☆魔法先生ネギま!☆246時間目

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862名無しさんの次レスにご期待下さい
学園において体育祭と並ぶ人気スポーツイベント、球技大会。
今年は、聖ウルスラと合同という巨大企画な上に、女子では珍しく、サッカーで執り行われる事となった。
それで、3−Aでも、男子中等部のサッカー部で、マネージャーとして色々と見てきた亜子を中心として、
因縁のある(?)ウルスラを打倒する事を目標に一丸となって放課後練習に励んでいた。


「あわわっ!……えーい、それっ!」
「おー、なかなかやるな、ネギ坊主!」
「なんかドッヂの時と違って水を得た魚みたいにゃー。」
「向こうでは、休み時間にみんなでコレで遊んでましたから…おっとと。」


色々なテクの練習を兼ねて三角パスをする 大河内アキラ と 明石裕奈 とネギ。
特殊ルールにより、体育系部顧問・体育教師以外は選手として出る事となったので、ネギも練習の輪に加わっている。
しかし、流石はサッカー発祥国の人間。子供ながらもみんなの動きにきちっとついて行くという嬉しい誤算を起こしてくれていた。


「さっすが、ネギ君。サッカー母国産まれは伊達じゃないなぁ。」
「そりゃあそーだけど……何か違う気がするなぁ。」
「なして?子供は元気なのが一番。
 授業とは違う意味で生き生きしているネギ君も良いと思うけどなぁ。
 それともアレなん?アスナは……とろくさいネギ君のほうが好きなんか?」
「何でそっちの方になるのよ!!」
「あいたたたたたたたたたたたたた!アスナ、腰折れてまう〜!」


脇の方で、練習前の柔軟を行っているのは 神楽坂明日菜 と 近衛木乃香 。
ドッヂと違って活発に動くネギの事について談笑しながら。
釣った代償に見事に腰を破壊されそうになりながらも木乃香は心底「ニヤリ」としているのがよく判る。
「えーっと…そ、そこはこの時には少し下がった方が効率よく動けますー!」
「お、お、おー。なるほど。……監督業もいい筋してるね。その調子でがんがん引っ張ってね。本屋改め、3−Aのトルシエ!」
「ですから、この時にはこう自然且つ派手に演じれば相手のカードは確実です…。」
「勝ちたいのは判るけど……いい加減痛くなってきたよ。本屋ちゃんがトルシエだとしたら、あんたはさしずめヒディンクね…。」
「ジーコの方がいいです……。」


もう一つの特殊ルール、監督は非サッカー部関係の生徒から1〜2名で、ということで3−Aの監督になった
宮崎のどか と 綾瀬夕映 。両方とも非常に頭が切れるのに、細かい采配で人柄と性格が如実に現れている。
てか、そんだけダーティな事教えておいてジーコはないだろ、バカリーダー。


「やっぱり、そこのポジションは拙者がやりたかったでござる……。」
「しょうがないよ、みんな楓の当たりの強さ信頼して今のポジションに置いたんだから。大丈夫だよ、私なら。ボール掴むのなら新体操で慣れてるし。」
「というか……ピンチでない時はのんびり出来そうだから……。」
「はぁー、結局そっちなのね……。」


長瀬楓 をキッカーにしてあらゆる軌跡の球への対応を練習しているのは 佐々木まき絵。
ポジションのことで珍しくごねているようだが、元(?)バカレンジャー同士信頼し合っているのか
深刻な感じではなくむしろ和やかに楽しんでいる感じである。
そして、3−Aの要である亜子は、中華コンビ・ 超鈴音 & 古菲 と共に
FWとしての色々なシュートの練習を行おうとしていた。


「さて。まぁ君ら2人なら十分キックの力や上手さはあるから、のっけから変化球の練習いくねんけど、異議はないん?」
「全く問題はないネ。」
「もったいぶらないで早く教えて欲しいアル〜!」
「まぁまぁ落ち着いて。じゃあまずは自然に切れていく撃ち方やるで。ウチが説明しながら実演するから、よう見とき。
 まっすぐ蹴る時と違って、すこし足を中心からずらすんや。それで曲げたい方向にずらした位置でこう………………」