☆魔法先生ネギま!☆246時間目

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799名無しさんの次レスにご期待下さい
 タカミチはハッキリとした答えを言わない。常に自分で考えさせて答えを導きださせ
ようとするのが彼の方針だ。
 エヴァンジェリンは自分の持っている蔵書や道具を次々とリストアップしていくのだが
茶々丸に次々とカットされていくのだ。これではどっちが主従なのか分からない。


「大量殲滅魔法!これは凄いぞ、街一つ消すのは造作ない」
「子供には危険すぎます」
「私の作った秘蔵の薬は?飲めば魔力が数倍に増すぞ!」
「マスター・・・育ち盛りのネギ様に飲ますのですか?アレは危険極まりないです」


 候補は次々と挙がっていくのだが、茶々丸に片っ端から切り捨てられていく。
 タカミチはやりとりが面白いのか、助け舟も出さずに黙って聞いている。


「じゃぁ、何にすればいいんだ!?」


 茶々丸にヒステリーを起こす。だが、茶々丸にはなんの意味もない。
「先ほどからマスターは危険性のあるものしかリストアップしていません。危険性の


無い物ならば、私は依存はありません」
 両者の意見は全くの平行線で妥協点はまったく見出せない。面白がってたタカミ
チも解決しそうもないので、さじを投げ仲裁に入った。




「まぁまぁ、落ち着けよ。中学生から高校生になると学習の内容が新歩するように
少し先を進んだ物を送ればいいんだよ」


 タカミチの仲裁が入り、両者は一時議論を中断する。  


「何にするかはゆっくり考えなよ、まだ時間はあるんだからさ」
「私もそれが賛成です。マスターはしばらく頭を冷却する必要があります」
「お前が言うな!」


 タカミチは腕にかけている時計を見て


「じゃぁ、俺はそろそろ戻るよ。学園長も待たせてるんだろ」


 タカミチはそう言い残すと職員室に戻っていった。待ち合わせの時間はとっくに
過ぎている、タカミチは茶々丸が注意すると思っていたのだが、その茶々丸はエヴ
ァンジェリンに釘を刺され諌言を封じられているのだ。


 タカミチが去った後もエヴァンジェリンは何を送るか?何をすれば喜んでくれる
かと頭を悩ます。表情は幸福感に満ちており、苦悩など全く無いような感じで。
 アレコレ思案をだしている中で、エヴァンジェリンはハッとする、自分の心が嬉
々感に包まれていることに気づく。直後に強力な観念が働く。