☆魔法先生ネギま!☆ 23時間目

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「ん……」
ちゅう…ちゅっ、ちゅ……。
茶々丸が、口の中の精液を口づけでエヴァンジェリンとネギに分け与える。
舌先に感じる、ねとりとした新たな感覚と、鼻から抜ける青臭い性臭。
その場の全員がそれに翻弄されていった。
奇妙なトライアングル。
二人でキスをすることを三人で繰り返すのではなく、三人で中央に向かって舌を、口唇を出し、求め合う。

(な、なんか…すごく、気持ちいい……)
突然キスをされ、口の中の精液を舐め取られていった。
「始末をしろ」と言われていたから、てっきり鼻でもつままれて無理矢理飲み込まされるのかと思っていたのに。
しばらくそのままキスをされるがままになっていたら――おちんちんを踏む足は動いてもいないのに、ビリッと快楽が駆け抜けた。
――まるで知らない快楽に戸惑い、困惑し、――甘受し。
意識が朦朧として――精液交じりのよだれをこぼしそうになったところで、茶々丸という刺激が加えられた。
すべてゆだねようとしていた所に、体温の違う舌が入り込んできて覚醒を余儀なくされる。
ようやく弱まってきた自分の恥ずかしい臭いが茶々丸の口から強く感じられて、羞恥心を刺激された。
そして、そこからは三つ巴――といった感じ。
一方的に責められていれば良かったときとは違い、自分も動く事が必要になる。
――けれども、そこに苦痛は感じない。
むしろ、自分が動く事でもっと気持ちよくなれたし、エヴァンジェリンも茶々丸も――何か、気持ち良さそうにしているのが見えたから。

「ぁんっ――!!」
「ん……」
「あ…」
三者三様の声が響く。
やはり二人から責められようとしているせいか(それともネギのマゾヒズムのせいか)ネギは一際高く。
エヴァンジェリンは心地よさそうに。
茶々丸には性行為系統の機能はついていないはずであったが、眼前のネギの感じる顔を見ていることで何か、人工知能に負荷がかかっていた。
決して不快ではない微弱なパルスが、脳回路へ流れ続けていた。
そんな相互愛撫が続く。
ごくり、ごくりと精液も唾液も飲み干しながら、ひとときも口唇を離すことなく行為は続けられる。
最初にネギと茶々丸の口に含まれていた精液はもはや影も形もない。
それほどに長い時間、三人は口と舌だけで分け隔てなく愛し合っていたのだと言えた。
――やがて、三人の動きに変化が現れる。
まずはネギがびく、びくっ、と背筋に走る快楽に身を震わせた。
三人の口づけられた口唇の隙間から声が漏れる。
「っぁ……な、なんか……来て……っ!!」
脈動は大きくなり続ける。エヴァンジェリンが踏んでいるだけのペニスがびくびくと動き出した。
エヴァンジェリンがその兆候を見逃すはずもない。
再び茶々丸に念話を――今度は指令を――送る。

『ぼーやが限界だ。…さあ、茶々丸。おまえも一緒にヤるぞ』
『…え、しかし、それではマスターの……』
『…かまわん。今更離すのもナンだしな。私のことよりもぼーやにコレを刻みつけることを優先しろ』
『――――了解しました』

念話の最中も、二人がキスでネギを責めることは休みなく続けられていた。
そして、ペニスがびくっ、と一際大きく跳ね、射精直前の動きを見せた――そのとき。
『――――ヤれ』
無慈悲なエヴァンジェリンの通告。
それに応え、振り上げられた茶々丸の足が――エヴァンジェリンの足の上から、ネギのペニスへと踏み下ろされた。