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名無しさんの次レスにご期待下さい:
四年前
回想シーン アキラ泣いてる場面
川母「ほら 涼が本気出すから」
川「仕方ないだろ母さん『本気で』って言ったのは晶の方なんだし ・・・まあ大人気なかったけどさ」
「1点とられてムキになっちゃったか 僕もまだまだか・・・ いや 頑張ったな晶」
アキラ笑顔で「うん!」
思えば最初は『誉められたい』ただそれだけだったと思う
1点であの人は微笑んでくれた 2点ではどれくらい喜んでくれるだろう
3点では? 4点では? 5点では?
11点では?
アキラ「お兄ちゃんはきっと世界でいちばん強いね」
川「まだまだだよ でもそれが僕の夢かな」
last step 幸いを信じ少年達は荒野を目指す
現在
アキラ「あれからどれくらいだっけ?」
川「・・・・・・2年半 卓球を再開してという意味なら1年と10ヶ月だ」
アキラ「そう・・・1年と10ヶ月かけて出た結論は2年半も前と同じなんだ
私が涼の夢を壊した あの試合から」
「今でも覚えてる寒くて 雪が降ってて こんな大舞台じゃない小さな大会」
回想 川が小5 アキラが小4 二人が試合しているのを王華の監督が見てる
ギャラリー「お・・・おい見ろよ あれ王華の監督じゃねーの?」
ギャ2「はぁ?何言ってんだよ 王華の監督がこんな小さな大会観に来るわけないだろ?」
ギャ「だからあれじゃね?川末涼 小5で一般の部に出場して 今年も優勝確実って話じゃねェか」
7−6
ギャ「でも今年はわかんねェぜ 何つっても決勝の相手は」
8−8
ギャ「あれだろ?兄貴が妹に花を持たせてやってるって 技術的には兄貴の方が数段上だもんな」
アキラ『違う こんなの違う 確かにお兄ちゃんはカットマンは苦手だけど・・・私が勝つはずない』
『あの人を知ってる お兄ちゃんが行きたいって言ってた学校の監督だ』
『お兄ちゃんは今日調子が悪いだけ だから私が勝つなんて 性質(タチ)の悪い嘘』
『嘘は嘘に 真実にしてはいけない』
監督何かに気づいた様子で帰る