☆魔法先生ネギま!☆213時間目

このエントリーをはてなブックマークに追加
55名無しさんの次レスにご期待下さい
 わざわざ相手の体をまさぐる必要もなく、むきだしの肌を重ねているだけでこの世のものとは思えない心地よさがあった。先ほどの激しいディープキスにあった、全身を駆け巡るような強い快楽が無い代わりに、相手が自分と一緒に居てくれるという柔らかい喜びを感じた。
 しかしネギも幼いとはいえ男、性欲を刺激されないわけがない。
 サイズこそ小さいものの、充分な硬度で肉棒が立ちあがり、のどかの白く柔らかな太ももに当たる。 
 その暖かな体温を敏感な先端に感じて、ネギは「うっ」とうめき声をあげ、切ないく眉を寄せる。
 のどかの方から唇を離し、静かに言った。
「先生、もう一つ私のわがままを許してくれますか」
「僕はまだ一度も宮崎さんにわがままを感じていませんし。今もそうです」
 ネギはそういうと、いったんしゃがんでから、自分の着ていたスーツを図書室の床に広げ、即席のシートとした。
 もちろんネギ用なのでサイズが足りず、のどかが自分の制服を使って面積を増す。

 二人して準備を終えると、のどかがシート代わりのスーツに腰を降ろした。
 体育座りの姿勢から、徐々に足を離していくのどか。全身が羞恥で真っ赤にそまっており、ネギの顔を正視できないのかあさっての方向を向いている。
 図書室の抑えられてた照明の下、のどかの裸体があますところなく露わになる。
 胸や腰の発育はまだまだだし、薄い色の性器を飾る毛も芽生えはじめたばかりだ。しかし雪のように白くしみ一つ無い肌、肉付きの薄いきゃしゃな体格は、色気に欠けるものの妖精のような一種神秘的な美しさがある。
 闇に浮かぶ真珠のようなその肢体にネギは言葉もなくみとれた。
「先生……」
 と、催促とも抗議とも取れるのどかの声にはっとネギは我にかえった。
 のどかの開いた両足の間にひざをつく。のどかはそれを受けて、上半身を倒して仰向けに寝そべった。前髪がはねあがり、露わになった目元は羞恥とわずかな期待をのぞかせている。
 ネギはいったんのどかの頭の両脇に手をつき、そこで一つ深呼吸した後、腰を前に進めた。
 性体験はもちろん、それに関する知識すらろくにない年齢のネギだ。いきなり入るわけもない。しかし、顔だけ起こしたのどかが右手をネギのペニスに添え、左手で自分の割れ目を軽く広げ、誘導する。
 ついに、ネギの先がのどかの入り口に触れた。
「「ああっ」」
 それぞれ感じやすい部分に刺激を受けて、同時に声をあげる。
 一呼吸置いて、ネギは腰をさらに前に。
「っ痛」
 っとのどかが顔をしかめる。
「宮崎さんっ」
 思わず腰を引こうとするネギを、のどかは両手で彼の腰を抱くようにして止めた。目尻に涙をのぞかせながら、
「大丈夫です。想像していたより痛くない……」
 と言った。ネギのものはサイズもだいぶ小さいし、決して強がりというわけでもないだろう。
 のどかは両手をネギの背中に回し、抱き寄せた。ネギはそれに応じてのどかの上に覆い被さり、再び固く抱き合いながらキスをする。
 今度は軽く舌先を触れあわせる程度に深いキスを交わしながら、ネギは小刻みに、くっくっくっと腰を動かす。
 ネギの呼吸が次第に荒くなり、間もなく「うっ」といううめき声を発して、ぐったりとのどかに体重をあずけた。
 ネギの重さと、体の奥の熱を感じながら、のどかは柔らかく微笑みを浮かべた。