☆魔法先生ネギま!☆213時間目

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 数秒の躊躇。しかし彼女は、前髪の奥で目をぎゅっと閉じると、思いきって結び目をほどく。
 のどかの体は、女性的な曲線という点から言えば、他の五人に比べて明かに引けをとっている。
 胸や尻はなだらかで起伏に乏しく、性器を飾る毛もほとんど生えていない。
 乳房と言うには慎ましやかなふくらみは、両手を前にやった時に多少その存在を主張するものの、谷間など望むべくもない。
 のどかは手早くバスタオルを四つに畳んで脇に置き、ネギの前に横座りになった。
 そしてそのまま、ネギの前で仰向けに横たわる。髪の毛が浴場の濡れた床に広がり、前髪に隠れていた、固く閉じた両目がさらされた。
 大浴場の、高い天井からの照明が、のどかの前身を明らかにする。
 もうもうとした湯気を通したためにやわらかいその光は、のどかの体を単に貧相の一言で片付けられないものにしていた。
 仰向けになっているために乳房はさらに目立たなくなっているが、白く決めの細かい肌が、未成熟なプロポーションの中で女性であることを控えめに主張している。
 細く肉付きの薄い手足は可憐そのもので、うっかり手を触れることをためらわせる繊細さがある。
 性的なアピールに乏しい代わり、童話に出てくる天使のような、不可思議な魅力を漂わせていた。
 のどかはまぶしそうに目を開くと、横たわったままネギの方を見て言った。
「先生……ど、どうぞ……」
 それだけ言うと、再びまぶたを閉じ、その上顔をネギから見て向こう側に背けてしまう。
 ネギは何秒か、『何をどうぞなんだろう』と考えていたが、のどかの羞恥に耐えるその表情からそれを察した。

 ネギはのどかの右の胸に手を伸ばし、きれいな桃色をした乳首を覆うように、手のひらを置いた。
 のどかの体が、ビクリと震える。
 手が止まってしまうネギ。
 しかしのどかが嫌がる素振りを見せなかったため、置いた手のひらに恐る恐る力を入れて見る。そうすると、薄いとはいえ、確かに乳房があるのが感じられた。
 のどかが「あ」と短い声を出し、また震えた。
 今度は止まらずに、ゆるゆると力を入れながらさするように、回すようにのどかの胸を愛撫する。
 のどかの口が小さく開き、熱い吐息が漏れた。
 ネギはのどかの両足をまたぐと、彼女の上半身に覆い被る。
 右の胸に愛撫を続けながら、左の胸の先端にキスをした。
「あああっ」
 とのどかの声。ネギは舌先で乳首と乳輪をペロペロと舐め、突つき、最後にはちゅっと音を立てて吸い付く。
「ああっ、先生、先生、んんっ、ネギ先生ぇ……」
 のどかは激しく頭を左右に振り、髪を振り乱す。両手の指先がカリカリと床をかき、細い足がぴんと伸びる。
 その反応に高揚し、ネギは今度は反対側の乳首を口に含む。舌の愛撫から逃れた左の乳房は、間髪いれず手と指で愛された。
「あっ、あ、あうううううぅ、はぁ、そんな、あ、えうぅ、せ、せんせ、あああああっ!」
 乳首を中心に激しく攻められ、のどかは普段の引っ込み思案な性格を知るものが想像もできないような艶のある喘ぎ声を放つ。
 その声が、ネギの芽生え始めたばかりの性欲を刺激し、ますます彼の愛撫に熱がこもるという正のフィードバックが起きていた。
 それを邪魔しないように、朝倉はこれまでの張り上げるような声ではなく、皆に聞こえる範囲で囁くように実況を入れる。
「なんということでしょう、これまで受身一辺倒だったネギ先生、のどか選手を猛烈に攻めております。まったく予想外の展開です。大きさ
と技術が勝負を分けると思われたこの大会、なんとのどか選手は貧乳が巨乳に優る唯一の長所、『感度』を武器にネギ先生に火をつけました」

 強く、激しくなるネギの愛撫。それに応えるのどかの反応も、ますますなりふり構わないものになっていく。
 のどかは胸から全身へと断続的に走る電流のような快楽の行き場を持て余し、ネギの体をぎゅっと抱きしめた。
 左手がネギの後頭部を押さえつけつけたために、ネギの歯がのどかの乳頭に当たってしまう。
 それが止めとなった。
「あああああああああああああああああっ」
 大浴場全体にこだまするのどかの絶叫。彼女の全身の筋肉が緊張し、痙攣するように体のあちこちが跳ねまわる。
 声の反響が消えたころ、嘘のようにのどかは脱力し、眠るように目を閉じた。