続き(マユリ様のターン)
マユリ「達人同士の戦いで剣が止まって見えるなどと言う事があるだろう?時間感覚の延長だ
感覚が極限まで研ぎ澄まされると稀にああした現象が起きる。これはそれを強制的に引き起こす薬だヨ
つまり誰でも簡単に超人の感覚を手に入れられる薬と言う訳だ」
メガネ(言葉が遅すぎて聞き取れない・・・)
マユリ「理解できているかネ、十刃。この薬を使えば幼児の目にも銃弾が止まって見える
超人となった君には常人である私の動きはさぞかし緩慢で退屈だろうネ。さて
マユリ様、剣を突きつける
マユリ「これがこの薬の凄いトコでねネ達人の感覚の鋭敏化は剣戟の刹那の一瞬だが
この超人薬ならその効果を何倍にも何万倍にも何兆倍にもできる
一滴を二十五万倍に希釈するのがこの薬の適量だが君には特別に原液を使っておいた
今の君には一秒が百年ほどに感じる筈だヨ
つまりこうして君に近づく様子が超人たる君の感覚では何百年の永きに渡る緩やかな感覚に見える訳だヨ。素晴らしい
そして超人たる感覚に対し、超人たりえぬ肉体は恐ろしい程に遅れを取る。超絶的に研ぎ澄まされた感覚が捕らえる感覚に
肉体が置いてけぼりを喰らう図式だヨ」
メガネの掌を刃が抜けて心臓に突き刺さる一歩前
マユリ「私の刃が百年をかけて君の心臓を貫く感覚を滴る体液が砂になるまでゆっくり味わいたまエ。さて、それでは」
マユリ様クライマックス
マユリ「百年後まで御機嫌よう」
煽り:もはやなんでもアリ!!!(正確にはそして・・・闇)