★★★MAJOR 第63ーム 後悔なんてしてねぇ★★★

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534名無しさんの次レスにご期待下さい
>>530(続き)

薫は動かない。ねずみ色のアスファルトに血溜りが広がり、あっという間に薫の小さな顔を飲み込んだ。
「はーはー、、、、おとなしくしてれば明日エサをやったんだ。。悪いのは俺じゃない・・・・」
そう呟き薫に背を向けた瞬間のことだった。薫は立ち上がり最後の力を振り絞り俺の後頭部めがけ
両拳を振り下ろしたのだ。にぶい音と共に今度は俺がコンクリートに叩きつけられる。
頭が朦朧とする。顔の周りに液体、薫の血液があることはわかる。
薫の血の匂い・・・コンクリートの匂いが邪魔だな。俺はなぜか田舎に帰ったときに祖父の家で
スイカを食べたことを思い出していた。あのときはヒバのスプーンがスイカの風味を殺していたのだ。
なぜかそんな思い出が浸っている間に薫は出しっぱなしだった俺のちんぽを口に含み
力の限りに吸い込む。しかしもうザーメンは出ない。生命の危機に瀕している薫は何のためらいもなく
俺の性器を食いちぎった。下腹部から血が噴出す。薫はもうそんなことは気にも留めていない。
一心不乱に俺の生殖器を貪り食っていた。あまりよく噛んでないらしく喉に詰まらせそうだ。
安い牛肉のように筋が多いのだろうか。そういえば血管も多いしな・・・食べ辛いだろうな・・・
俺も薫を捕まえる日の晩、腹が減って汚い自室で食べるものを探していたとき、偶然見つけた袋ラーメンを
調理するため急いでガス台に向かった。何匹かゴキブリを踏み潰した気がするが飢餓の前には小さなことだった。
薫もそんな心境なのだろうか。意識が薄れる。薫はなおも俺の男根を貪っている。幸せそうだ。
しかし薫はこれからどうするのだろう。この地下室には内側から鍵がかかっている。
そもそも俺を訪ねてくる人もいない。冷たいコンクリート床、そして鉄格子の中に閉じ込められ
傍らにはゴミ、じゃなかった俺の死体・・・人のぬくもりを忘れ汚いゴミにまみれた俺の生活そのものだ。。。
充実した大学生活から一転、そんな生活が強いられる薫が俺は少しだけ不憫になった。