☆魔法先生ネギま!☆ 23時間目

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330名無しさんの次レスにご期待下さい
ちゅ────────うううううぅぅぅぅ……
ごく、ごく、ごく。

「────ぷはぁ────……」
「…………ぅぁぁ……」
つやつやとした顔色のエヴァと、心無しか元気のないネギがそこにいた。
ぽむぽむ、とおなかを叩くエヴァ。
「ぼうやが来てくれて助かったよ。暑くて食欲もなかったからな…。
 熱射病はともかく、吸血鬼が餓死なんてシャレにもならん」
「そ…、そうですか……。お役に立ててなによりです……」
苦しかったのでつい多めに吸ってしまったエヴァと、
苦しそうだったので放してもらうに放してもらえなかったネギ。
「欲を言うなら、もうちょっと冷たい方がよかったんだが」
「無理ですよーっ!!」
どぎゃー、と効果音を背後に背負って抗弁する。
──と、突然立ちくらみを起こした。
普段、授業料として吸われているよりもかなり多く吸われて、足元がおぼつかなくなってしまっているのだ。
「それじゃあ…、僕、帰りま───」
すね、と言い切ることは出来なかった。
「ネギ先生…!」
「お、おいぼーや!」
ふらっ──。宙に舞うような浮遊感。次の瞬間、ネギはばったりと倒れてしまっていた。

「──ん──……」
どのくらい寝てしまっていたのか。ネギはぼんやりと目を覚ました。
窓の外は暗く、柔らかな月明かりが差し込んできている。だいぶ寝込んでしまっていたようだ。
(確か、師匠に血を吸われて────)
そこまで思い出したところで、真上から心配そうに顔を覗き込む視線に気がついた。
「──っ……茶々丸さん……?」
「…よかった、ご無事でしたか、ネギ先生」
表情には乏しいが、ネギが茶々丸が本当に自分のことを案じてくれていたのだと知った。
そこで、茶々丸が膝枕をしていてくれたことに気が付いた。
「あ、ど、どう、もありがとうございます……」
なんだか恥ずかしさが込み上げてきたので起き上がろうとする。
――と、眼前ににゅっ、と突き出されるものがあった。
「!?」
白く長い脚。それに沿って視線を上げてみると、そこには複雑な表情をしたエヴァンジェリンがいた。
脚を組んだ状態で、すぐ近くのソファに腰掛けている。
茶々丸と同じように、ずっとネギを見ていてくれた――のだろうか。どこか、伏目がちに見えた。
「あ、師匠……?」
「――すまなかったな、こんなに寝込むとは思わなかった」
「…いえ、あ、気にしてません…よ?」
「…私が気にするんだ。ぼーやに借りがあるというのもシャクだしな。だから――……」

すぅっ――と、スレンダーな幼い脚が、ネギの股間に伸ばされる。
むにゅっ……。
「っ!?」
ペニスも、その下の睾丸も一まとめにして――裸足の脚が揉みしだく。
反射的に後ずさろうとしたネギであったが、茶々丸の身体に押し留められた。

「ぼーやには、新しい快楽を教えてやろう。…これなしでは生きていけなくなるくらいのな」