イワさんの名が消されてる!!もしや、すでに釈放・・・それとも死刑!?)
ボンクレー「―――この囚人はその・・・釈放済みだったか?」
所員「―――あァ、イワンコフ・・・ヤツなら数年前に例のアレですよ・・・お忘れですか副署長」
ボンクレー「ああ・・・!!ああ、そうかアレか!!アレだ!!アレって分かるか!?お前言ってみろ!」
所員「え、・・・囚人の前ですがインペルダウンで時々起こる失踪事件です
脱獄とは明らかに違う動けもしない様な囚人が・・・何の足跡も残さず忽然と姿を消す 鬼の袖引き
あまりに不自然に人が消えてしまうこの事件をみな恐れて・・・魔界の門に引きずりこまれたのだと喩えて鬼の袖引きと呼んでます」
Mr3「人間が・・・消える・・・?」
続く