「あ、あの……このかさん……」
「ん?……どないしたん、ネギ君?」
「最後の方……その、乱暴にしちゃって……ごめんなさい……」
このかさんの優しさを踏みにじるようなことをして……きまりが悪くなった僕はそのまま顔をうつむける。
「そんなこと、気にせんでええよ♪……ネギ君はまだ小さいんやから、少しくらいわがままでもええんよ……ん……」
まるで気にした様子のないこのかさんは、下を向いている僕のおでこに軽くキスをする。
「あ……」
「……さ、ネギ君……いっしょに朝ご飯食べよ♪……はよせんと学校遅刻してまう」