――またも、絶頂に。
「ひゃああっ!?」
それまでと違う腰の跳ね方、ペニスのひくつき方。
異性との経験はない高音でも、それがネギの射精であると理解できた。
「…ネ、ネギ先生……」
ふらり、と夢遊病者のように脚を踏み出してネギの側に座り込む高音。
ゆっくりと、しかし淀みなくネギのスパッツの股間に手を伸ばす。
ぷにゅっ……。
「ひぁっ! さ、触らないで下さい…っ!!」
ほんのりと熱が感触が高音の指に触れる。スパッツの中に溜まったネギのおしっこの温かさである。
簡単にネギのペニスに行き当たった。
あれだけ尿と精液を排泄しておきながら、未だ勃起したまま。
高音はペニスをスパッツの上から上下にしごき始めた。
手にはまったく汚れが付かないのに、スパッツの中身はネギ自身の分泌物でどろどろであることを知る。
「ネギ先生…貴方、先生という聖職に就いていながら…こんな…。は、恥を知りなさい……!」
口でそう罵倒しながら、高音は熱心に手を動かし続けた。
ネギはそんな高音の姿に、3−Aの生徒たちの変貌と同じ匂いを感じ取った。
――感じ取ったからといって、高音の手コキから逃れる事は出来なかったのだが。
ずぢゅ、ずぢゅ、ずぢゅっ、ずぢゅっ――!!
「うっ、動かさないでぇっっ――!!」
射精をしたばかりの所をネギはすぐに追い立てられ、びゅるびゅると射精してしまった。
ペニスを包み込んだ高音の掌にも、鈴口を割って飛び出す精液の感触が伝わる。
精液と、おしっこと、汗でどんどん膨らんでいくスパッツを見ながら、ネギは絶望と快楽を同時に感じた。
「ひぐぅっ……!! あ、あはぁ……」
やがて、だらしなく口を開けて疲れ果てた息を吐きながら、床に大の字になるネギ。
ゆるゆるとペニスにあてた手を未だ動かしながら、高音は淫靡に口元をゆがめる。
「…ネギ先生、あとの授業……は……?」
「――……ひ、昼に、教室に戻ってご飯を食べ……」
「…じゃあ、あと3時間は、私一人のモノですね…?」
「〜〜っっ!!」
ぐいっ、と腕を引かれ、ネギは高音に一つの個室に連れ込まれた。
鍵をかけられるや否や、高音の脱いだショーツを口に押し込まれて声を封じられる。
…そして4時間目が終わる直前まで、精液とおしっこをスパッツの中に撒き散らし続けたという。
それだけの時間をかけても、ネギの魔力を媒介にして微弱な回復魔法をかけ続けるスパッツのせいでネギのペニスは一向に収まりを見せず。
ネギは火照り続ける身体を抱えたまま、重い足取りで3−Aへと戻ることになった。
出席簿で股間を隠し続けながら廊下を歩き、他の生徒には気付かれないように歩く。
3−Aの教室の戸に手をかけ、意を決して開け放つ。
再び羊が、狼の群れに飛び込む瞬間であった。