☆魔法先生ネギま!☆ 23時間目

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馬にまたがった秘所からは湧き水のように愛液がしみ出し、鞍に染みを作っていった。
裸で馬に乗っている姿がネギの勃起をまた一回り大きくする。
それを見たあやかの眼が、かつてない程にぎらりと輝いた。
今この場で即座に草の上に押し倒して泣き叫ぶネギを蹂躙し尽くしてやがて快楽に溺れさせてそのまま祝言────
……という白昼夢を必死に抑え込むと、穏やかな微笑みを浮かべた。
「遠慮なさらずにどうぞ?」
自分の前を差して、そう告げる。
学園祭のときの乗馬体験教室では、馬に乗るネギを下から引いてやるだけであったが、今日は違う。
互いに裸のままで、二人乗りをしようというのだ。
これにあやかが燃えないはずはない。
──が、作戦を穏便に進めるため、努めて冷静に振る舞う。
腕の中のネギが、心配そうな瞳で見上げる。
「あ…あの、裸で馬に乗って大丈夫なんですか、いいんちょさん…?」
ことここに至って、まだあやかを案じるネギの言葉。
あやかは多幸感に包まれた。この少年を愛したことは間違いではなかったと直感する。
パァァァァ…、と背中の花々が柔らかくまばゆい光を放ち、今のあやかの心境を代弁した。
「ええ、ええ! もう、まったく大丈夫ですわ!
 武芸百般、文武両道である私にかかれば、裸で乗馬をすることくらい朝飯前でございますもの!!」
無駄に全力を込めて、そう言い切った。
その姿に気押された感じで、ネギも白馬にまたがる。
すると二人が乗ったのを確認したかのように、白馬がゆっくりと立ち上がった。
あやかが手綱を手に持ち、落ちないようにと身体をすり寄せる。
「……っ」
ぴたり、と、二人の肌が重なり合った。
ジョギングを続けていたために流れた汗でしっとりと濡れた互いの肌はぬるぬると滑り合う。
引き締まったウエストが背中と触れ合い、むっちりとした太腿がネギを挟み込む。
その上、興奮に尖った乳首を擁した大きい胸が首筋を挟み込んでおり、
更にちょうどお尻の部分に当たっているあやかの翳りがシャワシャワと幾分か硬めの毛質でネギを刺激する。
それらのどれもがネギを緊張させるのには十分であった。

さすがに馬術部であるだけのことはある。
あやかの馬の乗りこなし方は堂に入ったものであった。
普段とは違う目線の高さ、乗馬特有の四足が奏でる振動のリズムで草原を駆けめぐる。
下からサポートしてもらって自分一人で乗ったときとは段違いのスピードと爽快感。
「す、すごい…!!」
眼を輝かせ、乗馬を楽しむネギ。
魔法で身体能力を強化して走るのと速度は変わらないが、風を切って駆け抜ける感覚はそれと比べられない気持ちよさがあった。

「………?」
あやかの汗の匂いだろうか。
さっきパンツを脱がせたときにも嗅いだ生々しい匂いが、ネギの鼻をかすめていった。
やがて匂いはどんどん強くなり、頭の中を匂いが満たしていく。
ネギの頭はそのあまりにもいやらしい匂いに胡乱になっていった。
周囲の景色がかすむ。風が感じられない。
「……ふぁ……あ…」
くて…っと力を抜いてあやかに身を委ねざるを得なくなる。
ペニスだけが股の間で、未だ萎えず強烈に勃ち上がって主張を続けていた。

力の抜けたネギが落馬するようなことがあってはいけないと、あやかはネギを抱え直す。
──その顔に浮かぶのは、微笑。
こうなることを予期していたと言う笑みが、貼りついていた。
「ああっ、ネギ先生。
 そんなに力を抜いてしまっては馬から落ちてケガをしてしまいますわ!」
傍から聞くとわざとらしいことこの上ない声を上げて、あやかはネギの片脚を抱えあげた。
ぐいっ――と、高く掲げられる形になるネギの左脚。