☆魔法先生ネギま!☆246時間目

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789名無しさんの次レスにご期待下さい
「でも…それなのに…それなのに……。
 アンタの事を嫌いになれない…。無視することが出来ない…。
 時々失敗することもあるけど、そのアンタの努力、根性、行動力、責任感、夢。そんなの見たり感じたりしちゃうと…、
 アンタの事が気になって、気になってしょうがなくなる……。
 アンタの人生だけじゃなくって、気にしたところでお金にもなりゃしないアンタの事細かいところまで……。
 アンタ自身は、教師だからと、イギリス紳士だからと、あまり多くを語らないけど、
 元々私は、最初はアンタを嫌っていたから、知るつもりなんか毛頭無かったけど、
 今となっては、アンタに熱烈に迫る一部を除く皆みたいに、知りたくて知りたくてしょうがなくなってる……。
 皆とは違って、すごく遠回りになっちゃったけど、私も、皆と同じになっちゃった……。
 でも、今思うと、そんな遠回りも良いものかもしれない。
 アンタの実情を多く見ている分だけ、嫌な面も見てしまっているけど、
 それと同時に皆の知らない良い面も見ている分、私は、アンタを皆が思っている以上に可愛く思える。そう思う自信がある。」
(まさか、アスナさんは……)
「そうして、アンタが可愛くって可愛くってしょうがない気持ちが積もりに積もって、
 さっきはなかなか寝付けなくてアンタをオカズにオナニーしちゃったし、
 その時にアンタの名前言っちゃってアンタを起こしてみたり、
 それをここに呼びつけてエッチな悪戯しちゃったり……。
 私がその気持ちを我慢できなかった責任もあるけど、
 元はといえば、ガキ嫌いな私を陥落させて、こんな衝動に駆らせたアンタの責任……だから、アンタの所為、て事?」
(!!……アスナさん、こんな可愛い顔するんだ……。
 タカミチの前でも、こんな顔見たこと無い……。でもなんで僕に?まさか、やっぱり……。)

泣きながら、怒りながら今までの心境とその変化を吐露した明日菜。
それらを吐き出した後、憑き物が取れたかのように、先ほど行った行為をネギの責任となすり付けた理由を、
今まで見たことも無いような可愛らしい笑顔で告白した。
その笑顔にネギは心を惑わされながらも、その手の思考は判らないなりに考察し、口をつこうとする……。

「まさか……アスナさんは、僕の事を、」
「言っちゃダメ!!」
「!!!あん、ん……。」

明日菜の心情を察し、それを言わんとしたネギを、核心を言い終わる前にキスで唇を塞ぎ、牽制する。

(え…何で怒って止めないのアスナさん?いつものように叩いたりとか追っかけまわしたりとか……でも、このキス、すごく気持ちが伝わってくる!)
(知られちゃった、私の本心……でも、まだ今はダメ!まだ言わないで!アンタの為に、私の為に!)

「「ぷはっ、はあ……はあ……。」」
「あ、アスナさん……。」
「いい、ネギ。さっきの言いたかったことの続きは、絶対言っちゃダメ。
 もし言いたいのなら、アンタの目標を達成できたときにしなさい!
 私も、そのときが来るまで言わないから。いい、判ったわね…………。」
「は、はい……でも、なんか、言わんとしている事が判ったように言っているのは何故ですか?」
「アンタの言いたい事と、アンタが私に対して思っている事、
 そして、私がアンタに対して思っている事、どうせ一緒でしょ?
 だったら、その思いを胸に秘めつつ互いの目標へ邁進し、
 その時がきた時に互いに言ったほうが価値があるに決まってるじゃん♪」
「…………。」
(何か、上手くはぐらかされたような気がするけど、良かった……自分の予感と、気持ちが正しくて♪)

「でも……このまんま悶々と引きずって、今後がめちゃくちゃになるのもなんだから、
 その時の後の予行演習をかねて、今夜だけは、私達が思うがままに楽しんじゃってスッキリしちゃおうか♪」
「えっ……は、はい!」