☆魔法先生ネギま!☆213時間目

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62名無しさんの次レスにご期待下さい
 一通り皆が賭けるのが終わったのを見届けて、再び朝倉は声を張り上げる。
「よーし皆賭け終ったねー? それじゃあ一番手、雪広あやか選手、どうぞーっ!!」
 朝倉の言葉を待ち構えていたようで、あやかは目をらんらんと光らせ、呼吸も荒くネギの元へと歩み寄った。
 ネギはというと、完全に引け腰で、目尻には涙まで浮かべながらへたりと座っている。
 ネギの前に立ったあやかは、身にまきつけていたバスタオルを、マントのようにバッと勢いよく脱ぎ捨てた。
 豊満な胸に、折れてしまうのではないかと思うほどくびれた腰、生え揃った下の毛、細く締まった脚のラインと、中学生離れしたプロポーションが惜しげもなく少年の前に披露された。
 あやかはその場に正座し、ネギと正面から向き合ったが、その顔は真っ赤になっている。裸身を人目に晒した羞恥からではなく、獲物を前にして極度に興奮しているのである。
 あやかはその大きな胸を強調するように、ぐっと前かがみになった。
 体を動かすたびに二つの乳房が柔らかく揺れ、にも関わらず、すぐさまその美しい球形を取り戻す。
 『常識外れ』ばかりのクラスだ、確かに単にサイズ的なことを言えば、クラスでも第二集団に甘んじる身である。 しかし比較的高い身長、細身の体とあいまって、実際のサイズ以上にバストの発達具合が目立つ。
 頂点の乳輪も慎ましい大きさで、白い肌と同様の透明感を持つ桃色の先端は、その場にいた同性の少女たちから見ても羨望の対象だ。
 全身のプロポーションを含めたトータルバランスでは、あやかは間違いなく学園トップクラスのスタイルである。
 あやかは右手でネギの左手をとると、彼の手のひらを自分の胸に押し当てた。
「い、いいんちょさん……」
 手のひらから伝わってくる、驚くほどやわらかく、なめらか感触に、ネギは真っ赤になる。
「ふふ……先生、遠慮しないで……」
 ふくらみを触るネギの手に自分の手を重ねるあやか。そして、ネギの手越しに、自らの胸を揉む。そうすると、ネギ自身はほとんど力を入れてないのに、まるで彼があやかの豊満な乳房をこね回しているように見える。
押した分だけ返ってくる弾力に、ネギの表情から次第に固さがとれてくる。目がとろんと潤み、口が半ば開いて吐息が激しくなった。

 あやかはそこで、ネギの手に重ねられていた手を離したが、そのままネギはあやかの胸を揉み続けている。
「さすがはいいんちょ、この勝負を言い出すだけのことはあります。はやくも先生の心を虜にしたかー!?」
 幼い少年に自分の体を触らせながら、あやかは至福の表情を浮かべる。あのネギが自分の体に夢中になっている、そう考えるだけで、あやかの興奮は頂点に達した。
 突然、あやかはネギの顔を、両手で挟んだ。
 そして、いきなり彼の頭を抱き寄せ、自らの胸の谷間にぎゅぅぅぅっと押し付ける。
「おーっとぉ! いいんちょー、参加者中第二位の巨乳を生かした攻撃だぁーっ!」
 まるでプロレスの実況のような朝倉の解説。
 一方、あやかの豊かな胸に頭を挟まれたネギは、その魅惑の感触を味わうかのように、頭をぐりぐりと上下左右に動かしている。
 あやかはそれを見てうっとりとした表情を浮かべた。
「まあ先生ったら……そんなに私の胸がよろしいですか……?」
 いっそうネギを抱きしめる腕に力を込める。
 と、ネギが両手をはばたくようにバタバタと動かし始めた。喜んでいる動きというには、妙に切羽詰った激しさがある。
 次いで、あやかの体のあちこちを押すようにさわったかと思うと、その肌をぺちぺちと叩き出した。愛撫が行き過ぎたというよりは、格闘技におけるタップ、つまり降伏の意思表示を思わせる。
「ちょっとあんた、ネギが苦しがっているように見えるんだけど」
 ネギの動きを見て明日菜が言った。
「なんですって! 妙ないいがかりはよしていただきたいものですわ!」
 きっと明日菜の方を向き、大声で反論するあやか。その拍子に、腕の力が緩んだ。
 ネギは、輪になったあやかの両腕から抜くように頭を外すと、その場に四つん這いになって、全力疾走してきた犬のようにハァハァと激しく呼吸をした。気温も湿度も高い浴場内だというのに、その顔が真っ青になっている。
 その姿を見て、あやかが固まる。
「どうやらいいんちょー、ネギ先生を胸で挟んだはいいですが、先生を窒息させていたようです。アスナの言葉がなかったらと思うとぞっとしますねぇ。これは大幅減点かー?」
 あやかに賭けていたらしい何人かが、舌打ちをしたり溜息をもらしたりする音がした。