HUNTER×HUNTER ネタバレスレッド part911
845 名無しさんの次レスにご期待下さい sage 2008/04/23(水) 00:05:08 ID:44l14qz00
中央塔三階はモラウの監獄ロック≠ェ緩衝材となり
破壊は免れたものの本来ありべき場所からやや左へ飛ばされ
危うい均衡の中かろうじて建物の体裁を維持していた
傍らで古代闘技場の形状を思わせる瓦礫を残すのみとなった
中央塔下部の真ん中にはユピー
ユピー「……」
煽り「敵(ユピー)の計算とは!?」
HUNTER×HUNTER
No.279◆脱出
ユピー(俺は怒りで我を忘れ獲物を求めて徘徊する愚かな王の従者…)
(そう思えばいい…!! そう思わせるのだ)
「どこへ隠れやがったネズミ共!!」
「ひねり潰してやるから出てきやがれ!!」
(必ず奴はまた現れる!! 爆発$。前のオレのスキをつくために…!!)
「あぁぁあ」
ポットクリン「時間です」
ユピー「うらあぁぁあ」
ポットクリン「利息がつきます」
ユピー「うるせェエええぁ!!!」
ユピーが偽りの怒りに身を委ね
ナックルを誘い込むため気炎を上げている時
玉座の間では
モラウ(……)
(外で…何が起こっていようとオレはこいつを拘束する!!)
(それでいいはずだ……!!!)
約100兆匹
煙の粒子と粒子のすき間をすり抜ける程 微小な生物群が
相対する敵(モラウ)には決して気付かれる事のない間隔を保ちながら
ゆっくりとではあるが確実に監獄ロック≠ゥらの脱出を成し遂げつつあった
0:03:20:13
875 名無しさんの次レスにご期待下さい sage 2008/04/23(水) 00:06:54 ID:44l14qz00
. ┏━━━┓
. ┃. E... ┃
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┏┳━━━━━┓┃┏━━━━━┳┓
D ┃┣━━━━━╋╋╋━━━━━┫┃ C
┗┻━━━━━┛┃┗━━━━━┻┛
┏┳━━━━━┓┃┏━━━━━┳┓
B ┃┣━━━━━╋╋╋━━━━━┫┃ A
┗┻━━━━━┛┃┗━━━━━┻┛
┃
┃ A 武器・弾薬庫エリア
┃ B 文化財・国宝エリア
┃ C 総帥専用私物エリア
┃ D 非常食・備蓄エリア
┃ E 総帥専用シェルターエリア
┃ F 警備兵エリア
┃
┃
┏━┫
┃.F.┃
┗━┛
┏━━━━━━━┓
. ┃ ┃
. ┃ 宮殿 ┃
. ┃ ┃
. ┗━━━━━━━┛
宮殿北部の地下にはトンボを連想させる形の
巨大な倉庫郡が広がっている
Dエリア・羽の先端部にビゼフが秘かに私物化し
女性達を囲っている倉庫がある
マルコスの情報によって場所を特定していたイカルゴは
目的地に向かい約5km程の直線道路をトラックで駆けていた
イカルゴの前方にABエリアへの分岐点を認めたのと時を同じくして
衛星蜻蛉≠ェ先に倉庫へたどりついた
イカルゴ(扉が開いている!!このケースは吉兆!!)
(パームがビゼフを眠らせ宮殿へ向かい!!)
(慌てたビゼフが施錠を忘れてその後を追った…という可能性が高い)
(少なくとも扉が閉まっていた場所の)
(「火薬庫内の武器を使い扉を破壊」よりはリスクも少なく時間も早い)
「!!」
警備兵エリアに配置した衛星蜻蛉がブロヴーダを視認した
ブロヴーダは長い直線道路をエリアE方向に50mHほど進み立ち止まった
イカルゴ「……」
それはイカルゴにとってブロヴーダとの対決が
不可避であることを意味していた
890 名無しさんの次レスにご期待下さい sage 2008/04/23(水) 00:08:25 ID:44l14qz00
イカルゴ(ブロヴーダがオレに疑問を持っている)
(何故…!? オレが何かミスを…!?)
(冷静になれ…!! 奴が気付ける事気付けない事を冷静に分けるんだ…!!)
(生き残るために…!!)
(先刻のやりとりで疑惑を生む何かがあった…!?)
(フラッタに扮したオレの何かが不自然だった…?)
(確かにハギャの命令で地下に行くって言い訳が)
(すでに不自然といえば不自然だ)
(だけど…あの場で即座に追求されなかったのは……ミスが致命的なものでなく
(ブロヴーダの心の隅に薄く差した陰の様なものだったということ…!!)
(ブロヴーダはその影の正体を確かめるためにあそこにいる…!!)
(誤魔化し切れる程度のミスなのか…!?)
(それとも最後の確認が欲しいだけの大きなミスなのか…!?)
(楽観は出来いない…!! 大きなミスと見るべき!!!)
【倉庫に到着するイカルゴ】
イカルゴ「誰かいないか!! 我は「長官の使者」である」
(返答次第…いや……!!)
(スキを見せたらその場で攻撃される位の覚悟でいないと)
(殺られる!!)
「我は「長官の使者」!!長官の命によってここへ来た!!」
「シンカー=ベル(パームの偽名)いるならば至急我とともに来られたし!!」
ビゼフの倉庫に使いの者が来る事は決してない
これはパームに仲間である事を示すための符丁である
【適当な小屋の扉を開けるイカルゴ】
女「ひっ」
イカルゴ「!」
「……いるならば何故応答しないのだ? 他に人は?」
女「わ 私は外の事は何も…」
「ビゼフ長官殿から…強く外出と…」
「長官殿以外の人間のコンタクトを禁じられておりますので…」
彼女はこれが長官による忠誠心を測る試験だと思っていた
他の四名もほぼ同様である
「ビゼフからの連絡専用電話があるのにもかかわらず使者が来るのはおかしい」
というのが疑問の根拠であり異業者の来訪を
「『奇天烈な事態においても平常心を奪われずに命令を守れるか』を試されている」
ととらえた彼女達はイカルゴとの会話を固く拒んだ
しかしそれはイカルゴにとって好都合であった
彼女達の生存確率はこの場に残っている方がはるかに高いのだ
他者の命に気を配り 増してや護る余裕などイカルゴには全くなかった
イカルゴ(ここか…!)
【パームの部屋に到着し凝≠使うイカルゴ】
イカルゴ(あった! 念文字!!)
オーラによって密かに記された文字は凝≠ノよってのみ読み取る事が可能となる
髪や機器に伝言を残すよりもビゼフに見つかるリスクが低いとの判断である
イカルゴ(宮殿へ…決行時まで連絡なき場合……)
亡き者として行動されたし
イカルゴ(……)
894 名無しさんの次レスにご期待下さい sage New! 2008/04/23(水) 00:08:51 ID:44l14qz00
わかっていた事であったがイカルゴは体の一部を失った様な心の痛みを感じた
突入からすでに五分以上経ちパームの役目はもう終わったといっていい
モラウ『もしもパームの死…あるいはそれに準じる事態に際したら』
『衛星蜻蛉≠ニ電波通信を使って仲間をサポートしてくれ』
『軍団長に状況を教える体裁で実はメレオロンに情報を与える…!!』
『虚実を混ぜて敵を翻弄する重要な任務だ…頼むぞ!』
イカルゴ(それにはメレオロンの存在とオレの裏切りがバレていない事が大前提!!)
(つまりオレに疑惑を抱き始めている目の前のブロヴーダは何としても…!!)
(打破しなきゃいけない!!)
【トラックを使い宮殿に帰るイカルゴ】
任務に集中しようとしながらイカルゴはパームの救出を
決して諦めていない自分を一方に強く感じていた
ブロヴーダ「!」
「よォ ハギャの任務は終わったのか?」
イカルゴ「ええ まぁ大体」
ブロヴーダ「……ハギャ……ね」
イカルゴ「……」
ブロヴーダ「あいつそう呼ぶと怒るんだろ?」
イカルゴ「!!」
【いきなり念弾をイカルゴに打ち込むブロヴーダ】
【フラッタの体は砕け散る】
ブロヴーダ「……はいっ ニセ者死亡〜〜」
【トラックの荷台を確認し上へ戻るブロヴーダ】
ブロヴーダ「? 空?」
「……まぁいいや 後はハギャに聞けば」
901 名無しさんの次レスにご期待下さい sage 2008/04/23(水) 00:09:56 ID:wabfpuUF0
イカルゴ(……これで容疑者は死んだ…!)
【フラッタの体を捨てトラックの下に隠れていたイカルゴ】
イカルゴ(後はブロヴーダが他の連中にそれを報告してくれれば……)
(俺は自由に動ける………!!)
(それにしてもハギャが呼び名を変えたなんて聞いてねーぞ!なんて名前だよ!?)
(イカルゴ(オレの方)が名前を知らなかった事は真実なのに…)
(果たして奴らがそれをすんなり信用するか…?)
(遭遇した時 奴等が納得するだけの理由を考えないと)
(……)
(……)
(……いやだめだ!!ブロヴーダの問答無用の射撃!!)
(あれは!!ハギャの改名を知らない奴は敵!!と決め込んだ証拠!!!)
(見つかったら対決!! その覚悟で上に戻らなきゃダメだ!!)
【エレベータに乗り上へ戻ろうとするブロヴーダ】
エレベータ「コードナンバーを入力してください」
ブロヴーダ「?」
イカルゴ(………?)
(エレベーターが上に行かない……!?)
(まさかアイツ…暗証番号システムを知らずに降りて来た!?)
(チャンス!! 絶好の二者択一!!)
煽り「タコ閃いた!!」
プフが逃げてるならキルアとの対決フラグなのか?
ユピーはナックルとシュートで結局なんとかしそうだ
920 エロイ人 ◆.QrIe30Kvw sage 2008/04/23(水) 00:12:15 ID:wabfpuUF0
万歩計を購入しました。子供
につきあってると普通に一万
歩とかいきます。 <義博>