サンデー編集部批判もやれよ・その12

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<一部抜粋>
くそ。いざ、ネームにしたら打ち合わせ通りにいかなくなったなんてよくある…どころか当たり前だろうが!
てめーの頭の中でどーなっているかなんて知るか!オレはオレが面白いと思う流れを表現してんだ!

あいつは自分のやり方に何であんなに自信持ってるのかねぇ?
「あれ駄目これ駄目」ってオレのセンス潰して「あれやれこれやれ」っててめぇのセンス押し付けりゃそりゃやる気なくすわ。
なんでオレが二軍落ちしたのか…わかんないかねぇ?わかんねぇだろうなぁ。ああ、くそ。失敗した。
あいつの言う通りやって失敗したらあいつのせいになるから最初は従ったほうがいいなんてアドバイス間に受けちまった。
失敗したら全部オレの責任じゃねぇか。自分の正義を貫けなかったオレにも責任はあるが…。全部オレが悪いことになってるんだろうな。
編集部全体的に。曰く「あいつはやる気がねぇ」。まぁそう見えるわな。そりゃそうだ。オレはてめぇの漫画描くのは嫌だ。やる気もなくす。
原因がどこにあるのか考えねぇだろうなぁ。・・・・という事を主張したら「言い訳」になるんだろうなぁ。
誰か助けてくれねぇかなぁ。作家生命が消えようとしています。
(中略)

日曜昼から作画入ったのに、「火曜朝には終わらせてください」だと!?てめぇマジか。マジでそれ言ってんのか。
・・・とまぁ表ページではキレイ事を並べたが・・・・ふざけんな!オレは編集の奴隷か!
で「最近絵が荒れてる」だと!?あったりまえだろうが!3日未満で20ページ(しかもページ7コマ当たり前)描かせりゃ荒れるに決まってるだろうが!
一番悔しい思いしてんのはオレだ!おぅそれから打ち合わせで舌打ちすんのやめろや!
ネーム全ボツ。あーあ。なんか楽しいコト無いかなぁ。
第12話テイク4でまだOKが出ねぇ。なんで時間がかかるか分からないのかねぇ。
オレのセンスじゃないもの描かせるからだよ。そのうち落ちるなこりゃ。

さて、以下はつい2時間前に編集者とワタシの間で交わされた会話の一部だ。(かなりネタばらしになるが、かまうもんか。
こんな状況に追い込んだ責任は負ってもらう)
A:こういうハナシやりましょうよ。主人公が残り少ない財産をかけてバイト先の面接に望むっていうの。本買ったり電話かけたり電車乗ったりで楽しいよ。
B:いや、キャラ的にそぐわないんじゃないスか?切羽つまった主人公ならそんな悠長なことせず、そこらの店に飛び込むでしょう。
少なくとも本や交通費に散財はしないのでは?いかに金を使わずに面接まで行くかでハナシができてしまう。
A:そんなのどうだっていいじゃん。肝心なのは面白いか面白くないか。そんなことの為にこの面白いネタはボツにすることはない。
B:いや、どう考えてもしっくり来ない。残り少ない財産をかけて面接に望むならそれなりの理由がないと。
どうしてもその店でなければならない理由があればいいですが・・・。
A:分かりましたよ。そんなに言うなら。もういいですよ。このネタボツ。

いかがだろう。どっちがワタシでどっちがクソバカ編集か分かっただろうか?
答えはA:編集B:ワタシてめぇは作家かァッ!だったらてめぇでネーム描きやがれ!
だいたい普通の作家だってそこまでふてくされねぇぞ!てめぇは俺に何を望んでんだ!?自分の手足になる道具になれってのか!?ざけんな!
ところで野郎はサラリーマンである。土日は休むとぬかしている。まぁいい。それはいい。
他の編集者の手前、自分だけ働くなんてのはフライングしているみたいで気が引けるという心理は分からないでもない。
だったら妥協してネーム通せやボケェッ!なんでてめぇのエゴにつきあって土日無駄に過ごさにゃならんのだ!
それで遅れたら文句言うんだろうが!他の編集者が気になって休むならネーム通せ!
通さねぇなら他の編集者に文句言われようと休むな!それが道理ってモンだろうが!
わがまま言ってんじゃねぇぞコラァッ!俺はてめぇの道具か!?野郎が死んでも結婚しても絶対式には参加しねぇ!
ああ、俺は今まで何人の自分を殺してきただろう・・・・。まぁ新人の頃に野郎に会わなかっただけマシか・・・・。
泣けた
だいたい、打ち合わせのたびに「GXXにこんなシーンがあった、GXXにこんなキャラがいた、GXXでこんなセリフがあった・・・・」
と楽しそうに話す編集者相手に俺はどーすりゃいいんだ?パクれってことか?冗談じゃねぇ。
なんとか回避するために知恵絞っていると「時間かかりすぎ」とかぬかしやがる。全部てめぇのせいだ馬鹿野郎!
忙しい。何が忙しいって、バカ担当がネーム通しやがらしねぇからそのしわ寄せで忙しい(ToT)
いやさっきも7時間打ち合わせしてたんだけど、もーダメ。あいつはアカン。顔も見たくねぇ。
二人してネタを出して、最終的に「じゃ、この中でカタチになっているのは・・・・」と野郎がチョイスしたのは全部テメェの案。
おいおい、描くのは俺だぞ、作家が「面白い」と思わなきゃ面白い漫画なんて出来るわけねぇじゃねぇか。
しかし野郎いわく「そのネタのどこが面白いのか具体的に説明してくれ」だと。そんなの口で説明したって面白いわけねぇじゃねぇか!!
しかも一旦口にしたらその時点でつまらんネタに化けるんだよ!そりゃテメェが考えたネタは全部理解できてる
だろうから面白いだろうよ。結局野郎が考えたネタしか通らねぇ。くそ、ホンマに一辺ブチ切れたろうかい。
しかし言ったところで直るわけねぇしなぁ。年下のくせにタメ口きくし。
こんなやりにくい編集は初めてだよ。(ちなみに野郎が担当の新人も数人ブーたれてる)早く担当変わってくれねぇかなぁ
タイトル勝手に決められちまったよー(ToT)
さてワタシは漫画家であると同時に零細企業の社長である。というか一旦、仕事場に戻れば漫画家ではなく社長そのものである。
漫画という商品を滞り無く取引相手サマに納入するために全てを管理しなくてはならないのである。
そして、一人で漫画は描けないのでスタッフを雇うわけだが、これがいろいろ難しい。
背景描けないヒト、一日8時間寝ないと駄目なヒト、手が遅いヒト、潔癖症のヒト、やる気無いヒト・・・・。
それでも手伝っていただけるだけ有りがたいのでできるだけ要望には応えているのだが、そんなことはスタッフのしったこっちゃない。
快適な作業空間なら働くし、そうでなければ働かない。こっちがいくら努力してもそんなことは関係ない。
社長としては気を使うのに精一杯で、漫画なんぞ描いてる暇はないのである。ところがバカ担当は、そんなのは関係ないらしい。
こちらの要求に応えてこそプロ。締め切り遅れる奴は詐欺師扱い。こちらの情勢など知ったことではない。
ゲロ吐こうが血尿出そうが要求通りの漫画を描いてよこせってなもんだ。
「企業の社長としてやることが山ほどある」なんてことは言っても理解できないだろう。
漫画家は漫画だけ描いてると思いこんでいるから。で、その要求が過酷なこと・・・・。
夜の高速でカーアクションだと?俺は漫画家である前に人間だ、出来ることと出来ないことがあるなんていったらふてくされるし。
車描けるスタッフを紹介してくれと頼んでも「漫画家志望者はなんでも描けるだろう」と適当だし。
資料を可能な限り集めてくれっつったら逆ギレされちまったし。そこらの資料で高速や車描ける奴なんていやしない。
というわけで自分でロケハン行ったりShadeでワイヤーフレーム作ったりしてなんとか間に合わせたら「これがプロの原稿か」だし。
「もっとスタッフに厳しくしろ」などと、人事だと思って勝手なことをほざいているが、そんなことしたら今時の若い奴はついてこない。
だからといって、人気がなければ俺の責任になってしまうので俺が無茶するしかない。人気なければスタッフも集まらないしねぇ。
零細企業の社長としてはそれが正しい姿か。のびのび描きたいなぁ。
編集よ、無茶な扱いをすると壊れるぞ。機械でも、人でも。