最終話【範馬刃牙R572】作者として

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バレ

第132話/キャンディ・ボーイ
一見、寝てるだけに見えるピクルに、戦慄を覚える克己、冷や汗ダラダラ。
東京ドーム中の観衆が克己の勝利を驚く中、ピクルと克己の様子に気付く独歩。
「・・・本当に終わったのかよォ、まだピクルは元気そうじゃねェか・・・」不安になる独歩が漏らす。
「独歩さん、もっと自分の息子を信じてやりんさいよ」独歩に気付き、励ましの声をかける郭。
「音速を超えた音速拳の打撃・・・実在すれば、ただごとではない・・・だが、実在した」と烈。
少し離れたところから観戦しているバキ。壁にもたれて腕組んでカッコつけている。
「いかにピクルでも、無事に済むはずがない・・・」冷静なバキ。
ピクルの前に立つ克己に乾いた音が聞こえる。次の瞬間、ピクルの体が発光する。
そして、ピクルのパンツが弾け飛ぶ。露になるピクルのイチモツ。
「か・・・勝った・・・」安堵の息を漏らす克己。
ふと、克己、眠りこけるピクルの顔を見てみる。「こいつ、寝顔は意外とカワイイじゃねェか・・・それに」
まじまじとピクルを観察する克己、「無駄なく機能的な美しいボディ、それに・・・」
克己、ピクルの股間を凝視する(ゴクリ・・・)生唾を飲み込む克己。
ピクルの強烈な雄気に、正常な判断力が鈍る克己。目がうつろ。
「ふ・・・ふふふ・・・」怪しい薄ら笑いを浮かべてピクルに近づこうとする克己。無事な左手は既に黒帯を解こうとしている。
「!?」突如、肩を掴まれて驚く克己。振り向くとバキ。
「克己さん!」力強く、克己の名を呼ぶバキ。
「バキ、おめェ・・・オレが代わるとか言うんじゃねェだろうな」青筋浮かべる克己。
「しっかりするんだ」克己の両肩を持ち揺さぶるバキ。
「あ・・・オ、オレはなにを・・・」正気に戻る克己。
「もう終わったんだ・・・行こう」克己を背負い東京ドームを飛び出すバキ。
克己とピクルの試合が終わり、5万人の神心会会員たちが東京ドームから出てくる。
彼らの多くが東に進路を取る。中央線を二駅。歩く。そこは秋葉原。
試合が6時開催なのは、この後、10時から秋葉原散策をするための運営側の配慮であった。
空手着を着た男たちが秋葉原に押し寄せる。その中には当然、バキと克己の姿も。
ホワイトキャンバスで東方同人を買い漁り、紙風船でエロゲー探し、さらにとら、メッセと主だった店を回る二人。
二人とも両手には大量の買い物袋をぶら下げている。
「克己さん買いすぎだよ」「いや、長門本は一冊たりとも買い逃せないからな」談笑する二人。
ふとバキが真剣な顔になる「それで、穢れは落ちましたか?」「ありがとうよ、おかげで身を清められたぜ」感謝する克己。
駅へ向かおうとする二人、祖父地図の前で立ち止まる。
「PS2ソフト『ゼロの使い魔3迷子の終止符と幾千の交響曲』の予約が開始されてるぞ」
「前作で好評だったツンデレシューティング『ファンタジーフォース』は、今回も続編が収録です」
「今度はタバサも自機として使えるらしいな、こりゃ長門好きとしては見逃せないぜ」
「さらにもう一本、初回版には『ルイズのツンデレレッスン』も同梱されるらしいっすよ」
「一作目は糞ゲーだが、二作目は前作の欠点をよく克服して良ゲーとなった。今回も期待が持てるぞ」
予約用紙を握り締め、店の中に飛び込んでいく二人。

巻末コメント 抱き枕やベッドシーツが店舗特典になるゲームは、まず警戒した方がいい。(板垣)