☆魔法先生ネギま!☆246時間目

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悲鳴と共に倒れた親友に、夕映は呆れ顔で歩み寄る。
腰を抜かしたままパニックに陥るのどか、その汚れた顔を、なんと夕映はペロリと舐め上げた。


「え……」
「ほら、動かないで。綺麗にしてあげます」
「で、でも……そ、そんな……!」
「勿体無いですから。のどかがどう感じたかは知りませんが、私には好きな味ですし」
「な……な……」


ペロリ。またのどかの頬を夕映の舌がなぞり、白濁した『とろみスープ』を舐め取っていく。
もうその『スープ』がただの『スープ』とは思えなくなっていたのどかは……限界だった。


「ご、ごめん、夕映ッ! もういいからッ!」
「あ、の、のどか!」


夕映を突き飛ばすようにして、のどかはその場から走り去っていく。
その背を呆然と見送りながら、夕映は呟く。


「……全く。あんな顔で出て行ったら、誰かに誤解されますよ……?」


呟いて、ふと夕映はその『誤解』の内容に思い至る。そして思わず赤面。
実は全くそのことに思い至らず、単に綺麗にするためだけに舐め取っていたのだが――あれではまるで。


「まるで、これじゃ……!」


のどかがフェラチオをしてもおかしくない相手。その場に夕映が居合わせる可能性のある(?)相手。
そして、飲みきれずのどかの顔にぶちまけられた精液を、わざわざ夕映が舐め取りたいと思うような相手。
――そんな相手は、1人しか居ない。ここに至って、のどかの妄想と夕映の妄想が一致する。


「な……何アホな妄想してるですか、私はッ!」





それからしばらくの間。
夕映とのどかは互いの顔をまともに見られず、不審がるハルナに散々遊ばれることになるのだが。
まあ、どうでもいい余談である。
図書館島地下2階の自販機では、『とろみ海鮮スープ・中華風』が未だに入れ替えられず、残っている。
それを買うのは2人の女生徒だけに限られていたが、まあこれもまたどうでもいい話かもしれない。