☆魔法先生ネギま!☆246時間目

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どさっ…………

「!!亜子、どうしたネ?」
「アイヤー!アコ!しっかりするアル!ネギ坊主、ネギ坊主ぅ〜!」

さっきまで、元気に動き回っていた亜子が、突然、
総ての紐を切られたマリオネットの様に正気を失って倒れてしまった。
総てに優れた天才も、格闘のプロも、流石に驚きを禁じえなかったようだ。
クラスの殆ど皆が、驚嘆、心配し、亜子の元に駆け寄ってくる……。

「遂に、来てはいけない事態が来ちゃったかな…まき絵。」
「どうしよう……この事って、ネギ君に言うべきかな……いや、やっぱりこれだけは言えないね、裕奈…。」

(今日、突然倒れたのは、一体なんだったんだろう……。
 あの後、保健室で休んだあとは良くなっていたみたいだけど……。
 そういえば、ココ最近、普通の授業の時でも、調子悪そうにしていたみたいだったな……。)

練習中に亜子が倒れた日の夜、ネギは、木乃香の実家に遊びに行った同居人二人が居ない部屋で
一人寝の寂しさに震えながらも、いきなり倒れた亜子の事を心配していた…。

(そういえば、和泉さんの同室の佐々木さんやゆーなさんに聞いてみたけど、明確な答えが返ってこなかったな…。
 今わかっている事といえば、大方昼間体調が優れないことがあって、夕方以降になるとそうでもなくなる事、か。
 昼がダメで夜が平気……まさか、吸血鬼なんてことはないよね……なにより、ここは日本…なんだ…から……Zzz......)

色々と亜子について考察しているうちに、ネギは疲れでそのまま熟睡モードに突入した。

きぃぃぃぃぃ………ぽむ

「………………」

週末の夜を白河夜船に揺られるネギの元に、妖しい闖入者が入ってきた。

(何とか、みんなのお陰で、正式な教員になれたけど、
 メルディアナの同期のみんなは今頃どうしているだろ…。
 アーニャ……ロンドンのスモッグの中、元気でやっているかな……。
 お姉ちゃん……いくら僕より大人と入っても、僕が居なくなった事で淋しくなっていないかな……。)

どうやら、ネギは、故郷のみんなを心配したり懐かしがったりしている夢を見ているため、全く侵入者に気づいていない…。

(あ……お姉ちゃん……一緒に寝てくれるんだ……。
 えっ!おっぱい触らせてくれるの……やった!!!
 えっ……直に吸ってもいいの?正教員として根付けたご褒美に……ありがとう…。
 えっ……その前に……キスさせて欲しい?それまではダメ……?
 う、うん、判ったよ、お姉ちゃん……。あ、あぁん……あっ……あん…………!、!?はうっ?!
 ちょ、ちょっと、何してるのお姉ちゃん!!何で僕の血を……えうぅ……気持ちよくて力出ない……でもこれじゃダメだ!ごめんお姉ちゃん!)

「え――――――――――い!!」

どんがらがっしゃ――――――――――ん

「あれ……夢か……でも、なで起き上がる時に人の重さ感じてたんだろ……おまけにちょっと首がすーすー……!!だ、誰だ!」
「う……うう…………」