☆魔法先生ネギま!☆246時間目

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「ふあああっ!?」
不意にネギを意識した瞬間、明日菜の体に電撃が走る。
先刻から深淵にカモを封じ込めているため、衝撃の度合いは入れる前の比ではない。
体温が上昇し、顔を含めて体中が紅潮し、かつ、反応が俊敏になる……。


(やだ……またネギの事考えたら……
 ああ……体が熱い……何かが触れるたびにこそばゆい……
 そんな……年端も行かない子供でこうなるなんて、これじゃ私……変態じゃない!!でも……でも……)


さわ、さわ、さわ、さわ……むにゅ、むにゅ、ぎゅうっ!


「はぁん、あ、あん、はあぁっ!」


くいっ、くり、くり、くり……くいっ、ぎゅ〜〜っ、ぽよん!


「ひいっ、ぎっ、い、い、ひあああんっ!」


乳房を撫でたり、強弱をつけて揉みしだいたり、乳首を転がしたり、つまんでひねったり、引っ張ったり。
その一連の胸への緩急ある愛撫と、『カモ・バイブ』の無駄な足掻きで、明日菜は凄い勢いで高みに達しようとしている。
いつの間にか、声を抑えるのにも役立っていた、口に咥えたタカミチの写真は寝床に落っこちている……。


(ネギ…ネギ…そんなに、泣かないで…責任、感じちゃうじゃない……。
 嬉しい顔で、何かを報告するのも、だめ……変に、高揚しちゃうから……。
 目標に向かって、嫌な困難を乗り越える姿…ちょっとカッコイイよ……
 でも、どこかに行ってしまいそうで、切なくなる……。
 日本での修行終わったらどこに行くの……故郷?それとも、お父さん探すの?
 それとも……好きな人とどこかで……好きな人?
 そういえば、好きな人の事、全然知らない……ねぇ、誰?
 お姉ちゃん、ていう答えは無しよ……アンタの事知っていて、私じゃ勝負にならないし、それ以前に近親だし。
 それじゃ、一番触れ合っている時間が長い、クラスの中ではどうかな……
 このか?ガサツな私と違って、家事全般できるし、そこそこ頭もいいし、気も回る……。
 いいんちょ?アレは暴走するととても危険だけど、根は悪くない。ドジも多いけど、
 何でもござれで財力もある。それに、過去の事情や勘違いこそアレ、アンタを弟のように可愛がっている……。
 本屋ちゃん?普段は凄く臆病なのに、アンタの事となると、危険顧みずに飛び込んでくる。 
 それでいて、頭の回転は緊急のときでも良く回るし、アンタへの想いは、私や、先の2人よりも、深くて強い……。
 それに比べたら、私は……ガサツで、馬鹿力で、何かにつけて口うるさくて、
 最初のうちはそれこそ追い出そうともしていた。そして、アンタの事、何となく判ってきて、何か力になろうとしても、
 何だか気合ばかりが空回り……。凄い有用な仮契約の力まで貰っているのに、あまり役に立っていない気がする。
 ふっ……所詮は、アンタのお姉ちゃんの面影だけで、繋がっているだけ……。それだけでも……本当は嬉しい。
 でも……もし、その時が来て、離れ離れになったら……切れちゃうの?
 唯一の、それでも、他のみんなより強い繋がりが……イヤ!それだけはイヤ!
 知りたい!未だ知らないアンタをもっと知りたい!それまでは切れちゃイヤだ!
 行かないで……故郷にも……遠い何処かにも……このか…いいんちょ…本屋ちゃん…他の仲間の許もダメ……
 アンタの為なら私ももっと頑張る!だから……何処にも行かないで……お願い……ダメ……絶対に……ああ、ああ……)

「ああああっ、ネギ、ネギ、ネギぃ━━━━━━━━━━━━!!!!!」